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2024-11-24 07:56

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2011-02-13 15:06

『金町でのパシュグロ』 その2

『パシュグロ:4ターン』


パシュグロらしい展開になっています。写真が小さくてわかりませんか。やっぱりですか。

APの先手は続き、ルーマニアが参戦しました。CPのブルガリア参戦はめども立っていませんから、弱るですだよ。

無風状態だったエジプトで、サシーヌの皆さんが「スエズを救え」の掛け声の元に、英連邦軍を襲撃。襲撃自体は失敗しますが、ジハードレベルを上げられます。これが狙いだったのです。

アラブ反乱軍の対抗処置だったのですが、手番が遅れてヘジャブやメディナを荒らされています。何というかですね。先にヘジャブで待ち構えるつもりだったんですよ。それが1つ遅れて、反乱軍が現れてしまい。その反乱自体は金吾さんのサイの目がしょぼくて、全く効果がなく。慌ててヘジャブへ進入したトルコ軍を横目に、アラブ反乱軍の皆さんはメディナへ入れ代わりに進出。ヘジャブは限定補給源のため損耗はしませんが、「ご飯はあるけど弾はない」。そう、アラブ反乱軍が補給を切断したため、攻撃ができないんですよ。あらー(´・ω・`)。しかし、メディナ要塞を攻囲したアラブ反乱軍ですが、金吾さんのサイの目しょぼさで陥落しません。この攻囲は長引きます。

CPはペルシャ反乱からアフガニスタンへの密使により、中立ペルシャへ進出。ジハードレベルを上げたり、アフガニスタンや中央アジアを目指します。部族の皆さんもトルコ軍に協力していますね。

コーカサスには、ジハードレベルの低下により、お家へ帰ったLazの皆さんが再登場。しかし、強制攻撃を解消する小競り合いに終始します。

クウェートも地味です。部隊の皆さんが空いてるスペースに現れた程度。小競り合いもありません。でも、この地味な展開はパシュグロらしいんです。

ジハードレベルは上がったものの、戦争状態はAPの先行が続いています。APが10で全面戦争の直前。対するCPは6ですからね。先が思いやれるます。


『パシュグロ:5ターン』


このターンに、後の展開に大きな影響を及ぼす出来事が発生しています。

それは中央アジアとアフガニスタンに、トルコ軍が到達。即時のジハード蜂起判定で、両地域で蜂起が発生したのです。中央アジアとアフガニスタンに蜂起ユニット(赤ユニット)が登場しています。後の歴史で、ソ連軍に勝ち、アメリカ軍に苦戦を強いているアフガニスタン蜂起ユニットは数も多い上に強力です。ジハード蜂起の成功は、ジハードレベルの上昇ももたらし、連鎖的なジハード蜂起をもたらす事になります。
しかし、調子に乗ってバクーへ進出したトルコ軍は、大公のチィフリスへ到着した影響で、後方を遮断され補給切れの除去を喰らいました。

コーカサスでは未だに小競り合いです。クルドの皆さんが除去されていますね。トルコの正規部隊が、クルドの部族を盾にしているのは、何だかなぁー、です。でも、部族はどんな補充でも再編成でき、登場する場所も多伎に渡るので、先に損害を受けさせるのは、作戦的に悪くはないのです。ほら、戦国の話しでも裏切った連中は、最前線に立たされると言いますでしょう。ちょっと違うか。

ルーマニアがAHの一部を掠めています。
実は、ルーマニア軍に対抗する、AH軍やドイツ軍も登場しているんですけどね。ブルガリアの参戦もまだで、セルビアやサロニカから上がった英連邦軍の相手もあるため、こんなところで損害を出す気にはならないのです。
でも、動員されているマッケンゼンの第11軍で、ルーマニアの討伐を行わせるべきでしたかねぇ。先々のセルビアを優先してしまいましたが。

クウェートは小競り合いなのか。正確には睨み合いかな。

シナイでは、メディナを攻囲中のアラブ反乱軍へ向け、トルコ軍の精鋭が討伐へ向かっています。でも、ようやく到着したばかりです。
2人とも忘れていましたが、エジプトに展開中の英連邦軍は移動を行えました。ですから、トルコ軍の防備は、ガザのスタックしかいなかったので、切り取り放題だったのです。危なかったですねぇ。

汎用トラックへ目を移せば、ジハードレベルは8まで上昇。戦争状態はAPが10、CPは6でした。あら、前のターンと変わってないのね。


『パシュグロ:6ターン』


さあ、このターンにゲームの行方を左右する出来事が幾つか発生しています。

1つ目はブルガリアの参戦で、これでバルカン半島は、本格的に戦火へと包まれる事となりました。ブルガリア参戦と共に、派遣されたドイツ軍とAH軍の猛攻により、ベオグラードは陥落。金吾さんは、それと同時にセルビアの崩壊を宣言しました。これはセルビアが崩壊した場合、ドイツ軍やAH軍が引き上げてしまうため、それを狙ったものでした。ただし、引き上げるタイミングは、戦争状態のフェイズであり、居残る部隊もそこそこあるため、あまり効果はなかったようです。
ちなみに、写真ではセルビア軍が見えていますが、これは崩壊しても残るSCUです。結構な数になります。

ブルガリアの参戦と同時に、APは上陸侵攻を決行。ガリポリ半島の最先端とスミルナへ上陸して来ました。ガリポリ半島には待機していたトルコ軍が封鎖しましたが、スミルナには1歩及ばずトルコ本土への上陸を許してしまいました。ところが、金吾さんのサイの目がしょぼくて、スミルナ要塞は健在のまま抵抗を行っています。

しかし、地中海へUボートが派遣されたため、上陸侵攻した部隊は余分なOpsが必要となり、それ以上の行動は行えません。ガリポリのマップで上陸したAPの部隊が見えず、不思議に思う方もいるでしょう。これは上陸したものの、BHでもたついている内に、トルコ軍の襲撃を受けて海へ追い落とされたためです。これにより、ジハードレベルが2上昇しました。ついでに言えば、BHが除去された時に、トルコ軍の補充も受け取れましたが、これは忘れていました。

ターンの最後に「パウルスがベルリンへ」が行われており、これで4ターン後にロシア革命が開始されます。ロシア革命を中止させるには、コンスタンチノープルの占領が必要で、これは無理しょ。だって、そんな状況ならCPは実質投了だし。他には遅延させる事もでき、これはロシア軍の占領したVPスペース数によります。こちらの方が現実的です。

CPがイベントを連発した事により、戦争状態は両陣営とも11以上となりました。これで次のターンから全面戦争へと突入です。さらに、ジハードレベルも10となっています。これはイベントだけでなく、ジハード蜂起とBHの排除により上がったのです。

ジハードレベルが上昇したため、部族の皆さんが総動員されています。あまり効果のない地域に現れていますが、まあいないよりマシでしょう。味方なのですから。

メディナでは、トルコ軍によるアラブ反乱軍の討伐が開始されています。しかし、サイの目がしょぼくて、なかなか捗りません。しょぼいのはアラブ反乱軍も同じで、メディナ要塞の攻囲は全く終わりません。そうそう、マーカーを置き間違えていますが、シナイ鉄道の建設が始まっています。このマーカーは完成してから置くのでした。この鉄道は4ターン後に完成します。これが完成しないと、LCUがシナイ砂漠を越えられません。完成してからがこの方面で本格的な戦闘になるのです。
他のクウェートやコーカサスは小競り合い。いや、戦線に異常なしですね。

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2011-02-13 14:53

『金町でのパシュグロ』 その1

千葉会にも色々ありましてね。
特に、会場の確保に苦戦しております。そこで葛飾に在住のメンバーが、周辺の集会場なら格安かつ結構確保を出来ると言ってくれまして。そこでとりあえず使ってみんべとなったのです。
ちょっと仲間に声をかけてみたら、9名ほど集まってくれました。
まあ千葉会の例会ではないので、他は省きまして。私自身の対戦を、またもや濃―くお送りします。
いや、一点ほどどうしても。千葉会の常連であるy,nakaoさんがですね。奥様とお子様同伴で参加(というより、ちょっと観戦かな)してくれまして。久々に近くで見た赤ん坊に、オジサンはめろめろですわ。

私の対戦したゲームはGMT『PURSUIT OF GROLY』。お相手は金吾さん。なかなかのヘビーゲーマーです。
陣営は、金吾さんの希望もあり、私がCP、金吾さんがAPでした。
ゲームについては、最新のクラブ千葉#12を見てちょ。力作ですが何か?
そうそう、金吾さんのブログ[金吾激闘記~違うぞ!金吾]でも対戦の報告がされていますね。是非、覗いてくだされ(宣伝)。
まあ、それではあまりにも不親切なので、ゲームの背景を解説してみます。

これは配置が終わった時点、その全体図です。私の座っていた関係で南北が逆になっています。しかも斜めってるし。
第一次世界大戦の中近東が舞台です。戦争が始まって、宿敵のロシアが、オーストリア・ハンガリー帝国とドイツとの戦いで苦戦しているのを見たオスマン・トルコ帝国。それまでの失地を回復すべく、ロシアへ参戦したものの、それは中近東での覇権を狙っていた、ロシアの同盟国であったイギリス帝国との戦いへと巻き込まれたのであった。
映画風に言えば、こんな感じではないでしょうか。
では、開戦当初の戦況を、上の写真を切り取って説明しましょう。

ロシアの困っているところに参戦したものの、トルコも戦力が揃っている訳ではありません。弾薬も足りないんだぜ。
両軍が対峙しているコーカサス~全体図での写真では手前~では、若干トルコが優勢なくらいでしょうか。それでもロシアの動員力を考えると、オイソレとは攻勢に出ることは出来ません。ちなみに、ユニットの色は、ロシア軍(RU)は白、トルコ軍(TU)が茶色です。

全体図の右手は、現在のクウェートになります。そこには既に英連邦のインド軍が展開しています。そう、イギリスの参戦する理由は、同地の石油だったのです。これは今の戦争でも言えたりしますね。
この地のトルコ軍は、ろくに配備されていません。色の濃い茶色がトルコ軍の中でも、アラブ民族で編成された部隊です(TU-A)。戦力的にも若干TUより劣ります。
ちなみにですね。英連邦はイギリス(ユニットの色はベージュ)、インド(緑)、ANZAC(オーストラリア、ニュージーランド、カナダで、ベージュにちょっと色違いあり)になります。でも、イギリス軍は西部戦線で戦力を取られているため、この戦いでは序盤はインド軍が主力で、ANZACが増強され、最後にイギリス軍が増派されていきます。

マップの中央南がエジプトです。しかし両陣営とも戦争を計画してなかったらしく、シナイ半島の砂漠を隔てて睨み合っています。
そう、ゲーム開始時点では、マップのほとんどが戦場になっていません。そして戦争が長引くにつれ、段々と巻き込まれて行くのです。

一番手前に並んでいるのは、部族(緑の枠に薄いベージュ)と反乱軍(赤に国旗)。これはカードや戦況で上下する、ジハードのレベルより登場するユニットです。
当時のオスマン帝国は、イスラムの盟主として君臨したいたため、その危機に助力をするのです。これは現れた際に解説しましょう。
では、解説はここまでにして、ゲームを始めましょう。



『パシュグロ:1ターン』


1ターンが終了した時点です。では、細部の解説をして行きます。

実はですね。CPは、このターンのカード巡りは良くありませんでした。というのは、2Opsと4Opsのカードしか来なかったのです。他の3Opsのものもあるので、バランス良く来てくれれば、ありがたかったのですが。
この図の右からカードを順番に使っています。初手のAP『RUSSO-BRITITISH ASSAULT』での英連邦の突撃を、CP6『SANDSTOM&MOSQUITOES』で流しています。
そして『ジハード』と『汎トルコ主義』をイベントして、他は2Opsカードで捌きました。結構大変でした。

ジハードレベルが上がったため、部族が4種類マップに現れています。
この解釈にちょっと難儀しました。というのは、金吾さんはルールの「マップ上のユニット数」と、私は「マップ上の部族数」と、それぞれ違っていたのです。最終的には、英文を読んで貰って「部族数」と判明。金吾さんは練っていた作戦が外れて困惑していました。ルールの分量が多いため、このような事態は幾つかありました。

その部族の2つは、コーカサス戦線に登場してもらいました。クルドとLaz(詳しくはググってください)です。
クルドの皆さんは騎兵なので、そのDRMを当てにできます。Lazは部族の中でも精鋭です。こうやって部族を両陣営が利用しますが、戦争が終わると排除したり、反乱したりと。綺麗事では済まないのです。戦争に勝つために部族を使っておいて、それが終わると、その部族を相手に戦争を始めるので、大いに皮肉を感じてしまいます。
ああ、ちなみにコーカサスでは、ろくな戦闘は行われませんでした。ロシア軍の動員も進んでいませんし、トルコも下手に損害を受けても、先々人員的な(というより、補充=RPの)余裕はありませんので。

さて、砂塵で巻かれた英連邦のインド軍ですが、退却したTU-Aを追って前進。バスラを占領しています。しかし、ここでもTU-Aに隠れて見え難いのですが、湿地のアラブが現れ。TU-Aを増強したため、手が出せません。
TU-Aの主力はKutで抵抗線を引いています。ここは水障害なので、かなり強力な防御が行えるのです。水障害だと、防御側は先に射撃を行え、Kutは平地で塹壕を構築できるのです。そうなると、英連邦もオイソレとは抜けません。そして金吾さんは南部を迂回しようとしたら、湿地のアラブ部族がゾロゾロ現れた、と。これでは文句の一つも言いたくなりますね。

他の戦線は、基本的に動きはありませんでした。
それでもエジプトにサシーヌ部族が登場しています。これは目論みがあったんですけど。カード巡りが悪くて上手いこと使えませんでした。今、何かと話題のエジプトですね。

汎用トラックを見ればですね。
ジハードと戦争状態が上がっています。VPは10から始まって、バスラを奪われた分の1VP分下がっています。そして「TU MAX」があるので、『イギリス海軍の海上封鎖』が行われたんですね。これが行われると、トルコの補充は25から着々と落ちていくんです。だから、その前に補充を行いたかったんですが。カードがさぁ・・・。




『パシュグロ:2ターン』


2ターンの終了時になります。こう言っては何ですが、またもや大きな動きはありません。では、細部に移りましょう。

CPは、動員デッキで使えないイベントが、結構あるんですよね。この6枚の内、『英議会の追及』や『インド反乱』、『ティフリスを救え』などは、使える条件が厳しいんです。写真で横になっているのが、イベントとして使ったもの、縦のものがOpsや補充、もしくはSRで使ったものです。『ゲーベン号』もイベントで使いたかったんですが、これはバツーミ要塞の破壊とRUのRPを削れるため、RPが溜まるのを待ちました。今思えば、追い出すだけでも良かったですかねぇ。
最後の『ペルシャで攻勢』を使って、嫌らしい事をしています。

嫌らしい事とは、『ペルシャで攻勢』を使い、コーカサスでトルコ軍と対峙していたロシア軍の後方を遮断したのです。これで補給切れになり、ロシア軍の2個師団が除去されました。でも、正面から殴り合っては、トルコ軍はロシア軍に勝てまんせんから。こうやって、部族やイベントの力を借りるしかないのです。
それから、ジハードレベルが下がったため、部族の1つがお家へ戻っています。黒海沿いにいたLazなんですが。
APの『エジプト・クーデター』がイベントされたんでしたっけ。

エジプトは動きが無かったので、そちらを戻すべき、との意見もありましたが、悪巧みがありましてね。へへへ。

他に何があったけや?そうか、ロシア軍が怖いから、その前面でLCUの編成をせっせとやったんだ。ほら、ここを見ると、SCU(小さいユニット)の下に、LCU(大きなユニット)が分かるでしょう。LCUになると火力も抵抗力も高まるのです。このゲームでは、LCUが突如として現れるのでなく、SCUを合身させて置き換えるのです。

APはANZACを動員して、クウェートに登場させています。それでも攻勢にでるには、手勢が足りませんね。

この汎用トラックを見ると、APはイベントを進めたんですね。CPはどうにも上手く回せなくて、イベントが進めませんでした。ちなみに、トルコは補充を行っているのですが、MAX RPは減っていません。というのは、トルコ軍のRPをそのまま使わず、GEの1RPで再編を行ったのです。これ重要。
このターン戦争状態は限定戦争へと突入しました。



『パシュグロ:3ターン』


さあさあ、ゲームはさくさく…、と何とか進みます。細かいルールに振り回わされましてね。

さて、このターンで大きな事件が起きています。
チャーチルがイギリス海軍に、コンスタンチノープルまでの突破を命令。イギリス海軍は、ガリポリ半島を封鎖しているトルコ要塞への砲撃をして行きました。
それが効を奏して、次々にトルコ要塞を破壊。遂に、コンスタンチノープルを守るボスホラス要塞まで到達します。
ここまで到達するのは初めてだったため、2人でこの砲撃が成功するとどうなるのか、ルールを確認しましたが、結局失敗。何て事はありませんでしたね。このイベントが起きると、APがいつ上陸して来てもおかしくはありません。その対抗処置として、LCUを主力とした打撃部隊がガリポリ・マップへ進入してします。

チャーチルの突破命令が擱座した直後、イギリス軍がサロニカへ上陸。バルカン半島へ橋頭堡を築きました。やれやれ、完全にAPに先手を打たれています。ガリポリへの対抗策も裏を掛かれたという訳です。

イベントが多かったため、他の戦線は小競り合いに終始します。せいぜい、コーカサスで補給切れにされたTU-Aを追い、ロシア騎兵が中立ペルシャへと進入しています。精鋭のロシア=コサック騎兵には、弱体なTU-Aでは太刀打ちできず、逃げ回っています。

小競り合いとも言えませんが、シナイ半島のメディナにトルコ軍が派遣されています。これはヘジャブにアラブ反乱軍が現れるための対抗処置です。ホント地味。
APはイベント、CPは若干のOpsと補充に終始しました。そのため、戦争状態ではAPが先行しています。APが8で、CPは5ですからね。こんな感じに離させると結構困るんですけどね。CPとしては、ロシア軍の攻勢を警戒して、補充は欠かせませんし、火力と耐久力を上げるためLCUの編成を急いでいます。
そうそうアラビアのロレンスもやって来て、ジハードレベルも下げられています。今回は湿地のアラブの皆さんがお帰りでございます。




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2011-02-05 16:03

『ちはら会で年明け早々に太陽の帝国』 その3

『8ターン:1944年1月~4月』


8ターン終了時点です。
またもや、地味な展開でした。大きな戦闘も起きませんでしたし。

地味なのですが、日本軍は航空隊の補充を得ています。実は、このプレイでは日本軍は海軍の補充をゲットしていました。
日本軍には、補充などほとんどありません。例外が歩兵で、これは中国から引き抜いて、それを使うのです。そう、史実の関東軍から南方への引き抜きですね。おかげで中国国内はスカスカです。
連合軍?意外と少ないですよ。
ただ、この頃は「月間空母」や「隔週刊戦艦」の増援を受け取ります。

このターンに、遂に山本五十六が戦死してしまいます。そして小沢将軍へと河っています。これはアメリカ軍が刺客を放ったのです。これで日本軍は最優秀な指揮官を失います。廃墟と化した帝都で、国葬が執り行われました。

海軍を失ったアメリカ軍は、セルベス島へ艦隊を送り込みます。海軍がないまま放置しておくと、日本軍の航空部隊に取り囲まれているため、陸軍が磨り減ってしまうのです。
日本軍はニューギニアから引き抜いた部隊を、フィリピン防衛に投入。ボルネオ島も強化します。

次々に部隊が引く抜かれたニューギニアでは、航空戦が行われただけでした。まあ、日本軍の陸軍がソコソコ残っていたため、それを逃がさぬようアメリカ軍が先手を打ち、日本軍の航空部隊を壊滅。制空権で取り囲んだのです。しかし、日本軍には史実での「ガダルカナル撤退」ができて、それを使って制空権を無視して逃げ出したのでした。連合軍の歯軋りが聞こえて来ました。

ここも地味なんですけどね。再建された英連邦と中国の皆さんが、またもやラングーンへと前進しています。日本軍も対抗して地上部隊と空軍・・・、陸軍航空隊を送っています。

中部太平洋にはアメリカ軍の大部隊が集結しています。決して、初期の日本航空部隊と比べて強力ではないんですけど、数が多いですからねぇ。海底から引き上げたワシントンも戦列に戻ってきていますし。

中部太平洋のアメリカ軍を見て、日本軍は本土周辺を強化します。沖縄には第17軍。硫黄島にはラバウルから撤退してきた海軍陸戦隊。サイパンからヤップにかけての島々にも、防御の部隊を配備しています。
しかし、こんな風に日本軍が着々と防御を固めていくって、大きく違うような気がしますね。
この年になると、アメリカ軍にVT信管とレーダーの効果があり、海軍・空軍の戦闘では一方的になるんです。
というのは、海軍・空軍の戦闘では集めた火力を1倍、1/2倍、1/4倍として、相手に適用します。簡単に言えば、60%の確率で集めた火力の半分未満しか、相手に損害を与えられないのです。
しかし、アメリカ軍は、1943年にはVT信管で+1、1944年にはレーダーで+3を戦闘の解決に加えられるため、80%の確率で1倍の打撃を与えられる事となります。これが大きい。戦闘での勝敗は、相手に与えたステップ数が多い方。ただし空母が多いと、そちらの勝利となります。この辺が絶妙で、終盤にアメリカ軍が攻めて来て、日本軍が兵力をかき集めて迎撃しても、ほとんど損害を与えられませんし、そもそも奇襲になって一方的に殴られる事も多々あるのです。


第8ターン連合軍の視点「ヤマモトを撃てっ!」
1944年に入ると海戦では負けることは殆ど無くなります。VT信管にレーダーもあるし。IJNは片道切符状態。8ターンの手札にはヤマモト長官を葬るカード。これは真っ先に使用。ニューギニアからは続々と日本軍が撤退、後を追う連合軍。これでは完全に強力な国防圏が構築される。日本軍に更なる楔ということで、マーカス島を占領:まずこれで日本本土空襲への足掛かりということ。
ここでマーシャル諸島侵攻の大規模作戦カードを切ります。日本軍はまだフィリピン周辺のみ主力を置いるだけ。いまだ脆弱な硫黄島&サイパン島同時上陸。既に要塞化しているとは言え連合軍の物量には敵いません。手札の中にはソ連の介入もありましたが、東条総理は支持率低下でもヤルキ満々。
海軍からは夜のラジオ放送に悩ましい、ねーちゃんの声が聞こえるという噂が・・・コーフンした新兵の士気が下がる始末。頼りない海兵隊よりはインドカレーで育った連中の方で、強飲だとばかりに再度殴りコミ。やはり帝国陸軍はつぇぇ(この連敗が後に)というよりこの時点で、少し連合軍は楽になりました。航空海上戦闘で日本軍の虎の子4隻&軍神翔鶴は既になく、優秀な航空搭乗員もいない状態。後は沖縄戦か台湾を制圧し、朝鮮半島を制圧すれば勝利できると確信していたのですが。



『9ターン:1944年5月~8月』


上の図が9ターンを終えたところ。では細部を見ていきませう。

このターンにB29が配備され、爆撃が開始されました。これでアメリカの戦意は上がりますし、日本軍のカードは少なくなります。見え難いのですが、銀色の翼がチラリと見えてます。

東京ローズを使ったんですけど。
この時点でアメリカの戦意を1つ下げても、意味を見いだせないのが正直なところなんです。それでも何もしないよりマシですから。
というのは、日本軍は先手を取ってやる事がないんですよ。だって防戦一方で、アメリカ軍が進攻して来るのに、対抗するだけですから。積極的には動けないんです。

ニューギニアは、遂に日本軍が撤退を完了。諦めていた海軍航空隊も離脱しています。そこへアメリカ軍が進駐。

連合軍の手札に、「ソ連軍の満州進攻」が来ましたが、東条が辞任していないため、イベントとして使えませんでした。これが使えると、日本軍は朝鮮や満州の資源地点を失うので、カードが少なくなります。史実で言えば、補給物質が欠乏して行くんですね。
いのさんが歯噛みしました。

ビルマでは、再建となった中国軍や英連邦軍がラングーンへと押し寄せています。しかし、日本軍も増強しており、以前の事もあるため、手を拱いています。

そしてアメリカ軍はサイパンへ進攻。日本軍初の玉砕となります。ここには日本陸軍の1個軍の9-12を配備しておいたのですが、圧倒的な兵力差に防御は不可能でした。
さらに硫黄島にも進攻。玉砕2号です。
こちらにはラバウルから撤退して来た、精鋭の海軍陸戦隊を配備していたんですけどね。6-6の旅団なんて他にはありませんがな。これもアメリカ軍の海兵隊により壊滅です。

アメリカ軍はニミッツを予備へと送ります。これは次のターンにサイパンへ現れて、大平洋で縦横無尽に暴れるのです。
これまで日本軍はサイパンからフィリピン、それにインドネシアやビルマにかけて、防御ラインを構築していました。
いのさんに言わせると、これは「玉子の殻作戦」。この欠点は、1ヶ所が破られると、アメリカ軍の乱入を止めようがないのです。
でも、どないして守れちゅうねん(´・ω・`)。
B29がダブルで日本本土の爆撃を行えるようになり、そうなるとその爆撃は成功を続けます。4ターンに渡り、日本本土への爆撃が成功すれば、アメリカ軍の勝利となります。日本軍は万事休すとなったのです。



『10ターン:1944年9月~12月』牟田口立つ!!

いや、牟田口は大嫌いなんですがね。この状況で次に起こる事態では、この名前を出すしかないんですよ。
では、ここからは戦記風に行きます。

日本帝国が危機的な状況となった1944年末、1人の男が立ち上った。その名は牟田口廉也。
彼は不満の募る陸軍の指揮官達を糾合し、南方司令部へ乗り込み指揮権を掌握。そして後世に残る演説を行ったのだ。
「我が大日本帝国は、現在危急な状況にある。これは海軍の意向を優先した結果なのだ。しかし、我が帝国陸軍は戦えば、一度たりとも敗れた事はない。今ここでインドを目指す攻撃に出て、大東亜の礎にならん!」


そして帝国陸軍は最後の攻勢に出たのである。補給も海軍や空軍の支援も無視した無謀な攻勢と、誰もが懸念したのであるが、無敵皇軍は伊達でなく。ラングーンから波状攻撃を加えたところ、中国軍は溶けて無くなり。英連邦軍は壊乱状態となる。連合軍はビルマの防衛を諦め、英連邦の至宝であるインドを守るべく、その西部へ兵力を集結させた。

ところが帝国陸軍の勢いは止まる事はなく。ビルマを席巻、そのままインド西部へ乱入。同地の英連邦軍を壊滅へと追い込み、ガンジーの独立勢力との合流を果たしたのである。

この状況に怒り狂ったニミッツは、「イギリスなんぞ当てにするから、こんな事になる」と一通り罵倒。そして直後に第10軍団と第11空挺師団による、日本本土への上陸を決行。
連合艦隊も、兵力をかき集めて迎撃に出るが、アメリカ軍の戦術的優位に勝てず撃退され。2度目の本土上陸を房総へと許す事となった。
そして京都へ疎開した帝国議会では、東条が辞任。陣頭指揮を取るために、南方へと飛び立ったのである。


こんな風に格好を付けて書きましたが、実は自棄になってしまったんですよ。
ちょうど時間も無くなって、B29の爆撃を阻止する術はなくて。本当は、サイパンのアメリカ軍が脆弱な内に、反撃に出る事も考えましたが、海軍と陸軍の競合状態で行えず。
空軍、というか航空戦力はそこそこ残っていたものの、アメリカ艦隊に勝てる見込みもありません。
残った手段はと言えば、陸軍の攻撃、と。何せ、本当に「戦えば負ける事はない」でしたし。
それで攻撃をやってみたらですね。
陸上戦闘もファイヤー・パワー方式なんですけど、1/2倍、1.5倍、2倍とブラディなところに、日本軍はずーっと1.5倍以上を出し続けてしまったんです。それでインドまで到達してしまった、と。
これで時間切れとなりました。
アメリカの戦意はビルマ降伏と東条辞任により、残り1まで下がりました。

でも、ですね。
日本軍にはろくに戦力が残っていません。
後の2ターンを考えると暗澹となります。
本土決戦に海外の陸軍をかき集める事となるのですが、アメリカ軍が先手を打って本土の戦力を叩いていけば、後手後手とならざるを得ません。アメリカ軍としては、日本本土での攻勢と、沖縄や台湾への進攻を2段構えで進めれば、日本軍はどちらかで破綻。いや、両方で破綻しかねません。
南方からの補給路をアメリカ軍の制空権で塞がれても、日本の敗北ですから。

成功したビルマやインド方面も、連合軍が空軍を叩いてしまえば、補給切れでの損耗⇒壊滅は避けようがありません。
何より、B29の爆撃と地上戦が続くのですから、日本本土は文字通りに焼け野原となるでしょう。

今回の対戦は、時間切れの引き分けでした。
それでいいと思うんですよね。無理に勝負は付けなくとも。こうやって、「この先はどうなったんだろう」と、あれこれ想像するのも楽しいです。何より、対戦中は物凄く面白かったですし
戦況が傾いても、まだ戦ってない、と無理な作戦を選択する。そんな日本の指揮官の気持ちになりました。
何より、現在の我々から見て、「勝てないんだから、損害が増える前に降伏すべきだったのでは?」との疑問の、その多くに答えてくれるのです。


第9-10ターン連合軍の視点
9ー10ターンでB29配備は完了し日本本土空襲が開始され、アメリカ軍の戦意高揚は確実です。ダメ押しとばかりに闘将ブル、ハルゼー(ニミッツでないよ)をサイパンへ。彼の能力3は伊達ではありません。マッカーサーの2より使えますが、指揮範囲が10ヘクスが難点。ですので性格通りに前線配置向き。このハルゼーは役割があります。OPカードによる奇襲向き。OPカードではユニットの活性化数がすくなくユニットレートで劣る連合軍には数が必要なのです。しかもOPカードでの作戦は、サプライズアタックが起きやすいという利点も。ですからOPで殴り込みはハルゼー。大規模作戦はマッカーサーという使い分けができるのです。
 で、ここでビルマ戦線が崩壊という話題が出ます。前回と同様に油断してました。帝国陸軍の攻勢はすさまじく、あっと言う間に北部インド制圧。英連邦軍は全滅。お見事でした。
後半は劇的なトリプルクロスの応酬でした。引き分けとしたのは色々な理由からです。インドは確実に陥落した場合は、アメリカの戦意は無くなり敗北。しかし残4枚の手札の連合軍は本土上陸&制圧に自信がありました。但し戦闘に勝利した場合の不確定要素ですが。ついでに「卵の殻作戦」ですが、防御する方法はありますよん。考えたら解ると思います。それともう少しニューギニアで踏ん張れたら、豪州は陥落してたと思います。あのターン山本長官がまだいましたから。しっかし、何故ちはら会で連合軍やると上手くいくんやろっ???わからんです。

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2011-02-05 15:44

『ちはら会で年明け早々に太陽の帝国』 その2

『5ターン:1943年1月~4月』

このターンにエラク変わった事態が起こります。それは、まあ後で。

こちらが5ターン終了時点。これを見て(0゜・∀・)スゲー!!となる方はなかなかいないでしょうね。
潜水艦戦により、日本軍のカードは6枚のままでした。
ちょうど手元に「喧嘩をやめて」が来たので、将来攻撃カードに仕込みます。

これは、先の海軍と陸軍の競合状態を終わらせる物で、先に仕込んでおき、連合軍が日本軍の競合状態を発生させるカードを使った場合に、解除させるのです。

ニューギニアではギリギリまで、えっちらおっちらジャンルを掻き分けて前進。3個軍による突撃で陥落させます。これでニューギニアは降伏、なのですが。ニューギニアの降伏は、アメリカの戦意に影響しないため、徒労に終わりました。
というのは、言い過ぎでして。何故なら、ニューギニアに日本軍が突出する形で居座ったため、ハワイとオーストラリアの連携が取れなくなったのです。これは後々影響してきます。

連合軍は、日本の信託統治されていたクゥエゼリン環礁と、トラック諸島の中間にあるエリゼルン島へ進攻。クゥエゼリン環礁へも襲撃しましたが、それは撃退されました。

この状況を見ていた、いのさんがボソリと。
いの「yagiさん、サドンデスになりまっせ」
yagi「はあ?」
いの「サイパンや日本本土ががら空きやないですか。そのまま進攻を喰らいまっせ」
yagi「じゃあ、サイパンは固めるかな」
いの「いいですわ、こっちは東京を狙いますからー」
yagi「何だってー!?」


はい、やられました。ドリィトル爆撃ならぬ、上陸を!

日本軍に航空隊もいないため、リアクションもできません(´・ω・`)。
一応は空のヘクスには、地元の若い衆はおるのですが、一撃で壊滅。何せ、平地ですからねぇ。関東平野は。
いのさんいわく、「横須賀上陸になりますわぁ」。なるほど。
と、感心している場合ではありません。このままでは日本本土を全て占領されて、マジでサドンデスになりかねません(´・ω・`)。
そのためにアメリカ軍はエリゼルン島を占領したのでした。このエリゼルン島は、日本の防衛線を打ち砕くための一大根拠地となるのでした。

という訳で、上海や香港に常駐していた(というより、前進し損ねていた)陸軍の各部隊を結集。海兵隊を封じ込めます。
そして何処の司令部からも指揮範囲が届いてないため、海兵隊は補給切れの損耗を被ります。
後ほど聞くと、連合軍としては、これが狙いだったんですね。
日本軍の攻勢が順調に進んでしまうと、その対応に追われてしまう。歩兵と海軍の補充は余っているため、片道切符で上陸させ、日本軍に対応を強いる。それだけ日本軍から主導権を奪える、という狙いでした。
なーるほど(´・ω・`)。


第5ターン連合軍の視点
第4ターン終了時以降、連合軍にとって魔といえる「戦争の進展」というルールが始まります。戦費を費やしても結果がついて来ないと毎ターン1ずつヤルキが墜ちていき、最後には日本軍有利な講和という敗北です。この時点で失敗してますので-1+8=7というワケです。日本軍はもうウハウハ。ここである程度戦力が整ったのでクェゼリンを頂きにレキシントンを主力で行ってこいっと・・・返り討ちボコボコされました。さぁどうするかと・・・あっみっけた。
トラックとクウェゼリンの中間のエルゼリンががら空き。この時点で手札5枚。しかもOP3のカードが2枚あり。すかさずエルゼリン島を無償確保。で日本軍のラウンド・・・ガラ空きのサイパンも硫黄島も、しかも帝都に守備隊を配置せず。本AARでも記されてますが、OP3のカードで15ヘクスも海軍は爆走できます。上手くいけば日本列島を制圧可能=サドンデス勝利。失敗しても南進は止まるはず。



『6ターン:1943年5月~8月』

派手な展開は続きます。

ターンが始まってすぐ、弱体になった海兵隊へ向かい、東海道から第14軍と東北から第35軍が分進撃。壊滅へと追い込み、帝都は日本軍の元へと戻り。無敵皇軍の凱歌が上がったのでした。
護衛していた戦艦ワシントンも、退避出来ずに轟沈(に、なるのか?)。横須賀の海軍基地には、マリーンズの生首が並んだそうな。


こちらが6ターンの終了時点。
では、細部に触れていきます。

そうそう地味なのですが、アメリカ軍の海軍さんと陸軍さんの喧嘩が終わっています。これで海軍と陸軍が協同できるため、大規模な作戦を行えるようになりました。
だって、これが単独の作戦となると、海軍に支援された海兵隊が上陸して、港湾を確保。次の手番に陸軍が上陸、と手間が掛かって仕方ありません。

やはり地味なのですが、日本軍は護衛艦隊の整備を行っています。
これは潜水艦戦の影響を減らす役目があります。護送船団とも言えますね。

そうそう、連合軍はヨーロッパの戦いにテコを入れてます。
増援が遅れるのはともかく、あちらへ送られる部隊を減らす狙いでした。

派手な展開と言いつつ、帝都攻防戦以外には大規模な戦闘は行われませんでした。
日本軍はニューギニアに偏った部隊を、各地へ転進させました。
負け惜しみの転進でなくて、ホントの転進よ。

連合軍はセルベス島へ上陸。
ここを足掛かりに、ニューギニアの西部へも楔を打ち込みます。
オーストラリアに避難中のマッカーサーが、「I'm back!するんじゃー!!」の気勢が上がります。
ここに来て、ニューギニアに突出した日本軍が、連合軍の指揮を妨害します。
攻撃するには部隊の集中が必要ですが、突出部を囲むように連合軍が展開しているため、指揮範囲が思うように広げられないのです。
狙った訳ではないんですけどね。結果的に、連合軍の反撃をニューギニアへ集中させる事となったのでした。

日本軍は転進中の部隊で反撃。
ニューギニア西部を奪還しました。この作戦は日本陸軍と海軍が協同して行った最後になりました。長年の対立が顕著化したのです。
というより、本当は次のターンに「日本陸軍海軍の競合状態」をダブるで喰らい。それが終戦まで解消される事は無かったのです。


第6ターン連合軍の視点
先のターンで帝都に海兵隊が上陸、国会議事堂に星条旗が立ちますが、日本軍との浦賀沖海戦でサラトガが撃沈。補給切れとなった海兵隊の首級はNYT紙の一面を飾るハメに。
しかし、この作戦は無駄ではありません。完全なターニングポイント。日本軍は絶対国防圏構築に躍起となるのです。




『7ターン:1943年9月~12月』



まず、先のターンに説明されているように、連合軍は「日本陸軍海軍の競合状態」を行い、日本軍は将来攻撃カードで仕込んでいた「喧嘩は止めて」で即解消。すると、連合軍は2枚目の「陸軍海軍の競合状態」を突き付けたのでした。

  
連合軍の反攻が火ぶたを切ったのは、ラングーン攻防戦。
英連邦軍と中国軍が攻撃をかけて来ました。ところが、帝国陸軍が良く守り、前進を許しません。さらには空軍と海軍を投入しますが、ここも帝国陸軍が健闘してラングーンを死守します。

両陣営とも、出血にふらふらになったところで、日本軍は、「ガンジーのサボタージュ」をダブるでお見舞い。次のターンの補充を奪い、インド状勢を不穏にします。これでビルマ戦線は一先ずお休みになりました。地味なんですけどね。
ちなみに、インドはカードだけで降伏する事はありません。日本軍がビルマから、インドの東端まで進出し、それが2ターン維持できれば降伏します。
でも、当然英連邦軍による、最大の抵抗が考えられるため、「無理じゃあね」と思ってます。


こちらが7ターン終了時点です。細部は以下です。

このターンには日本軍によるパナマ運河の爆撃行われました。珍しいんですけどね。効果も?が着くのですが、やってみたかったんです。

連合軍は中部太平洋の要である、クゥエゼリン環礁を陥落させます。これで次はサイパン・テニアンとなり、そこを占領すると、日本本土がB29の爆撃を喰らうようになります。この爆撃が4ターンに渡って成功すると、連合軍の勝利となります。日本軍取って、これは絶対に避けたい事態です。

日本軍はセルベス島へ進出した連合軍の艦隊を強襲。海軍を壊滅させます。これでこの方面からの進出は滞ることとなります。ついでに、資源地点も落下傘部隊が再占領。このイベントは美味しゅう御座いました。そして航空部隊を展開させ、連合軍の行動を監視します。

そして両翼が危険になったニューギニアからの転出を勧めます。激戦地だったギリギリからも撤退。無理はイカンです。

第7ターン連合軍の視点
反撃の狼煙は上がりました。両面作戦をマッカーサー君にお願いします。ニューギニアとボルネオの連絡線を断ち、資源ヘクスを再制圧し日本軍を日干しにしてやるっ(赤い彗星 。
その前に、日本軍の陸海軍の仲間割れカード2枚で完全に内部崩壊にさせます。戦争の進展もキチンと考えて移動。このターン辺りから4ヘクスを制圧後に、ガツンと大規模作戦とうローテでアメリカの戦意を維持させます。

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2011-02-05 15:22

『ちはら会で年明け早々に太陽の帝国』 その1

『EMPIRE OF THE SUN』

年初めのちはら会へ参加しましてね。
お年玉企画で、命の水を確保しました。有名な(らしい)日本酒の久保田と、紹興酒をゲットです。ウホー(゜∀゜)、ちはら台まで来た甲斐がありやしたぜ。違う、これは余興。あくまで余興。

本命は『EMPIRE OF THE SUN』の対戦でした。お相手はいのさん。
陣営を、いのさんが連合軍、私が日本軍を担当。シナリオは1942年のキャンペーンです。
これをちょっと説明すると、本来ならご存知の通り、1941年末に大平洋戦争は始まります。このゲームでも、1941年末ターンから始まるのですが、これは日本軍の真珠湾攻撃と、香港やフィリピン進攻の南方作戦だけしか行われません。
で、連合軍はそれを見ているだけしかなく、万が一失敗した場合は日本軍が「やめてイイでつか(´・ω・`)」状態になってしまうんです。
ですから、初期の手間を省いた1942年初頭から始まり、しかもキャンペーン=最終ターンまで行う方が、やり甲斐も変わらず、サイの目の不運も廃除出来てお買い得なのです。


こちらはセットアップを終えた時点。
…って、暗あ!。暗過ぎです。これは最初会場に朝日が差し込んでいて、しばらく電灯を点けてなかったため。

では、明るさを調整してみませう。

どうでしょうか。ちょっとはマシになりましたか。きっと、皆さんは分かつて頂けると解釈して話しを進めます。
日本軍の戦略です。
史実でも戦略はなかったのですが、私もあまり考えてませんでした。(・∀・)イイんじゃないですか。手探りでやっても。
何故なら、私はユニットの動かし方を、何とか把握している程度。ルールの細かいところは、今一つ自信がありません。そんな私がインストしたモンですから、老兵さんと対戦は「あれは何が大きく違うのではないかい?」と、会う度に話しています。
話しを作戦に戻して、今回はもりつちさんのblogを参考にしたんですよ。
で、フィリピンやインドネシア、それにマレーシアは、空軍さえ叩いてしまえば、陸軍(正確には地上ユニット)は補給切れで除去されてしまうんです。ですから、それらの国々は無理に攻めないで、空軍を壊滅させて、陸軍の除去を待ち。誰も居なくなってから、ゆっくり踏んで行く、と。これで南方の資源は確保できます。
問題はそこから。
ビルマとニューギニアの目標があり、それをどうするかなんですね。まあアリューシャン列島やウィーク島もあるんですけど、私は気がノリません。何となくですが。
ビルマは英連邦軍と中国軍の抵抗が予想され、地上戦闘はブラッディである上、ジャンクを踏み分けて進むのも、かったるいので、今回はパスかな。
で、もりつちさんがやったニューギニア攻略を狙ってみよう、と。
資源は1ヶ所しかなく、あまりメリットはないのですが、脱落させればアメリカさんのやる気が落ちるし。これに「東京ブキウギ」と「東条辞任」のコンボが決まれば、勝てんじゃあね、と。



『2ターン:1942年1月~4月』


で、早速マニラ航空戦を挑んだのですが、アメリカ軍のマニラ航空隊が大活躍!
嘘です。日本軍の攻撃がしょぼくて、30火力以上は持って来たんですよ。額面の火力はアメリカ軍の6倍とか7倍とかですよ、ああた。しかーし、サイの目が悪くて、相手への損失が火力の1/4だと10未満になり。カッキーンと弾かれてしまつたのです。
それを2回ほど繰り返し、剛を煮やした日本軍は、航空隊だけでなく艦船をも投入して、第3次航空戦を挑んでアメリカ航空隊を壊滅させたのでした。序盤から、日本軍の攻撃がコケており、先が思いやられます。


こちらが2ターンを終えた時点になります。ややこしいけど、シナリオ的には最初のターンが終わったのです。
と言われても、全体図だけではわからんでしょうから、細かく分けて説明して行きます。
動きがあったのは3ヶ所。

日本軍は予定通りにニューギニア進攻を行うべく、とへ上陸しています。
最初、ラバウルには日本の航空隊がおらんのでした。小唄が有名なんで意外でありました。

フィリピンは日本軍の制空権により、部隊が損耗しています。この辺のルールは要確認です。細かい間違いがありそうなのでね。
基地に台湾航空隊が進出。坂井少尉もいるハズです。マニラ航空戦が長引いたのは、昼間に星を眺めていたに違いない(・∀・)。

やらないつもりのビルマにも、とりあえず進攻しています。
というのは、資源地点のラングーンを占領しないといけないからです。これは最低限やっとかんとイケンです。という訳で、えっちらおっちらジャンルを踏み分けています。
で、ここに連合軍は中国軍や英連邦軍を投入し、徹底抗戦の構えです。まあ何時も事なんですけどね。
他の連合軍と言えば、アメリカ軍はワイハで空母を温存してますね。夢の楽園ですし。フィリピンのマッカーサーは「アイ・シャル・リターン!」と言ってみたり、「やっぱり止めときます」と止どまったり。
この頃の連合軍は、あまりやる事がないんですね。兵力もいないし。
だから、日本軍が「どうしようかなぁー」と頭を痛めているのを、ちょっかい出して嫌がらせをして、ウホー(゜∀゜)と喜ぶ程度なんです。


『3ターン:1942年5月~8月』
さあさあ、着々と日本軍の進攻は進んでいます。

こちらが3ターン終了した時点です。何時ものように各地の戦況をば。

まずは、シンガポールへ第15軍が突入し占領。
補給切れを待つんじゃねえ?、との意見もありましたが、弱体した英連邦軍が相手ですからねぇ。銃剣を煌めかせての突撃でした。これでマレーシアは降伏です。

補給切れによる除去を被ったフィリピンは、こちらは当初の予定通りに踏んで回って占領。これでフィリピンも降伏です。
その地に燃料の節約を狙い、連合艦隊司令部を移譲しています。これで山本五十六将軍により、全日本軍は活性化が可能となったのです。
私はこの布陣が好きなんですけどね。真ん中に連合艦隊司令部が陣取って、指揮するというのが。でも、アリューシャン・キャンペーンができないから、コマンドマガジンの付録ゲームがなくなります。

ニューギニアへは続々と両軍が結集しています。日本軍が増強すれば、アメリカ軍も増強するんですね。
で、日本軍はニューギニアの資源地点や港湾も占領する手間がかかるから、本格的な攻撃には移れません。スタンレー山脈を挟んで睨み合いちゅう訳です。

ラングーンも何とか占領。
何枚かここまで日本陸軍が攻撃する度に、サイの目が走り、連合軍はボロボロになってします。
残る資源地点の占領は、インドネシアだけとなり、こちらは海軍陸戦隊を派遣するつもりです。
この南方の資源地点で、石油、ゴム、ボーキサイトを確保するんですね。しかしボーキサイトなんて、小学だか中学だかの地理の授業以来です。ホント、昔の事の方が良く覚えているモンです。



『4ターン:1942年9月~12月』


このターンは、マップ上の動きがあまりありませんでした。

まず、日本軍が策動してアメリカ海軍と陸軍の喧嘩を始めさせました。海軍と陸軍の喧嘩、これは正確には競合状態と呼び、この状態になると、陸軍と海軍は、同時に活性化が行えなくなります。ですから、敵前上陸や協同しての反撃が行えなくなるのです。ただし、アメリカ軍では海兵隊、日本軍では海軍陸戦隊、それに当時は両軍ともに陸軍の航空隊を持っていたのと、英連邦は例外になります。これは地味なのですが、かなり厄介な事態です。

ヨーロッパでの戦いで「大勝利」と「小勝利」とイベントを立て続けに行ったのです。
ヨーロッパの戦いとは、まあ簡単にドイツ軍が頑張っているのですね。
ゲームが始まった当初はLevel1です。その状態では、増援が遅延し、その増援は20%の確率でヨーロッパへ送られてしまいます。ヨーロッパの戦いが進展すると、Levelは上がり、ヨーロッパへ送られる増援の確率は高くなります。最終的に、あまりにもヨーロッパの戦いが進展し過ぎると、アメリカの戦意は落ちるようになりますし、増援は必ずヨーロッパへと送られてしまうんです。こちらも地味なのですが、いつまでも放置はできません。
ちなみに、前のターンから潜水艦戦が行われており、その攻撃により日本軍の戦略カードは1枚減っています。
それで受け取った6枚の内、2枚をヨーロッパの戦いに、1枚をアメリカの海軍と陸軍の競合状態に使ったため、残った3枚で作戦を行う事となったのです。

ですから、マップ上での動きは少ないんですね。

それでもインドネシアを降伏させ、南方の資源確保は完了します。

そして兵力が整ったニューギニアで攻撃に出て、ポートモレスビーを占領。
アメリカ軍はニューギニアの端にあるギリギリで徹底抗戦の構えです。この他にアメリカ軍は、ガタルカナルやオーストラリア本土の強化を行っています。
他の連合軍としてはですね。

ビルマではラングーン前面に、再建された中国軍や、到着した英連邦軍を送り、反撃の態勢を整えます。いや、これ以上の侵攻を阻止するのが目的でしょうか。

それからウィーク島やミッドウェイ島へ航空隊を配備します。この航空隊は、アメリカ軍独特の長距離爆撃隊で、これらの島へ配備されてあると、絶妙な威力を発揮するのです。
というのは、アメリカ軍は航空隊の補充が沢山来ます。しかし、上手く使って行かないと、航空隊が損害を受ける事はなく、補充を流してしまうのです。さすがはいのさんで、この辺は抜かりはありません。
ちなみに、ニューギニアのギリギリは、フィリピンの山本五十六将軍の指揮範囲から外れてしまいます。この辺も絶妙になっています。


対戦相手のいのさんから、長文で詳細なコメントをいただきました。しかし、コメントでは細切れになるため、記事へと編集して入れる事としました。そしてコメント自体は冒頭の宣言(出いいのか!?)を残して削除しました。了解ください。

連合軍第4ターンまでの視点
まず、この対戦できーつけたことが2点。
カードイベントに頼り過ぎないプレイ、手札がスカでも次に繋げるプレイ。基本中の基本ですが。すでに日本軍の方針は暗号解読で察知済でしたっ。ハイ。
第3ターンまでは恒例放置プレイ。戦力は無いし、カードも少ないし。序盤に使える手札があれば積極的に動きますが。
まずセオリー的には、何時マッカーサー君をフィリピンより逃がすか、後はビルマ戦線の構築です。マッカーサー君はハワイの司令部でカバーできないエリアを受け持つように配置するためです。撤退のタイミングを間違うと日本軍の南進を止められないからです。この時点でラッキーな手札、日本軍の手札を減少させる「日本軍護衛船団壊滅」がキターのです。
第4ターンの通商破壊作戦が成功。日本軍のカード6枚になります。すでにマレー、フィリピンが陥落。ビルマの首都ラングーンも敵の手に。とりあえず中国軍と英連邦軍に頑張ってもらうことに。いつもの如く積極的攻勢には出ません。英連邦SEAC司令部は軟弱なため、ビッグイベントがカードが来ない限りは守備に徹することにします。ヘタに手出したら返り討ちは必然だす。さらにポートモレスビーが陥落しますが、これは本ゲームでは補給ルールが足を引っ張り、あっさり陥落するんです。もちろん日本軍のヤル来次第。前回もりつちさんとのプレイと同様な展開やなぁ。と少し暗雲。
第4ターンの終了時点で、ニューギニアをほぼ日本軍に制圧されますが、史実通りにガ島周辺に機動部隊を配置。さらにオーストラリア:ダーウィンにマッカーサー君を配置させフィリピンに睨みを効かせます。でもまだまだ戦力不足。でも黙ってません。日刊航空Jがあるんで、航空攻撃による消耗戦を展開させ、凶悪な航空搭乗員をフカのエサにと目論見ます。しかし、強飲です。夜★が見えるやつらや敵基地上空でアクロやるヤツらが多いんですもの。

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