千葉会で対戦したコマンドマガジン109号付録の『ルントシュテットの戦い』を記録していました。
ドイツ軍、ソ連軍のプレイヤーともに発展途上のため、まだまだ拙いプレイではありますが、参考にはなると思われるのでアップ致します。
コマンドマガジン109号付録の『ルントシュテットの戦い』は、佳作と言えます。少々気になる部分もありますが、それでも巧い具合に纏められています。
気になるのは、移動力が少なく機動による優位性を見せられない事。ドイツ軍の歩兵が3移動力あり、ソ連軍にも1個くらい4移動力のユニットがあれば、もっと可能性が増やせます。しかし、勿体無いと思うものの、それでも小さいマップと少ないユニット、それに決して多いと言えないカードで、考えるところが多く、素晴らしい作品に仕上がっています。
バランスは現状ではソ連軍有利かな、若干。それでも攻め手のドイツ軍にも十分に勝機を見出せます。
文句があるなら、千葉会へ来てちょ。証明できますから。
宣伝wはここまでにして、リプレイに行きましょう。
この対戦は私・yagiと少将さんの2戦目になります。前回は、ドイツ軍を担当した少将さんが敗れていたため、リベンジマッチでもあります。そのためドイツ軍を少将さん、ソ連軍を私・yagiが担当しました。
このゲームはCDS(カード・ドリブン・システム)のため、敵味方が交互にカードを使い進めて行きます。ですから、“1手目”として「」に使ったカードの名称、そしてどのように使ったかを明記します。先手はドイツ軍であるのですが、例外として「悪天候」だけはターン開始当初に使え、新たにカードを引けるため、“0手目”として表します。
『1ターン』ドイツ軍1手目:「準備」により、「増援」を入手。
ソ連軍1手目:「増援」により、3-2-2を盤外スペースCへ登場させる。
ドイツ軍2手目:「ドイツ空軍」をOPとして使い、2ヶ所で攻撃を行う。まずは、パウログラードを攻撃した1Pzであったが、地形に阻まれ頓挫。同時にクリミヤ半島の入り口であるイシュンを攻撃した17Aの攻撃は、同地を防衛していたソ連軍に損害を与え、攻略に成功。
ソ連軍2手目:「戦略移動」で盤外スペースCの3-2-2をハリコフへ送り増強。
ドイツ軍3手目:「機動戦」をOPとして使い、クレメンチュークの17Aをキヴォイ=ログへ進出。
ソ連軍3手目:「方面軍」により、「再編成」を入手。
ドイツ軍4手目:「目標セバストポリ」をOPし、B盤外エリアの11Aをヘルソンへ進出。
ソ連軍4手目:「準備」をOPとして、盤外スペースCの2-2-2をミレロヴォへ進出。これは「補充」を入手するべきか、ちょっと悩みましたね。それでもソ連軍の損害が少ないので、拠点の強化を優先しました。
写真は1ターン終了時点。
『2ターン』ドイツ軍1手目:「南方軍集団」にて「ルントシュテット」を入手。
ソ連軍1手目:「冬季攻勢」をOPし、クラスノグラードの2-2-2をイジュムへ撤退。ドイツ軍の大戦力に直面している地点を放棄し、損失を防ぐ。
ドイツ軍2手目:「支援砲撃」でハリコフを攻撃するものの、地形に阻まれ失敗。ダイズ修正のため、ソ連軍に損害を与える事すらできない。
ソ連軍2手目:「冬季攻勢」をOPし、ミレロヴォの2-2-2をイジュムまで進出。
ドイツ軍3手目:「機動戦」をOPし、イシュンの11Aがジャンコイを攻撃するものの失敗。このターンのドイツ軍はダイズ運に見放されていました。
ソ連軍3手目:「海上輸送」にて、ベルジャーンシクの2-2-2をケルチへ輸送。
ドイツ軍4手目:「機動戦」にて、17Aがニコポリへ進出。注:「機動戦」は2枚しかないのですが、一回りした間に3回使われています。これは同じOP値の「戦略移動」をどこかで記録間違いしたのでしょう。
ソ連軍4手目:ケルチの2-2-2がイシュンへ前進し、強化。
写真は2ターン終了時点。
『3ターン』ソ連軍0手目:「悪天候」を使う。これでドイツ軍の移動力は全て1となる。
ドイツ軍1手目:「増援」にて6Aの2-3-2を盤外スペースCへ登場させる。
ソ連軍1手目:「再編成」にて壊滅した2-2-2を盤外スペースAへ登場させる。
ドイツ軍2手目:「支援砲撃」にてハリコフ攻撃。しかし第2次ハリコフ攻撃も失敗。
ソ連軍2手目:「準備」にて、「補充」を入手。
ドイツ軍3手目:「ルントシュテット」にて、「機動戦」を除去。
ソ連軍3手目:「戦略移動」にて。盤外スペースAの2-2-2をメリトポリへ。
ドイツ軍4手目:「目標セバストポリ」でOPし、ザポロジェを無血占領。
ソ連軍4手目:「冬季攻勢」で3OPし、戦線を下げる。ジャンコイの2-2-2をセバストポリ、1-2-2をケルチ。パウログラードの2-2-2をスターリノ。確か1OPは余らした記憶あり、そして攻勢なのに下がるとは皮肉。
写真は3ターン終了時点。
『4ターン』ドイツ軍1手目:「支援砲撃」でハリコフ攻撃。第3次ハリコフ攻撃により、ようやく攻略に成功する。
ソ連軍1手目:「増援」にて、3-2-2を盤外スペースDへ。
ドイツ軍2手目:「ドイツ空軍」を2OPし、クリミヤ半島へ侵攻。
ソ連軍2手目:「方面軍」により「ティモシェンコ」を入手。
ドイツ軍3手目:「準備」にて「攻城砲」を入手。
ソ連軍3手目:「海上輸送」にてケルチより1-2-2をベルジャーンシクへ。
ドイツ軍4手目:「南方軍集団」により「マンシュタイン」を入手。
ソ連軍4手目:「冬季攻勢」により戦線を整理。実は、VPエリアであるメリトポリは強化したものの、その側面であるポロギは弱体でありました。ここを攻撃されベルジャーンシクまで進出されれば、メリトポリは補給を切断されるため、懸念材料であったのです。これでメリトポリ側面は強化でき、一息つけたのでした。
写真は4ターン終了時点。
『5ターン』ソ連軍0手目:悪天候をお見舞い。
ドイツ軍1手目:「攻城砲」でセバストポリを一撃。ソ連軍の2-2-2が焼かれ1-2-2へと。
ソ連軍1手目:「補充」でメリトポリの2-2-2を3-2-2へ強化。
ドイツ軍2手目:「戦略移動」でクリミヤ半島の11Aを増強。
ソ連軍2手目:「方面軍」で「強襲上陸」を入手。
ドイツ軍3手目:「機動戦」で1Pzが前進。
ソ連軍3手目:「ティモシェンコ」をOPし、メリトポリとポロギが攻撃し、ザポロジェへ反撃。同地の占領に成功する。
ドイツ軍4手目:パス。
ソ連軍4手目:ドイツ軍に合わせてパス。姑息なテクニックとターンを終わらしたのですが、あまり意味はなかったですかねぇ。最後の手番を
あら、5ターン終了時点の写真がない(´・ω・`)。
『6ターン』ドイツ軍1手目:「マンシュタイン」をイベントし、ドニエプルペトルフスクとニコポリからザポロジェへ攻撃。再奪還に成功する。
ソ連軍1手目:「戦略移動」によりポロギへ3-2-2を送る。
ドイツ軍2手目:「準備」で「目標ケルチ」と「目標ロストフ」を入手。
ソ連軍2手目:「準備」で「陣地」を入手。
ドイツ軍3手目:「ルントシュテット」を3OPし、メリトポリを総攻撃。
大火力により、同地のソ連軍守備隊を焼いて占領に成功する。これによりソ連軍のサドンデス勝利条件を阻止し、ゲームは続くのでドイツ軍は安堵しました。
ソ連軍3手目:パス。
ドイツ軍4手目:パスにてターンが終了する。
写真は6ターン終了時点。
ソ連軍は手札も良くなく、戦線も安定しているため、無理な行動を控えました。
『7ターン』このターンから冬は終わり、「悪天候」が使えなくなる。
ドイツ軍1手目:「増援」にて、盤外スペースBへ6Aの2-3-2が登場。
ソ連軍1手目:「増援」にて、3-2-2が盤外スペースDに登場。
ドイツ軍2手目:「支援砲撃」にてベルジャーンシクを攻撃。これは叩くのを目的としているため、戦闘後前進を控える。
ソ連軍2手目:「戦略移動」にて、盤外スペースDの3-2-2がスターリノへ電車でGO!
ドイツ軍3手目:「南方軍集団」に「ドイツ空軍」を追加し、コスト4の「補充」を入手。
ソ連軍3手目:「再編成」にて、2-2-2を盤外スペースDへ登場。
ドイツ軍4手目:カードがないためパス。
ソ連軍4手目:「冬季攻勢」を1OPとして、盤外スペースDの2-2-2をヴァルイキへ前進。
写真は7ターン終了時点。
ポロギで突出しているのは、拠点防御を狙って。VPエリアであるスターリノはすでに強化を終えており、同地を攻略するためには、パウログラードからの1ヵ所では火力が足りず困難。そのため、ポロギの攻略は必須となります。そこで同地の強化により、攻撃を誘引し、ドイツ軍の損耗と時間稼ぎを強いるのでした。
『8ターン』ドイツ軍1手目:「攻城砲」にて、セバストポリが焼かれ1-2-2が除去される。
ソ連軍1手目:「陣地」をセバストポリに設置。
ドイツ軍2手目:「目標ロストフ」で1OPし、ケルチまで侵攻。
ソ連軍2手目:パス。手札を残して、ドイツ軍の出方を見てから対処する事にしました。
ドイツ軍3手目:「南方軍集団」で2OPし、1つは盤外スペースBの2-3-2を盤外スペースCへ。もう1つはドニエプルペトルフスクの1Pzをパウログラードへ。
ソ連軍3手目:「海上輸送」にて、マリウポリの0-2-2を盤外スペースAへ。
ドイツ軍4手目:「支援砲撃」で1OP、ケルチからフォオドシャへ撤退。ケルチから撤退をしなければ、ソ連軍に「強襲上陸」があり、フォオドシャへ上陸され、補給切れからの除去を喰らってしまう。まあ、こちらもそれを狙って盤外スペースAへ0-2-2を送ったんですけどね。
ソ連軍4&5手目:ソ連軍にカードが「冬季攻勢」と「方面軍」の2枚あるため、連続で手番を行い、戦線の整理。ボルチャンスクのスタックをイジュム、イジュムの2-2-2をその後詰としてスタロベリスク。ポロギのスタックをマリウポリへ。
写真は8ターン終了時点。
この時点で対戦相手の少将さんが勝利条件を意識してなかったため、次のターンにどういった勝ち方をするか考えていました。ソ連軍のサドンデス勝利条件が、このままで達成しちゃうんですよね。だから、ちょっと意識を他に外せば、イケるな、と。
『9ターン』ドイツ軍1手目:「補充」にて、ハリコフの1-3-2を2-3-2へ補強。
ソ連軍1手目:「ティモシェンコ」にて「悪天候」を排除し、1枚手札に。
ドイツ軍2手目:「目標セバストポリ」で1OPし、盤外スペースCの2-3-2がドニエプルペトルフスクまで。
ソ連軍2手目:「補充」でスターリノを増強。実は、補充しなくとも5火力あったので、6火力にしてもCRTでは変わらないんですよね。でも、相手に“堅いよ”という意識を植え付けるつもりでした。
ドイツ軍3手目:「機動戦」で、ハリコフのPzがパウログラードまで移動し、同地の歩兵とともにスラビャンスクを攻撃。スラビャンスクのソ連軍スタックを敗退させる。
ソ連軍3手目:「準備」で1OPし、ハリコフへ攻撃。両軍とも損害を出したものの、引き分けに終わる。
ドイツ軍4手目:「戦力移動」にて、ハリコフを増強。どこから来たのかは記録してないや(´・ω・`)。
ソ連軍4手目:「強襲上陸」で、盤外スペースAから0-2-2をケルチへ。どうせならセバストポリの方が良かったっすね。
写真は9ターン終了時点。
これにてソ連軍のサドンデス条件が達成されたため、ゲームは終了となりました。1ターンの写真が10:54、9ターンの写真が12:20でしたから、2時間の目安は間違いないですね。この2時間とルール量は、初めての方に勧められるので(・∀・)イイ!!
この後に初見ながらゲーム歴はそこそこのミルナーさんと、少将さんが対戦。私の読み通りに、いい勝負をしていました。それから、私がドイツ軍、少将さんがソ連軍と立場を入れ替えて対戦。ギリギリでしたが、何とか勝てました。やれやれ。
3戦ほど対戦しましたが、それぞれに展開が違い興味深かったです。
だから(・∀・)イイゲームといったろう。
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