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2024-11-24 20:13

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2009-11-25 15:11

TOMのハンニバル

たかさわさんの地元、船堀で開催されたTOMに参加して来ました。
うっかり時間を間違え30分程遅刻。仕方ねえなぁ、と電車から降り、駅構内で目と目が合えば老兵さん。二人で早速一杯引っかけ…はしませんでしたが会場入り。
すでにSADAさんが仕切のミニチュアウォーゲームは、テーブルを三つ確保して地形作製中中。他には馬防柵さんご一行はナポレオンを、プレイヤーは不明ながらGJの信長最大の危機も広がっていました。
私は幹事のサッポロ辺境伯さんからはアンケートを手渡され、それを記入しつつ一卓確保。しばし他の卓を冷やかしていました。


AH『フリードリヒ・ザ・グレート』

ハンニバル相手のかみさん(この下書きをしていたら、都内の交差点でかみさんを発見。声をんべかと思いましたが自重。若い頃は迷惑省みず大声でしたが、オレも乙女になったモンだ。)は午後からだったんで、sinさんを捕まえAH『フリードリヒ・ザ・グレート』を対戦。
一番小さい1756年シナリオを選びました。
で、ゲームの準備をしていると、肝腎なフリードリヒが見当たりません。
「あれー、フリードリヒが見つからないなぁ」とぼやいていると、方々から「そりゃダメでしょぉー!」と突っ込みが。確かにその通り。ある方なんて持参したSPI版を取出しユニットを貸すなど申し出がありましたが、数字を見間違えただけ。何て事はありませんでした。ああ、言っておきますが、私には良くある事なので気にしないでくだされ。
フリードリヒの対戦は、まあテキトーに。
私自信もルールがうろ覚えでしたし、そんな私が教えながらでしたから。
ザクセンへ進入したプロシア軍を、オーストリア軍が大集結して迎撃。それでいきなしフリードリヒが負けて後退。オーストリア軍はシレジア地方を掠め取るべく目指します。
そこからフリードリヒは復活して、オーストリア軍を追い掛け無理矢理攻撃。今度はフリードリヒが勝って、オーストリア軍はプラハへ逃げ込み。プロシア軍はそこを囲んで、冬期の脱落にもめげず攻略。これでギリギリにプロシア軍の勝ちとなりやした。
何か史実の初年とはエラク違いますが、フリードリヒらしい展開でした。


AH『ハンニバル』

そんなこんなでハンニバル登場。正確にはハンニバルを持ったかみさん登場。
二戦しましたが、珍しいことがたくさん起きました。
まずは、ハンニバル弟が初手からイタリア南部に上陸し危機に陥り。ハンニバル兄が助けに急行する、とか。
一応、経緯を説明します。初戦は私がカルタゴ側、かみさんがローマ側だったんです。1ターンでこちらに「相手のカードを一枚取る」というのが来たんで、早速ローマから一枚いただきました。すると、それは「シシリア反乱」。ローマ側は相手にそのカードが、行ったため反乱を防ぐべく兵力を分散。で、カルタゴ側の手元に「南イタリアへ3戦力を送る」というカードがありまして。兵力が分散したから、ハンニバル弟でもイケるんじゃねぇ?と安易に上陸させてみたんです。それを見てローマがシシリアを増強すると、こりゃヤバイとなりーの。仕方ないからハンニバル兄がアルプス一万尺を越えて南イタリアまで突っ走りーの、と。
で、どうなったかって?
ハンニバル兄弟が南イタリアを荒らし回っていたんですよ。ローマ側はハンニバルに対抗すべく兵力を送るものの、戦闘カード巡りが悪すぎ。初戦負けが続発。サイの目も気の毒になるくらい悪かったし。
とにかく、イタリアの南半分をハンニバルが押さえたので、一旦中断。二戦目と移行しました。
立場を入れ替えた二戦目はちょっと史実に近い展開?
ハンニバルがアルプスを越えて北イタリアを荒らし回ったんですね。で、ローマ側はどうしたかと言えば、負けても負けても波状攻撃したんですわ。動員兵力が違うから、これが効くんです。
これでハンニバルをイタリアから退治。タイミング良くスキピオのアフリカ野郎が来たので、荒らされた北イタリアを平定。勢いに乗ってスペインへも乱入。今度はアフリカ野郎がカルタゴの波状攻撃を喰らって戦死。
そんなこんなの最終ターン。
カルタゴ側が一つ占領地域を増やせば勝ちとなりまして。無理矢理ハンニバルがシシリアへ上陸してキタ――――(゜∀゜)―――――――!!

思わずさかな君になってしまいました。
ローマ側はあるだけの兵力を投入して反撃したものの、ことごとく敗北。しかもハンニバルの兵力が少ないモンだから、損害も出なーい。ローマ側の最終手番にシシリアの占領を覆すため、1戦力を撒いていたハンニバルの横を擦り抜けオーバーラン。それをハンニバルが迎撃失敗してカルタゴ側のお手上げとなりました。
いやー、久々にやりましたが面白いゲームですねぇ。
やっぱり戦闘解決が盛り上がります。戦略カードも「これやらなきゃダメ」というのがないから、イベントに気を使うところも少ないですし。


『TOMオークション』

TOMの最中に行われたオークションも異様な盛り上がりを見せました。
オークションには、私は全く参加する気はなく、かみさんも似たようなモノ。二人で休憩気分だったんですよ。
で、あまりにもあまりにもな価格で落札されるため、自制心がなくなってしまいました。
まずは「それじゃあ、このゲームの面目が立たないー!」とかみさんが参戦。
続いては私が「フリードリヒ好きなら千葉会におる!」と我ながら何やらウォーゲームというよりドイツゲームを落札してしまいました。でも、私のアンテナに掛かったんだけど、他には手を挙げる人間がいないモンなぁ。そのまま職場行きだったので、自動車化部隊のMMさんに預かってもらったんですが、マップもカウンターもカードも豪華。ついでに何に使うか分からないもののフリードリヒ父さんやテレジア母さんのイラスト入りトランプも使うらしく、絶対面白いと踏んだだけどなぁ。

『TOM飲み会』
恒例の飲み会にも参加しました。
面白かったのが第一派、第二派、第三派と増強され、最終的には20名近くの飲ん兵衛…違う。ウォーゲーマーが盃を傾けることとなりました。予想外に増派されたため、一時は“奴隷船状態”に陥りましたが、お店の気配りで広い場所へ引越しできました。相変わらず私は軍神殿に絡んでは、説教を喰らってシューン(・ω・)してました。
『TOM宿題』
飲み会で渡って来たのがミニチュアウォーゲームのルールブック。SADAさんからの宿題でした。
パラパラとめくっていて、冒頭の「縮尺及び部隊」に「1インチは10ペース(歩)である…」とあり、それを読んだ時点でストライク!
ルールブック面白杉です(・∀・)アヒャヒャ。多少、把握し難い項目もありますが、単純なシステム。一回実地訓練をすれば、コツは掴めるような。
確かに一度ハマレば抜け出せない雰囲気がプンプンしてました。

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2009-11-25 14:46

千葉会の『朝鮮戦争』

『朝鮮戦争』セットアップ

魂を込めよう。これがオレにできることだからだ。
かなり重く始まりましたね。
でもね。
この『朝鮮戦争』はウォーゲームがこれまで通ってきた道程を現しているんです。ウォーゲームをやる人間の心構えから、作戦級のツボ、そして因縁なんかですが。
まあ、面倒臭いことはやめましょう。さあ、ウォーゲームの対戦です。皆、付いて来てちょ。
写真はセットアップが終わったところ。陣営は北朝鮮軍をDASRAICHさん、国連軍を私・yagiが担当しました。
さあ、これから朝鮮軍の配置です。全てはそこから始まります。



『朝鮮戦争』初動

正確には韓国軍の初動を終えて、北朝鮮軍の移動に入っています。
北朝鮮軍は兵力を開城、議政府、そして江陵の三戦域へと集中させています。やるよ、さすがDASRAICHさん。こんな極端な配置は見たことありません。
それに対抗して、こちらも極端な初動を行いました。ソウルへ2個師団を投入したのです。これは戦車連隊が突入して来ても、反撃を行う事を目的としていました。ちなみに、後ほど初動のルールを確認したところ、初動の直後はスタック制限を守る必要がありました。司令部で緩和すればいいと思い、それをやりましたが、それは初動を終えた後でしたからダメだったんですね。でも、大勢には影響はありません。そう、高々1ヘクスずらせばいいだけ。
DASRAICHさんはソウルを戦車連隊で包囲しましたから。しかしまぁ、DASRAICHさんに「これで本当にいいんですか?」と言われましてね。ゾゾゾォ~っとしたのは確かです。



『朝鮮戦争』1ターン終了時

韓国軍はソウルを包囲している戦車連隊へ反撃。この戦車連隊を壊滅させ、戦闘後前進を組み合わせて主力を漢河の南へ後退させます。どうしても北朝鮮軍の戦車連隊が1個連隊の地点ができるので、そちらを狙いました。この反撃のため、前線に兵力が集中。他は足止め部隊を各所へ散らしました。足止め部隊を合計すると6個。ちょっと多いように思います。もっと巧妙に防御を行えば、損害を防げたハズです。
その課題はまた次回へと持ち越しましょう。
この対戦だけで終わるとは思えませんので。


『朝鮮戦争』2ターン

北朝鮮軍は韓国軍の足止め部隊を確実に除去しています。やっぱり上手いなぁ。もうちょっと韓国軍は損害を減らせなかったなかぁ。
韓国軍はこのターンは一気に下がります。
足止め部隊の2個で道路を封鎖し、北朝鮮軍との距離を開けます。こうやって、止まって⇒下がってを繰り返して、自軍の損害を減らし、敵軍の前進を遅らせて行きます。まあ、北朝鮮軍の兵力が集中していた1ターンや2ターンに頑張るべきではないんですけどね。



『朝鮮戦争』3ターン

このゲームでは河川、山地が度々現れ、それを上手く利用しないといけませんし、独特のルールにはまってはいけまへん。
河川を越えるZOCしかり、山地に道路がないとZOCが及ばないことしかり。
山地の連なりは防御拠点としては強固なのですが、ZOCが及ばないヘクスが出て来るため、その戦線で踏ん張ることはできないのです。北朝鮮軍は国連軍の前衛を排除すると同時に、特殊大隊を国連軍の後方へ上陸させ、撹乱を狙います。国連軍は釜山に現れた増援や予備を投入し、特殊大隊の廃除に追われます。特殊大隊の特性を理解していれば、こんな下手は打たなかったものを。やれやれ。
この辺りでDASRAICHさんがプランサンセットの切り抜きを取り出し、「yagiさぁーん、この金日成日和を使ってもいいんすよね?」と聞いて来ます。これはプランサンセット3に『朝鮮戦争』の作戦研究を書いた際に、「どうせ言って来る人間はおらんだろう」と“国連軍を担当したら航空機が全く使えない金日成日和ターンを与えてもいい”って勢いでやっちゃったんですよ。
まさかのDASRAICHさんが言い出したので、思わず「うるせー、オメエにはやんねぇー!」と開き直ってしまいました。
対戦がこなれたら問題ないんですけど、私も1年とか半年振りではハンデをあげる余裕はありません。特にDASRAICHさんが相手では。おかげでゲーム終了まで、ブツブツ言われることになりました。これも仲間内なら楽しいんですけどね。



『朝鮮戦争』4ターン

えー、航空機を増援で受け取ったものの、お天気は金日成日和。全く航空機は使えません。世の中こんなモンです。
まあ、こんな事もあろうかと戦線はキチンと張っておきましたけど。さて、金日成日和の件を書きましたが、他にも突っ込まれることがありました。それは「子供の頃から他人の補給を切る事ばかり考えていたなんて嫌らしい子ねぇ」。金吾さんのblogに書かれたセリフ。仲間内で人気なんす。おかげで庭猟師さんが到着するとDASRAICHさんと二人で「子供の頃から他人の補給を切る事ばかり考えていたなんて嫌らしい子ねぇ…」「嫌らしい子ねぇ…」と輪唱されました。
まあ私は面白さ絶対主義ですから、オモロかったら何でもいいんですけどね。それと言っておきます。私は面白さ絶対主義だから、ネタにしてもらっても笑えればオッケー。一向に構いません。いちいち傷付くほどヒマでも乙女でもありませんから。
そこんとこ宜しくです。



『朝鮮戦争』5ターン


このターンは航空機が一つしか使えません。さしずめ金正日日和?
いいんですけどね、それなりの戦線は引いてあるから。
しかし、航空機が全部使えると、この山地と河川のラインでもう1~2ターン粘れたんですけどなぁー。
とにかく、国連軍は致命的な損傷を受けないため、後退を続けています。下手に頑張ってもいいことありませんので。
それにしても、DASRAICHさんは厳しい攻めを見せています。これポッチも余裕がありません。
9~10ターンに上陸だと?それはどこの世界ですか?



『朝鮮戦争』6ターン

ふう、6ターンでここかい。随分、押された物だよ。
北朝鮮軍は大邸へ突入。
相手に因りけりで大邸、浦項、馬山、そして慶州の四都市を10ターンまで堅持し、サドンデスを狙えるのですが、DASRAICHさんですからねぇ。こっちがサドンデスを喰らわないようにするのが精一杯ですわ。




『朝鮮戦争』7ターン

国連軍は前衛に韓国軍連隊を置き、後方にアメリカ軍師団で主戦線を張ります。これでサドンデス対象のは保持できます。
この辺りがサドンデスの絡みもあり、国連軍に取って一番苦しい時期です。
国連軍にミス。
1戦力の連隊を前衛に配置していたところ、それがオーバーランされたのです。
私も周囲の北朝鮮軍スタックを確認しており、航空機の妨害をさせれば防げると読んでいたため、かなり焦りました。
そのため、主戦線のアメリカ軍連隊が狙われ、ここが突破されて、戦車連隊が突進すると白そん燿将軍が包囲されてしまうのでした。幸いにも、北朝鮮軍が、それに気が付いたのは攻撃を追えた後。そのため、戦線の一角が崩れただけで、致命的な事態にはなりませんでした。
一応、白将軍が包囲された場合での対応も考えていました。
包囲に投入できる北朝鮮軍の戦車連隊は1戦力しかなかったため、このターンに増援として現れるアメリカ軍師団でオーバーランをする。それがダメなら、白将軍のスタックで反撃し、戦闘後前進を巧妙にやり、致命症ならないようにする。
まあ、上記のようなギャンブルをしなくて済み、一安心でした。



『朝鮮戦争』8ターン

北朝鮮軍は前衛の韓国軍を廃除。
やはりDASRAICHさんは上手いなぁ。だって、戦車連隊を危険に曝さないモンなぁ。
国連軍は釜山最終ラインまで後退します。
史実では黄色の都市を巡って激戦が展開され、国連軍が死守に成功したり、北朝鮮軍に奪われても反撃で取り返したりしてたんですけどね。まあこのゲームではこんなものでしょう。



『朝鮮戦争』9ターン

絨毯爆撃ができ、国連軍が上陸をする前に現地を耕すつもりが天候は“1”。重爆撃隊はお家で飛行機を磨いていましたとさ。偉大なる首領様の雨乞いが効いているんですかねぇ。マッカーサーのしかめっつらが目に浮かびます。両軍とも敢えて動く意義を見出だせず、戦線は鎮静化します。北朝鮮軍は再編成に勤しみ、国連軍は釜山の手前でお茶引きです。この睨み合いは延々と続くことになります。
北朝鮮軍は国連軍に余裕を与えないため、攻撃の手を緩めません。ああ、しんど。マンセー突撃を使って戦力倍にするかと思ってましたが、やって来ませんでした。
「戦果と損害を秤に掛けたらできませんよ」ですって。



『朝鮮戦争』10ターン

この日もお天気は雨。
首領様の雨乞い踊り@ギャル風が炸裂してます。ヲタ踊りかΣ( ̄□ ̄;!!
北朝鮮軍は雨宿り。国連軍は北朝鮮軍の戦列に穴を発見。反撃して1個師団を壊滅させ、戦闘後前進で主戦線へ収容。と、華麗なるヒット&ウェーっす。正直、あまり戦況には影響がなかったから、やった本人もどうかなぁーと思っていたんですよ。でもヒマだし兵力も余っているので、一つ狩っておきました。


『朝鮮戦争』13ターン

天候は航空機が一つ使える雲。
今度は正日君がヲタ踊りしてるよ(・ω・)。
北朝鮮軍と国連軍は今日もお休み。
ああ、B29が出撃しましてね。仁川の1個師団…。あれ?1個師団いるお?
ここはルールで不明確なところなのですが、金日成命令で「6ターンまでに全ての師団と戦車連隊、それに司令部は金日成ラインを越える」とあります。では、それまでに金日成ラインを越えていて、後で歩兵連隊を統合して師団にしまうのはどうなんでしょう?
私の解釈は「6ターンから撤退を宣言するまで金日成ラインの北に主力はいちゃダメ」。だから、撤退を宣言するまで統合してはいけないと思うんですけど。まあ、これも大勢に影響しないので、私の解釈にして、連隊にバラして進めました。
で、この3個連隊へ絨毯爆撃を決行!
逝ってヨシ!のつもりがサイの目は“1”。誤爆ですか。そうですか。
北朝鮮軍は釜山の押さえで部隊を配置し、お家へ帰る算段をしてまつ。国連軍もヒマなので攻撃しーまーしーたーよー。
で、国連軍の方が損害は多い、とショボーン(・ω・)。
この辺りでDASRAICHさんはあまりにも動かない国連軍を不審に思いルールを確認。「ああ、そうなのね」と部隊をソウルへと入れます。
ちぇっ、バレた。空挺部隊は降下してから2移動力を使えるんです。だから、北朝鮮軍がソウルを空にしていましたから、近くの平地へ降りて、てくてくと占領。これで勝ちを拾うつもりでした。つまらない勝ち方なんですけどね。



『朝鮮戦争』15ターン

北朝鮮軍はお家へ帰る気満々。それを見て国連軍は上陸をしません。
さて、ラス前ターン。
国連軍の動きがないので、北朝鮮軍も動きません。
そこで…
yagi「DASRAICHさん、動かすかい?」と聞きます。
DASRAICHさん「いや、このままのつもりです。」
yagi「じゃあ、引き分け」
ここから種明かしをしましたが、これは皆さんで考えてみてください。難しくはありませんよ。
分からなければコメントプリーズ(゜∀゜)。
SNSのMastattackでお友達には答えをアップしてあります。リクエストがあれば、こちらにもアップしなおしますよん。


この千葉会の二日間でmoritaさん、DASRAICHさん、庭猟師さん、そして老兵さん、と。それぞれに個性の違う方々と対戦でき、楽しい?有意義?充実した?
うーん、どれも陳腐で表現し切れないなぁ。
とにかく、こんな経験できるから、ウォーゲーマーはやめられないぜ!
 


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2009-11-21 17:14

『第七十四回千葉会の報告』日曜一番

十一月十五月(日)

参加者は10+顔出し2名
プレイされたゲームは以下の通り。
サンセット『朝鮮戦争』×3
コマンドマガジン『日露戦争』×2
コマンドマガジン『独ソ電撃戦』
角川書店『活動限界200秒』
ホビージャパン『DRAGON PASS』×2
『PACE FOR GALAXY』×2
以上でした。


写真は昼過ぎで、一番の盛況な全景。
一列目手前がsawadaさんと山崎さんの『日露戦争』卓。ゲームはエポックの物を使っていますね。二列目は『朝鮮戦争』が二卓並んでいます。左にはMMさんとmoritaさん。
右にはDASRAICHさん私との対戦準備中。三列目一番奥にはmitsuさんとかみさん@武将の『Dragon PASS』。
珍しくエポック系が多く、ASLは及びが掛かりませんでした。



角川書店『活動限界200秒』

ああ、いけない。いきなし色物の紹介になっちゃった。
私が時間通りに現れると、moritaさんが入口で待ち構えていました。千葉県内でも、遠方なので泊まり込みなんです。これはsawadaさんも同じ。
私はDASRAICHさんと『朝鮮戦争』の予定があったため、準備を済ましてマッタリしていました。ヒマなので近所のブックオフでも行ってみんべ、と会場を出ると信号の向こうにmitsuさんの姿が。
大人気なく「mitsuさーん、飲み行こうよぉー(嘘です。mitsuさんは飲めません)」と声をかけて合流。まあ、呼び込みに成功したんですな。
二人で会場へ入ると、mitsuさんが取り出したのがこのゲーム。私がDASRAICHさん待ちと説明したら、有無も言わせず「5分で終わるからやりましょう!」と。
「これ、面白いのぉー」との私の疑念を他所にゲームは開始&進行。まあ赤いエバンゲリオンが頑張って、白い怪獣を倒すゲームでした。途中でオリハルコンの剣が刺さって、赤いエバンゲリオンが転倒。ゴールには辿り着けませんでした。
対戦中に本誌を見たら、「300円@中古市場」の値札が。確かに、この値段なら買っても(゜∀゜)イイ…かな。
ゲームの名前すら記憶になかったんですが、記録用のホワイトボードに書かれていまして、すっかり覚えてしまいました。それにしてもmitsuさんが嬉そうなこと。全くB級ゲーマーはぁ。



『日露戦争』

この日も山崎さんとsawadaさんはそんなゲームをやらずに『日露戦争』でした。
遂に、sawadaさんの初勝利!あの山崎さんからです!
ゲームはエポック製のものを使っていますね。二戦目はコマンド版を使っていた模様です。



『朝鮮戦争』


私とDASRAICHさんの対戦は、写真をたくさん撮りましたから、AARを別腹にして報告します。
先に触れた通りに、私が先着して『朝鮮戦争』を並べていたんですね。それで対戦の決まってないmoritaさんが手持ち無沙汰にしていると、MMさんが「朝鮮戦争をやりましょう!」と誘いまして。
「やったのなんか二十年振りだよ」と渋るmoritaさんを、私が「大丈夫!」と太鼓判。
だって、私が準備している内にルールをアレコレ確認していたら、ポイントをかなり押さえていたんですモノ。
それにしても、MMさんがいきなり取り出したので、不思議に思って聞いたところ、「実は、いつも車に積んでいるんです」と。びっくりしますた。
せっかくなので、『朝鮮戦争』が二卓並んだところを写真に撮ってしまいました。珍しいでしょう?




『朝鮮戦争』二番@初動


さてさて、moritaさんとMMさんの対戦は、北朝鮮軍をmoritaさん、国連軍をMMさんが担当しました。
このゲームは韓国軍の配置が決まっていて、次に北朝鮮軍の配置をします。それから韓国軍の前線で指定されたユニットを初動と言って、半分の移動力で移動することができます。
ですから、北朝鮮軍の方針を確認してから、その対応を少しながらも行えるのです。これが難しい。
何故なら、北朝鮮軍には戦車連隊が3個あり、それは韓国軍のZOCを無視できるのです。河川越えでは例外があるものの、ZOCを素通りされるので、大部隊がいきなり包囲される危険があります。さらに、戦車連隊は通常の移動の後に半分の移動力を使えて、その際に突入⇒その瞬間に戦闘解決、もできます。
でもね。
難しいながら、決して止められないものではないんですよ。
北朝鮮軍の主力には犠牲の部隊で遅滞させ、戦車連隊には河川を上手く使えば。
ルール的には素直なモノばかり。作戦級ゲームで「移動⇒戦闘⇒二次移動⇒二次戦闘」という第二次世界大戦的なモノをやりたい方は、このゲームはお勧めです。ちなみに、プランサンセット3に私の作戦研究が載ってます@宣伝。
あら、余談に流れ過ぎました。
写真はMMさんの初動を終えたところ。
感想は「やーるぅ、MMさん!」です。皆さんも、この韓国軍をどうやって崩すが考えてみてください。ゲームを持ってない方はコマンドマガジンに「JWCのラインナップに入れろ!」とメールしてくださいな。



『朝鮮戦争』1ターン

ゲームが1ターン途中の時点になります。
一時は戦線の穴を突かれて、崩されてしまうかと心配された韓国軍でしたが、久しぶりで手探り状態の北朝鮮軍を防ぐのに成功しています。
MMさんの所用があり、8~10ターンまで進んで中断していました。
この対戦の後、miyaponskyさんとmoritaさんで対戦をしていました。
miyaponskyさんは飛び込みで片手にパスグロでしたから、他人のゲーム任せだったんですね。そちらの模様は不明。だって、DASRAICHさん相手でテンパってたんですモノ。



ホビージャパン『Dragon PASS』

えー、B級ゲーム卓でした。B級ゲームサークルではありませんので悪しからずぅ。
mitsuさんがですねぇ、mitsuさんがですねぇ。かみさんと組んでB級ゲームを広めようと画策してるんですよぉ。詳しくはちはら会のblogを見てくだされ。何やら大盛り上がりしてますから。
では、真面目に。
ファンタジーでもSFでも千葉会はOKです。ただ、TRPGやカードゲームをメインにするのは止めてね、ってところ。
この『Dragon PASS』は対戦記録をしたホワイトボードにあるように、いくつものメーカーで出版されています。ということは、それだけ面白いのでしょう。
写真を見てもらうと分かる通りに、ヘクスのある普通の作戦級ゲームです。ただし、一つの戦闘でブレが激しく、効果なしから20ステップロス。しかも、防御側が生き残ると倍の火力で反撃、と。おかげで、精鋭スタックが一発で吹き飛んでいました。
それでいて、きっちり作戦を組み立てる必要があり、mitsuさんいわく「第三帝国並に頭を使う」と。大丈夫か?第三帝国フリークに喧嘩売ってないか?
基本ルールだけでこの状態。選択ルールを入れると、もっと大変らしいです。
この二人で二つのシナリオを対戦していました。
さすがmitsuさんで、面白いゲームを見つける嗅覚は鋭いです。そんな事言ったら、かみさんはゲームの生き字引に近いか…。



『独ソ電撃戦』

私とDASRAICHさんが『朝鮮戦争』を対戦してましたら、庭猟師さんが覗きに来ましてね。庭猟師さんも『朝鮮戦争』が好きなんですよー。
しばらく観戦していて、その『朝鮮戦争』が終わったので、何かやろう、となりました。マルチゲームのメンツではなく、時間も少ない。アレコレ思案していたところ、「じゃあ、独ソを三人でやんべよ?」となりました。
バランスがソ連軍に傾いているので、1ターン延長することにしました。それから、各自がサイコロを振り大きい順番にドイツ軍の北、ドイツ軍の南、ソ連軍としました。で、サイコロを振ったところ、一回目は三人とも“5”。振り直しの二回目は私とDASRAICHさんがまたもや“5”で再戦、庭猟師さんが“3”でソ連軍は決まり。三回目でようやくDASRAICHさんがドイツ軍の北、私がドイツ軍の南と決定。ゲーム開始となったんですが、「あれ、こんなにソ連軍の戦車師団ってあまりましたっけ?」とか「配置はこれで合ってたっけな?」と紆余曲折しまして。
それでもJWCで再販が決定している名作ですからね。始まると、作戦級の楽しみが味わえます。今、『ドイツ戦車軍団』のシステムを使ったゲームが初心者向けと言われていて、たくさんゲームが開発されています。
私はこの『独ソ電撃戦』から入っていった方がいいと思ってます。確かに、最近のゲームも悪くありませんが、この『独ソ電撃戦』の「ちゃんと戦線を引いて守る」が出来てから、そちらへ移ってもいい、と。
さて、余談はともかく展開です。
ゲームが始まってすぐに、老兵さんが冷やしに到着。いや、大人しく観戦していて、手の空いた人間とダベってたんですけどね。老兵参棒が付いたので、ユニットの運びも軽やかになりまして。1ターンはいつものように突破。2ターンに平地でソ連軍は2個の戦車師団で守っているヘクスが南北にありました。これは、そういう風に作ってある、んですね。そこへドイツ軍は集中攻撃。しかしながら、北も南もサイの目がしょぼくDR。「つっ、つまらん!」。3ターンも似たような事があり、ドイツ軍の両名が「つまらん!」と悪態をついていました。
4~5ターンに南で反撃がありEXを喰らい、4VPをソ連軍がゲットします。6ターンも7ターンも、ソ連軍がしゅくしゅくと守っていましてね。私は内心「こりゃ、オレの4点で負けるわい。DASRAICHさんに悪いことしたなぁ」と、老兵さんとダベりながら弱っていたんです。
途中、ようやくDEが出てソ連軍のスタックが飛んだりしましたが、まだまだ戦力的に余裕はありました。しかし、庭猟師さんは8ターンの戦線を構築中に「あっ、足りない!投了します!」と。うっかり前線に投入するユニットを後方へと送って、数が足りな

くなってしまったんです。実をいえば、二人を相手にするのは大変なんですよ。
二人とも同じ芸風ならいいんですけど、今回のように全く違うとツッコミ所が難しくて。
おかげで、一人を相手にするより数倍疲れてしまうんですね。そのため、集中力を失ってミスが出て来ちゃうんですね。
皆さんも、普段やっている作戦級ゲームを、多人数で試しにやってみると違った一面が見えておもろいですよ。



『RACE FOR GARAXY』

これは誰が持ち込んだゲームなんでしょう?
moritaさん?かみさん?mitsuさん?
このお三方でしたら、誰でも当て嵌まりますねぇ。
何やら楽し気にゲームを進めていて、「軍事帝国なのに経済が繁栄する」とか「侵略ばかりする商業国家」とか聞こえて来ました。
二戦してmoritaさんの連勝。B級ゲームの洞察に深い二人を一蹴していました。



『対戦記録』

対戦を記録していたホワイトボードです。
今回も多数のゲームが対戦されていました。
何より目を引くのが、『朝鮮戦争』と『日露戦争』、ついでに『独ソ電撃戦』。この二つが三卓並んでいたところ、「どこのエポック・テスト会場か!」との冗談が飛び交っていました。新しいマップとユニットなので、エポックほどアバンギャルドな色使いではありません。

 

 

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2009-11-18 21:24

『第七十四回千葉会の報告』土曜の一番

十一月十一四日(土)
参加者は10+1名
プレイされたゲームは以下の通り。
コマンドマガジン『BEDA FOMM』
コマンドマガジン『BATTLE OF THE PRAGUE』
コマンドマガジン『日露戦争』×2
コマンドマガジン『1918』
MMP『SHIFTING SANDS』
ウォーゲーム日本史『関ヶ原戦役』
ASLは3シナリオ、3ゲーム。
ASL28『AMBUCH!』
ASL21『AMONG THE RUINS』
ASL1『FIGHTING WITHDRAWAL』

写真は夕方の会場風景。
手前がいつもの『日露戦争』。ここには山さんとにしさん、そしてsawadaさんの三人が掛かり付けでした。その向こうがへぼへぼ6+1さんとmoritaさんの『1918』卓。三つ目の後ろ姿が老兵さんと私・yagiの『SHIFTING SANDS』卓。
そして一番奥がルセロさんとy.nakanoさんのASL卓。ここにはMMさん@HN変換予定が参戦しました。
写真には写ってませんが、ASL卓の隣りにはヤーボ君卓、チラリと荷物置場に見えるのは食料卓がありました。


ASL28『AMBUCH!』

では時系列で報告して行きます。
朝一番で到着したのは、私・yagiとルセロさん&ヤーボ君一味。前日にですねぇ。一緒に千葉会への乗り込みを打ち合わせしたんですわ。
次に現れたのがy.nakanoさん。
私は午後から老兵さんと『SHIFTING SANDS』の予定がありましたのでね。ルセロさんとASL対戦となりました。
せっかくなので、ASLリーグの公式戦を消化しようとなり、シナリオをそちらから探りました。
で、選んだシナリオがASL28『AMBUCH!』
y.nakanoさんの「パルチザンをやりたい」との一言で決まりました。
陣営は防御側のパルチザンをy.nakanoさん、攻撃側のブルガリアをルセロさんがそれぞれ担当。
横で聞いていましたら、ルセロさんの指揮するブルガリアの皆さんが、次々に凶暴化。
兵力を失ってしまうのを引き換えに、パルチザンの戦列を崩してしまいます。
そこをルセロさんが上手く寄せて、最終ターンを待たずに勝負を決めていました。


コマンドマガジン『BEDA FOMM』

y.nakanoさんの次に現れたのがmoritaさん。
私・yagiが午前中なら相手できるので、moritaさんの荷物からゲームを漁ります。するとコマンドマガジンの新作が出て来まして。GDWの120シリーズなら、すぐにできんべな、と『ベダ・フォム』を選びました。そうそう、これまではコマンドマガジンをCMJと省略していたんですけどね。良く考えなくても、アメリカのコマンドマガジンは無くなってしまった以上、この「コマンド・マガジン・ジャパン」の略は如何な物、と思うようになりまして。
これ以降はコマンドマガジンの表記にしますので、よろしくお願いします。
えっ、どっちでもいい?そうですか。どうもすみませんでした!
写真はセットアップ中。moritaさんが並べているのが増援の皆さん。その右に並んでいるのが、「師団の士気」です。戦闘で士気チェックを通れば後退を無視できます。ところが攻撃を受けて後退やら除去やら喰らうとこの士気が落ちていき、ドンドンやる気がなくなって使い物にならなくなるんです。


『BEDA FOMM』1ターン

さてさて、気を取り直して『ベダ・フォム』の1ターンです。
ああ、サイの目で陣営を決めて、私がイギリス軍、moritaさんがヘタリア軍を担当することになりました。
ヘタリアの皆さんが幹線道を突進しています。
イギリス軍はそこから外れたところにいましてね。これはビックリと逆襲に出ます。



『BEDA FOMM』2ターン

ヘタリアの先頭がさっさと盤外突破に成功。「これで2ゲットだぜ!あと、4ゲットで勝ちっすね!」と糠喜び。いや、正確には「良くわからんので出してみました」状態です。
イギリス軍は「ヤバクねぇ?」と反撃をかけますが、兵力不足で四苦八苦?みたいな?


『BEDA FOMM』3ターン

イギリス軍の反撃により…。というより、ヘタリアの皆さんがあまりにもヘタリアってまして。
配置では弱体なイギリス軍に立ち塞がれても、にっちもさっちも身動きが取れません。仕方なく幹線道を外れますが、そちらも足の早いイギリス軍に塞がれてしまいます。それでも戦力的にお互いショボイので、まったりとターンだけ進みます。
そんなへぼい戦闘が続いていた6ターン。
イギリス軍に大増援がやって来ましてね。
個々の戦力的には大したことはないんですが、砲兵が充実したのが大きくて。この砲兵スタックが、毎ターンにヘタリアの1スタックを溶かして行くんですよ。
これでヘタリア軍が「いつ心が折れるんですか?」状態になり、中断となりました。
後ほど、moritaさんがコマンドマガジン本誌に目を通したところ。盤外突破させたベルサリエルを「失ったら辛い」とか。「イギリス軍の砲兵避けに荒れ地で篭る」とか、ちゃんと書いてありました。
では教訓やら何やらを紹介しておきましょう。
手順はイタリア軍が先攻で、移動⇒砲撃⇒戦車戦⇒通常戦闘を繰り返します。ZOCは進入停止、戦闘は任意、と普通の作戦級ゲームと言っていいです。後は砲撃と戦車戦があるくらいで、これが結構ブラッディ。これくらいで作戦級ゲームの経験があれば対戦は可能です。
ポイントと言えば、24ターンという長さでしょうか。
長いから終わらないということはなく、動かすユニットが少ないので、さくさく進みます。まさしく120シリーズですね。長いターンの分、イタリア軍は長期的視野を持って組み立てないと、イギリス軍の餌食になるんですね。
まず、序盤はイギリス軍から逃げ回るんでしょう。それは荒れ地でもいいし、砲兵の射程外でもいい。とにかく、自軍に砲兵が出て来るまでは、兵力の温存を計るんでしょうね。
イタリア軍に砲兵が現れたら、イギリス軍も砲兵をスタックさせるのは危険になるのでバラすことになり、砲撃は鎮静化して行く。
次には個々の戦力的には弱体なイギリス軍を各個撃破して、ユニット数を減らす、と。ここまでやったら、勝負に出るんでしょうね。
上手く行くから保証できませんけど。
その前に、あまりの消耗度にプレイヤーの心が折れる可能性大かも?



コマンドマガジン『BATTLE OF THE PRAGUE』1ターン

『ベダ・フォム』があっさり終わったので、やはり新作の『プラハ』へと移行しました。人気の7年戦争で、プラハ会戦のゲームです。
では、ゲームを大雑波に。手順は移動⇒防御射撃⇒攻撃射撃⇒白兵戦…、くらいだったかな。移動したユニットは射撃が行えなくて、白兵戦は士気と戦力とサイの目勝負(これ、盛り上がります)。そうそう、砲撃は強力で近くだと、バンバンユニットが溶けて行きます。
写真は1ターンが終わったところ。
手前がプロシア軍、向こうがオーストラリア連合軍です。
どういう戦いか全く知りませんでしたから、コマンドマガジンの本誌を覗いたんですね。そうしたら会戦の展開が書いていて、オーストラリア連合軍の左翼は堅牢な陣地に篭っていて。プロシア軍はそこを避けるように右翼へ大迂回。
オーストラリア連合軍の左翼に圧力をかけ続けて勝ったらしいのです。
という訳で、プロシア軍は自軍の左翼に騎兵を集中。野を越え山を越え、オーストラリア連合軍へと突撃をかまします。オーストラリア連合軍もそれに対応するように、部隊を送り込んでいます。


『BATTLE OF THE PRAGUE』3ターン

質量ともに凌駕しているプロシア騎兵の突撃により、オーストラリア連合軍の騎兵を圧倒。盤端近くまで押し込められてしまいます。そこを増強すべく、プロシア歩兵も後を追っています。
オーストラリア連合軍も部隊を派遣しますが、如何せん手勢が足りません。増援の登場がバラバラなんです。


『BATTLE OF THE PRAGUE』6ターン

プロシア歩兵が前線に到着し、オーストラリア連合軍を圧倒しています。
オーストラリア連合軍も戦列を維持しようと、兵力を注ぎ込みます。
この6ターンをちょっと過ぎたことろで、勝利条件である盤端近くまで押し込まれているため、こりゃダメだと中断しました。
やはり、このゲームも20ターン以上あるので長丁場の戦略が必要です。
特に、増援の現れる制限があるオーストラリア連合軍は、それが重要。砲兵が強力なので、それを効率良く運用する手際も求められます。
オーストラリア連合軍の左翼は、堅牢な陣地なのでプロシア軍の正面攻撃は有り得ません。
当然、このプレイでも、そして史実でもあったように、オーストラリア連合軍の右翼へとプロシア軍の攻勢は指向されることとなります。そこへオーストラリア連合軍の砲兵を持ち込んで、プロシア軍が突撃へ出る前に削ってしまうんでしょう。騎兵は数が少ないし歩兵は足が遅い。それを読み込んで戦列を後退させれば、プロシア軍は前進できるけど損害が多い、と。
それでオーストラリア連合軍が盤端間際で頑張るように、作戦を組み立てれば、面白くなるような感じがします。
さて、午前の主な対戦はこんなところです。
では、土曜の二番へと移ります。

 

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2009-11-18 21:13

『第七十四回千葉会の報告』土曜の二番

コマンドマガジン『日露戦争』

当然のように『日露戦争』の対戦も行われています。
午前中に山崎さんが到着して、広げたんでしたっけねぇ。では、ここでは広告しちゃいましょう。
近日中に発売予定のJWCで山崎さんが作戦研究を発表予定です。
はい、拍手!
さて、その山崎さんはsawadaさんと二連戦していました。
勝敗はラスボスですから、もうちょっとでした。
折角ですから、作戦研究の表紙を紹介しておきましょう。

何か虎の巻に見えますね。まあ、その通りなんですが。



コマンドマガジン『1918』
午後に飛び込みで参加したへぼへぼ6+1さんがmoritaさんと対戦していました。
二人が丁度空いてましたので、「じゃあ、何やんべか?」となりまして。名作の『1918』を取り出したんですね。
むむむ。初めてのmoritaさんが連合軍ですか。で、へぼへぼ6+1さんがドイツ軍、と。
それはキツイなー。
難しいルールはないんですが、ポイントを知らないとドイツ軍に押し切られてしまうんです。逆に、ドイツ軍がそれを知らなければ、部隊を失い過ぎてしまうんです。
おっと、机には「フレデリク・ザ・グレート」が見えますね。これも簡単で面白いゲームです。
こっちでも、良かったと思いますよ。勝敗を抜きにしていいですから。


ASL21『AMONG THE RUINS』

ルセロさんとy.nakanoさんの二戦目です。
シナリオはASL21『AMONG THE RUINS』ですかぁ。アメリカ軍が23個分隊とシャーマン×3。ドイツ軍は12個分隊と各種SW、そして20mm四連対空砲があります。ずいぶん、大きいシナリオを選んだものですね。
写真で座っている方向から、ルセロさんが攻撃のアメリカ軍、y.nakanoさんが防御のドイツ軍を担当したんですね。
ふむふむ。展開から考えると2ターンでしょうか。多分、それぐらいの進み具合です。
勝敗は聞いていません。だって、『SHIFTING SANDS』でテンパッテいたんですもの。
この対戦の後にルセロさんとMMさんがASL1『FIGHTING WITHDRAWAL』を対戦。
フィンランド軍のMMさんが押し切ってしまった模様です。


MMP『SHIFTING SANDS』

さて、私と老兵さんの『SHIFTING SANDS』です。
写真は撮り忘れました。何故なんだろ?
と言うのは、最終ターンまで勝負が縺れ込みましてね。しかも、ここまでギリギリになることはなかったんです。
各ターンの展開をアップできれば、かなりの参考になるんです。まあ文章のみで紹介して行きます。
陣営を老兵さんが枢軸軍を、私が連合軍を担当しました。
老兵さんはこのゲーム・・・。というより、新しいゲームにはあまり触れておらんのです。しかも、CDSは初めて。
でも、事前に対戦が決まりましたので、私が「どのように教えれば理解できるか」を考えられたんです。
ユニットの動かし方から、戦闘の解決。そしてカードの使い方、それから細かいことを順に知ってもらいました。まあ、基本システムさえ覚えてもらえれば、細かいところは簡単なんです。普通の作戦級ゲームと共通するところが多いので。
では、展開を追って行きましょう。
イタリア軍は1940年の夏にリビアからエジプトへ侵攻を開始します。連動して数年前に占領していたエチオピアから、周辺のイギリス植民地へと攻勢を行いました。
エジプト侵攻ではボトルネックであるハルファ峠を占領。しかし、予備を準備してなかったので、その補填に追われ「ロンメルさんを待ちましょう」状態。
何より、1ターンから始まったギリシャ侵攻により、本国からの補充を受けられなくなったのも大きく影響しました。「もっと計画的にやれよ!」と現場から怨嗟の声が上がります。
さて、エチオピアでは、ハツーム、バーベラ、そしてナイロビへと兵を進めます。これに対し、イギリス軍はハツームへは動員をかけたインド師団を派遣し、イタリア軍の気勢を削ぎます。ナイロビは手間がかかるため、目標はバーベラとなり、エチオピア在住だったGDS師団で圧力かけます。
これにイギリス軍は戦車と精鋭のポーランドBG(連隊くらい・ちなみに戦力の違いはありません)を派遣。死守の構えを見せました。
そして、この年の最後に、イタリア軍の占領したハルファ峠へ、イギリス軍のマチルダ重戦車が殺到。一気にオーバーランを決めて奪還&守備隊の脱走を決めてしまいました。
僅か2ターンの40年は過ぎて、いよいよアフリカ戦線の主人公・ロンメル将軍の登場です。
1941年。
ロンメルさんがアフリカへ到着しましたが、頼りになるドイツの人達は3個のBGだけです。そこで本国へ直電して21装甲師団をゲットしました。
これにイギリス軍は植民地軍を動員して対抗。
すると、枢軸軍はドイツ軍をバルカン戦線へ投入。おかげで、近東情勢が危険との情報を得ていてエルサレムへと上陸させていた精鋭・オーストリア師団が後追いの投入で壊滅。しかも、タイミング良くイラクの反乱を起こさせ、続けてクレタ島で戦果を上げた第5山岳師団をベイルートへ上陸。これには連合軍は参ってしまいました。
仕方ないので、スエズで集結中だったNZ師団を投入。近東のドイツ軍&ヴィシー・フランス軍&イラク軍へと対抗します。ところが、近東のヴィシー・フランス軍が装備していた旧式戦車が活躍。NZ師団を壊滅へと追い込み、エルサレムを占領。さらに、シナイ半島を通過してエジプト侵攻まで伺います。
危急の事態にエル・アラメインで集結中だった各種師団を転進。さらに、維持の困難と判断したハルファも放棄します。これで近東からの侵攻は喰い止めることに成功。その隙を突いたDAKが再占領したハルファ峠から、エジプトへ乱入。重要なメルサ・マツームへと接敵。1VPのゲットに成功。
押されっ放しだった連合軍も春から逆襲に転じます。
バルバロッサが始まり、枢軸軍の補充がなくなってしまったのです。これにマルタ・コンボイでのカード減少が続きます。枢軸軍は補給物資の不足で活発な行動が取れなくなりました。
連合軍はギリシャで壊滅した師団群を再編成し、エジプトで反抗。これでDAKをハルファ峠へと封じ込めるのに成功します。
北アフリカ戦線が一段落ついたので、連合軍はエチオピアの侵攻を本格化します。先に派遣していたインド師団に、弱体な第2戦車師団を投入。さらに、ナイロビからもBGが攻撃。何とか、この年を終える前に掃討を完了しました。
1942年。
枢軸軍は、ドイツ軍の本国から空軍の支援を得てマルタ島の包囲を行います。
これで補強物資に余裕ができます。
連合軍はようやく本国の危機が去ったため、イギリス師団の動員が続きます。これで北アフリカ戦線は戦力的に連合軍が圧倒します。それでも、近東での攻撃がヴィシー・フランス軍の善戦により停滞。
そして両陣営とも戦線に危急な事態がないため、自軍の増強を続けます。
枢軸軍は情報網を駆使して、連合軍のトーチ作戦の全貌を掴んおり、その対応にエジプト・リビア国境へは部隊を送らず、トリポリ周辺に待機を命じます。
そして東方の同盟国・日本が宣戦布告。地元が危機に陥った精鋭・オーストラリア師団の皆さんは、アフリカに別れを告げお家へと帰ってしまいます。
マルタを巡る戦いも激化し、枢軸軍がUボートで妨害すれば、それを掻い潜りマルタ・コンボイが辿り着いたりします。
そして夏。トーチ作戦が決行。
アルジェリアとチュニジアへアメリカ軍を主力とした連合軍が上陸します。
するとですねぇ。老兵さんが「このタイミングのトーチはいいのかなぁー」と呟きまして。
「シュトゥルム・フルート」に「タイガー」のコンボで反撃。前線のアメリカ軍に大打撃を加えます。さらにヘルマン・ゲーリング師団を投入。追撃を加えるのですわ。
これで上陸したアメリカ軍、自由フランス軍は壊滅状態。トーチ作戦は見る無残に失敗。
これに連合軍は、未だにリビア・エジプト周辺で遊んでいるイギリス軍を投入するしかない!と進撃を開始。残っていたイタリア軍を掃討しつつ、チュニジアへと急行します。そんな激戦が続いてこの年は終わり、クライマックスの1943年へと入ります。
1943年が始まった時点で、マルタ島の勝負は決まってません。
実は、カードの順番と枚数的に、枢軸軍が「ヘラクレス作戦」を決行してしまう。そして、そのVPにより負けちゃった、と思い込んでいました。
ところが、ターンが始まっても枢軸軍はヘラクレス作戦の準備をしません。
不思議に思いつつも、最後のマルタ・コンボイを行い、続けて「マルタ島の勝利」を宣言。これでゲームの行方が完全に分からなくなりました。後ほど聞くと、手元には「ラムケ」と「ヘラクレス」はあったものの、連合軍の投入した「スピットファイア」を無効化する「航空支援」がなかったそうです。
そう、VPを計算するとチュニジア国内にある3VPの内、一つでも連合軍が獲得できれば勝利なのです。
チュニジアの連合軍はアメリカ軍と自由フランス軍がほぼ壊滅し、イギリス軍のみで支えています。リビアを突進中のモントゴメリー指揮のイギリス軍は、要所のエル・アゲイラを突破。トリポリへと迫っていました。
そして最終ターンを迎えます。
私はターンが始まった時点で、完全に勝ったつもりでいました。
何故なら、枢軸軍の手元には僅か6枚のカードしかなく、連合軍のそれは10枚です。本国から補給が途切れた枢軸軍と、大量に物資を送り込める連合軍の差が如実に出ていました。
手元に来たカードも悪くありません。後は、トリポリから2スペースのガベスを如何に占領するかです。
第一次ガベス戦で連合軍が戦闘カードを使うと、何と枢軸軍も使ってきます。普通は手元のカードがなくなると、何も出来ないので温存するものなのです。
ところが、眼中なく使うのには、正直驚いたと同時に心配にすらなりました。
だって、ここまでギリギリの勝負をして来て、最後が何も出来ずに終わるなんて心外でしょう。それでも「やる!」と。
さて、ガベス攻防戦は何回やりましたっけね?
一旦、連合軍が占領したものをドイツ軍が装甲師団を掻き集めて反撃しましたね。その戦いでは連合軍は地雷原により死守に成功。さらに再度の反攻で奪還に成功。連合軍は叩き出されましたが、二方向から攻撃をかけられました。
これで「勝利か死か」を使い、戦力的にも勝ったと・・・。宣言しませんでしたっけ?
それが側面攻撃が失敗するわ、さいの目がショボイはで負けて。
そして最後の一振りに勝負が掛ってしまして。
ええ、ここでもさいの目がショボくて負けてしまいました。僅か1VPの差でした。
対戦を終えて、「おかしいなぁー。負けるつもりなかったのになぁー」と首を捻りつつ。「何て面白い対戦だったんだ」と口元の緩みが止まりませんでした。
ついでに言っとく。
『SHIFTING SANDS』は10戦くらいしてて、作戦も研究済み。それまで負けたことはありませんでした。ゲームが壊れないようにアドバイスはしたものの、遂に初負けです。とても楽しい敗戦でした。
 

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