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2024-11-25 00:04

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2009-07-03 23:34

TtTシステムはオレに聞け! その4

4ターン

ここから8ターンまでは経緯のみを記録していこう。
何故なら、攻撃自体行われれず、移動のみに終始したからだ。作業を見せられても辛いだろう。
Aの西端への攻撃が唯一の例外だったが、ここもソ連軍は無理に攻めなかった。ゲームシステム上、損害を多数被る危険があったからだ。ここに集中している戦車軍団は攻撃を切り上げて、ドイツ軍の反撃に供えることにする。そして、、戦車軍団はドイツ軍の反撃を想定し、後方へ配備する。戦車軍団は攻撃には向くが、防御へと不向きだからだ。ドイツ軍の反撃にはソ連軍の主力である歩兵師団で対応するのだ。
Bの北方軍集団に対する部隊は、包囲のための一部を除いて前線へ向かわせる。このゲームでは、補給を切断されていて、ZOCで囲まれているユニットは、50%の確率で毎ターンにステップロスを被る。そして、その解囲は実質的に不可能なので、補給を切断して救出の可能性がない敵ユニットは、包囲を維持する少しの部隊を残し、前進していいのだ。
Cのソ連軍は、ドイツ軍の確保している地域を減らすべく前進を行う。先にも触れたが、「踏んで行かない」と自軍の占領へクスにならない。その一環だ。
Dの中央軍集団n対する部隊も、一部を除いて反撃に対して展開する。
Eは、西部とドイツ軍の北方軍集団を最短距離となる。ここに歩兵師団のスタックをいかに篭らせるかが、ソ連軍の勝敗を分けるだろう。


ドイツ軍としても、現状では対抗すべき手段がない。
西部の部隊はハリネズミの陣地を築かせる。
ドビナ河の戦線は、北部へと撤収。
大河を越えてZOCの及ばないことを使って、ソ連軍が嫌がらせをする危険があるので、それを防いだ。逆に、ドイツ軍の嫌がらせは防がれている。ソロプレイの欠点だ。


ソ連軍・ドイツ軍ともにC3iポイントの節約を行う。いつで使えるのだ。ここで無理に使う必要はない。
ソ連軍としては、スタックを組んでいる部隊は移動ポイント、そうでない部隊は戦略移動を行った。
ドイツ軍は増援を中途半端に出しては、各個撃破される危険があるので、8ターンの主力が現れるまで遅らせることにした。



8ターン

8ターンのソ連軍が終了した時点になる。
ジョニ赤はここまで、後はコーヒーをブチ組んで行こう。
この時点でC3iポイントをソ連軍は7、ドイツ軍は10残している。
Aがソ連軍の主戦線になる。
都市を拠点にして、ドイツ軍の反撃を耐えるつもりだ。
Bのドビナ河戦線は両軍とも睨み合っている。
Cには戦車軍団を反撃に備えて待機させている。
Dの戦車軍団はこのターンに現れた増援だ。
Eには包囲されている北方軍集団が未だに生き残っている。ZOCで囲んでいれば、壊滅する可能性は高いのだが、他の部隊を前進させることを優先した。


さて、ドイツ軍だ。
ドイツ軍1stセグメント

移動⇒戦闘を選択し、C3iポイントは1使用。DRは3で移動ポイントを4、戦闘ポイントを2得る。
ドイツ軍は反撃の矢を二本に分けた。
一本は、北部の残存兵力と合流してのもの。もう一本はGD師団を主力とした戦線中部からの攻勢だ。
上手く行くか? そんなの判るわけない。

攻撃は1ヶ所。

Aの北部になる。チットはドイツ軍が「独立警察部隊」「ロケット砲」「海軍野戦重砲」そして「東部大隊」、ソ連軍が「機銃掃射」「独立砲兵」「人海戦術」と、それぞれ引いた。ドイツ軍は「独立警察部隊」「ロケット砲」「海軍野戦重砲」、ソ連軍は「独立警察部隊」を選択。オッズは64:12≒5:1となり、DRMは地形効果もあり±0、さいの目は12。ここで12が出るか!!
戦闘結果は0/3となり、チットを加味すると0/4となる。
ソ連軍は2個師団ともステップロスし後退。ドイツ軍は装甲師団を前進させる。そう、勝負をかけたのだ。
そしてランダムイベント判定表(戦闘解決のさいの目がピンゾロか6ゾロならランダムイベントが発生)を参照にDR(1個振り)し、何が起きたか決定する。さいの目は6で、ソ連軍は1ヶ所攻撃できる。しかし、攻撃を行える場所がないため、影響はなかった。

 


ソ連軍2ndセグメント

ソ連軍は慌てる必要がない。何故なら、攻撃側のドイツ軍が苦しいからだ。最初から勝負を賭けているのが判るのだ。
移動⇒戦闘を選択し、C3iポイントは1使用。DRは7で移動ポイントを6、戦闘ポイントを3得る。
ソ連軍は北部でスタックの入れ替えを行い、南部ではドイツ軍の装甲師団群へ向け精鋭部隊を接近させていく。



ドイツ軍2ndセグメント


ドイツ軍は戦闘⇒移動を選択。北部での突破を目指す。
C3iポイントは1で十分。DRは8で移動ポイントを6、戦闘ポイントを3得る。

攻撃は北部の1ヶ所。
チットはドイツ軍が「ロケット砲」「海軍野戦重砲」「東部大隊」そして「スナフ!」、ソ連軍が「カチューシャ」「人海戦術」「ダミー」。ドイツ軍は「ロケット砲」「海軍野戦重砲」「東部大隊」、ソ連軍は「カチューシャ」を選択する。尚、ドイツ軍の戦術値が4以上のため、「スナフ!」を選択しなくて良くなる。
オッズは64:20≒3:1のDRMは+1、さいの目は7で結果はチットも含めて1/3となる。ソ連軍は1ステップロスに2へクス後退する。ドイツ軍は機械化旅団をステップロスさせ、前進を行った。
ドイツ軍は北部で前進、そして南部では包囲を受けないように戦列を整えた。
まだ増援が完全に現れていないので、そこまではじっくり構えるのだ。

 


ソ連軍3rdセグメント

ソ連軍も急ぐ必要はない。移動⇒戦闘を選択し、C3iポイントは1使用。DRは9で移動ポイントを7、戦闘ポイントを4得る。
ソ連軍は今のところ、この布陣を変える必要性がない。若干の配置変換を行ったのみだ。

 

 

ドイツ軍3rdセグメント

やれやれ、ドイツ軍はこのままではドンジリだ。では、やるだけやってみよう。
移動⇒戦闘を選択し、C3iポイントは2使用。DRは6で移動ポイントを10、戦闘ポイントを4得る。
ドイツ軍は装甲師団群を南部へと変更させる。これはソ連軍の包囲を狙ってだ。そしてソ連軍の兵力が少ない北部で前進させる。これもソ連軍の対応を狙ってだ。
どうなる? そんなこと判るわけないぜ。

評価だと。できるヤツは教えてくれ。オレにはできないぜ。

 

9ターン
C3iポイントはソ連軍合計8、ドイツ軍は12となる。

ソ連軍1stセグメント

ソ連軍のC3iポイントは増えることはない。いつかは大量に使う時が来る。しかし、今ではない。戦闘⇒移動を選択し、C3iポイントは1使用。DRは9で移動ポイントを7、戦闘ポイントを4得る。
ソ連軍は北方軍集団の追従への対応のみを行う。他は布陣を変える必要が考えられないのだ。

 


ドイツ軍1stセグメント

移動⇒戦闘を選択し、C3iポイントは2使用。DRは7で移動ポイントを10、戦闘ポイントを4得る。
ドイツ軍は三つの地域で行動を行う。一つ目は北方軍集団の残余に前進を行わせる。二つ目は装甲師団の南部。これは、位置を変換しただけ。

最後の三つ目は北部での攻撃。チットはドイツ軍が「艦砲砲撃」「スナフ!」「海軍野戦重砲」「騎兵支援」、ソ連軍が「対戦車砲」「ダミー」「水平爆撃」。ドイツ軍は「スナフ!」以外、ソ連軍はちょっと考えてから「水平爆撃」を選択した。
オッズは52:17≒3:1で、DRMは+1。DRは4で結果はチットも含め2/2となる。2へクス後退、ドイツ軍は出血しつつも前進を行った。
これで北部の前進は限界へと達した。

 


ソ連軍2ndセグメント

戦闘⇒移動を選択し、C3iポイントは1使用。DRは5で移動ポイントを5、戦闘ポイントを2得る。
ソ連軍は北方軍集団の圧力に対し、戦線を展開。これで一先ず、前進を止められる。
装甲師団の主力へは布陣を変換。地形効果の高い位置へ移動する。
北部では戦列を組む。ゲームシステムで補給は友軍ユニットを通して行えるため、それに沿ったのだ。


ドイツ軍2ndセグメント

やれやれ、ドイツ軍はやるしかないのかな。
移動⇒戦闘を選択し、C3iポイントを2消費する。DRは7で、移動ポイントを10、戦闘ポイントを4得る。
攻撃は2ヶ所。
Aはタックム市への攻撃。このの戦闘結果は2/2とドイツ軍に取り最悪だった。ソ連軍はユニット数にものを言わせ維持する。ドイツ軍はステップロスした歩兵師団が壊滅。完全に攻撃は頓挫した。部隊が足りなくなったのだ。Bはドイツ軍が大損害を受けつつ前進。今までソ連軍が一回も「スナフ!」を引かないのは、どうしたんだ?
チットもドイツ軍に取り最悪に近い。


ソ連軍・ドイツ軍3rdセグメント

移動⇒戦闘を選択しソ連軍はここでC3iポイントを2使う。DRは11で移動ポイントを12、戦闘ポイントを5得る。
北部を完全に封じ込める。攻撃をかける必要もない。
北方軍集団の圧力には戦線を後退させ、戦略移動で増強する。あら、C3iポイントを二つも使うことなかったよ。
ドイツ軍3rdセグメント
移動⇒戦闘を選択し、ドイツ軍はC3iポイントを1使う。DRは6で移動ポイントを6、戦闘ポイントを3得る。
現状では、ドイツ軍には打つ手はない。しかし、寝言は寝てから言おう。装甲師団に前進を行わせる。
この辺りは策動に近い。


10ターン
C3iポイントはソ連軍合計9、ドイツ軍は14となる。

ソ連軍・ドイツ軍1stセグメント

移動⇒戦闘を選択し、ソ連軍はC3iポイントを1使う。DRは6で移動ポイントを6、戦闘ポイントを3得る。
ドイツ軍の反撃戦力へ南部から接近を行う。
ドイツ軍1stセグメント
移動⇒戦闘を選択し、C3iポイントを2消費する。DRは8で、移動ポイントを10、戦闘ポイントを4得る。
攻撃は2ヶ所。
Aの北方軍集団は前進したが、その意義を失っている。
Bの装甲師団は前進に成功したが、損害を受ける。部隊が少ないのに、これは効いた。


ソ連軍2ndセグメント

移動⇒戦闘を選択し、C3iポイントを2消費する。DRは6で、移動ポイントを10、戦闘ポイントを4得る。
ここで装甲師団へ反撃を行う。一気に寄せて行動を阻害するのだ。これをやられるとドイツ軍は苦しい。
そして後方からの補給線を確保しているスタックへ(A)、ソ連軍の戦車軍団が襲い掛かる。すると、ソ連軍のチットは「ダミー」「ダミー」「戦闘爆撃機」、ドイツ軍のチットは「騎士十字賞」「ロケット砲」「独立砲兵」。オッズは66:26≒1:1でDRMは+1、出目は10で1/2となる。ここでもソ連軍は完全には崩れない。

うん、ここで終わりにしておこう。
何故なら、ドイツ軍の装甲師団へ補給を接続できないからだ。
装甲師団を集中したとしても、リガまでの前進は不可能だったろう。
やはり2ターンにリガを失ったのが大きい。
占領さえ免れれば、抵抗力は格段に違うのだった。
そのゼーゲヴォルト・ラインを攻略するのに、ソ連軍が手間取ると、ドイツ軍の反撃も有効だったろう。
残念ながら、今回は無理だった。
とにかく、序盤のソ連軍がチット、DRともに良すぎた。逆に、ドイツ軍は悪すぎた。こうなると、実質的にお手上げに近い。


ここまで付き合ってもらった皆さん(いるんかい?)には、申し訳ないと思う。

 

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2009-06-30 22:09

TtTシステムはオレに聞け! その3

3ターン
管理フェイズにソ連軍はC3iポイントを6、ドイツ軍は5得る。そしてOSSマーカーも置いた。


ソ連軍1stセグメント
ソ連軍はリガで勝負をかけるべく戦闘⇒移動を選択した。C3iポイントを2消費し、出た目は6で移動ポイントを10、戦闘ポイントを4獲得した。

攻撃は1ヶ所。チットはソ連軍が「航空阻止」「NKVD」「ダミー」、ドイツ軍が「騎兵支援」「海軍野戦重砲」「独立警察部隊」だった。ドイツ軍のチットはリガで混乱した防衛にお似合いだったが、期待の「騎士十字賞」や「急降下爆撃機」は出てくれなかった。
ソ連軍は「航空阻止」「NKVD」を選択、ドイツ軍は「騎兵支援」「独立警察部隊」を選択。オッズは83:9≒9:1でDRMは地形効果も勘案し-2となり、DRは11(オイオイ)で0/4。ドイツ歩兵師団は壊滅した。あーあ。

ソ連軍はリガへ歩兵師団のスタックを突入させる。これでドイツ軍には手が出ない。
ソ連軍は断絶した北方軍集団を相手にせず、西部への経路を守るドイツ軍の残存を壊滅を狙う。

 


ドイツ軍1stセグメント
ドイツ軍は終わってないか?
ゼーゲヴォルト・ラインの構築にも失敗しているし。
最終的にゼーゲヴォルト・ラインはリガを堅持して、増援を待つのだが、見込みが大きく外れてしまった。まあ、それでも続けるか。
ドイツ軍はC3iポイントを2消費し、出た目は6で移動ポイントを10、戦闘ポイントを4獲得。


やれやれ、北方軍集団の残余は撤収を開始。ここは妨害されることはないだろう。
西部の残余はマップ端を目指して後退。何とか生き残るのを目的とする。
攻撃?そんなものはなし。

 

ソ連軍2ndセグメント
ふむふむ、ソ連軍は西部へ押し込むのと、前線に残っている部隊の前進だけだね。
リガとリガストランドの間へ、歩兵師団のスタックを注ぎ込めば、ドイツ軍もお手上げになるだろう。
ソ連軍は戦闘⇒移動を選択。C3iポイントを2消費し、出た目は9で移動ポイントを11、戦闘ポイントを5獲得。


戦闘を2ヶ所で行い、Aでソ連軍に包囲されていた部隊を壊滅、そこからリガストランドへ向け前進。Bは残敵の掃討。
後は、前線目指して進軍中。

 


ドイツ軍2ndセグメント

ドイツ軍は移動⇒戦闘を選択。C3iポイントを1消費し、出た目は7で移動ポイントを6、戦闘ポイントを3獲得。こうなった以上、あまり移動ポイントは使わないだろう。

ドビナ河を渡っての嫌がらせの下準備を行う。それから北方軍集団は離脱中。そして西部へ向け撤収を行った。



ソ連軍3rdセグメント

ソ連軍は戦闘⇒移動を選択。C3iポイントを2消費し、出た目は12で移動ポイントを13、戦闘ポイントを6獲得。
戦闘は1ヶ所。Aの残敵掃討のみ。その戦闘後前進を利用してスタックを組んだ。

後方の部隊を前進させるのと、西部のドイツ軍を追い詰めていくことに専念した。
それとこのゲームでは「踏んで行かないと支配は変わらない」のだが、「そのへクスが補給切れと友軍のユニットから隔絶している」条件を達すれば、支配をターンの最後に変換することとしている。だって、支配マーカーを全部のへクスへ置いていくのは、面倒なんですもの。



ドイツ軍3rdセグメント

ドイツ軍は移動⇒戦闘を選択。C3iポイントを1消費し、出た目は9で移動ポイントを7、戦闘ポイントを4獲得。


ドイツ軍の西部はマップ端まで追い詰められてしまった。しかし、戦力がそこそこあるので、粘ってくれるだろう。「スナフ」が出なければね。
北方軍集団はドビナ河の北部へ集結。まあ、戦力が残っているのはいいんだけどね。

3ターンを終えた時点の評価は、ソ連軍が満点に近い。
ドイツ軍は20点。投了に近い。でも、北方軍集団が多数離脱できているのから、追加の20点。

 

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2009-06-30 22:01

TtTシステムはオレに聞け! その2

さあ、2ターンから続きますよ。付いて来てね。



2ターン
管理フェイズにソ連軍はC3iポイントを7、ドイツ軍は4得る。ソ連軍の主導権が少し失われたことになる(1ターンはソ連軍8、ドイツ軍4だった)。
そして補給を確認しOSSマーカーを置いた。一部はユニットごとにすると煩雑なので、マーカーを横に置いている。

 

ソ連軍1stセグメント
ソ連軍は戦闘と移動の順番を考えた。突破口を穿てるようなら、戦闘を先に行うべきなのだ。ここは戦果を得られると確信し戦闘⇒移動を選択した。C3iポイントを3消費し、出た目は7で移動ポイントを14、戦闘ポイントを5獲得した。

ソ連軍は2ヶ所で攻撃。Aはドイツ軍が「スナフ」を引き当てて(多すぎるちゅうねん!)、Bも補給切れが効いてあっさり壊滅。Aの壊滅により、Cのドイツ軍スタックが包囲できる。
中央軍集団への包囲行動はいよいよ佳境だ。北方軍集団へは、掃討を始めている。いや、戦列を崩し始めている、というのが正確か。
リガ及び西方へ向けての突進は、経路が一つにしてしまい、ドイツ軍の対応を容易にしてしまった。
この時点でDへと渡河できていれば、ドイツ軍に苦しい対応を迫れた。しかし、移動ポイントが足りなかった。ここで2ポイント使うと、中央軍集団か北方軍集団への圧力が激減してしまうのだ。
他では戦車軍団と歩兵スタックの前進は行われている。



ドイツ軍1stセグメント
ドイツ軍は移動⇒戦闘を選択した。と言っても戦闘は行う余裕などないが。
C3iポイントを2消費し、出た目は9で移動ポイントを11、戦闘ポイントを5獲得した。ようやくで出目が良く、一息入れられる。

ドイツ軍はこの時点で前線での抵抗を断念。大規模な撤収を決断する。
中央軍集団は脱出できる部隊と無理な部隊を見切りをつけた。このターンに戦略移動を使った二つと、Aの歩兵師団しか逃げられないだろう。それでも残余は少しでも逃げる算段をしておく。ソ連軍が妨害を行えば、それは不可能になるが、そこへポイントを使わせるのが目的だ。
北方軍集団も一気に戦線を下げるか考えた。しかし、移動ポイントが足りない。南部を下げるだけに止めた。それでもソコソコ強力な戦列を組んでいるため、ソ連軍が攻撃を行って崩すのは難しいだろう。
リガ~リガストランドへの戦線も構築中。これでソ連軍の突進は停滞するハズだ。
問題はBからのドビナ河を渡たること。戦略移動の部隊をここに投入すれば、阻止はできる。しかし、渡ってからでも遅くは無いと判断した。渡河した後でソ連軍の補給が切れるのも、その判断を後押しした。

 


ソ連軍2ndセグメント 
ソ連軍は移動⇒戦闘を選択した。C3iポイントを3消費し、出た目は8で移動ポイントを10、戦闘ポイントを4獲得した。ソ連軍も移動できるポイントが少なくなっている。

チビチビを逃げ出す算段をしていて、鬱陶しい中央軍集団はこれで包囲を完了した。
北方軍集団からの補足はこれ以上無理だろう。
これから戦闘の焦点になる「ゼーゲヴォルト・ライン(ドイツ軍側の最終防御ライン)」への圧力を加えて行く。
その攻撃に参加すべく、戦車軍団と歩兵師団のスタックが押し寄せている。
懸案だったドビナ河の強行渡河は見送られた。ドイツ軍を振り回すのにはいいが、それ以上は見込めない。
本当にいいのか?そんなこと知るわけない。だって、ウォーゲームなんだぜ。
攻撃は1ヶ所でAのみ。ソ連軍に損害は出たが、排除に成功する。移動ポイントが掛かる以上、この周囲は時間が掛かるものだ。



ドイツ軍2ndセグメント

この時点ではドイツ軍は楽だ。北方軍集団の戦列は崩れないし、離脱する部隊もソ連軍から距離を置いけている。次のターンには戦列を下げて、離脱を行うつもりだ。逆に、中央軍集団は逃げられる1個師団を除き、重囲に陥っている。効率と移動ポイントを良くできれば、もっと離脱できる部隊は増えただろう。しかし、「今はこれが精一杯(byルパン三世)」。移動ポイントが余ったら、ボチボチ移動して、ソ連軍へ嫌がらせするくらいだ。
ドイツ軍は移動⇒戦闘を選択した。C3iポイントを1消費し、出た目は9で移動ポイントを7、戦闘ポイントを4獲得した。今頃、DRが良くなってもねぇ。戦闘もしないし。

中央軍集団の最後の師団がゼーゲヴォルト・ラインへと撤収。もっと三号突撃砲やKGも引き抜けたんだけどなぁー。
北方軍集団も後退。「へっへっへ、追い付けないだろー」状態。この辺でソ連軍は打つ手なし。
そうそう、この時点でドビナ河の北に部隊を送っておく。これで強行渡河を封じ込める。
最終のゼーゲヴォルト・ラインへは、まだ撤収していない。その前面で抵抗線を
築く。ソ連軍の前進が遅れていて、さらに停滞できる見込みがあるからだ。



ソ連軍3rdセグメント
さて、ソ連軍はどうしようか?
ゼーゲヴォルト・ラインへ攻撃するにしてもオッズが4:1程度だ。悪くはないけど、今一つ気が進まない。
北方軍集団との追いかけっこも分が悪い。
歩兵師団のスタックを前進させるのが一番なんだろうな。包囲は一部の部隊に任せて。
とりあえず、ソ連軍は移動⇒戦闘を選択した。C3iポイントを2あるだけ消費し、出た目は10で移動ポイントを11、戦闘ポイントを5獲得した。やれやれ、攻撃しろってDRが言っているよ。
フリードスタッドから渡って、ドイツ軍を揺さ振りたいんだけど、ちょっと遅いようにな気がする。

攻撃は2ヶ所。Aは包囲にある部隊の掃討で、まあ楽勝で除去できた。
問題はB。チットを引いてみると、ソ連軍が「独立砲兵」「人海戦術」と損害を増やすものと「対戦車砲」。ソ連軍は攻撃の成功を喫して、「独立砲兵(ドイツ軍の損害+1)」「人海戦術(両軍の損害+1)」
を選択した。ドイツ軍は「ダミー(意味ナシ)」「駆逐戦車(ソ連戦車が半減戦力)」、で最後に「スナフ!(自軍が半減戦力)」。・・・、やめようか?地形効果もあり、DRMは-2、DRは10で0/3がチットで1/5となる。
ドイツ軍の最強歩兵師団は壊滅し、さてソ連軍はどうしようか?
リガへ突入できるが、それは戦車旅団のみ。そしてリガへ隣接することにより、ドイツ軍には第ⅢSS装甲軍団を得ることとなる。
いい、面倒臭い。リガへ突入しよう。
リガへ突入なんて滅多にできない。その方がドイツ軍が苦しいハズだ。きっとね。

その他の部隊リガへと寄せていった。
 


ドイツ軍3rdセグメント
ドイツ軍は大変なことになった。ありゃ、打つ手ナシでゲームは終わるか、と思ったらCMJ34号の記事を思い出した。「ドビナ河河口も渡河は可能」とあったのだ。慌てて確認すると「2304と2404は渡れる」と書いてある!
では、どこまでできるかわからんが、やってみよう。
ドイツ軍は移動⇒戦闘を選択した。C3iポイントを1消費し、出た目は8で移動ポイントを6、戦闘ポイントを3獲得した。


第ⅢSS装甲軍団は全力で南下。リガへ接近する。
周囲の歩兵師団もリガへ突入した戦車旅団に反撃を行う。額面全力では決してギャンブルではない。
リガ河口を越えて戦略移動を行い、西端への連絡線は維持する。ソ連軍の歩兵師団が進出すれば危険ではある。しかし、やれることはやってみるべきだ。

そしてリガへの反撃だ。
チットはドイツ軍が「ダミー」「ダミー」に「柔軟な戦い」。オイオイ、困るよ。ソ連軍は「カチューシャ」「水平爆撃」だったが、DRMは最大-6なのでどちらでも変わらない。22:4≒5:1でDRは7、結果は2/1のチットで1/1となる。ドイツ軍もソ連軍も後退する訳にはいかず、損害を持って抵抗する。

2ターンを終えた時点の評価だが、現状では不可能だ。
だって、こんなに荒れた展開は初めてなんだもん。
2ターンにソ連軍がリガへ突入するのも始めてなら、ドイツ軍の移動ポイントが低いのも始めて。
何となくドイツ軍が不利だと思うけど、勝負がつくまで続けてみましょうか。

 

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2009-06-30 21:52

TtTシステムはオレに聞け!@一歩進んで二歩下がる

『TtTシステムの歴史』
一昨日はジョニ赤(貰い物)の補完が効いて、勢いで始めた『TtTシステムはオレに聞け!』。
今、考えればTTtシステムの説明をしてないや。悪い悪い。
では、TtTシステムの解説から。
10年くらい前にエラク盛り上がったシステムです。
MiH(MOMENT IN HISTORY)が開発し、『TURNING THE TABLES(TtT)』『DRIVE TO THE BALTIC!(DttB・ドラバル)』『ベルキェルキ』と発行し、GMTに移り『von Manstein's Backhand Blowが大コケして以降このシステムは闇に葬られました。それでも一つの時代を築いたのは間違いなく、現在でも多数のゲームに影響を与えています。
日本でも『ドラバル』はCMJ34号の付録になり、ベスト版でも発売されました。『TtT』はCMJ56号、『ベルキェルキ』はCMJ号と付録になりました。ちなみに、私は『ベルキェルキ』に縁がありません。それ以外はエラクやったんですけど。



『TtTシステム』
TtTシステムの特徴は『C3iポイント』と『戦術値』。
1ターンを三つのセグメントに分け、それぞれのセグメントで両軍が移動⇒戦闘(逆も可)を行います。要は、1ターンが三つのターンだと理解していいでしょう。
ただし、全てのユニットが移動や戦闘を行える訳ではありません。ターンの開始時に受け取る『C3iポイント』を、各セグメントに振り分けて、『C3iポイント表』を参照にDR(サイコロ2個振り)し、移動と戦闘ポイントを得ます。
戦闘を解決する際に重要となって来るのが『戦術値』。戦闘に参加するユニットの中で、最高の戦術値と同じ枚数の戦闘チットを引くことができます。戦術値が同じなら二枚づつ。どちらかが優勢ならそちらが三枚、劣勢の方が一枚使うことができます。チットには「DRM(サイの目修正)」や「損害の増減」、そして「戦力の倍化や半減」などがあります。
ですから、「戦力的に圧倒している」からと言って攻撃を行い痛い教育を受ける、という事が見事に再現されています。
戦闘結果は1/2のように表現されており、左の数字が攻撃側の損害、右の数字が防御側の損害。防御側は退却することで損害を減らすことができます(上限2まで)。
戦闘後前進は機械化部隊なら2ヘクス可能。地形や敵ZOC進入で停止するが。
『TtT』では2ヘクス目の戦闘後前進は戦術値が優勢でないと不可。

手順もいっときましょうか。
   ・管理フェイズ(C3iポイントと増援を受け取る、補給の判定)
   ・ソ連軍1セグメント
   ・ドイツ軍1セグメント
   ・ソ連軍2セグメント
   ・ドイツ軍2セグメント
   ・ソ連軍3セグメント
   ・ドイツ軍3セグメント
   ・勝利セグメント(勝利条件の確認)
これで一つのターンが終わり、勝利が決まってない場合は、次のターンへ移ります。
ZOCは「進入停止」、メイアタック、ZOCtoZOCは禁止。これくらい押さえれば、作戦級ゲームの経験があるとプレイは可能です。
『ドラバル』は大河川越しにZOCは及ばない。スタックごとに移動ポイントを使う(『TtT』のソ連軍はユニットごと)。



『ドラバルの背景』
1944年春にソ連軍は「バグラチオン作戦」を開始し、ドイツ軍の中央軍集団を壊滅寸前まで追い込みます。夏を迎えると、ソ連軍の進撃は一時的に停止します。ドイツ軍はそれを「ソ連軍の前進が限界まで達した」と判断しましたが、実際は補給と休息のためでした。
中央軍集団は大打撃を受けていましたが、北方軍集団は当時健在でした。しかし、中央軍集団の後退により、その間には空隙が横たわっていました。
ドイツ軍の多くの将軍はその危険性を見抜き、北方軍集団の後退を主張します。しかし、ヒトラーは自分の政治的な見解を押し付け、それを許可しません。

休息を終えたソ連軍は前進を開始。リガの西部でバルト海に達します。これにより北方軍集団は、ドイツ軍主力と切り離されることとなり、終戦をこの地で迎えることとなります。
この危機にドイツ軍は装甲師団をかき集めて反撃。一時的に北方軍集団との連絡に成功します。
この先鋒がGD(グロース・ドイチュランド)師団。その師団長を勤めたマイントフェルは、半年後に二階級を飛び越え第5装甲軍を指揮してバルジの戦いへ挑みます。


『ドラバルの解説』

ゲームはソ連軍がバルト海へ向け前進を開始したところから始まります。
勝利条件は簡単に言って「ドイツ軍は北方軍集団と連絡を取ること」。それを阻止すればソ連軍の勝利です。
ゲームの展開としては、前半まではソ連軍が一方に攻撃を行い、ドイツ軍は必死にリガを中心とした戦線で耐えます。中盤にドイツ軍の強力な装甲師団を受け取り、それにより反撃を行います。
ドイツ軍の多くの増援は、マップの左から(ドイツ本国)出て来ますが、ソ連軍がリガやマップの上に近付くと第ⅢSS装甲軍団が現れます。これは本来なら、もっと北部のタリーニンで激戦を展開している部隊なのですが、危険を察知して出動することになっています。
ユニットの主力は歩兵や装甲の師団。ソ連軍はドイツ軍の装甲師団に相当する戦車軍団があります。それに突撃砲旅団、タイガー戦車大隊、T34旅団などが戦場に花を添えます。



『ドラバルの戦略・戦術』

ドイツ軍の勝利条件が「北方軍集団との連絡」なので、ソ連軍は「連絡を付けさせない」でいい訳です。
そのためにどうすればいいと言えば、まずは「分断する」と「分断を強化する」。
分断する手段では、快速な部隊に走らせ、ドイツ軍の後方を荒らす。そうすれば、ドイツ軍は対応を迫られることになります。TTtシステムは、全てのユニットが動くことはできないため、貴重な移動ポイントを使う必要になります。
テクニックとしては、快速部隊と戦略移動の組み合わせが(゜∀゜)イイ。車旅団でも十分。ゲームシステムに「戦略移動」があり、これは「ユニットの移動を終えた地点」にも可能です。快速部隊が走って行き、そこに歩兵師団を戦略移動させ、その地域の確保や浸透を行わせるんです。快速な機械化部隊では道路以外を移動する際に、多大なコストを消費します。その点、歩兵師団は「どこでも1移動力」で行けるので、浸透には打ってつけです。
それとドイツ軍の主力である北方軍集団のユニットをZOCで絡み取ることも有効です。
これは作戦級の経験があれば、ちょっと考えれば答えは出るでしょう。後、テクニック的に「包囲できても安易に攻撃しない」ことも挙げられます。損害を退却で吸収され、せっかくZOCで捕らえられている敵ユニットを逃がす結果になりがちです。補給がなくなれば、戦力も戦術値も半減するので、それまで待ちましょう。
分断を強化するには、ソ連軍の主力である歩兵師団の出番です。移動ポイントはスタックごとなので、目一杯スタックしたユニットでリガへ押し寄せます。
快速部隊の振り回しだけで、分断できていなければ、歩兵師団のラッシュで分断しましょう。もしくは、分断の距離を確保しませう。

ドイツ軍の戦略は、「ソ連軍による分断は防げない」から始まります。
ソ連軍プレイヤーが、ちょっと気が利いていると、分断を阻止しようとしても、損失を増やす結果になるだけになります。
ですから、「立ち塞がる」より「受け流す」ことが有効です。ソ連軍の前進を阻止するより、自軍の望む方向へ誘導すべきです。難しいけどね。ドイツ軍の味方になるのは地形。ヒントは大河になります。
1ターンの対応さえミスがなければ、2ターンからは楽になるでしょう。1ターンは戦略移動のユニット数が一つに限られているため、その選択は重要です。2ターンからは二つになるので、前線からの離脱を繰り返せば、後は一安心。
ドイツ軍は分断は仕方ないものの、リガへの突入は避けなければなりません。
中央軍集団と北方軍集団から部隊を引き抜き、脱出させ、リガを中心にした戦線を構築する必要があります。これは頑張って考えてね。
その戦線は救出部隊へ近付くように、出来る限り西へ張り出していると(゜∀゜)イイ。しかし、北部を分断されると、回復は困難なため、強化はリガ⇒北部⇒西と優先されるでしょう。
後は耐えて、装甲師団の到着を待ちましょう。



さて、以上を勘案して1ターン終了時の両軍を評価しましょう。
ソ連軍は80点。
北方軍集団の捕捉はほぼ満点。中央軍集団への攻勢も満足。
減点はリガへの突進が1ヘクス遅れていること。最初の「スナフ」が効いています。もう1ヘクス進めていれば、もっとドイツ軍の戦線を荒らせました。
ドイツ軍は35点。
できれば、やり直したいくらい。とにかく移動ポイントが少な過ぎる。最初のセグメントで移動ポイントが10あれば、北方軍集団の整理と、中央軍集団の離脱が進んでいました。9だったので、どちらかを優先する必要があり、北方軍集団にしました。それは、中央軍集団の方が、後でも対応可能だったからです。しかし、その後のセグメントも移動ポイントは低く、中央軍集団の離脱は進みません。こんなところで殴り合いしているようではダメです。逃げる部隊と諦める部隊の見切りを付けて、どんどん後退すべきなのでした。
現状では苦しいものの、投げるまでは行ってません。
さて、どうなりますやら。



 

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2009-06-28 23:45

TtTシステムはオレに聞け!

またまたビックマウスが始まりました。
表題のTtTシステムは、私にはストライクなんです。
難易度といい、ゲームの規模といい、展開といい。ちなみに、研究記事も同人誌で載せてうのよん。
まあ、それはいい。

未だに、プレイのやり方を理解していない方も見受けられるので、熱くソロプレイを通して語りましょう。
『TURNING THE TABLES』は去年のClub#千葉で説明したばかりなんで、『DRIVE TO THE BALTIC!』を行きましょう。こっちは2~3年経っているからいいでしょう。
ああ、以前の作戦研究を公表して欲しいと言ってくれた方がいたんですがね。PCが壊れた際に、なくなってしまったんですよ。という訳で、新作となりますので、宜しくです。それと久々なんで腕が鈍っているのと、ジョニ赤@貰いモンを補完してるから、ご理解のこと。

こんなサービス滅多にしないんだからね!


1ターン
ソ連軍1stセグメント


まずはセットアップだ。ほろ酔い加減とは言え、なかなか考えているのだが。
ソ連軍は戦闘⇒移動を選択し、C3iポイントを3消費した。出た目は7で移動ポイントを14、戦闘ポイントを5獲得した。
ソ連軍は4ヶ所で攻撃を宣言した。以下は優先順位から解決している。チットの効果は各自確認して欲しい。入れていくと煩雑になってしまうのだ。


①本命の第1戦車軍、143戦車旅団、そして154師団が202突撃砲への攻撃だ。チットはソ連軍が「スナフ!(最初から引くな!)」「水平爆撃」「機銃掃射」、ドイツ軍が「駆逐戦車」「東部大隊」だった。ソ連軍は全てのチットを使い(スナフなんざ使いたかないけど、強制なのだ)、ドイツ軍は「駆逐戦車」を選択した。
オッズは8:3≒2:1で、DRMは+5となり、出た目は3で戦闘結果は1/2だった。ドイツ軍は202突撃砲をステップロスさせ1へクス後退させた。ソ連軍は143戦車旅団をステップロスさせ、154師団とともに前進させた。予定ではこの周囲でドイツ軍3個師団を包囲するつもりだったのだが、全く狂ってしまった。写真は左が戦闘の地点とチット、それから出た目となり、右が退却と戦闘後前進になる。ソ連軍としては「何てこった!」に近い。

②2ヶ所目は北方軍集団の中央部を狙う。チットはソ連軍が「地上爆撃機」「ウオッカ」「航空阻止」、ドイツ軍が「柔軟な戦い」「ロケット砲」「東部大隊」だった。それぞれ太文字のチットを選択した。オッズは36:9=4:1で、DRMは+2となり、出た目は11で0/3。チットを加味すると1/3だ。ドイツ軍の329師団はステップロスとともに2へクス後退。後方のKGとスタックした。ソ連軍は戦車旅団に損害を受けさせ前進。北方軍集団の中央部へ楔を打ち込むのに成功した。
 


③3ヶ所目は北方軍集団の弱点を狙うもの。チットはソ連軍が「独立戦車」「機銃掃射」「対戦車砲」、ドイツ軍が「騎士十字賞」だった。オッズは26:10で≒2:1、DRMは地形効果もあり+2となり、出た目は9で結果は1/2。CMJ34号と同じように281保安師団が活躍すると思ったが、そこまでは上手くいかなかった。ドイツ軍は281保安師団をステップロスさせ1へクス後退させた。2へクス後退させる選択もあったが、弱体なJeck・KGが攻撃される危険があるので、ここに留めておいた。ソ連軍は1へクスの前進を行う。これでドイツ軍の23師団をZOCで絡めたこととなった。



④4ヶ所目で最後の攻撃は、上手く行く可能性は低いものの、成功したら戦果の大きい地点になる。チットはソ連軍が「対戦車砲」、ドイツ軍が「駆逐戦車」「ダミー」「戦闘爆撃機」だった。オッズは18:9=2:1となり、DRMは-3となった。出た目は7で結果は2/1。ドイツ軍はここで後退する訳には行かないので、ステップロスで耐える。ソ連軍は2ステップロスして、攻撃には失敗した。
戦闘は以上で終了となり、続いて移動だ。


上が移動を終えた全体図となる。

では北部からを解説していこう。

ここで4スタックがドイツ軍の戦線へ入り込むことにより、AのスタックをZOCで絡み取れる。そして次のセグメントで浸透が狙える。

第1戦車軍団は先頭で突進させるか、この包囲を狙うか随分と悩んだ。今回は包囲を優先してみた。突進力は落ちるが、包囲によりドイツ軍にフリーハンドを減らすのだ。

北方軍集団と中央軍集団の間に空いた空隙を突進する部隊だ。戦闘結果が良ければ、もう1へクス進めて強力な第1戦車軍団も参加できていたのだ。それでも、前進することにより、ドイツ軍の対応を迫り振り回してやるのだ。戦略移動はここの先頭に歩兵と戦車を送っておいた。

中央軍集団残余に向けての圧力だ。
特に、Neman河を渡っていないと、防備を固められてしまい、ドイツ軍に安全な離脱を許してしまう。片翼だけでは、ドイツ軍の対応が楽になるため、両翼で前進した。

以上を考えると、決してソ連軍とて十分な部隊を移動できる訳ではない。
この時点でソ連軍はドイツ軍の8個師団+4個の旅団かKGを包囲している。突進力は落ちているが、順当な戦果を得ていると言っていい。


1ターン
ドイツ軍1stセグメント

ドイツ軍は「戦闘⇒移動」と「移動⇒戦闘」のどちらを選択する考える。反撃を行い、血路を開けるようなら試してもいい。しかし、攻撃側は損害をステップロスする必要があるため、ただ自軍を弱体にするだけになる事も十分有り得る。
攻撃は1ヶ所可能だ。しかし、ランダムイベントを考慮すれば、移動の後に戦闘を行うべきだろう。「戦闘⇒移動」を選択した。
C3iポイントを2消費し、出た目は4。しょぼい。移動ポイントを9、戦闘ポイントを3獲得した。多くの場合、TtTシステムでは「最初に大きなC3iポイントを使い、後は整えていく」が効果的なようだ。

上が全体図となる。
中央の「STRAT MOVE」マーカーは戦略移動を行い、ヤコブシュダット市へ投入された師団。右下に、その部隊がいた地点を「STRAT MOVE」マーカーで示している。
では、北部から解説していこう。

北部でこの2個スタックが対応しなければ、ソ連軍がZOCを擦り抜けて前進して来てしまう。将来的に諦めなければならない地域であるが、今はまだ早い。

北方軍集団の最南部が一気に後退した。ここの後退はこのタイミングで必要だ。
一手でも遅れると、ソ連軍に包囲される危険があるのだ。

 


中央軍集団の移動だ。
ここではもっと移動ポイントを使って、一気に後退したいのだが、さいの目が悪くダメだった。仕方ないので、両翼を広げてソ連軍に包囲行わせないように展開した。

そして戦闘は1ヶ所ある。
中央で包囲されている2個師団と突撃砲旅団による179師団への反撃だ(A)。チットはドイツ軍が「東部大隊」「ダミー」「戦闘爆撃機」、ソ連軍が「地上爆撃機」「独立砲兵」「NKVD」だった。オッズは44(包囲攻撃2倍、それと歩兵に対しての突撃砲で2倍):6≒7:1となり、DRMは-1で、出た目は7で1/2。チットにより2/2となる。ドイツ軍は突撃砲旅団と平地にいる歩兵師団をステップロスさせた。ドイツ軍は1へクスのみ前進を行えた。
ドイツ軍の反撃は出血が多いものの、ソ連軍の突撃経路を遮蔽するのに成功した。


 

ソ連軍2ndセグメント
ソ連軍は移動⇒戦闘を選択した。この時点では突破口を穿つのに成功しているからだ。C3iポイントを3消費した。出た目は10で移動ポイントを15、戦闘ポイントを6獲得した。
ちょっと手を抜きます。だって終わらないんですもの。
頑強な戦線を構築している北方軍集団には、手が出せない。包囲しているスタックを下手に攻撃して、退却で逃げられても面白くない。この戦線も、戦略拠点のリガ周辺で防衛ラインを築くため、部隊を引き抜くので、崩壊していくのだ。

移動の焦点は写真の中央部と左下になる。
突進する戦車旅団へは、絶えず歩兵師団を送り込んでZOCを得られるようにしている。
後続する歩兵師団もスタックを整えて前進。このゲームでは移動にスタックに付き移動ポイントを使うため、前進が遅れても3枚スタックにすべきだ。
中央軍集団へは両翼で回り込んでいる。やはりドイツ軍は初手の遅れが響いている。
後方の戦車軍団は自力で移動を開始している。戦略移動も考えたが、歩兵師団を多数送る必要があると判断したのだ。

北方軍集団では唯一、Aで攻撃を行った。
包囲攻撃で最大オッズが見込めるからだ。少しづつく崩していくのだ。
ところが「騎士十字賞」「戦場の支配」がドイツ軍に出て、57:9≒6:1まで下がり、「地上爆撃機」の支援を得られたものの、損害を受けつつも退却に成功してしまった。

中央で残存しているドイツ軍の掃討も行った。
BとC、そしてDでも戦術値の差が出てあっさり壊滅に成功する。



ドイツ軍2ndセグメント

ドイツ軍は移動⇒戦闘を選択した。C3iポイントを1消費し、出た目は5。移動ポイントを5、戦闘ポイントを2獲得した。

C3iポイントでのさいの目が悪すぎる。中央軍集団が移動だけでは対応できないのだ。
ドイツ軍は移動ポイント・戦闘ポイントを集中し、中央軍集団で捨て身の反撃を行わせた。こうしなければ、戦線を構築できないのだ。
Aでは出血しつつも撃退に成功。Bは「スナフ」を引いたため、ソ連軍はステップロスで耐えてしまう。

他では移動は行っていない。
唯一、戦略移動でソ連軍の先鋒を妨害するのみだ。
このドビナ河に戦線を構築して、一時的にソ連軍の前進を停滞させるのだ。
それにしても中央軍集団は苦しいなぁー。

 


ソ連軍3rdセグメント
ソ連軍は移動⇒戦闘を選択。C3iポイントは残る2を消費し、出た目は8で移動ポイントを10、戦闘ポイントを4獲得した。
ソ連軍は包囲可能なドイツ軍を探すことが優先される。ターン終了時に補給を切断されていると、次のターンから補給切れとなるのだ。
1ヶ所、Aを包囲できた。ドイツ軍はこの周辺は諦めだ。
中央の突進は、遂にリガの目前まで迫った。

ドイツ軍の対応により、中央軍集団を包囲する試みは失敗に近い。それでも、大きく回りこむように移動を行った。

戦線後方を走っている戦車軍団は、最短距離で攻撃を行わせつつ前進も考えた。しかし、下手に攻撃して、退却で逃げられても仕方ない。ここは大回りに徹した。

 

ドイツ軍3rdセグメント
ソ連軍は移動⇒戦闘を選択。C3iポイントは1消費し、出た目は3で移動ポイントを4、戦闘ポイントを2獲得した。オイオイ、最後までポイントに恵まれないぜ。


またもや、中央軍集団の脱出にポイントを注ぎ込んだ。
そして邪魔な戦車旅団へ向け反撃を行ったが、スナフに付きまとわれて損害のみ嵩む結果となる。


今日はここまで。
眠くなりました、とさ。


 

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