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2011-05-27 20:44

『ポエニ戦争の行く先』 中盤戦から終戦

『5ターン:前214年』
 
ローマのコンスルはロングスとパウルス。本当にロクでなし。
このターンもカルタゴのカードは良かったのでした。
手元に「シキリア反乱」があって、「ヌミディア傭兵」もあり、「ディプロマシー」もありました。この「ディプロ」は結構使い勝手が良いんです。で、これらのカードをどのタイミングで使うか頭を捻っていて。
まずは、兵力の回復だろー、と。「ヒスパニアの増援」でハスドルバルを増強。
すると、ローマは先ほどこちらが使った、掟破りの「フィリップⅤ」。で、「シキリア反乱」を落とされまして。あーあ、でした。
 
カルタゴが1手番をPCの設置でお茶を濁していると。ローマはネロをシラクサへ派遣。攻囲を行うが、自軍の戦力を削っただけ。ローマはネロの腰が軽いのを活用。シラクサ攻囲を急ぎます。
ネロが攻囲で掛かり切りなのを(゜∀゜)イイことに、カルタゴは「ヌミディア傭兵」や「ディプロマシー」でシキリアをカルタゴへと引き寄せます。で、ネロ君が頑張って攻囲ポイントを貯めたら、「海軍の封鎖突破(右下)のカード」で、そのポイントをパーに。我ながら、何て悪逆な手を使って( ̄∇ ̄;)。
 
ロックアップからスープレックスの投げ合いへと続きましたが、まだまだ両雄ともスタミナ十分であります。ここ風雲急を告げるポエニ劇場!さあ、この後どちらが先手を取るのか!?実況は古館だったっけなぁ。
さて、ローマ側のカードには「セルテビア反乱」が見えるけど、何故に使わなかったのかな?最後にはマイナー・キャンペーンが控えていたから、余裕が無かった訳ではなかろうに。
支配地域は、カルタゴ10vsローマ8、のまま。お互い大技が繰り出されたものの、まだまだフィニッシュへは遠い、と。そんな鬩ぎ合いが続いてます。
 
 
『6ターン:前213年』
 
プロコンはネロ。コンスルはロングスとパウルス。sinyamagさんが「あれー、この2人しか来ないぞー!?」と疑念を。バッバレますたか?
ウソウソ、ちゃんと確認してましたから。
そしてアフリカヌスが登場。ハンニバルをパウルス第6軍司令部が封印しているため、南部でバカンスを楽しむ予定。
 
さて、このターンもカルタゴのカードは良かったのでした。「メッセンジャー・インターセプト」があって、「ハンニバル・チャームイタリー」、それから「キャンペーン」が2枚もありましたし。初手で「メッセンジャー・インターセプト」して、ローマかた手札を奪いました。まあ、そのカードはよろしくなかったのですが、ローマの手番を減らす意味は大きいのです。
 
若干優位に進めていたカルタゴでしたがね。このまま終わると、何の盛り上がりがないようか気がしまして。
そこでハンニバルがパウルスへリベンジマッチ。でも、バトル・カードが悪い=(´・А・`)イクナイ、ので。3ラウンドで引き上げました。
 ローマは強行軍でアフリカヌにスシラクサを攻めさせましたが、これがサイの目が悪くてじぇんじぇん成果が上がりません。そこにハンニバル現る!の報を受け、ガリアを目指して北上。一先ず、ローマへ進駐しました。
 
アフリカヌスが引き上げたシキリアへ、マゴが2度目の上陸。橋頭堡を築きます。ロングスが留守をしていたのですが、10CUに象さんも混じっているマゴには手が出せません。
 
そしてローマの手札が無くなったのを確認して、ハンニバルがエリトリアへ侵攻。像さんを引き連れて回って大人気。同地の支配をカルタゴへと変換して、元のガリア陣地へと戻って行きました。もうちょっとローマの支配を崩せないかと考えていたのですが、アフリカヌスが迫って来たのでね。ムリしませんでした。
 
大技は決まりませんが、それでもカルタゴの関節技がジリジリとローマを締め上げていますね。昭和のプロレスで言えば、グラウンド・コブラやインデアン・デスロックが効いているのであります!
支配地域は、カルタゴ11vsローマ7。またもやカルタゴに傾きました。
 
 
 
『7ターン:前212年』
 
プロコンはパウルス。アフリカヌスは当然居残りとして、コンスルはネロが連投とロングス。
 
今回のカルタゴ手札も悪くなかった・・・。よね?「バレアレス島の投石兵」と「オレはイタリアの敵じゃないもんねー」がありましたから。でも、ローマの増援カードが3枚も来てまして。その辺りは微妙でした。まあローマの手札を見ると、そちらよりはマシなようですな。
 
アフリカヌスがエリトリアでカルタゴの支配を変えて行き。それを終えてシラクサに飛んでいったら、そこをハンニバルが戻して行きやした。ネロの面前を通って挑発したものの、見てるだけ。まあ普通はね。
 
アフカヌスがローマを後にしたのは、3Opsの「強行軍」があったから。このカードで攻囲を行えば、サイコロを2個振れて、両方とも適用できるのです。しかし、ウマク行きませんでして。何度か繰り返して、ようやく1ポイント貯めたのでした。
そのシキリアではマゴが支配をゲット!アフリカヌスの悪戦苦闘を横目で見ながらでした。
 
支配地域は、カルタゴ12vsローマ6。ちょっと差が付きましたね。
でも、逆転が不可能という訳ではありません。アフリカヌスがシラクサ攻略を終えて、マゴをシキリアから追い落とす。それだけで2ヶ所が行って来いするので、10と8になります。残り2ターンではギリギリですがね。
 
 
『8ターン:前211年』
 
コンスルはパウルスとフラミニウス。
カルタゴはローマに先攻させました。そしてアフリカヌスがシラクサ攻めを続けて、蓄積した攻囲ポイントを「城方の反撃」で失わせます。それから「カトーの文句」でアフリカを安全に。3度目の「ヌミディア傭兵」でマゴの前面を強化します。
そこでアフリカヌスがシラクサに掛かりっきりのところを、マゴが急襲。メッシナを通過しての攻撃で「シラクサの攻囲をやめて迎撃する(・∀・)?」との性格悪さ。メッシナで迎撃しても、海峡を退却できないのですね。今回初めて知りました。攻囲ポイントのパー!にすれば、この会戦で負けても(゜∀゜)イイや、とも。
マゴは象さんの投入が危険なのでやりませんでした。それでもマゴ14vsアフリカヌス11の戦いとなりました。
何ラウンドでしたかね?マゴの勝利となりました。
で、アフリカヌスには逃げ場がなく、負けて討ち死に。それを狙ったのですが、ここまで上手く行くとは思いませんでした。
ここで実質的にカルタゴの勝利は決まったといって良かったのでした。アフリカヌスが戦死した以上、ローマが打てる手は、ほとんどありませんでしたから。
それでもsinyamagさんはできる限りの努力を試みました。
 
ローマはエリトリアの支配を奪還。カルタゴは小狡く、サルジニアへ自軍のPCを積み立て。これでディプロ1枚により、サル&コジの支配を逆転できます。
それからカルタゴは、ローマが会戦の敗北や、支配地域の差で失ったPCを、地道に置き直すのをですね。賽の河原のように、「麦足りねー」で足蹴に。こんなボディー・ブローが効くのですわ。
支配地域は、カルタゴ11vsローマ7。ローマがエリトリアを奪った分、戻りましたね。シキリアでローマのPCが増えているのは、ディプロで裏返らされたのですね。
 
 
『9ターン:前210年』
 
最終ターンです。
カルタゴはマゴにシキリアの支配を強化。停戦しよう、そうしようとゴネて時間稼ぎをします。ローマが増援で、その停戦をご破算にすれば、ハンニバルを強行軍でイタリアの奥地へと走らせます。
この時点でsinyamagさんは投了を申し出て、ゲームは終了となりました。
 
ハンニバル、アフリカヌスと両陣営のエースが、全く活躍しない、盛り上がらない1戦でした。昭和のプロレスで言えば(もうええちゅうねん)、長州力率いる維新軍団と、藤波辰巳率いる正規軍団が、4対4のタッグマッチを行い。長州が正規軍の木村と当っても、どうしても優位に進めず。藤波が一瞬長州と対峙したものの、結局絡むことはなく、マサ斉藤に回転海老固めでスリー・カウント。何とも締まらない試合内容。一応、ちゃんと試合は成立したので、暴動になるなど不穏な空気はなかったが、会場には観客のため息が溢れた。
 
さて、結論から言えば、カルタゴの典型的な勝ちパターンでした。
シラクサの反乱が中盤で、その攻略にローマが手間取って。ハンニバルがイタリアへ居座り続けられました。
先に、ハンニバルが勝てばいい、と述べましたが、それは理想。この戦闘解決方法では、確実に勝利を計算することなどできません。では、ローマの戦略を考えてみましょう。
ハンニバルをさっさとぬっ殺すのが一番簡単。では、それができない場合はどうするか?
バトル・カード的に勝ち目が薄い、コンスルがバカなど。
次善の策は、ハンニバルにイタリアから引き上げてもらう。
そのためにはどうするか?
1つ目は、ハンニバルを危険な状態にする。それは戦闘やカードにより、持っているCUをすり減らせば、それに近くできます。
この対戦で1ターンに敗北し、戦力が6となった時点が一番危険な状態でした。そこでローマが負けてもいいから、連戦を挑めば。それがヴァロで十分カルタゴ陣営には苦しい結果をもたらせたでしょう。文献でも語られており、このゲームでも再現されているように、ローマの動員力は巨大です。しかし、ローマの強さは動員力だけでなく、それを使う将軍に恵まれていることです。しかも、その将軍がアフリカヌス以外は死なない(実際は同じような能力を持った将軍がいたのでしょう)。これが大きくて、死地に近くとも、戦略的な天秤に掛けやすいのです。
2つ目は、自陣を危険な状態にする。
スペインやアフリカですね。でも、今回は上手くいきませんでした。何故か?
それは1人しか送らなかったことによります。そのため、防御を担うハスドルバルだけで対応が問題なかったのです。それはアフリカでも同じでした。
ですから、ローマとしては2手に分けて侵攻すれば、1方はハスドルバルやナンノで何とかなるものの、もう1方は厳しくなります。そうなれば、この対戦での2ターンくらいであれば、イタリアも危険なので、一旦ハンニバルは引き上げざるを得なかくなります。ハンニバルがイタリアから引き上げるなら、ローマは送った2人が全滅したとしても、それに見合った貴重な時間を得られたでしょう。どうせ彼らは死にませんし。
 
まあ、そのコルスンも酷かったし、メッセンジャー・インターセプトもタイミングよく、こちらへ来ましたし。何より、シラクサの攻略が手間取り過ぎましたね。あれでは誰がやっても、ローマが勝つのは厳しいのではなkったでしょうか。
 
 

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