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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
『始まりはいつも突然』
私が通信対戦に足を伸ばそうと、MastAttackの日記に書いたんですな。
基本的に、普段は自宅では作戦研究を行っているため、あまり通信対戦には興味がなかったんです。それでもVASLを導入せんとイカンだろう、と言うことになりーの。MastAttackの日記に書きーの、したんですな。
ところが有効な情報は入らず。結局、千葉会でふるきゅさんに教えてもらいーの、6ゾロさんにテキストをもらいーの、ルセロさんからPCを実際の見せてもらいーの、しまして。最終的にvaronさんからスカイプ攻撃でVASLからVAASLまで導入できた訳です。
それにしても、リアルな知り合いが頼りってどおなのよ?と愚痴った次第。
さて、自称”エース”さんとは、結構頻繁にメールの遣り取りをしてましてね。
『激マン』が熱いメールがキタ――――(°∀°)――――!!!ので、ちょうどVAASLの導入もできたことだし、「やってみない?」と聞いたところ。「今晩からですか?」と嬉しい返事。いきなりの対戦になりました。
こちらもVAASLの使い方は心持たないので、varonさんのHPにある『激マンの使い方』で慌てて習得。大変、参考になりました。これがなかったら、対戦なんかできなかったなぁー、っと。
ちなみに、パスグロは入れてみたものの、動かないっす。何故だろう。
では、主題である『超激し過ぎる激マン』のリプレイを始めよう。言葉使いも変えてしまえ。
突然に始まった対戦は、当人同士の思惑と違い、名勝負になる物だ。
私・yagiはソ連軍を担当して、ドイツ軍の増援の主力である第1装甲軍(1Pz)を見たことがなく、それまでにドイツ軍を投了に追い込んでいる。自称”エース”さんは、独自の作戦により『激マン』に参入して早々、ソ連軍を投了へと陥らせている。
『1ターン』
ソ連軍の狙いは、北部でのラッシュだ。ハンガリー第2軍(H2A)の掃討を終えられれば、ソ連軍の増援を阻止する必要がドイツ軍に出てくる。これがポポフ・ランと呼ばれているのもだ。4ターンにドイツ軍の増援がない時点で、ソ連軍がドイツ軍の戦線を崩壊へ追い込んでいると、鉄道線を使って増援を何処までも送り込め、サドンデスが決定するのだ。
このゲームはチットを引くたびに、引かれた司令部が活性。その指揮範囲のユニットが移動と戦闘を行える。チットに好みが分かれるものの、ルールはシンプルで劇的な効果が演出できる。まさに、今回の対戦のように!
ソ連軍は北部でラッシュを行った。チットの流れは、ドイツ軍のものだった。事前に行動して、ソ連軍の圧力が高まる前に撤収できたのだ。特に、H2Aでの後退は大きい。ソ連軍のチットが続けば、後退も許さず包囲が可能だったのだ。
南部でのラッシュが話題になっていたが、私は否定的だ。25%で第4装甲軍(4Pz)を壊滅に追い込めるのだが、逆の確率では75%で失敗に帰するのだ。
それなら、南部では1ターンを兵力集中に使い、2ターン以降にラッシュをかける方が有効だ。何故なら、多くの場合でドイツ軍はドネツ河まで後退を行う。そうすると
、それ以上の後退は不可能なのだ。そこをラッシュで押し捲り、崩壊へと追い込むだ。
今回は4Pzが最初に動き、装甲師団を撤収できた。次は、ソ連軍のチットが続く。前線の歩兵師団を飲み込み、赤い津波となってドイツ軍へと進んで行った。
それから、ドイツ軍のHolidtが活性。ドネツ河へと撤収すると思い込んでいた、ソ連軍を嘲笑うかのように反撃に出たのだ。前衛の機械化師団は、大損害とともに撃退される。
ソ連軍は「ドイツ軍は無くなるぜ」と立場を忘れて危惧していたのだ。そしてそれは現実となる。
このターンの行動は、図の赤と青の矢印で想像してもらいたい。
『2・3ターン』
2ターンが始まってソ連軍のチットが連続する。しかも南部でのラッシュだ。
反撃に出て、がら空きになっているドイツ軍の側面へ殺到。装甲師団が2個壊滅。ドイツ軍に動揺は走る!
ここでカップを確認すると、ドイツ軍がチットを入れ忘れているのが判明。やり直しの要求があるかと思いきや、そこは漢の自称”エース”さん。継続を宣言。
しかし、ソ連軍のチットがなくなると、ドイツ軍のチットが続くことと同意語だ。そしてドイツ軍は猛反撃を行うのだ。
これはもう図の矢印を見て想像してもらうしかない。半包囲に陥っていた装甲師団が離脱。逆に囲んで攻撃。ソ連軍に大損害を与えた。
3ターンになっても、ドイツ軍の暴風は止まない。ソ連軍のラッシュと喰い合いを展開する。そう、私が提唱している「ロストフ・ラッシュ」と自称”エース”さんの「激マン・スパーク」がぶつかったのだ。
両軍ともに損害を重ねて行く。マップの右下と南部のソ連軍を見て欲しい。壊滅したりステップロスした部隊が続出しているのが判るだろう。この激戦はドイツ軍の優位に進んでいた。
しかし、北部のドイツ軍は放置されていたのである。
この図は3ターン終了時なのであるが、ヴァルイキ(Valuyki)の付近でステップロスしたドイツ歩兵師団がある。これが3ターン最後で7:1の包囲攻撃を受け、壊滅していれば、ポポフ・ランどころか3Tk・ランが決まっていたのだ。
ソ連軍に悔いが残るとしたら、自称”エース”さんの性格を見誤っていたこと。
まさか、ここまで徹底して南部の反撃を行うとは思えなかったのだ。1GA司令部の位置を見て欲しい。
これは、この周辺でドイツ軍が攻撃に出ることを予測し、対応させるために配備したのだ。
ドイツ軍が、南部における反撃のみであると読めていたら、1GAと6Aを集中しただろう。そうすれば、サドンデスがこのターンに決まっていたのは、誰にも止めようのないことだったのだ。
『4・5ターン』
ソ連軍は今更にドイツ軍の戦略を確信。
その裏を取って、北部のラッシュへと移行する。しかし、司令部や部隊が分散されているため、それがなかなか捗らないのだった。
4ターン始まってすぐ、北部のドイツ軍戦線は崩壊する。3Tkがハリコフへと急進。すでに分散を始めている1GAと6Aは、それぞれ進路を別にする。1GAは道路を伝って南下。スタリノへと突入する。6Aは3Tkに置いておかれた部隊を拾い集め前進。そして、弱体なルーマニア師団が生き残ったとこにより、ポポフ・ランも失敗する。
対する、ドイツ軍は大返しを決行。連続チットにより、主力のドネツ河へと撤収させる。危険なハリコフには精鋭GD師団と19装甲師団で反撃、さらに死守する構えを見せる。しかし、それは死への罠だったのだ。
ソ連軍は強固なハリコフへは無理攻めをせず、包囲を行いターンの終了を待った。そう、孤立させれば戦力が半減するのだ。これにより、精鋭部隊も耐久力がなくなったといっていい。
5ターン、ドイツ軍は危機的なへと急行。救出を狙う。
しかぁーし、武運つたなく2個装甲師団は壊滅。これにより、損害によるVPが23となりサドンデス目前となったのだ。
諦めを知らぬ漢・自称”エース”さんは、ハリコフの奪還を目指す。大返しの装甲師団を展開。反撃の態勢を整える。
すると、またもやソ連軍がスタリノへと突破。
ロストフ周辺の補給が切断される危機となる。一旦、反撃を取止め、突出したソ連軍を排除。取って返すこととなる。
ソ連軍はドイツ軍に集中させないため、全戦線に渡って圧力を加えて行く。
そして迎えた6ターン。
そこまでドイツ軍に味方していたチットが、ソ連軍へと傾く。5Sh、3Tkと続いた後にSTAVKA。
ハリコフ周辺で傷ついた歩兵師団スタックが壊滅。これにより、ソ連軍のサドンデス勝利が決定したのだ。
スタックは除去していないので、確認ができる。大きな画像もアップしてある。
他の攻撃もまだ終えていない。もう、1~2個はこの活性で壊滅できたハズだ。
劇的なゲーム展開を象徴するように、歩兵師団の攻撃を終えたと同時にVAASSLのサーバーともアクセスできなくなってしまった。
敢えて言わせてもらおう。
近年稀に見るほどの名勝負だった、と。
この対戦を終えたのが深夜の1:30。翌日の私は5:00起きだったが、この対戦を思い出す度に顔がにやけて眠気を覚えなかった。
自称”エース”さん。感動をありがとう。
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