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2024-11-25 02:41

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2009-04-01 18:13

山猫会は冷えても盛況

花冷えの中、子yagiを連れ山猫会へと行って来ました。
写真は撮り忘れました。というより、撮るタイミングがなかったんです。「ちょっとやろうか」とウォーゲーム以外のボードゲームから始めてしまったので。写真は山猫会に因んで、武将の猫で。足りない分は、私の秘蔵猫フォルダから。
では、いつものように遠回りして、と。
 

『いつもの前振り』

前日に子yagiへ「山猫会へ行ってみるかい?」と聞くと、即答で「いいよぉ~」と。で、当日に「雪は当然として、雨が降っても風が吹いても止まる」と言われている、我が愛する成田線に揺られて都内へと向かいます。すると子yagiが「ねえねえ、渋谷へ寄っていいかな?」と言い出し。話しを聞けば、渋谷のHMVでCDを買うと、その歌手のライブに参加できるそうな。で、電話予約はできないので、渋谷まで出張り予約。ついでに私の仕事帰りにCDを回収し、ライブの整理券をゲットする予定。
そんな訳で、山猫会が開催中の阿佐ヶ谷へとは向かわず、一旦逸れて渋谷へと。ハチ公前から渋谷のセンター街を闊歩しました。

HMVに入と腹痛が。慌ててトイレに駆け込むと、そんなオヤジ連中が列を作ってましたとさ。
そんなこんなで予約は無事完了。山猫会へは11時に到着。まあこんなモンでしょう。
 


『らみいキューブ』

山猫会には、すでにワークスゼロの皆さんが集結。まあ「これからゲームを始めるべ」状態。
私はリンクス子さん&♪(音符)さんに誘われ、子yagiとともに『らみいキューブ』。まあセブンブリッジを麻雀の牌でやるゲームと言えば、当たっているでしょうか。だいたいそんな感じで。
ゲームが始まると「最初に出す組は30以上にする」とルールがあり、低い牌ばかりが手元に来る私は全く進みません。見る見る手札が溜まって行くばかり。他のリンクスさんに音符さん、子yagiまでも次々に手札を減らして行きます。
残る手番も後二つという場面。こりゃダメだと自分の手札を晒したんですね。そうしたら音符さんが、「あれ?これとこの組み合わせで30はありますよ」と。はい、ルールを勘違いしてましてね。「最初に出す組」ではなく「最初に出す時」でよかったんです。
あら、そうなの。じゃあ、ちょっと考えるね。と、あれこれ組み合わせて行くと。yagi「あっ、無くなっちゃった」。皆さん「えー!そんなバカなぁー!」と批難轟々。まあ勝てた私はホルホルでしたが。
小学生以上のお子さんから楽しめるので、ボードゲームの入門としてGoodです。
 


『エルフェランド』

数字のゲームを並べた後は、妖精の世界を旅しようということになり、同じメンツで『エルフェランド』へと流れました。このゲームは持っているんですよ。買った訳ではなくて、今はなきシュトルンモビクが閉店する際に引き取ったんです。リンクス子さんのモノは缶入りで、ほとんどクッキーが入っているみたいです。しかし、私のモノは厚紙の箱。何が違うんだろう。まあいいや。
ルール的に説明すると、妖精の世界を毎ターン(全4ターン)配られるタクシー券(カード)とタクシー会社(タイル)を組み合わせて使い、町々にある自分の積木を拾い集めて行きます。妨害もできるのですが、あまり機能している模様はありません。
ゲームの展開は、1ターンに走り回った私がトップ、子yagiが続いていました。まあはっきり言って、このまま私が逃げ切っておしまい。
盛り上がりもなく、4人でやる意味も今一つ不明。だって、「多人数ソロプレイ」なんですもの。さらに謎なのが賞を取っていること。以前もプレイしたことはありますが、やっぱり盛り上がりに欠けました。
何でこのゲームが賞を取ったのか不思議です。
 

『バルバロッサ(仮)』

妖精の世界に懲りたので、メンツはそのまま、リンクス子さんがルールの説明役にして『バルバロッサ(仮)』をプレイしました。
私が北方軍集団、音符さんが中央軍集団、子yagiが南方軍集団をそれぞれ担当。
ゲームが始まりますが、全く電撃戦らしくありません。北方はリガに手間取るし、南方はオデッサで躓いています。まあ中央くらいですかねぇ。ちゃんと進んでいたのは。
それに手元へ来るカードも使えないモノばかり。それが積み重なって行きます。おかしいなぁ、と首を捻っていたら、使えないカードは捨ててもよかったみたい。なんだなんだ。
でも、カードは妨害する機能があるのに、このままでは「皆さん前進できませんでした」で終わるなぁ、と危惧してました。
ところが、リガを陥落させると後は順調。ターリニンからレニングラードへと突入に成功します。中央は「あっ、中央って部隊が多いんですねぇ。じゃあプレゼント」とyagi親子の多重妨害。南方は目標が広く分布しているので、右往左往の悪戦苦闘。
最終的にレニングラードからムルマンスクまで占領した北方軍集団が勝利となりました。

さて、プレイを終えて思ったのが「リンクスさんはこう言ったゲームを作りたかったのね」ということ。
ゲームには作った人となりが出て来るんですよ。ああ、対戦していても、その一旦は伺えますがね。このゲームにはリンクスさんの「ボードゲームをみんなでワイワイやれて、歴史的であれば尚良い」という思いが込められています。リンクスさんは、それほど歴史に詳しくないことも見て取れます。
私は同じようなテーマで『モスクワ電撃戦』があり、少々危惧していました。しかしそれは全くの杞憂。
『モスクワ電撃戦』はカードを積み重ねて行くのですが、『バルバロッサ(仮)』はマップにユニットを使って行きます。
カードだけでは、果たして自分がどこまで前進しているか、良くわかりません。モスクワまで500㎞とか言われてもねぇ。それに比べ、マップにユニットを並べて行くと、実際にどこまで前進していて、どんな部隊が頑張っているか一目瞭然です。
それでいて、他プレイヤーの妨害も機能しており、さらに有名な指揮官も現れるので、歴史的にもGood。まあリンクスさんらしく、マップに「この名前はホントーにあるのですか?」という町が見受けられるのはご愛嬌でしょう。
お子様、そうですねぇ。小学生ならOKでしょうか。家族でも楽しめる佳作に仕上がっています。それから、リンクスさん本人は「これはウォーゲームじゃない」と言っていますけど、間違いなくウォーゲーム。しかも出来のいい。多分、リンクスさんの思いとボスのレッドさんの調整力が素晴らしい化学変化を起こしたのでしょう。
 

『WING OF WAR』

『バルバロッサ(仮)』を終えると、子yagiは大都会の阿佐ヶ谷を探索するために一時離脱。私もブラブラしていると、未切断の『WING OF WAR』を見つけましたよ。誰のものか聞いたところiriyakさんと。じゃあ、遊ばして貰うから、と他人のゲームをバリバリ破る(あっ、ビニールね)は、カウンターを落とすはの大騒ぎ。
まずは音符さんを誘い一勝負。小回りの利かない機体に悪戦苦闘していると、音符さんがマップ(正確には机)外へと。こう言った場合は、戦線離脱ということで私の勝ち。勝った気はしませんが。
続いては持ち主のiriyakさんに、手の空いたmitsuさんが合流。iriyakさん&mitsuさんのフランス空軍対音符さん&yagiのドイツ空軍で、空戦を始めました。
始めて早々にハウスルールを提案。「味方同士の相談はなしね」というモノ。だって、第一次大戦では無線機はありませんものね。だから身振り手振りはOK。バタバタと手を振って意思の疎通をはかります。
すみません、嘘言いました。身振り手振りは最初だけ。後は各人が好き勝手にやってました。
笑えたのが音符さんの使った機体。後部座席がありましてね。一番、射界が広いのです。私もその前に使っていたのですが、後部座席に気が付きませんでした。道理で苦労するハズだ。
そんなことは良くて、普通の機体が正面しか撃てないのに、音符さんのモノは後ろに通り過ぎても撃ててしまえる。それでドイツ空軍は大苦戦。iriyak機など爆発&墜落。mitsuさんの機体は散々命中弾を喰らいますが、神が乗り移ったように(乗り込んだかな)生き残り。逆に私の機体が命中弾を喰らって、墜落目前まで追い詰められます。
最後は音符機が幽体のようなmitsu機を撃墜。フランス空軍の勝利で終わりました。mitsuさんは相当気に入ったらしく、値段を調べていました。
詳しい写真&AARはそちらにお任せです。
机の回りを不自然な体勢で動き回ったので、変に疲れてしません。

そして、阿佐ヶ谷探索から戻って、sawadaさんをオヤジ狩り@『信長包囲戦』している子yagiを待ち、山猫会を後にしました。山猫会後の飲み会を思えば、後ろ髪の引かれる思いでしたが子yagi付きでは致し方ありません。
山猫会に参加&主催のワークスゼロの皆さん、親子共々お世話になりました。次回もよろしくです。

 

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2009-04-01 17:47

作戦研究はやるもんさ

最近、作戦研究をしないとか嫌いとの意見が見受けられる。それは個人の嗜好なので構わないが、私は違う。作戦研究をすること自体もだが、記事を読むのも好きだ。
現在、私は細々であるが同人誌で発表を続けているし、ありがたいことにコマンドマガジンやプランサンセットにも度々採用されている。
ここで何故、そんなことをするようになったか説明したい。元々、作戦研究などする気はなかった。ただ、10年以上前に誰も対戦相手がおらず、ひたすらソロプレイを重ねていた時期があった。その際に、あまりにもルールや作戦のミスがあったので、それらを「教訓」としてノートに残して行ったのだ。

ある時、私の得意なゲームを教えて欲しいとの申し出があった。
最初は口頭で教えていたが、すぐに限界を感じた。どうしようかと首を捻っていたところ、ようやく使い慣れ始めたパソコンを使えば、写真と組み合わせて文章を作れると思い至った。それで試しに、あれこれと書いみてメールで送った(PDFというのもその頃初めて知った)ところ、相手に大変喜ばれた。こうなると、こちらも嬉しいので次々に書いてみた。
それが始まりなのだ。だから、万人のために書いたのでなく、いつも誰かを思いながら作戦研究を行っている。
この一番の効用は、自分のためになる、ということだ。読み返せば、ありありと思い出すことが可能なのだ。さらにゲームを理解する速度が上がったように感じる。
だから、あるゲームをある程度わかったと思う人間は、文章で残しておいた方がいい。絶対。ウォーゲームに対する見方や取り組み方も変わって来るからだ。何せ、他にやる人間はいないのだから。
 

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2009-03-20 23:35

『第六十六回千葉会の報告』その4

同人『南京陥落』

この日も先月に続きピポさんがひょっこり参加。そこへKBさんも見えて、ピポさん謹製の『南京陥落』を対戦していました。



 

『日露戦争』

この日も山崎さんの「楽しい楽しい日露戦争教室」が開催されていました。

sawadaさんが教習を受けていて、ちゃんと勝負になるぐらい上達したと情報が流れました。


 

『TITAN』

こちらも久しぶりに参加のいのさん@JR付きが、moritaさんと『TAITAN』を囲んでいました。

私は知りませんでしたが、『TITAN』はどこかのメーカーから再版された模様です。こちらがそのニューマップ。ミニチュアが使えるようなノリの大きさ&出来映えです。ただし、ユニットはしょぼく、古いモノを使っています。

手前は『チタン』についていたダイズを気に入ったいのJR君と、ゴロゴロと懐いているヤーボ君。


『NO RETREAT!』


この日も『NO RETREAT!』が対戦されていました。
MMさんとmoritaさんが、何回やったっすかねぇー。
5~6回はやったって言ってました。

J8『BLOCK BUSTING IN BOKRUSK』

ASL組のふるきゅさんとルセロさんが対戦していました。

J8と古いシナリオですが、動きのある好シナリオです。CMJの連載記事でも、このシナリオの対戦記録からASLの考え方を解説しています。さすが鈴木さん、選ぶシナリオがウマイと、千葉会のASL組では感心しています。

そうそう、連載記事の中で指揮官の乗っているトラックが、対戦車砲で炎上させられるシーンがあります。その話しをすると、「鈴木さんって、そういう事するのよねー」と噂になっていました。当たってます?鈴木さん?

ちなみに、この対戦は「いいところ」で時間切れ。対戦車砲が絶妙なところにあり、しかも白兵戦に巻き込まれても、それに勝ち抜き。「さあ、これから75mm祭だぜ」という場面だったそうです。


AP52『INTO VIENNA WOODS』

『太陽の帝国』を終えたyagiと、ふるきゅさんとの対戦を中断したルセロさんが対戦しました。時間も夕方からなので手頃なシナリオ。しかも「やったことのない」モノから選びました。まあ「やったことのない&手頃なシナリオ」というと、かなり絞られてしまいます。だいたい、やったことのないシナリオは大きいモノで、手頃なシナリオは空いた時間にやっちゃっいますからねぇ。

そんなこんなで、最新のAPから『INTO VIENNA WOODS』をしました。陣営はDRで決め、私が防御側のソ連軍、ルセロさんが攻撃側のドイツ軍(SS)を担当。

ではシナリオを簡単に説明しましょうか。

1945年の4月。ウィーン付近にソ連軍が進出し、その先遣隊が拠点の岡を占領しました。ドイツ軍はSS12装甲師団へ反撃を下命。奪還へと向かいます。ところが、その動きを察知したソ連軍は、援軍を送り込みました。まあ歴史的背景はこんなところ。

ソ連軍は、5-2-7×10、2-2-1、LMG×2、それに8-0指揮官が一人。この兵力が岡の上(であればどこでもいい)に配置。そして3ターンに援軍として458×10、LMG×3、指揮官が9-1、8-0、7-0、さらにSU76とSU85が1輌づつ。ドイツ軍はSSの6-5-8×10、MMG×2、LMG×3、パンツァー・シュレッケが一つ、指揮官が優秀で10-2、9-1、8-0と揃っています。シナリオ特別ルールで、岡の頂上には塹壕が広がっており(写真では塹壕の上にユニットを置いています。本来は塹壕に入っているなら下に置くべきなのですが、面倒なので宣言がない限り下にいるとしています)、森はPinetree(松林:普通の森より高さがあり、移動が1/2MPでいい)。岡は「アルペン何とか:凸凹していて同じ高さ同士では、隣り以外はLOSはない」。

そういう、ソ連軍のAFVにはシュルツンがあるらしいのですが、何の意味があるか不明です。これでは、ASLに詳しくないとちんぷんかんぷんですね。では、もうちょっと説明しましょう。シナリオ特別ルールには、「ソ連軍のAFVは簡易装甲を付けているため、シュルツンがあるとして扱う」との記述がありました。これは大戦末期で、ドイツ軍のパンツァー・ファスト(PF)の被害に辟易したソ連軍の前線部隊が、ベッドカバーや金網などを、戦車のあちこちにくくり付けていたことを現しています(そんなお茶目なT34/85子の写真が残っています)。ASLのシュルツンのルールは「側面に命中した成形筴薬弾の色付きDRを倍にする」。簡単に言えば、撃破のDRの片方を倍にするのです。でも、片方を倍にした最大は額面DR11の場合の16。ちなみに出た目12(6ゾロ)は不発です。SU76は側面装甲1、85は4。PFのTK(撃破指数?)は31、パンツァー・シュレッケは26。そう、命中したら6ゾロ以外は撃破なのです。せいぜい、DRが撃破指数-装甲の半分未満なら炎上するところをビミョーにしないくらい。確率かSU76子で…、ごめん計算する気になれない。そんな確率だと思ってて。だから意味不明、と。

写真は3ターンのドイツ軍ターン途中。

すでに岡のソ連軍を半包囲に陥らせています。この後、スタックを崩してソ連軍の前進を阻止する構えをとりました。

ドイツ軍はソ連軍の進入路の射線に入れています。

さて、ソ連軍はどうすればいいでしょうか?

損害覚悟で横一列に突っ走る?まあソ連軍らしくていいかも知れません。しかし、損害が嵩んで宜しくありません。

SU85に煙幕があるので、それを頼りに次のターン以降まで待つ?悪くはありませんが、ドイツ軍が前進してしまうと、岡の上まで先乗りされてしまいます。

で、私が選んだ作戦はSUに燃えてもらう。ソ連軍から向かって右には、ドイツ軍は2個分隊しか展開していません。ソ連軍のSU子たちも二人います。この二人に右のドイツ軍へと突っ込んでもらうのです。ドイツ軍がPFを撃てばよし。命中すれば燃える可能性は高く、そうなれば煙幕の代わりになりま。もし、それをドイツ軍が嫌がればSUがその分隊へと突っ込んで行って、射撃を不可能にするのです。実際の戦いではできないでyそうけど、ゲーム的には有効です。

今回もそれが上手くいき、ソ連軍の増援を岡の上まで送り込むのに成功します。後々考えると、ソ連軍はもっとどちらかへ偏った配置をしても良かったですね。そうすれば、一方は増援の通り道として機能しましたから。

この対戦はルセロさんが岡の上に登ってから動きを見せません。おかしいなー、と思っていると、そのまま最終ターンまで。最終ターンも射撃戦を挑んでくるので、「間に合わんのでは?」と聞くと「いや、すでに勝利条件を達成してるから」と。まじまじとシナリオカードを確認すると、「全ての3レベルを占領すること」となっています。そう、ルセロさんは「岡の頂上の3へクス」と勘違いしていたのです。こりゃ、間に合わんと投了。まあ昨日に続き間抜けな対戦でした。




『対戦表』

こちらが対戦を記録たホワイトボードです。
時間のかかるゲームが多かったので、対戦数は多くありません。

これで千葉会@復活の日は一段落です。
そして合言葉は「次は山猫会でね!」


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2009-03-20 23:10

『第六十六回千葉会の報告』その3

これからは日曜日の報告になります。

参加者は12+2名。

プレイされたゲームは以下の通り。

GMT『EMPIRE OF THE SUN』

エポック『日露戦争』×2

『NO RETREAT!』

『南京陥落』

ASLは3シナリオ、3ゲーム。

J8『BLOCK BUSTING IN BOKRUSK』

AP52『INTO VIENNA WOODS』

この日も掲示板での参加表明が少なく、100年に一度の不況かなぁー、と危惧してました。ところが、午前中は少なかったものの、昼からポツラポツラと参加者が現れ10名を越えることができました。ありがたい事です。

写真は肩を並べてDVD@「トム&ジェリー」を鑑賞するヤーボ君&いのJR君。久しぶりに2回目の邂逅でしたが、まるで兄弟のように仲が良く遊んでいました。DVDを見るだけでなく、会場内を走り回る、眠くてぐずる、ヤーボ君愛用の仮面ライダーゴッコするなどなど。

私はこう言った、子供を連れて参加できるサークルを目指していたので、とても嬉しいです。大きなお友達が騒ぐのと比べれば、かわいいモンです。


GMT『EMPIRE OF THE SUN』その1


では、千葉会のASLに続く名物・『太陽の帝国』です。久々の補給切れさんと私・yagiが対戦しました。補給切れさんが夕方には退散のため、43年シナリオを選びました。陣営はサイの目で決め、日本軍を補給切れさん、アメリカ軍を私が担当。朝から始めて、16時までで44年末まで進みました。以前は、昼前から始めて夜までで、同じくらい進んでいましたから、ちょっと時間をかけてしまったようです。大きな画像はこちら

43年のシナリオ開始当初、アメリカ軍(正確には連合軍)は、かなり押し込まれています。インド東部の危険は去っていたものの、ビルマ駐在の日本陸軍は充実した兵力を維持しています。インドネシアやマレーシア、フィリピンやボルネオ、そして中国沿岸は日本軍ががっちり押さえています。さらに、日本海軍はラバウルを強固な拠点を築き、後方のトラックには後詰が臨機応変に出撃できる態勢を整えていました。ミッドウェイ海戦で手痛い打撃を受けたものの、強力な機動艦隊は維持しています。

前年にはニューギニアの北部を大半は占領したものの、南部の連合軍が拠点にしているポートモレスビーは攻略するまでは致りません。そしてガダルカナルからは撤収を完了。そういった状況でシナリオは始まりました。

写真はシナリオが始まった当初になります。

戦略カードは同じ枚数のため、連合軍が初手になります。ところが、何をしていいか全くわかりません。

両陣営とも、海軍と陸軍が反目し会っているため、合同の作戦は取れません。これが大きく影響して、序盤の行動を厳しく制約します。

日本軍は連合軍の様子見でいいため、あまり悩む事はありません。ああ、語弊がありました。連合軍は積極的に動く必要はありますが(多分)、日本軍は連合軍の出方を見てから、それからどうするか考えればいいのです。

さて、連合軍の1ターンにはビルマ方面でのカードが多数やって来ました。進駐しているイギリス軍の兵力も、そこそこ強力なので、こちらの攻勢をメインに行いました。写真を良く見てもらうと、ビルマでの攻勢場面が写っています。空・海軍の戦闘は投入した戦力の1~1/4倍を相手に損害として与えられます。しかし、陸軍の戦闘は戦力の1~2倍を与えられます。ですから、下手に大会戦など行うと、両軍とも大損害を受け「そして誰もいなくなった」状態になってしまいます。

そんな訳で、日本軍の前線へ食い込むことには成功しますが、それなりの損害を受け、日本軍が対応をしたら、それ以上の前進は憚れました。

では、他の兵力はと見ると、ニューギニアの隅や遥か彼方に、ポツラポツラ…。「どないせぇ、ちゅうねん?」とボヤキ。ここらで時間をかなり取られました。後から考えると、連合軍は兵力が整ってなく、増援でそれが到着するまで、のんびりすべきなのでしょう。せいぜい、補充の多い空軍で日本軍をイジメるのが、良かったんでしょうねぇ。それから配置転換を行うとか。ちょっと、悩み過ぎました。



GMT『EMPIRE OF THE SUN』その2

2ターン以降はアメリカ軍の艦隊が揃い、反攻を開始しました。日本艦隊へ決戦を挑みますが、ことごとく敗れてします。おまけに「東条が辞任」し、日本軍がミッドウェイまでも陥落させてしまい、さらに無理攻めのおかげで海兵師団が壊滅。政治動向は(アメリカ市民のやる気。)危険なまでに下がってしましまいます。写真はミッドウェイ陥落。日本軍が使ったカードは「ハワイ進攻」。このゲームではカードに作戦名はありますが、全く意味はありません。一応、歴史的な好みという意味合いだけで、ようは「そのカードで得られた補給ポイント」。それに司令部の活性ポイント=「指揮官の横柄度」をプラスして、活性できるユニット数が決まります。ついでに、カードには余禄的なイベントもあり、この「ワイハ進攻」では通常の3倍で移動できたりします(嘘です、正確には30ヘクスでしたかねぇ)。

ここでアメリカ軍は「どうせ2回目なので上手くやれる訳ない。政治動向は気にせずにやろう」と開き直ります。

 

 

 

GMT『EMPIRE OF THE SUN』その3

こちらが激戦の続いたビルマロード。日本軍がクワイ河の鉄道線を作ってしまっているため、それを連合軍の反攻に使われ、窮地へと陥っています。

 

GMT『EMPIRE OF THE SUN』その4

開き直りを奏したのではないでしょうが、海軍と陸軍のいがみ合いは鎮静。それまで高みの見物を決め込んでいた陸軍に、これからは頑張って貰いました。44年に入り、ニューギニアから日本軍を一掃したので、フィリピンへと進攻します。今度は日本陸軍が待ち構えてない地点に上陸(海兵師団の損害に懲りました)。そこを足掛かりにルソンやを攻略。首都のは日本陸軍の抵抗により撃退されたものの、陥落は目前となりました。ビルマ方面でも攻勢を再開。シンガポールへと先遣隊を派遣し、南下する主力とマレーシア半島で日本軍を挟撃。さらにソ連も参戦(44年前半でしたから、「ベルリンはどうした?」と違和感ありありでした)。満洲を席巻します。

この頃の日本軍は厳しい。何せ、資源の地点を失い、本土の爆撃まで始まり、手持ちのカードは4枚まで減少していたのです。何より、(後で知りましたが)43年中の消耗戦により、部隊を失い過ぎていたのです。

それでも絶対防衛圏を築きますが、全てを守ることはできません。

44後半には、中国に配備されたB29が日本本土の爆撃を開始します。それな対し日本軍は屠龍により、打撃を加えます。このままでは、本土爆撃の計画に支障をきたします。もう一つのB29部隊を受け取ったので、その配備に頭を悩まします。史実のグアム、サイパンは日本陸軍が強固に固めています。しかも、「島礁陣地(正確な名前は忘れました)」により、ちょっと痛そうです。

そこで目に着いたのが台湾。陸軍航空隊が配備されているだけなのです。アメリカ軍はフィリピンでの攻勢を一時中断し、台湾へと上陸。日本軍は堅固一撃の連合艦隊を出撃。の反攻を目指します。しかし、多勢に無勢。というより、両軍ともしょぼいサイの目でろくに損害が出ず、投入した部隊の多かったアメリカ軍が勝っただけでした。

さて、ニューギニア⇒フィリピン⇒台湾と、正に「マッカーサー・ライン」を築いたアメリカ軍。日本軍はそれ以南に、ろくに部隊は残っていません。この時点で時間切れとなりました。ゲーム終了までは後2ターンあるため、アメリカ軍の勝利条件達成は、まあ可能でしょう。

南方の日本軍はほぼ崩壊していましたし。画像を大きなモノもアップしておきました。

最後の段階で「コロネット作戦」が来まして、内心「ほほー、日本本土上陸をやれと?」と思ったしだい。

しかし、アメリカ軍が引き分け覚悟で海戦を挑んで来たら、お手上げに近いのでは、と思ってしまいます。

43年シナリオは、今回初めてですが、対戦前までは「アメリカ軍が進攻の練習をするシナリオ」と思っていましたが、どうやら「日本軍がどうやって対応するかのシナリオ」が正解のようです。

とにかく、太平洋戦争のキャンペーンを手軽に、しかも史実に近い体験をできる傑作ゲームと言えます。何より、あれだけ「こりゃ負けた」と思っていた割に勝ててしまえる、不思議なゲームでした。

では日本軍の敗因を考えてみましたが、どうにも思い付きません。担当した補給切れさんいわく、序盤に部隊を失い過ぎたのが大きかった、との意見です。

しかし、アメリカ軍が引き分け覚悟で海戦を挑んで来たら、お手上げに近いのでは、と思ってしまいます。

43年シナリオは、今回初めてですが、対戦前までは「アメリカ軍が進攻の練習をするシナリオ」と思っていましたが、どうやら「日本軍がどうやって対応するかのシナリオ」が正解のようです。

とにかく、太平洋戦争のキャンペーンを手軽に、しかも史実に近い体験をできる傑作ゲームと言えます。何より、あれだけ「こりゃ負けた」と思っていた割に勝ててしまえる、不思議なゲームでした。

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2009-03-20 22:08

『第六十六回千葉会の報告』その2

『タクテクス付録B級SFゲーム』

こちらのタクテクス付録ゲームをやり倒そうと、かみさんを中心に4名が集結しました。この日に初めてお会いする方もいて、挨拶を交わされていました。どうやら、Web上で打ち合わせをして、みんなでB級SFゲームをやろうということになったそうです。その会場に千葉会を選んでくれ、そう言う形で使ってもらえるのは、とても嬉しいです。また皆さんの参加をお待ちしています。写真は、これからやるぞ、と広げた対戦予定ゲーム×3。.

さて、タクテクスの付録は三つのゲームとも、同じデザイナーが作られたそうで、なかなかの出来栄え。再販するには、どんなハードルを越えるかと真剣に討議していました(当社比120%)。



『B級SFゲーム@銀河大戦記』

始めに「し倒された」のは、写真の『銀河大戦記』。

核兵器はなかったものの、細菌兵器やら何やらを開発するなど、不穏な会話が聞こえて来ました。お前が言うなってですか?はい、全くその通りで。

『B級SFゲーム@クス=バルセスの影』

B級ツアーの皆さんは、銀河の支配を争った後、未知なる大陸を争奪していました。

自作カウンセラーが大きくて使い勝手が良さそうでした。



『B級SFゲーム@スリードラゴン・アンティ』

ふと、気が付くとマップがなくなっており、カードゲームへと移行していました。

こちらも考えるところが多い、好ゲームとのこと。

かみ様御一行の四名は、静々とゲームを対戦し、静々と引き上げて行きました(ちゃんと挨拶はありましたよ)。千葉会の常連は、サイの目一つで大騒ぎしたり、間違いを罵り会ったりと、まるで人種が違いますた。ああ、オレが筆頭かぁ。

そうそう、御一行の一人はGMT『EMPIRE OF THE SUN(太陽の帝国)』に興味を持っていました。残念ながら、この日には千葉会の『太陽の帝国』組は、参加しておらず、対戦をお見せすることはできませんでした(私はインストするまではルールを把握してないっす)。次の日は『太陽の帝国』組が結構いたんですけど。

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