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2011-01-22 22:40

1ヶ月遅れのバルジの戦い@J88『Escape to Wiltz』 その1

さて、先日延々と書きましたが、中野会でのASL対戦です。しかも、撮っておいた写真が消えてですねぇ。リプレイを断念するかと思ってましたが、対戦相手のザハさんから写真を貰いまして。まあ色々考えましたが、それを使わせて貰いますわ 、手間を考えたら仕方(・⊿・)ナイ。

『1ターンのドイツ軍』

1ターンのドイツ軍は、ただ突っ走るだけになります。まだアメリカ軍がいないんですからね。
予定通りの行動でしたが、対戦相手のザハさんから「あそこに来るんだろー!来いよぉー!」の声に少々変更しました。こう書くと、ずいぶんと乱暴な物言いに見えますが、最初から冗談と分かっているため、何てコトはないです。というより、そんな冗談も楽しみの1つです。
さて、先の発言ですが、私は気が付いていなかったのですが、17Z10からアメリカ軍の進入ヘクス付近へ、青いラインのようなLOSが通るのです。私は「おそらく射撃出来るヘクスの事だろう」「しかし、そのヘクスは限られていて、すぐわかる17Z6ではない」「となると…」と推定して、ユニットを送りました。
それと、もう1つザハさんに教えて貰ったのですが、岡の北(向こう側)を大回りすれば、5ターンにはアメリカ軍の脱出する地点まで到達出来るのです。
私には、どうにも計算が下手くそで、どのように走るべきかは分からなく、6ターン以降になってしまいますが(´・ω・`)。

ちなみにですね。ザハさんは本日のASLは見て来なかったのでした。
逆に、さいたま@菅原さんが見ていて、「岡には登らないんですよね」と話しかけてキタ―――(゜∀゜)―――!!のでした。



『1ターンのアメリカ軍』
  
まずは、1ターンのアメリカ軍が移動を終えた時点から。
移動フェイズが終わった時点で写真を撮っておくと、射撃や煙幕の意図が分かるので、オススメです。
ドイツ軍は、10 -2スタックの突っ走りを橋の制圧を阻止すべく、17P6で6FP±0DRMの射撃を行いました。出目は7でNMC、10-2スタックはケロりと通しまして。私としては、「今年最初のDRは?」と、ちょっと期待したものの、こちらもあちらも見事に平均で、普通ぅーでした。VASLで先に振りはしましたが、やはり実際にサイコロを振るのは違いますから。
他に歩兵煙幕を展開して、前進の助けをしています。ステュアートさんが17S7に歩兵煙幕を張っています。ハッチを開けている戦車は、歩兵煙幕を使えるのでした。私は始めて知ったルールでしたので、ちょっと驚きました。

こちらが1ターンのアメリカ軍が終わった時点。
1ターンのアメリカ軍は、こちらの予想通りであった部分もあり、違った部分もあり、でした。
さすがザハさんは事前に研究して来たらしく、2.5個分隊を送って来て17W3の建物を押さえました。10-2指揮官のスタックが39P9橋を制圧すべく17P8まで進出しました。この2ヶ所は、このシナリオの要の地点になるのです。これは予想通りだったところになります。
予想が違ったところの1つ目は、ステュアートさんの進出した位置。私はドイツ軍が伝って来る森の出口を押さえれば、(゜∀゜)イイと思っていたのですが、ザハさんはもう1歩進めて、ドイツ軍の前進で必ず通る39K10を狙って来ました。こちらの方が有効でしたね。
もう1つはですね。戦略的な違いになるんですが、私はドイツ軍の前進を阻止する部隊は、17W3の建物の歩兵2個分隊とAFVの2輛。それに1個分隊くらいを置くくらいかなぁ、と思っていたんです。ザハさんは、2ターンに現れる部隊を脱出するユニットの主力にして、阻止部隊を多めにしたのでした。



『2ターンのドイツ軍』
  
さて、ザハさんの布陣を見て、かなり困る事となりました。やれやれ、戦略的な地点は押さえられてるな、と。
正直に言って、初動は考えていましたが、それからは考えていなかったのです。
厄介なのがステュアートさんに狙われてる39K10林道と、10-2スタックが睨んでいる39P9橋。
17W3建物は危険な交戦を避けて、投入されているアメリカ軍の拘束に務め、勝負にハズレたLMG4-6-7×2と8-1は、撃っちゃえ撃っちゃえ、と。下手に動いて、アメリカ軍を楽にする事はないのでね。まあ射撃はハズレましたけど。
このターンに現れるドイツ軍の増援は簡単。阻止する部隊は、手勢の多い方が(゜∀゜)イイため、4-4-7分隊を2-3-7に展開させて突っ走るのみ。
さあ、ドイツ軍の主力です。
ステュアートさんに狙われてる林道を避けて通れないため、兵力をバラして通過させました。いくつかの部隊は混乱しましたが、それでも1個小隊ほどは突破に成功。混乱した連中も「潰走という名前の前進」で抜ける事ができます。
ザハさんから「攻撃側のドイツ軍がそんな消極的で(゜∀゜)イイのか!」と詰問がありました。でも、私としては防御のように希ガス(どうでもいいけど、希ガスが携帯の辞書機能に入っているって、どーなのよ)。
真面目にいえば、無理な攻撃を序盤に行のは、アメリカ軍を楽にするだけ、との判断です。



『2ターンのアメリカ軍』

アメリカ軍はすでに登場している部隊はドイツ軍と交戦し、このターンに登場した部隊は、一気に脱出ヘクスを目指して走って行きました。
交戦中の部隊が、一部増援の登場前に煙幕を展開しました。これは先ほどの17Z10からの射撃を警戒してでした。私は気が付かなかったのですが、ザハさんはこのヘクスにドイツ軍はMMGを組み立てて来る、と用心したでした。
アメリカ軍の作戦は、1ターンに登場した部隊で追い縋るドイツ軍を撃退し、2ターンに登場する部隊で脱出ヘクスを確保。勝利には、2ターンの部隊だけでは足りないため、交戦中の部隊から一部を合流させる、というものでした。巧妙に練られた作戦です。
ついでに、グレイハウンド君は10-2スタックの支援に駆け付けてま。あら、(´・ω・`)イヤンねぇ。



『3ターンのドイツ軍』

ドイツ軍は苦戦を強いられます。
何せ、主力の前には10-2スタックとステュアートさんが待ち構えていて、部隊を展開(ルール的な意味でなく作戦的な意味で)する余地はないからです。
ステュアートさんでも喰えれば(゜∀゜)イイのですが、近寄っては来ません。こっちからにじり寄る?キャニスターのあるステュアートさんに?そりゃ無茶やろ。OK仕方なーい、慌てずやって来ーぜ。という訳で、予定をヘンコー。10-2スタックの正面は危険が危ないため、岡へ登る事にしました。実は、ここまで森に覆われた岡は、初めてなのでザハさんに移動力を聞きながらでした。
脱出を阻止する部隊は、こっちも岡へ登るんだべ、とえっちらおっちら。
防御の定石に、なるべく前に半個分隊、その後ろに機関銃持ちの分隊、というのがあります。
こうすれば、攻め手は半個分隊を攻撃せざるを得ず、ケツ持ちの機関銃分隊が健在な限りは、なかなか前進できないのです。で、半個分隊はなるべく隠蔽を維持していれば損害を受け難く、危なくなれば混乱して逃げれば(・∀・)イイのです。そして混乱から回復して同じ事を繰り返す、と。
それに敵に高いところを取られて、坂落としを喰らうのも(・◇・)イヤンでしょ。
で、えっちらおっちら登ったんですけどね。これが後ほど裏目に出ます。
さて、1ターンに射撃の占いをしたLMG4-6-7×2と8-1指揮官なんですけどね。正面のステュアートさんに睨まれて身動きが取れません。この部隊は謎の遊兵Xになつてしまいました。



『3ターンのアメリカ軍』

脱出へ向かう部隊は、阻止するドイツ軍から射撃を受けぬよう、遮蔽物を利用しながら前進。「LOSの通るトコ来ないかなぁ」と、少しは期待したんですけどね。ダメでしたわ。
ドイツ軍の主力との交戦も優位に進めています。だって、10-2スタックはMMG6-6-7×2に10-2指揮官がおるのよ。20火力のマイナス2、森にいてマイナス1では耐えられません。おまけにMMGのROFが回りまして。痛い思いをしていまつ(´・ω・`)。
遊兵Xになりかけていた部隊は集結。側面のアメリカ軍を崩して、ステュアートさんへ勝負を賭けるつもりです。
しかし、ステュアートさんは逃げて行ってしまいました、とさ。さすが軽戦車は足が早いのでした。ところが、ソ連軍のT34も似たような移動力で、火力は格段に大きい。やっぱりT34は優秀だなぁ、と思うですだよ。



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