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2024-11-23 23:11

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2011-11-23 17:04

『ゲームマーケット2011秋へ参加』

この週末に開催されるゲームマーケットへ参加します。
 
開催日:2011年11月27日(日)
会場:東京都立産業貿易センター 台東館
場所は5階の  228になります。
 
新作は間に合わなかったのですが、既刊を持ち込むつもりです。
他に、依託として
『The Last Stand」第2号  頒布1000円
『南京陥落』 頒布1000円
があります。
 
よろしくお願いします。

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2011-11-01 00:48

『群馬よ、ああ群馬』

千葉会を始めた当初、群馬県に「無名戦士の墓」というサークルがありました。
千葉会にも群馬県の出身者や、群馬の近隣に住んでいた、それに友人が参加しているというツテで、無名戦士へ出向いた人間が何人かいました。
その人間達は口々に「20名以上が集まり、会場に入り切れない」「ゲームも多彩で熱気に溢れていた」と申していました。
当時の千葉会では、なかなか参加人数が10名に達しなかったので、羨ましく思ったものです。
私も何時かはお邪魔したい、と思っている内に、無名戦士は休業状態となっています。
 
そして千葉会へ参加している群馬在住の人間がおり、以前の記憶があるためにですね。
勿体無いなぁ、と。
しかも、群馬県のサークルについて話題にしているブログを見掛けまして。
そこで余計なお節介と思いますが、群馬県でウォーゲームの人材がおらんのか?と声を大にしていいたい!

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2011-10-28 15:02

『コマンドのワン・オー・ワン』

 短い出張から帰宅すると、コマンドマガジンの封筒がポストに入っていました。ちょっとした記事を書いたので、見本誌が送られて来たのです。
         
 封筒の中には、「見本誌よん。またよろしくねー(意訳)」とのいちねんせいさんからお手紙と、コマンドマガジンの最新刊となる101号が入っていました。
 今まで、こう言った事があったとしても、それをこのblogで取り上げるのは、如何なものかと思い沈黙を続けていました。
 今回は折角手元にあるで、内容について述べてみたい。
私の記事はパシュグロのレビューでした(HAさん好きなんでしょ?見てねー)。他人の手が入ると、見違えるようにカッコ良くなるものです。コマンドマガジンのHPに人気投票があるので、皆さん黒い一票をよろしくぅー(この組織票で高順位を取ったら、それはそれで笑えてしまうのですがね)。
 内容自体は結構気に入っています。何せ何度も書き直したので。普通のライターの方は、編集部から具体的な依頼があって、それに沿って書くものです。しかし、私の場合は兎に角勝手に書いて送っちゃう。すると書き直しの指令が来るので、それに従ってやり直すのです。手間はかかりますが、その分他人の目を通すのと、見直しに時間が取れるので、最初の頃と比べると纏まり具合が違います。
 ただ、表題が今一つでしたね。もっと短く印象的なものでないと。ある新聞社では「見出し100本ノック」と言って、新人の頃に練習するそうです。やってみんべか。
 
 さて、他の記事を一つだけ紹介します。
 何と言っても一番面白かったのは大久保氏…。いや、友人ですから大久保さんと呼ばせて貰いますね。大久保さんの日露戦争ゲームの対比記事。読み始めて、あまりにも面白いので、BGMにしていたラジオを叩き切ってしまいました。瑣末な部分を取り払い、本質を追っています。それを川の流れに例えており、視点の位置といい文章の流れといい秀逸過ぎる。それに大久保さんの連載記事である、作戦教室も良かったですね。

  ただ、違和感が2つ。
  1つ目は日露大戦のバランスが五分五分というのは、どうなんだろうか? 私は6:4から7:3でロシア軍有利と感じています。最近の千葉会の戦績では、キチンと記録を取っているのでないため、断定的な事は言えないものの、もっとロシア軍有利に傾いているようです。大久保さん、日露大戦の10番勝負でもやってみるかい?
 それから2つ目は、文中で「自分が初心者だった頃は」と言っている事。初心者の大久保さんを想像できないのは私だけだろうか。オレの記憶によるとだな。大久保さんは、復帰早々にミドルアースの独ソ電撃戦トーナメントを制覇ったのではなかったかな。何せ、その当時に大久保さんと初対面&初対戦して、コテンパンにされたのだから。
 
 最後に、付録のゲームは守備範囲に入ってないため見ていませんし、リプレイも未見です。表紙にヒトラーが敬礼している図なのも、世間的に如何なものと思える。
 ただ、マンガの部分は見ましたね。で、これを読んだ感想は、「いちねんせいさんが、このコスプレでゲームマーケットに来ないかな」ということ。そこで、これを読んだアアタ、コマンドの投票フォームから「ゲームマーケットでいちねんせいさんの、生存せんりゃくコスプレを見てみたい!!」と組織票をよろしくー
se 

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2011-10-26 21:51

『その男達凶暴につき2 レジェンド』


今回のレポートは前日の物と趣を変える。大きな理由は猿遊会の参加人数が多かったため、PCを置く場所の確保ができなかったのだ。他にも配線が邪魔で心配したこともある。そのため、現場でのレポート作成を断念。しかし、それでも熱く語れると判断したのである。
 
猿遊会の二日目もHJ『OPERATION TYPHOON(オペタイ)』だった。前日が不本意なまま中止したため、セットアップをやり直し、朝一から対戦を開始したのである。そのつもりで集まると、参陣を諦めていたSBさんが現れる。強力なK-ZOCを地道な交渉で突破したのである。これは正に万難を排したと言っていい快挙であった。これには皆が歓声を上げて歓迎し、この合計5名で対戦となった。では、飽きずにメンツと担当の紹介をする。
 
ルセロ:ドイツ軍北部担当

前日は千葉会派閥の飲み会へ親子で参列。そこでグデグデ…、にはなら無かったなぁ。
 
DESRECH:ドイツ軍北部担当

前日は軍神派閥の飲み会へ参列するが、その後の2次会戦へは欠席。「こんなオヤジ達とは付き合えないぜ」と健全に早退。
 
軍神殿:ドイツ軍南部担当

前日は千葉会系列との抗争により、分裂飲み界を開催。さらに異界へ2次遠征も催したため、この日の参陣が遅れ責任を追及される。
 
SB:ソ連軍北部

ハマの古強者。オペタイは数十回の経験があり、このメンバーでは最も練度が高い。
 
yagi:ソ連軍南部

これで3回連続のソ連軍南部を担当。当然の如く、前日はMustでグデグデ。BuleBeelさんや信長さんへ絡む絡む。
 
 
『1ターン終了時 猿遊会2日目 11:26

軍神殿の指揮下である第2装甲軍による攻撃で、オープニングのサイの目は“12”。行き成り突破となり、両陣営から驚きの歓声が沸き上がる。実は、 前日から軍神殿の悪運は神懸っていたのである。それを法力とさえ呼んでいた。この軍神殿の法力が及んだか、中央や北部でも攻勢が進展する。ここ最近のオペタイで最高のスタートとなった。
赤軍は大きく中央部で戦線を後退させる。危険な南部では、49軍がツーラより南下(写真では左)できないため、ツーラを中心に弧を描くように後退。
 
 2ターン終了時 猿遊会2日目 12:10
 
ドイツ軍は攻勢を継続、前線を押し進める。南部ではツーラの後方へ圧力を加えて、包囲の態勢を狙う。中央部や北部でも、攻撃に成功。そしてドイツ軍に大きな陣地変更が見られた。それは中央部の第4軍から第13軍団を引き抜き、南部へとスライドさせたのだ。これはツーラ攻略部隊の増強である。
ここの状況を見たSBさんから助言があった。曰く
「ドイツ軍はツーラの攻略に兵力を送っている。これでセルプコプは落ちない。何より、ツーラとセルプコプは馬蹄型に戦線を構築して、その中央には戦線は必要ない。」
 この戦略眼には新鮮な驚きを禁じえなかった。確かに、ツーラは危険になったものの、セルプコプの周囲にはドイツ軍がいないのである。対戦中にこのような適切な解説をされるのは殆どない。表情を変えることは無かったが、心強い味方を得られたと湧き上がる幸運感は格別だった。
 ちなみに、マップの脇に置かれているのは、『SIX ANGLES』の新作。作者の山崎雅弘氏が来場するとの情報があり、その対策のため内容を確認していたのだ。
 
『3ターン終了時 猿遊会2日目 12:55
 
 ふむ、写真にはドイツ軍の進撃方向だけを描く方が、見易いようだ。以降、そのようにしよう。
 ドイツ軍はツーラの後方へと喰い込んでいる。ツーラとセルプコプの中央部には戦線が構築されていない。道路が東方へ続いていないため、ドイツ軍に補給の問題があり、攻勢が継続できないのである。
 ドイツ軍の攻撃により、ソ連軍の戦車旅団が戦隊となる。これをツーラへと送るべく、大きく迂回されている。スタック制限で戦隊は余分に1個加えられるのだ。手間は掛かり、途中でドイツ軍の攻撃が進展すれば、ツーラまでは届かない事態も有り得る。しかし、この時点では前線へ送っても、ドイツ軍に喰われるだけだ。やってみる価値はある筈だ。
 ここで昼食へと一時退散する。
オペタイの5名に、BuleBareさんやF男さん、それにDublinさんも合流し、楽しい一時を過ごした。合言葉は「東部戦線から帰って、昼飲むビールは上手い」。異論は許さん。
 
『4ターン終了時 猿遊会2日目 14:24
 
 ドイツ軍はツーラ後方の道路を遮断。これでツーラの孤立が決定した。中央部や北部でも攻勢を継続。ジリジリと前進を行う。
 
『5ターン終了時 猿遊会2日目 15:01
 
 ドイツ軍の急進は続き、ツーラの包囲は目前となる。そしてツーラとセルプコプの中央地帯へドイツ軍が浸透。ソ連軍は延翼に追われる。
 
 『猿遊会2日目 15:20
  
 個人的には、オペタイがビッグゲームとは言えないと思っている。何せ、AH『THE LONGEST DAY』は基準であるのだから。しかし、オペタイでも結構な広さがあり、マップの中央を動かすのは手間がかかる。下手に手を突いたらマップがずれて、戦線が物理的に崩壊する危険が高いのだ。そこで私は椅子に脚を置き、身を乗り出すようにしていた。態度は悪いのであるが。右の写真が普通にユニットを動かしている状況。この体勢は腰に来るのである。隣のSBさんが拳をついているが、このはちょっと危険。
 そしてオペタイは人気があるため、観戦武官も非常に多かった。私自身は、対戦で熱くなっていたため、話はあまりできなかったのだが。前日に隣で対戦していた「WEST TOKYO WARGAMERS」にも取り上げられており、少々気恥ずかしかった。
 
 
『6ターン終了時 猿遊会2日目 15:45
 
 南部ではツーラの包囲が完成する。北部でもクリンの目前まで進んでいる。ソ連軍はツーラ円陣に最強の部隊を送り込むのに成功していた。ツーラの旅団はこの規模で最強の10戦力であり、師団もA2やA3の精鋭。ドイツ軍の諸兵連合効果を打ち消すため、戦車戦隊も到着していたのだ。
 そのため南部のソ連軍は戦線の構築が困難となる。ドイツ軍に包囲されないよう、必死の後退戦を繰り広げている。
 
『7ターン終了時 猿遊会2日目 16:25
 
 ドイツ軍による、ツーラの円陣を絞る攻撃が始まった。ギリギリと音を立てるように締め付けるが、ここでソ連軍が奮戦。強制された低比率の攻撃を成功したのだ。思わず、「よっしゃー!キター!!」と吼えてしまった。壊乱状態だったソ連軍南部も、何とか態勢を立て直せている。
ドイツ軍はセルプコプ周辺でも攻撃に出る。延翼の後に、兵力を密集させ一点を突く。今更ながら、軍神殿といい、DESRECHさんといい、勝負どころを見抜く力は抜群だ。地味だがルセロさんだって悪くない。第1次クリン攻防戦を挑み、ソ連軍に損耗を強いているのだ。味方にすれば心強いのだが、相手にした時にこれほど厄介な連中はいない。
 
『8ターン終了時 猿遊会2日目 17:03
 
 ドイツ軍の挑んだ第2次クリン戦により、同市は陥落。セルプコプの孤立化も成し遂げられている。奮戦したツーラ円陣のソ連軍も、ドイツ軍の攻撃により壊滅した。第2装甲軍を指揮する軍神殿は、手を緩めず攻撃を続行。ソ連軍の南部は、これはオカ河になるのかモスクワ河になるのか。大河を目指して撤退している。
 
『9ターン終了時 猿遊会2日目 17:53
 
 ツーラ円陣の攻防はソ連軍に絶望的ながら、善戦を見せている。先に、ツーラ郊外に陣取ったソ連軍へドイツ軍が攻撃を行い、これを後退させる。しかし、この部隊が退却した地点で反撃を強制されたものの、ドイツ軍守備隊を後退させる。これでツーラ本陣への攻撃は1ターン待つ事となった。
セルプコプは攻撃態勢を整える。後退するソ連軍を追ったため、包囲網は完成したが、直接攻撃する兵力は足りなかったのだ。
 
『10ターン終了時 猿遊会2日目 18:26
 
 ツーラ外周の戦いは終わる。善戦した部隊も、ドイツ軍の攻撃により壊滅したのだ。写真では撃退されたような矢印にしてしまったが、この段階ではツーラへは攻撃を行っていなかった。少々間違えた。セルプコプへは、このターンに攻撃が開始された。その結果はD1(1)。ソ連軍は死守を厳命し、部隊の損害で後退を打ち消す。そして外周にあった部隊を、セルプコプ市街へと入れる。これが精一杯だ。北部ではドイツ軍は要所のクリンを占領し、攻勢に出る意義は最早ない。そのため休戦を宣言し、防御態勢へと移行した。他の戦線では、南部でドイツ軍の追撃が道路に沿って行われている。苦しい戦いではあるが、個人的には好き場面だ。
 
『11ターン終了時 猿遊会2日目 18:50
 
  ああ、そうか。ツーラは既に計算が面倒なので隣接させていないのだった。ソ連軍が撃退した勘違いしていた。ツーラ攻防戦は…。いや、ゲームは佳境を迎えている。というのは、この時点でドイツ軍の獲得したVPは38に達していた。簡単に言えば、ツーラが陥落すれば、その時点で勝利が確定するのである。
 そのツーラの防御態勢は、先にも述べているがソ連軍の出来得る限り強化していた。戦力は、戦車戦隊が1、A1のツーラ旅団が10、そしてA3の師団が19。合計30戦力だった。対するドイツ軍は、ここぞとばかりにアクセル・アサルトを宣言。第13軍団の所属部隊が倍の戦力となり、額面のオッズは1:1であった。それが同一師団効果で3シフト、空軍で1シフトし、最終的に都市の5:1で解決する事となった。
 そして軍神殿の導き出した戦闘結果はD1(2)。横でそれを確認したSBさんが「あれだけ戦力を入れておいて、一撃で3ダメージかよぉ」と嘆くと。私も「投了です…」吐き出し、一時的に戦意を失う。しかし、と。まだツーラには19戦力と戦車戦隊が生き残っている。これからのオッズはアクセル・アサルトがないため、それほど上がることはない。気を取り直して、ゲームの継続を申し出る。それを聞いても誰一人嫌な顔を見せず、戦いを再開する。         
 
『12ターン終了時 猿遊会2日目 19:21
 
  「ツーラの戦闘結果をサイコロ振って行くだけでいいのでは?」と私が言えば、「いや、続けるなら全体的に動かさないとダメだよ」と軍神殿。その言に従い、ソ連軍の前線へ攻撃を続行する。と言っても、北部は休戦状態だったが。
先のターンはツーラについてで精一杯だったが、第1次セルプコプ戦も行われていた。ソ連軍の最強A3の師団+戦車旅団に対する攻撃は、D2(1)だった。ソ連軍は死守を厳命。部隊を磨り潰してセルプコプの維持をした。そしてこのターンに隣接していたヘクスにあった予備と入れ替え、A1の師団+戦車旅団+生き残りの戦隊と出来得る限りの増強を行った。
このターンに行われた第2次セルプコプ戦でもD2(1)となる。ここでも死守を厳命し、セルプコプを守るソ連軍は戦隊が2個だけとなった。月並みの表現であるが、風前の灯である。
 そして第2次ツーラ戦は額面1:1を4シフトし、5:1。その結果はD1(1)となり、またもや戦力を磨り潰し、これでツーラ守備隊はステップロスした師団のみ。
「投了・・・、いやいやいや、次のターンに雪が積もる可能性があるから続けさせてください!」と戦闘継続。他の人間は知らないが、オレはちゃんと勝負が付くまでやらないと気が済まない。だってさぁ、諦めた時点でゲームは終わるんだよ。それは最初のゲームが始まったところでもいいんだし、最終ターンのギリギリでもいいんだから。僅かでも可能性が残っていてやめたことがあってね。「ああ、こうしていれば負けない可能性があった」と後で思いついてね。悔しくて眠れなくなったんだ。ウォーゲームで後悔だけはしたくないじゃん。
 
 
『13ターン終了時 猿遊会2日目 19:34
 
 もう、他の戦線を動かす必要もなく、わずか10分で終わっている。ソ連軍の願いも虚しく、天気は晴天。第3次ツーラ戦により、同市は陥落。この時点でセルプコプの結果を求めることはなく、ゲームを終了した。
 ドイツ軍の南部は盤端まで達している。要所であるツーラ、セルプコプ、そしてクリンをドイツ軍が占領し、ソ連軍の損害は30ユニットを越えていた。ここまでソ連軍が完敗するのは…。いや、ソ連軍が負けるところすら、初めて見た。
 ゲームを終了した時点で、SBさんには申し訳ない気持ちで一杯だった。折角、時間を抉じ開けてやって来てくれたんだよ。それでいい思いをさせられなかったのには、本当に残念だ。
 ソ連軍の敗因は、「漠然と対戦したこと」になる。というのは、ここまでソ連軍の圧勝だったため、そのまま何も考えずゲームに挑んだのである。勝負事に於いて、いつも通りでいいなどと、甘い考えを持った時点で墓穴を掘っていたのだ。
 しかし、だ。ドイツ軍の勝因は一つ。凄まじいまでの軍神殿の悪運だ。天候はゲームを通じて好天続き。補給だって、第2装甲軍だけは十分に届いていた。さらに、攻撃を全く失敗しなかった。オレから見た印象であるが。
その旨を軍神殿に告げると、「いや、5回くらいは失敗したよ」と。思い返せば、確かに失敗する事もあったろう。自分の悪い事は記憶に深く残るものだ。それでもドイツ軍は毎ターンに2~3回の攻撃を行っていたので、30回の内の25回は成功していたのである。何より、相手を引き摺り回す手管は、昭和の勝負師を彷彿させるものだった。
正に、軍神降臨が相応しい一戦だったのである。
 
『戦い済んで日が暮れて』
 ゲームを終えてしばらくは、すっかりしょげ返って落ち込んでいたのだが、2~3日もすれば元通り。「ああすれば勝てたかな」とか「こうすればどうかな」と思い浮かべている。そうやって、ゲームを思い返して次の戦いを想像するのは、ウォーゲーム独特の楽しい時間だ。
 正直な話しだが、これまでオペタイには良い印象が無かった。ドイツ軍が厳し過ぎるように思うのである。一度、歯車が外れると、立て直しが不可能に近い。そう言った事態を幾度も体験して来たのだ。それだけに、ソ連軍が完敗した今回一戦は、私の心にオペタイを輝かせる宝物となったのである。またやりてえなぁ。
 
 
 
 

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2011-10-26 21:35

『その男達凶暴につき』


猿遊会にてHJ『OPERATION TYPHOON(オペタイ)』を対戦しまして。これは気合を入れてリプレイを書かといけんぜ、アニキ! ちゅうことで、ゲムマやコミケは、自分の心に棚を設けました。
メンツは、私・yagi、ルセロさん、DESRECHさん、そして軍神殿の4名。では、参加したメンツに良く似たネコ顔にて紹介を致します。
 
DESRECH:ドイツ軍北部担当

 作戦級ゲームでは、「お強過ぎますわよ、お姉様」状態のお方。空気を読まず、相手をコテンパにするのは有名。ワイン党なので、サイ飲みでは大活躍だ。幾ら飲んでも対戦中と同じくフツー。
 
 ルセロ:ドイツ軍南部担当

最近はASL一本槍だったが、実は作戦級ゲームもOK。アムンヘン強襲や、このオペタイ・システムも得意としている。彼の「年に一度はオペタイやろーよー」との一言で猿遊会のネタが決定。好きな酒は、九州男なので焼酎よね。でも乱れたことはないなぁ。
 
軍神殿:ソ連軍北部

何故に軍神と呼ばれるようになったかは不明。誰が付けたんだ、とブツブツ言っている。ウォーゲーム黎明期から、現役続行中。酒は蒸留酒がお好き。それ以外も何度も飲めるぜ。でもめっきり弱くなったのは内緒だ。

yagi:ソ連軍南部

千葉会の代表であり、稀代の策略家…の訳がねぇ。どちらかと言えば、単純な戦略と作戦を好む。猿遊会の常連で夜な夜な大暴れなのは秘密にできない。好きな酒は、やっぱり日本酒。福島の酒持って来―い!
 
 
さて、ご存知で無い方もいるでしょうから、オペタイ・システムについて簡単に説明しておきましょう。
手順は単純で、ドイツ軍の移動⇒戦闘とソ連軍の移動⇒戦闘を繰り返すだけ。敵ZOCにいたら攻撃を行う必要のある、いわゆるMustAttack。
一番の特徴は、ユニットの戦闘力が不確定な事。実際に戦闘になるまで、おおよそしか分ってない。最初の戦闘でチットを引き、そのチットに書かれた数値が戦闘力となる。まあ大雑把にこんなもの。
もうちょっと規定があるのですが、実例を挙げた方が理解し易いでしょう。ドイツ軍のユニットと、それのチットを1つアップしときます。このユニットの戦闘力は“4”になります。
それ以前までのPGGや独ソ電撃戦では、戦闘力が全く分らなかったのが、ちょっとは推測できるちゅう事ですね。
これに同一師団効果、諸兵連合効果、そして空軍の投入により、自軍に有利なようにオッズがシフトする。この辺りはオペタイのシステムになり、色々なゲームにも応用されています。
そしてオペタイの特徴として、ドイツ軍に補給、ソ連軍に増援のルールがある。
この頃のドイツ軍は補給が枯渇しており、全面的な攻勢を行うことは不可能でした。そのため3ターンごとに「ちゃんとご飯があるか」を決定します。ドイツ軍には、第2装甲軍、第3装甲軍、第4装甲軍、そして第4軍があります。そこにポイントを割り振り、所属するいくつの軍団が「ちゃんとご飯があるか」を決め、その軍団に所属するユニットが完全戦力を発揮できるのです。
さらに、両軍にHQ(司令部)があり、ゲーム中に1度だけ強襲(Accel Assault)を宣言でき、所属のユニットの戦力をそのターンに2倍でき。天候と地表状態のルールもあります。これはその時に説明する事とします。
 
『1ターン』
天候:曇天
地表状態:凍結
積雪:なし
支援ポイント:配分
第3装甲軍:支援ポイント4≒1
第4装甲軍:支援ポイント4≒2
第4軍:支援ポイント2≒2
第2装甲軍:支援ポイント0≒0
支援ポイントの配分は、3ターンまで補給切れの第2装甲軍が0で、各軍へと配分した。
補給が危機的状況でも、ドイツ軍は攻勢に出ている。
北部から解決した戦闘は、補給の影響もあり、成功は少ない。C3の戦車旅団すら撃退している。
1ターン:北部

北部ドイツ軍司令官のDESRECHさんいわく「アクセル・アサルトを忘れました。」と呟けば。
対する軍神殿「オレの法力でドイツ軍に前進させないぜ」との豪語が聞こえてくる。
1ターン:南部

南部のドイツ軍はツーラの南部で攻撃に成功。
ソ連軍は整然と撤退。部隊を失っていないのが大きい。
ドイツ軍司令部から「やり直ししていいっすか?」との冗談も聞こえて来る。

1ターンを終えて、ドイツ軍の攻撃は停滞気味になるのだろうか。
 
『2ターン』

天候:快晴
地表状態:泥濘
積雪:なし
天候でドイツ軍司令部から悲鳴が上がった。
天候は快晴だったものの、地表の状態が泥濘となったのだ。これでドイツ軍の装甲師団は前進が遅れ、戦闘に参加できないのだ。
ドイツ軍の攻撃は失敗が続く。それでも苦戦しつつ、攻撃を続行する。しなければ勝てないのだ。
 
『3ターン』

天候:快晴
地表状態:普通
積雪:なし
全線粛々と善戦中、みたいな。奇声はありませんなぁ。
 
『4ターン』

天候:降雪
地表状態:普通
積雪:なし
ドイツ軍の攻勢は北部で淡々と進行・・・。淡々なんて面白くない、とクレームをつけたら、DESRECHさんは「ウギャー、ミギャー!!」とサービスで奇声を発する。
 
『5ターン』

支援ポイント:配分
第3装甲軍:支援ポイント2≒1
第4装甲軍:支援ポイント3≒3
第4軍:支援ポイント3≒2
第2装甲軍:支援ポイント2≒1
天候:曇天
地表状態:泥濘
積雪:なし
ドイツ軍の攻勢はセルプコプへ集中する。ここの占領を南部の指揮官は「必ず行う!」と叫んでいる。
 
『6ターン』
天候:曇天
地表状態:凍結
積雪:なし
 
第一次クリン戦。

赤軍に奮戦により撃退する。
ドイツ軍が部隊を密集させ、攻勢を続行。ソ連軍も、ドイツ軍の手薄な地点を攻撃。後退を強いる。

 
これはクリン戦での師弟対決。
 
『7ターン』
天候:快晴
地表状態:河川凍結
積雪:なし
ゲームは天王山を迎える。ドイツ軍は都市への攻撃を決行。
ツーラ、セルプコプ、そしてクリンへ強襲を行う。
クリンの周辺でもソ連軍に後退を強いて、クリンの孤立化を目指す。ところが、ソ連軍が奮戦し、全ての地点で撃退。
そしてクリンの攻撃である。アクセルを踏み込んでの攻撃は額面2:1となる。同一師団で都市の5:1の結果はA1(1)。ソ連軍の守り神と化した軍神殿の法力が響いて、ここも撃退に成功する。


ドイツ軍は、北部の不調を中央部で返す。
セルプコプ周囲でソ連軍を圧倒。その勢いを保ったまま、セルプコプを一撃で占領する。

 
プレイヤーから「yagiさんは法力がないからなぁ。」「戦前はセルプコプなんて落ちないなんて言ってましたよおー」と罵声が。うるせーなー。と、罵倒に冗談が尽きない。
ソ連軍は1都市の陥落を受けて、戦線の後退をする。無理な反撃はいけないのですよ。

攻撃が成功したルセロさんの嬉しそうな事(・∀・)。
 
『8ターン』
天候:降雪
地表状態:河川凍結
積雪:あり
積雪のため、ドイツ軍の移動力と戦力は半減する。
そのため、一気に攻勢の勢いを失う。
それでもツーラへは攻撃を継続。第2装甲軍団の全力を投入する。

ソ連軍はツーラの解囲を目指し反撃。消耗戦を挑む。
消耗戦となるが、ソ連軍も損害が嵩み、割のいい取引ではない。
 
 
『9ターン』
天候:晴天
地表状態:泥濘
積雪:なくなりました
ドイツ軍はソ連軍が攻勢に出て、陣形が崩れたところを突く。
それでも多くの地点で失敗する。特にツーラは「これだけは出しちゃあダメ」というサイの目を出してしまう。
都市攻撃の5:1でサイの目8だったモンね。これは厳しい。
 
ソ連軍はツーラへの反撃をまたもや試みるが、前のターンを彷彿させるように損害…。いや、大損害を受けてしまう。それでもツーラへの圧力を少しでも軽減させるために、消耗戦を繰り返す。
 
 
『10ターン』
天候:降雪
地表状態:泥濘
積雪:なし
クリンの攻防戦はドイツ軍が撃退される。ツーラの包囲戦もドイツ軍が損害を出して失敗。
ここで参加メンバーが、大人の文化祭である猿遊会に付き物の飲み会へ引かれて中止を決定。このままではドイツ軍が厳しいとの評価でした。
そして翌日のために配置をやり直し。朝一番からの開始を約束して会場を後にしたのでした。
 
 
 

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