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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
千葉会で私とルセロさんが対戦したASLのリプレイです。
ASL シナリオは、J155『IT’S HARDLY FAIR』。
どんな状況だったかは、シナリオ・カードを良く見てないから分からないや。ああ、そう言えば時期的に9月でしたから、マーケットガーデンの範囲でしたかね。
ただ、アメリカ軍の7-4-7の8個が守る村を、雑多なドイツ軍が攻めます。
精鋭の5-4-8、4-6-7、4-4-7、4-3-6と歩兵も上から下まで。戦車もおフランス製のR35やシャールB1、37mm対空機関砲搭載の四号戦車や75mm砲搭載のハノマークが出てきます。
アメリカ軍は57mm対戦車砲、それにBaz(バズーカ)がありますね。
『セットアップ』
9月ですから麦畑がありません。耕しているけど、生えてない。足を取られるけど、隠れられない。
アメリカ軍の布陣は村の前面に広がる林に前線を引いています。
私はある程度の警戒はしますが、この布陣はブラフだと思いました。「?」マーカーが6個あり、ダミースタックが3個はある、と。そこで1ターンは林の手前にある生垣や石垣まで前進。2ターンにラッシュを仕掛けて、アメリカ軍の前線(おそらく警戒線)を抜けるつもりです。
『1ターン』
ドイツ軍は当初の予定通りに前進。ちなみに、ドイツ軍のAFVは1ターンに移動力を半分しか使えません。
アメリカ軍は動きなし。まあ、ドイツ軍が不用意な行動もしませんでしたし、自軍の前線に近づいてませんからね。
ドイツ軍の1ターンが終了したところ。
ドイツ軍の多くは生垣と石垣へへばり付いています。ここにはハノマークと37mm四号がいるものの、おフランスのR35君やシャールB1さんは鈍足なので追い付いてません。
アメリカ軍は若干部隊を入れ替え。戦線を下げます。まあ定石ですね。「?」スタックが前線に6個あり、その内2個はダミーっす。例えば、右端のAとBの「?」スタックは、どちらかがダミーの可能性が高いです。
ちなみに、この読みはハズレ。ルセロさんは「?」の数を勘違いしていて、ダミーは2個だけでした。セットアップの途中で気が付いて、直そうと思ったらしいのですが、面倒なので止めた、と。
『2ターン』
ドイツ軍は9-1+MMG4-6-7+LMG4-6-7+LMG4-6-7のスタック(A)に待機射撃を命じ。他のユニットは一気に突進。
何時ものように「HS(半個分隊)は人じゃない!」は合言葉。
やはりアメリカ軍の2個はダミー。それらを踏み潰して、前衛へ突っかける。しかし、ルセロさんは慣れたもので、一切射撃をしない。
ドイツ軍はアメリカ軍の前衛を崩す・・・、その手前か。HSは白兵戦を挑まず、前衛のアメリカ軍を囲い込むように前進。
アメリカ軍は一部を残して前衛の殆どを村の中心へと撤収。ドイツ軍の射撃は当たらず、アメリカ軍のそれは当たり。まあ、こんなモンでしょう。
だいたい、ここまでの展開は読み通り。ここからが勝負でしょう。
『3ターン』
ドイツ軍は左翼へ兵力を集中。そこから、村へ突入するつもりでした。定石のHSを突進させ、それに続々と追従。そこそこ上手く寄せられている、と思っていたら、ルセロさんがボソリと。「仕方ねえなぁ。対戦車砲出すよ」。
おっと、9-1+LMG5-4-8+LMG5-4-8の突入主力の真横にアメリカの対戦車砲出現。
おおっと、こんなところにいましたか! 驚きますた。
しかし、林の中でCA(射角)を変更したので命中せず。ドイツ軍の逆襲を受けて、操作班が追い立てられることとに。
ドイツ軍は射撃グループを前線へ。その前にはHSを展開させ、後退を許さない布陣。
それに四号対空戦車の衝立を倒して、ガチンコ勝負の構え。
ガチンコ勝負のつもりが、あっさりBAZ(バズーカ)に撃破されてしまいましたとさ。やれやれ。ドイツ軍の突入部隊(8-1+LMG5-4-8×2)は、アメリカ軍の射撃を受け捲くり撃退(A)。
それに7-4-7の1個が射撃戦で打ち勝って、ドイツ軍の後方へ浸透。これが浸透戦術ですよ!・・・うそいいますた。
とにかく、ドイツ軍の予定は上手く行きませんでした。
『4ターン』
ドイツ軍は、そろそろ本格的にアメリカ軍の戦列を崩さないと、間に合わなくなるんですよね。何を言っているか分からない?
仕方ないなぁ、ちょっと説明しますね。ドイツ軍の勝利条件は、村の全ての石造建物を占領すること。石造建物は、A、B、C、D、E、それにFの5個あります。AとBはすでに占領済み。
Cは前衛の7-4-7が頑張っているけど、ドイツ軍の真ん中に取り残されているから、時間の問題。ややこしいのは、DとEとF。
アメリカ軍の守備隊が頑張っているので、ここを力押しするのは大変。ただし、Dはドイツ軍が接近戦を挑むのを防ぐ手立てがないですね。
おそらく、アメリカ軍のこのEとF2つが焦点になると思っているんでしょうかね。
さあ、ドイツ軍は左翼から一気に村の中央部へなだれ込ませます。出遅れた右翼は、逆襲を食らって崩れないような布陣。みたいな感じです。
アメリカ軍は左翼(ドイツ軍の右翼)を後退させます。それを防ぐ手段はありません。ちょっと抜かりましたかね。それ以外では、村中央のアメリカ軍のキラースタック(A)へ接敵したHSは撃退されています(B)。
残り2ターンほどありますが、アメリカ軍の最終的な布陣になりますね。
『5ターン』
ドイツ軍はいよいよ時間が少なくなったので、一気に寄せて行きます。ここで最優秀の9-1指揮官が負傷して、移動力が発揮できないのは辛いっす(A)。
この寄せで、アメリカ軍のキラースタックを崩せれば、勝負の天秤はドイツ軍へと大きく傾きます(B)。
そしてR35は一番奥の石造建物へ、アメリカ軍が移動できないように前進(C)。
アメリカ軍は無理をせず、二番目の石造建物の周囲を固めます(A)。ドイツ軍は射撃を加えましたが、効果を得られませんでした。やれやれ、これは厳しいなぁ。
『6ターン』
ドイツ軍は石造建物の占領を目指し、最後の突進。
一番奥のA建物は、HSが取り付き占領の成功が確定。しかし、B建物はHSや操作班が取り付いたものの、そこには強力な部隊が篭っており。その排除に向かった9-1指揮官スタックがアメリカ軍の射撃を受けて総崩れ(C)。
これでドイツ軍の勝ちは無くなり、投了となりました。
ちなみに、戦車を3輌撃破されており、損害VPでも負けは確定していたのですがね。まあ、もう少しだから、やっちまおう、と。
うーん、9-1指揮官が全くダメだったなぁ。当てにしていたんだけど。それにしても、面白いシナリオでした。ルセロさん、またよろしくね。
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