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2024-11-23 07:28

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2012-12-14 22:29

ガンズ:サークル総力戦 その2

『1914年9月』
天候 西部戦線:晴、東部戦線:晴

1914年9月を終えた時点。
西部戦線異常なし。ドイツ軍は攻勢を行わず、フランス軍も損害の回復に追われていた。そのフランス軍を援護すべく、北端にイギリス軍は展開。
この戦線がゲーム終了まで続くのである。動いたとしても、1ヘクスかどうかであった。それでも激しい戦いは随所で継続されていた。戦争小説の傑作である『西部戦線異状なし』が、文字通りに異常がなかったか。それはこのゲームで体感できる。
動きがあったのは東部戦線。
ロシア軍がドイツ軍へ向け攻勢に出たのである。それでもドイツ軍の守りが堅く、出血を重ねるだけであった。
ガリシア戦線では、ロシア軍の攻勢が続く。カルパチアの山脈へ分け入って、敵側面を突く機動が展開。
セルビア戦線では、セルビア軍が大きく後退。
それでも峻険な地形なため、CP陣営も停滞している。ベルグラードではセルビア軍の砲兵が後衛として、犠牲的な奮闘を行っている。②マーカーが乗っており、判然としないが、ここに砲兵がいる。正確には、セルビアの両翼が後退したのだが、砲兵は移動力の関係で置き去りにされ。CP陣営も主力の前進を優先したために、生き残っているのだが。
 
 
 
『1914年10月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:泥濘

西部戦線異常なし。優先すべき戦線が他にあるため、そちらの損害を見届けたのである。そしてこのターンから行える塹壕を掘り始めている。後に、ユーロエキスプレスが落ちて大迷惑するのである。
東部戦線では若干の異常が見られる。ロシア軍の戦線北端に穴が空いているのだ。これはドイツ軍が攻撃したというより、ロシア軍の攻撃でDXが出た結果であろう。
ガリシア戦線では、ロシア軍がカルパチア山脈突破作戦を展開中。
セルビア戦線ではベルグラード陥落。皇太子の敵討ちができたと、ウィーン市内では提灯行列が行き交った。そのバルカン奥地へのAH軍とドイツ軍の侵攻が悪天候に阻まれて停滞気味。
 
 
『1914年11月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:泥

西部戦線異常あり。他戦線の損害が少ないのを見て、セダンで攻勢に出て、フランスの一角を占領。AP陣営に衝撃を与える。逆に、ベルギー国内でフランス軍が攻撃に出る。ドイツ軍がフランス国内へ侵攻をかければ、フランス軍は別の地点で消耗戦に出て、ドイツ軍の攻勢を停滞させるのである。
東部戦線では、両軍ともに塹壕を掘り始める。そしてロシア軍の戦線に空いていた北部には、ロシア兵達が遠方から徒歩で到着。
ガリシア戦線でロシア軍のカルパチア迂回作戦を進行中。山を踏み分けている。
このターンの最後にトルコが参戦。しかし、戦闘が行われている地帯と隔たれているので異常なし。動員が行われたくらいで、何ら寄与していない。
 
 
『1914年12月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:雪

西部戦線異常なし・・・、じゃないか。ドイツ軍が攻勢に出なかっただけで、フランス軍が攻勢に出ている。しかし、大損害を出しただけ。3個軍団が壊滅すれば、そりゃ大損害っしょ。
東部戦線では、ドイツ軍が突破口を穿っている。そこから騎兵がリガへ届く地点へ進出。この時点でドイツ軍はロシア軍へ圧力を加えているのだ。
ガリシア戦線は動いているのだろうか。
ロシア軍も北部で損耗を被っているので、こちらで積極的に攻勢に出られないだろう。
セルビア戦線では、セルビア軍がスコピエ正面の狭い地域で塹壕を構築。そこへAH軍とドイツ軍が押し寄せている。
私はセルビア軍が最初からこの戦線で守っても良い、と考えている。初手からベルグラードを放棄するため、異論はあるだろう。しかし国境線に近ければ、AH軍だけでなく、鉄道で急進してきたドイツ軍からも、攻撃に晒されるのだ。今回はAPに取り幸運が続きセルビア軍が粘っている。しかし、これが逆運であった場合は、CPに因る攻勢でセルビアは一気に壊乱状態に陥った可能性が高い。
この辺りは、プレイヤーの好みになるのだが。


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2012-12-14 22:23

ガンズ:サークル総力戦 その1

AH『THE GUNS OF AUGUST』

かなり遅れましたが、5月3日4日の連休に、YSGAへお邪魔してAH『THE GUNS OF AUGUST』を対戦した。リプレイをお送りします。このリプレイをアップしなければ、この一年は終えられない。そんな一戦でした。
 
『1914年8月』開戦

写真は両陣営の配置を終えた時点。
まずは、快く出迎えてくれたYSGAの戦友達。
Bulebear、Dublin、もっちひ、もりつちの各氏には、心からの感謝を申し上げます。有難う御座いました。
それからガンズ遠征に付き合ってくれた千葉会の下総、ちはら会のmitsu、ミドルアースから助太刀してくれた西新宿鮫の各氏には、感謝以上に、敗戦の責任を感じ大きく感じている。申し訳ありませんでした。
 
リプレイへ移る前に、ルールについての事前協議があった事をお知らせする。一部ルールの修整を行っているのである。
というのは、使用するルールの範囲に「不確定参戦」があり。これをそのまま使うと、かなり不自然な事態が発生する。例えば、1914年11月にイタリアがCP陣営で参戦したり、1915年2月にアメリカが参戦したりする。
これはあまりにも酷いのでないか、との意見で「参戦チェックはトルコ:1914年、イタリア・ブルガリア・ルーマニア・ギリシャ:1915年、アメリカ:1916年、とそれぞれの年度以降に行う」とした。
正直、アメリカが1915年に参戦しないのは、CP陣営として心の底から安堵した。その代わりに、アメリカ参戦を早める潜水艦戦は行うまい、と千葉会連合の中で決めた。

配置を終えて、記念撮影の図。
皆さん、お仕事の都合で顔をWebで晒すのは勘弁、というので修整済み。
では、担当を紹介して行きましょう。
千葉会+α連合が中欧諸国(CP)を分担。
西部戦線:私・暴君yagi
東部戦線・ドイツ軍:mitsu大帝
AH(オーストリア・ハンガリー):下総将軍
これに西新宿鮫参事が2日目の東部戦線全体を担当。
YSGA組が連合軍(AP)を担当。
フランス:もりつち参事
イギリス:Bulebear元帥
ロシア:Dublin大公
セルビア・イタリア・ルーマニア:もっちひ公使
以上、延べ人数が合計8名となる、豪華な対戦でした。
 

こちらが1914年8月のドイツ軍を終えたところ。シェリーフェン・プランが実行され、ドイツ軍がベルギー蹂躙。
この対戦を行う前に、千葉会の面々で相当の演習と打ち合わせを行い問題点をあぶりだしていた。
その1つが、バルカンへの早期攻勢だ。セルビアへAH軍の精鋭と、ドイツ軍の騎兵を投入すれば、一気に圧倒できる。その勢いのまま、バルカン制圧を狙うのである。
そしてセルビア軍の配置を見た瞬間、AH軍担当の下総将軍と私の目が合い、「行ける!」と2人で確認した。
普段、物静かで感情を出さない下総さんが、後ほど「心が震えた」というのだから、かなり緊張したのだろう。
次ぎの1つはベルギー軍の配置である。
私が担当するこの攻勢に、数十回の模擬演習を行っていた。その結論として、ベルギー軍がアントワープか、リエージュへ3個配置されると、かなり苦戦する。しかも、YSGAでの事前演習を画像解析すると、その配置を行っており、相当な危機感を持っていた。運が悪いと、アントワープにフランス軍の救援が届き得るのだ。
しかし、ベルギー軍の配置はリエージュとアントワープに2個ずつ。表情には出さなかったが、大いに安堵した。
そして事前の演習通りに、リエージュを蹂躙し、アントワープも占領したのである。
 

1914年8月を終えた時点。年月大きい写真をリンクしている。これ以降同じような処理をしている。
では、細部を見てみよう。
西部戦線では、ドイツ軍のシェリーフェン・プランと、フランス軍のエランが交差している。
これも解説しよう。
1914年8月の特別ルールがあり、ドイツ軍は通常の移動と戦闘を終えた後で、メッツ以北のユニットが特別な第2移動を行える。そのため配置で、わざわざメッツ以南のヘクスを空にして、そこを守るべきユニットはメッツの北側へ配置しており、第2移動で入れている。
そして1914年8月のフランス軍は、敵ZOCにあるならば、攻撃に参加しなければならない。これはフランス・プロイセン戦争での敗戦を分析し、その原因をナポレオン以降の厭戦気分であると結論付け。次なる戦いでは、フランス軍は攻撃せねばならない、と思い込んでいたのである。ところが、事前準備もないままに行われた攻撃は、無謀な突撃となり、フランス軍へ大損害をもたらし、ドイツ軍の攻勢を助長する結果となる。
今回のシェリーフェン・プランは、まあ上々の結果だろう。ベルギーは確実に崩壊させられている。そしてフランス軍の反撃だが、序盤の大損害に危機感を持ったロシア軍司令部より、作戦指導が入電。大いに減少させられたのであった。そしてイギリスが参戦。早速BEFを編成してカレーへ上陸。
東部戦線では、当初の予定通りにドイツ軍は防御態勢。ロシア軍も敢えてドイツ軍相手に攻勢へ出なかった。
ただし、ガリシア戦線ではロシア軍はAH軍へ対して攻勢に出る。ここはAH軍担当の下総さんがインスブルグとプリミシェル要塞を鉄壁防御。事前演習でロシア軍に付け入る隙を与えぬよう、散々演習したのであった。そこでロシア軍は無理攻めを避けて、カルパチア山脈を迂回する作戦を決行。これは予期された事であったが、防ぎようがなく、AH軍は耐えるのみである。
予想外だったのが、セルビア戦線。ここに集中したAH軍精鋭とドイツ騎兵であったが、セルビア軍に上手くいなされてしまった。投入兵力に比べて、戦果は多くないものの、それでも前進は地中海まで止まることがないだだろう。
 
さて、CPの全体的な戦略であるが、「ロシアの打倒」が第一であった。そのためにバルカンで早期に攻勢を行い、APに付け入る隙を与えない。1915年の兵力増強を待ち、ロシアへの攻勢を行う。
作戦的には、バルカンを制圧しルーマニアからロシアへ攻め込む。ドイツ軍はリガ方面への攻勢を行い、ロシア軍の戦線を引き伸ばし、本命の中央部へ攻勢移転。ロシアを圧倒する。正直、この手順であれば、初日にある程度の形を作れ、二日はロシアへの攻勢だけなので、担当する西新宿鮫さんも楽に対応できる、と思っていた。
 
ドイツ軍としては、1914年8月の時点で西部戦線での攻勢を中止している。何故なら、私がドイツ軍の補充を担当しており、優先順位としてバルカン⇒ロシア⇒西部戦線⇒その他としていた。
 

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2012-11-26 18:32

『猿遊会のオペタイ 修羅編』 エピローグ

『戦い済んで日も暮れて』
 
これらの写真を見た時、オレはあの時に笑えたのか。誰が撮ったのか、と不思議な気分だった。
 そして、しばしの感想戦を終え、4人でユニットを片付けた。
ウォーゲームでこの時間が一番好きだ。
それまで戦っていた人間達が、仲良く小さい駒を仕分ける。正にノーサイドだろ。
 
それから周囲を戦友達に囲まれて居酒屋へと向かった。
その歩いている最中に猛烈な吐き気に襲われ、すぐにトイレへと駆け込んだ。それでも出たのは、直前に入れたコーヒー色の胃液だけだった。それから乾杯をし、ビールを空けていると緊張が解けた。それと同時に涙が止まらなくなって、周囲をドン引きさせた。
笑いたければ笑えばいい。
ソロプレイをするしかなかった90年のウォーゲーム暗黒時代。
こんな事をしているのは、日本でオレくらいしかいないだろうと絶望的な気分だった。それでも続けた理由は、第一にウォーゲームが好きであったのは間違いではないが、万が一タクテクスやコマンドマガジンなどのライターと対戦する機会があっても恥ずかしくないプレイができるように、との思いであった。
その夢が叶ったのだ。
しかも、こんなバカなオレに呆れも見捨てもせずに、黙って支えてくれる多くの友までいるのだ。
 
 
『明日のオペタイ』
対戦を終えた直後は何も考えられなかった。考えたくもなかったのが正しい。
ようやく一週間ほどして頭が冷えて、冷静に対戦を振り返られるようになった。
次にマシな動きをするためには、何が必要だろうか。そのためにはアレをしてコレをしてなどと思い浮かべている。
 
その後に軍神殿と会った際に、
軍神殿が「1ターンからAccel Assaultで主導権を握るんだ。そして戦略的な優位を確立して勝利する」と言えば。
私は「いや、1ターンにドイツ軍は攻撃態勢にない。無理な攻撃は行わず損害を避けてモメンタムを維持する。そして作戦的な成功を積み上げて勝利する。」と。
そんな正解のない答え合わせをしている。
どちらが正しいだろうか?
皆さんも考えて欲しい。いや、是非実際に試して欲しい。
ウォーゲームは考えるものでなく、感じるものだからだ。
 
鹿内さんの言っている事は多分正しいよ。でもオレにはそんな都合良く出来るとは思えないし、それでいいとも思っている。
オレはオレにしかなれないのだから。
 
(了)
 

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2012-11-26 17:05

『猿遊会のオペタイ 修羅編』 その4

『沸点の行方』

はっきり言おう。
ツーラ以外では戦争は終了している。
北部から中央にかけて、ソ連軍はモスクワの外周陣地へ篭り。ドイツ軍はそれを攻撃する術が無かった。
何より、ツーラの陥落で勝敗が決するのだ。
戦況はドイツ軍の攻撃によりツーラが陥落するか、ソ連軍の逆襲で解囲が成功するか、の競争となったのである。
 
それからオレが、だな。
「そろそろ終わりにしても良いんじゃないですか?」というDASRECHさんを、ギロリと一睨みして黙殺した・・・、らしい。オレには記憶がない。
後日、はねはねさんが嬉しそうに話してくれた。「あのDASRECHさんを物凄い剣幕で睨んで黙らせるなんて見物だったよ。」とも。
 
 
 
『11ターン終了時』

天候:晴天 地上の状態:普通
北部では、ソ連軍は陣地帯へと撤収。
増援の戦車旅団がゲリラ的にクリンを占領。時間を稼ぐのが目的だ。これはすぐに奪還される。
第三次セレフコプ攻撃により同地は陥落。前日、あれほどドイツ軍を悩ましたセレフコプは、僅か3回の攻撃で陥落した。
そして第43軍団と第47装甲軍団による第一次ツーラ攻撃。当然、Accel Assault!
確か、ツーラ攻撃の第一回目はA1で失敗したような記憶があるものの、どうやらそれは間違いみたいだ。
とにかく、ツーラへの攻撃は苦戦する。
オッズは額面1:1で、同一師団効果が3つに、空軍の支援を加えて5:1。その結果がA1以降はD1が続いたのである。
そのツーラ戦区に第57装甲軍団到着。
この第57装甲軍団の投入地点は大いに悩んだ。ツーラ前面に投入すれば、ソ連軍はこれ以上前進できまい。しかし、両側面を空けたままなのは、別の危険性がある。
私が懸念した事項は2つある。
ソ連軍がセレフコプへ攻勢を志向し、そのまま押し切りドイツ軍がお手上げになること。ソ連軍の移動力が高い以上、その可能性は素敵切れない。
もう1つが、ツーラの両側面を食い破られ、ツーラ諸共包囲されてしまうこと。狭い地点で包囲されるのは、戦術的に危険である上に、補給を切断させてしまうとツーラを占領したとしてもVPの対象にならない。
私は、ツーラ前面を第13軍団、それに後にスターリングラードで壊滅する第24装甲軍団で阻止できる、と信じ。
第57装甲軍団は北部への投入を決める。
ソ連軍は集結した兵力により正面、及び南端を突いて攻勢。
特に、南端への攻撃が効いた。ドイツ軍の兵力が足りず、ソ連軍の移動力が凌駕しているため、手の打ちようがない。
 
 
『12ターン終了時』

天候:晴天 地上の状態:普通
第57装甲軍団は北部での攻撃を整える。
ソ連軍の攻勢軸は2つ。
ツーラ正面を狙うものと、南端を突くもの。
軍神殿の鋭いのは、正面が強力な第13軍団で阻止されると見えたら、その兵力を南部へとスライド。攻勢を維持したことだ。普通は、ここまで継続できるものではないんだぜ。
 
 
『13ターン終了時』

天候:曇り 地上の状態:河川凍結
第57装甲軍団を遂に投入。投入と同時にAccel Assault!!
ツーラ北部のソ連軍を後退させる。
ツーラ攻防戦では、守備隊の兵力が削れたため、同地へ攻撃を続けている第47装甲軍団の一部を引き抜き防戦へ投入。
ソ連軍はツーラの南部に兵力を集中させ、攻撃を継続。ツーラまで残り3ヘクス。
 
 
『14ターン終了時』

天候:降雪 地上の状態:普通
天候が悪化し空軍は飛び立てない。それでもドイツ軍は攻勢を行う。
第57装甲軍団の攻撃は成功を続け、ソ連軍を大きく押し込む。
ツーラ攻防戦から引き抜いた第47装甲軍団は、ソ連軍の先鋒へ攻撃。撃退に成功する。
そしてツーラへの攻撃だ。空軍の支援がないためオッズは4:1まで下がる。
そして出た目は11、結果はD2(2)。
ソ連軍は4ステップを失い、1戦力の戦隊のみとなった。
これで次の最終ターンにツーラの陥落が決定的になり、「これで勝負は決まったと思います。終わりにしてよろしいでしょうか?」と停戦案を述べる。
軍神殿の「ああ、いいよ」 との快諾を引き出し。
それを聞き、思わず跪き「勝ったー!」と床を叩きながら絶叫。
その瞬間、拍手が沸き起こったのであった。・・・と書いたものの、オレにはこれらの記憶は全く無い。
DublinさんがMustAttackの日記に「会場が拍手に包まれた」、と書いていたのだが、何時そんな事が起きたかと不思議だった。後々、他の人間達から、その旨聞かされたのだが、未だに壮大な嘘を仕込まれていると勘繰っている。
 
覚えているのは、ドイツ軍のユニットと、ソ連軍のユニットが、何戦力だったかは全て記憶にある。
ソ連軍だって苦しかったハズだ。
ソ連軍で当てになるスタックは2個しかなかった。
A2のユニットは平均で10戦力近いのだが、その平均的な戦力を発揮できていたのは2個しかなかった。それらに3戦力のC3戦車旅団がスタック。この2個スタックが主力になり、そのラッシュでツーラまで2ヘクスまで迫ったのである。
この後方に雑然と密集しているソ連軍は、数は多いものの、戦力が1しかないものばかり。主力の南方で援護の攻撃を行っていたスタックも、B1騎兵師団やC3戦車旅団で3戦力が精一杯だった。そこへ第47装甲軍団が攻撃を行い、撃退に成功。これにより、この地域は安定しただろう。
 
ドイツ軍は丁寧な攻撃を心がけていたため、攻撃の失敗は2回しかなかった。1ターンの戦車旅団に対する攻撃と、ツーラへの第一次攻撃だけだ。それでもドイツ軍は相当の消耗を強いられ、壊滅しているユニットも想像以上に多い。それらはソ連軍の攻撃によって削られたのだ。
 
何より不思議であったのが、対戦中は勝てるとしか思ってなかった。というより、勝てると思い込んでいた。
同じドイツ軍を担当したDASRECHさんへ言った台詞を覚えている。
「大丈夫だから、勝てるから。」「ツーラが落ちなくても10ユニットのソ連軍を壊滅できるから。大丈夫、全然問題ないから」
こう呟いて、自分自身に暗示を掛けていたのだろう。
 
 

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2012-11-26 16:49

『猿遊会のオペタイ 修羅編』 その3

『煌く軍神の剛剣』

流石は軍神殿。決して守るだけでない。
こちらの戦線に隙を見つけたら、一気にそこへ兵力を集中、逆襲するのだ。
普通の人間なら、この時点では防戦しか考えられないのである。しかも、この攻撃に悉く成功する。
面白いのは、低オッズの1:1や2:1の危険攻撃でも成功。確実にD1(1)などで成果を得るのに、5:1や6:1の高オッズでも同じような戦果しか上げられない。
見ている人間が一番面白かっただろう。
 
 
『7ターン終了時』

天候:降雪 地上の状態:河川凍結 
遂にドイツ軍の天敵である冬将軍が登場。
積雪により戦力が半減するのだ。
北部でクリン攻防戦始まる。第一次クリン攻撃により、ソ連軍守備隊へ打撃を与える。
その周囲でも攻撃を続け、ソ連軍を押し込んで行く。
セレフコプでは、第12軍団が包囲陣を形成。ようやく攻撃態勢が整う。第57装甲軍団が戦線後方を急進。
ツーラ周辺では大乱戦。
ドイツ軍がソ連軍先鋒を撃退すれば、そこへソ連軍も兵力を密集し反撃。これが成功と失敗を重ねて絶妙となり、GD師団が重囲に陥る。
 
 
『8ターン終了時』

天候:晴天 地上の状態:泥濘
気温は上昇し積雪は消える。
第二次クリン攻撃により、同地のソ連軍は壊滅寸前となる。さらに北部ドイツ軍は攻撃兵力を集中させ、東進を続ける。
セレフコプへも第12軍団が攻撃開始。第一次攻撃で打撃を加える。第57装甲軍団は戦線後方を急進。
ツーラ周辺の戦況は混迷を極める。
第24装甲軍団はGD師団の救出を断念。主力がソ連軍に隣接されているため、一旦態勢を整える必要があったのだ。
逆にツーラ北部で第13軍団の先鋒が到着。
主力はまだまだ後方だが待っていられるか!先鋒の2個師団でソ連軍の背面を攻撃!Accel Assault!
ソ連軍は捕らえたGD師団への攻撃を継続。この一連の戦闘でGD師団は壊滅。
 
 
『10ターン終了時』

天候:曇り 地上の状態:河川凍結
北部でクリン陥落。さらに追撃を行う。第二次セレフコプ攻撃により、同地は陥落寸前となる。第57装甲軍団もツーラへ続く道路に進出。
ドイツ軍はツーラの乱戦に終止符を打つべく、ソ連軍の攻勢軸の根元を狙う。第13軍団と第24装甲軍団が両翼から攻撃。
第24装甲軍団の攻撃は成功し、ソ連軍を後退させ、残るは第13軍団の結果になる。しかし、第13軍団の攻撃は成功したものの、ソ連軍は後退を禁じ、ステップロスで耐える。
DASRECHさんに「そこは第24装甲軍団の部隊を、もう1ヘクス前進させるべきでしたよ。何故、前進させないのかと思いました。」この辺りから…。いや、最初からかな。私の頭は沸騰状態だったのだ。
そして、この助言は大いに役立った。自分が冷静な判断はできないのに気が付いたのである。普段は他人の意見に耳を貸す事はないが、有用な意見は…。DASRECHさんの言う事だけは、ちゃんと聞こう、と思ったのだ。
この1ヘクスの隘路から、ソ連軍は脱出。虎口を抜け出したのである。
 
 

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