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2024-11-22 21:05

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2013-08-10 14:09

コミケ直前情報

コミケの直前になりますが、頒布物の告知です。
THE LAST STAND#4(ASL特集号)が僅少ながらあります。
以前、ゲームマーケットで買い洩らしたとの話しを聞き、製作元に在庫があるため送って貰いました。
できる限り、話した方に渡したいと考えていますから、身に覚えのある方はよろしくです。

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2013-08-03 17:50

『常徳三連戦』 最終戦

『1ターン』
さらに立場を入れ替えての3戦目。
私が中国軍、DASRECHさんが日本軍を担当。ついでに言えば、写真も増えている。
私も少しは中国軍の配置が見えて来た。ユニットを節約する術が分かったのだ。
しかし、DASRECHさんは中国軍の配置を見て、「では、ギャンブルの賭け時ですね」、と。


日本軍の第1アクション。日本軍は攻撃を選択。
攻撃できるのは、僅かに2ヶ所だけであった。それでも攻撃を行い、突破口を穿つのに成功。


日本軍の第2アクション。日本軍は移動を選択。
僅かに空いた突破口から、魚口を目指し先遣隊が突進!
ここで中国軍のリアクション。戦略的撤退を宣言し、前線から部隊を引き上げる。それでも拠点として有効な公安周辺には一部を拘置。
なお、戦線の後方で次のターンに日本軍より脅威を与えられない地点からも部隊を引き抜いている。これは戦略的な転進と言えよう。


日本軍の第3アクション。日本軍は移動を選択。走る走る!!主力を前線に残したまま、先遣隊は突進を続け、遂に魚口へ接敵!!
日本軍の主力も遅れじと前進を開始。


中国軍の移動・攻撃。
中国軍は公安にて、足止め部隊を展開。
そして澧懸を中心に2重の戦線を構築。常徳の守りも忘れずに行っている。しかし、龍陽へは守備隊を配してない。
部隊が足りなかった事もあるが、ここは中国軍の反撃が行い易く、日本軍の主力から離れているため、遊兵と成りがち。

『2ターン』

日本軍の第1アクション。日本軍は移動を選択。
先遣隊は魚口への攻撃態勢を完全に終了させる。主力はの一部も澧懸へ接敵。戦線の後方では公安や宣都での掃討準備に追われる。
中国軍はここでリアクションし、戦略的撤退にて僅か1つの部隊(青丸)であるが逃がす。日本軍の手番を考えて、このタイミングにした。

日本軍の第2アクション。日本軍は攻撃。
要所である澧懸と魚口の占領に成功!
両方とも、中国軍は守りを固めていたのだが、部隊が弱体だったので如何ともし難いのであった。
しかし、後方では公安や宣都で奮戦。日本軍を撃退した。


日本軍の第3アクション。日本軍は移動を選択。
魚口から龍陽へ上陸し、無血占領。そして常徳へも接敵させ、圧力を加える。
主力も前進を行い澧懸を越えて中国軍の戦線へ押し寄せる。後方の公安では態勢を整え直し、宣都では中国軍の抵抗が激しかったため、強襲を断念。一旦、別の目標へと進撃を行う。


中国軍の移動・戦闘。
中国軍は澧懸から戦線を後退。その後方へ2重の戦線を構築。さらに、魚口からの上陸対策として、部隊を配している。常徳近辺へ上陸してきた日本軍に対しては、反撃を行うまでの戦力がないため、動きを封じるのみ。龍陽へは精鋭の10軍の3個ユニットを投入し反撃…。ところが、精鋭のハズが戦力を確認してみると、1~2しかない。そのため最低オッズの1:2まで届かず、攻撃は無かった事になってしまった。

『3ターン』

日本軍の第1アクション。日本軍は移動を選択。
危険の迫った龍陽へは魚口から増派。これは単なる防御のためだけではなかった。他の魚口からの上陸は、中国軍の側面を突くように行われた。主力は中国軍戦線へ殺到。


中国軍はリアクションせず。
日本軍の第2アクション。日本軍は攻撃。
主戦線では、接敵できた中国軍の多くを壊滅。やはり、正面で戦うには、日本軍に分がある。後方では公安陥落。これだけの日本軍を拘束したのだから、彼らは十分に義務を果たしたと言える。そして宣都はまたもや日本軍を撃退。虎師団はここにいたのか。
特筆すべきは龍陽。日本軍は弱体な中国軍を壊滅させ、浸透に成功。乱戦への序曲となる。


中国軍は少々悩んだが、ここでリアクション。日本軍に接敵されていたHQ、それに包囲される地点にいた部隊を逃がす。


日本軍の第3アクション。日本軍は移動を選択。
日本軍は龍陽から抜け出した部隊を常徳周辺へと投入。中国軍の動きを封じるのを狙ってだ。部隊を引き抜かれた龍陽周辺には、魚口から再度増派。日本軍と中国軍の入り乱れた一大乱戦絵巻となった。
日本軍の主力は中国軍戦線へと殺到。公安を占領した部隊も急行。
そして洞庭湖湖畔から、常徳への連絡線を確保すべく展開。


中国軍は戦闘を先に宣言。1シフトを得て、常徳へ接敵する日本軍を駆逐する目論見。しかし結果はCで頓挫。ここを(A)排除しておけば、かなり中国軍の行動が自由になったのだが残念。
ユニットに余裕がある場合には、戦闘を先に行っていい。戦闘に於いて有利になるだけでなく、ARやEXで戦列が崩れた場合でも、続く移動にて手当てができるからだ。
そして中国軍の移動。
中国軍は臨澧を中心として、2重の戦線を構築。常徳や龍陽では日本軍への圧力を強める。
公安や宣都の戦線後方で生き残っている部隊も、日本軍へ嫌がらせのために展開。

『4ターン』

あら、ピンボケ。
日本軍の第1アクション。日本軍は攻撃を選択。
ここで日本軍は大きな戦果を得る。まずは、常徳近辺で抵抗していた中国軍を洞庭湖の奥地へ追い込む(A) 。龍陽周辺でも中国軍を後退させ、突破口を抉じ開ける(B)。さらに大きかったのが洞庭湖湖畔での攻撃(C)。オッズが1:1か2:1と高まらなかったため、中国軍としては、ARやCは勿論、DRでも戦列が崩れることは無かった。しかし、結果はEX。中国軍の戦線側面に突破口が開けられてしまったのである。
悪い事は続くもので、善戦していた宣都も陥落。彼らは義務を果たしたのであるが、指揮官としてはゲーム終了まで粘って欲しかった。


中国軍のリアクション…。と記録してあるが、部隊が逃げた形跡は見られない。今更、逃がしても状況は良くならないからね。
日本軍の第2アクション。日本軍は移動。
臨澧側面からの突破口から中国軍の後方を回り込み。小規模ながら、包囲を形成する。ここまで戦場になる事がなかった石門へも接敵。洞庭湖の奥地へ後退させた中国軍スタックは、行動の自由を奪うため、魚口から上陸を行わせ接敵。意外だったのは龍陽周辺での行動。少々考えた後で、部隊を下げて防御態勢へと移った。手番から考えると、ここで突出するのは、危険であるとの判断。


日本軍の第3アクション。日本軍は当然攻撃。
臨澧側面で形成した包囲戦にて、鮮やかに中国軍を殲滅に成功。石門でも中国軍を後退させ占領。
中国軍の防御にある程度慣れたと思っていていも、相手のDASRECHさんも攻撃の腕前を上げている。簡単には勝たしてくれない。ああ、これまでの対戦で楽に勝たしてくれた事などないのだが。


中国軍の移動・戦闘。
中国軍は部隊を掻き集めて臨澧から常徳にかけて戦線を構築。この戦線の狙いはだな。常徳だけは守る!、だ。
だから、臨澧の左手は1線しか戦線はない。ここを突破されても常徳には届かないからだ。
そして渾身の反撃!
常徳の攻略を狙っていた日本軍スタックを吹き飛ばす(A)。龍陽をも奪還!
しかし龍陽の側面スタックへの攻撃はARで撃退される。
洞庭湖の奥地へ追い込まれていた部隊も、日本軍を撃退(B)。
ここに来て漸く攻撃に成功した。
この時点でVPを計算してみた。
日本軍:VPヘクス7、中国軍HQ3。 合計10VP
中国軍:VPヘクス13、日本軍ユニット5。 合計18VP
有利か不利かだと。そんなの終わってから考えてくれ。

『5ターン』

日本軍の第1アクション。日本軍は攻撃。
僅か2ヶ所しかなかったのだが、その両方に成功。
特に、中国軍の予想を越えたのが臨澧側面…、いや後方(A)。ここに部隊を配備すると、日本軍の攻撃を喰らうのは分かっていた。しかし、この位置を変えようとすれば、戦列が大きく崩れてしまう。ここはリスクを承知で接敵したのだ。そのために、なけなしの2個スタックを置いたのである。
日本軍の攻撃ははAO!
中国軍としては、DRでもEXでも前線を維持できると計算していた。オッズ的にDEはないのである。
しかし、AOとは想定外だった。
日本軍は自軍ユニットをすり潰す事により、中国軍の戦線へ突破口を切り開いたのだ。その後方にはZOCを持たぬ中国軍のHQのみ。
さらに常徳周辺でも中国軍スタックを後退させ(B)、中国軍の戦線後方で日本軍スタックが跳梁する事態となった。
ここで常徳への道は大きく開いたと言っていい。


日本軍の第2アクション。日本軍は移動。
臨澧後方の突破口から部隊を擦り抜けさせ、またもや…。いや、前回よりも大規模包囲網を形成。突進した精鋭部隊は常徳への接敵。さらに龍陽へも再攻撃。
手番は違うのであるが、攻撃予定のヘクスにオッズマーカーを置いてある(臨澧は忘れているが)。携帯カメラなので判然としないのが残念。


そして第3アクションで最後の突撃!
同じ台詞を述べるのだが、ここでも鮮やかに包囲網へ捕らえた中国軍。そのHQを壊滅へ追いやる。臨澧への攻撃も成功。同地を占領する。
しかし、常徳・龍陽の攻撃は失敗!
日本軍:VPヘクス9、中国軍HQ7。合計16VP
中国軍:VPヘクス11、日本軍ユニット6。合計17VP
またもや日本軍は後一歩足りなかった。
足りなかった分だけ悔しく、またやりたくなる。

この日は2勝1敗で、中国軍を担当した人間が勝っている。これでDASRECHさんとは常徳殲滅作戦で何戦しただろうか。とにかく、一回対戦が始まると、次々に連戦となるため、記録を残すヒマもない。
この日の対戦成績で言えば、私の勝ち越しになるのだが、そんな風には全く思えない。ただ、負けなかっただけだ。腕前で言えば、DASRECHさんの方が一枚も二枚も上手なのは間違いない。
で、DASRECHさんは負け越したと信じているハズだ。何故なら、直ぐに再戦を要求されたからだ。残念ながら、私の体調で断念したのであるが。
そんな訳で、勝てなかったと思い込んでいる、ウォーゲームバカ2人は、今度こそはと常徳殲滅作戦をバカみたいにし倒すのさ。

尚、このリプレイを読んで中国軍が有利だと勘違いしたアナタ。どうぞ千葉会へ来てくれ。
そんな事はないと証明できるから。

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2013-08-03 07:34

『常徳三連戦』 二戦目

2戦目は立場を入れ替えて、私が日本軍、DASRECHさんが中国軍を担当。今回は慣れたので写真は多めっす。

『配置終了時点』

中国軍の配置、そして日本軍の配置を終えた時点。
中国軍は定石的に、配置線から1~2ヘクス離れて配置している。この意味は後に判然とする。

『1ターン』

日本軍の第1アクション。
日本軍は配置の時点で接敵できる地点は2ヶ所あった。しかし、そこを攻撃しても突破口を穿つのは、不可能。そのため移動を選択。中国軍へ押し寄せる。


中国軍・戦略的撤退時点。
正確には中国軍のリアクションになるのか。まあいい。
日本軍の第1アクションを見て、中国軍は戦略的撤退を宣言。前線の部隊・・・。その僅かであるが撤収させる。青丸が撤退した中国軍のいたへクス。
この前線に拘置する部隊が多いのは、DASRECHさんが生み出した作戦だ。私やはねはねさん、それに軍神さんは、ここで前線の部隊を一気に撤収させる。しかし、DASRECHさんは日本軍の前進を阻むのを優先。部隊の多くを犠牲に、時間を稼ぐのだ。


日本軍の第2・第3アクション。
第2アクションで日本軍は移動を選択。先の状態から戦闘を選択できたのであるが、戦果を拡大するため移動にした。狙いの第一は、HQを襲撃できるため。さらに、低オッズの攻撃ではEXがあり、日本軍に損害の出る可能性がある。それを避けた。
中国軍のリアクションはターンに1回だけなので、日本軍の第3アクションとなる。日本軍は当然戦闘を選択。
前線に残っていた多くの中国軍を壊滅へと追いやる。
しかし、戦線の両端で取り逃がしている。やれやれ。


中国軍の移動と戦闘を終えた時点。まあ戦闘はないのであるが。
まず中国軍は生き残った部隊で足止めを行う。これらは大勢に影響はない、とのDASRECHさんの言。それでも、限られたアクションとユニットしかない日本軍には、厄介。
そして主力は澧懸を中心に2重の戦線を構築。これを作られると、日本軍は苦しい。ここまで練られるまで、かなりの時間が必要なのだが。


『2ターン』

日本軍の第1・第2アクション、そして中国軍のリアクション。
日本軍は第1・第2アクションともに移動を選択。
一気に前進し、主力は中国軍の戦線へ取り付く。別働隊も魚口へ接敵。手前でオッズマーカーが乗っているのは攻撃予定。
2回の移動を終え、日本軍が主戦線へ達したのを見て、中国軍は戦略的撤退を宣言。日本軍に接敵された部隊を逃した。青丸が逃れた中国軍のいたヘクス。


第3アクション。
日本軍は第3アクションで戦闘を選択。後方で取り残されていた中国軍は壊滅できた。しかしながら、目標であった魚口の占領には失敗。残念。
さて、もう一度先ほどの写真へ戻って欲しいのだが。
第3アクションに移動の選択も有り得た。
そうすれば、日本軍は中国軍へ再度接敵できたのである。しかし、その次には中国軍の移動と戦闘があり、移動により離脱されてしまうのは目に見えていた。
私は魚口への攻撃が成功し(そのために精鋭を集中投入していた)、そこからの打開策が有効だと信じたのである。
移動の場合を考えてみると、中国軍へ再度接敵できた。それだけでなく、増援の出現ヘクスを押さえられたのだ。その結果として、次のターンには中国軍の陣形が崩れ得た。可能性は十分にあったのだ。どちらが正解だったかは、是非皆さんで試して欲しい。
さあ、リプレイへ戻ろう。


中国軍の移動・戦闘を終えた時点。
1ターンに戦略的撤退していた部隊が再登場したため、戦線が安定して・・・しまっている。
澧懸から臨澧へかけて中国軍の戦線が2重に構築されているだけでなく、魚口を占領され。上陸を行われた場合の手当ても十分に出来ているのだ。うーん、苦しい。


『3ターン』

ふむふむ。写真が少し飛びましたな。
日本軍は第1アクションで移動を選択。中国軍の主戦線へ取り付く。すると、中国軍は戦略的撤退で接敵された部隊を逃がす。攻め手を失った日本軍は、第2アクションも移動を選択せざるを得ない。そして第2アクションに中国軍へ再度接敵。第3アクションで攻撃を行ったのである。
その結果として、念願だった魚口を占領。遅い!
主戦線でも幾らかの中国軍を壊滅させる。ただし、この攻撃で日本軍はEXで1ユニット失ってしまった。慎重に攻撃を絞って来ただけに残念。


中国軍の移動・戦闘を終えた時点。
中国軍は戦線を後退。澧懸を失ったため、臨澧の手前で2重の戦線を構築。そして常徳の守りも縦深で強固になっている。
3ターンを終えた時点でVPを計算してみた。
日本軍:VPヘクス6、中国軍HQ5。合計11VP
中国軍:VPヘクス14、日本軍ユニット1。合計15VP
さあ、残る4VPを如何にして獲得するかだ!
苦しいが絶望する程ではない。てへぺろ(・ω<)


『4ターン』

第1アクション。
日本軍は移動を選択。魚口から常徳を目標とした第一波の上陸を行う。主力は中国軍の戦線へ押し寄せる。


第3アクション終了時点。
中国軍で逃げるかと思いきや、敢えて受けて立つ。そこで日本軍は第2アクションで攻撃を選択。
常徳を目指す部隊はじりりと前進。主力は捕捉した中国軍を排除。ここでも中国軍はリアクションせず。
日本軍は移動を選択。さらに中国軍へと押し寄せる。
そして魚口から常徳へ目指す第二派の上陸。


中国軍の移動・戦闘終了時点。
中国軍は再度日本軍より離脱。またしても臨澧を中心にした2重の戦線を構築。うむむ、これで日本軍は臨澧へは届かない。


『5ターン』

日本軍は第1アクションで移動を選択。
魚口からの上陸は、常徳を目指すのではなく、そこへの連絡線の構築を目的としたものだった。そして主力は中国軍へと接敵。


最終ターンに中国軍のリアクションがないため、日本軍の第2アクションとなる。日本軍は攻撃。第一線を食い破る。そして常徳を目指した攻撃も順調。2個スタックが接敵する。
日本軍の第3アクションも攻撃!
主戦線では、中国軍に接敵できていないため、ろくに攻撃は行えない。
そして常徳への攻撃はDRの成功!
遂に、目標であった常徳の占領に成功する!!
しかし、連絡線を構築する攻撃は出血多し!EXの連発により、日本軍は土壇場で3個ユニットを失う。
この時点では連絡線は通じているが、中国軍の移動・戦闘があるため、その切断は簡単に成しえてしまう。
それを考慮してのVPを計算。
日本軍:VPヘクス6、中国軍HQ6。合計12VP
中国軍:VPヘクス10、日本軍ユニット4。合計14VP
中国軍の反撃もあるため、一概には言えないのだが、もう1アクションあればどうなったかは分からない。
残念な敗戦であったが、十分に盛り上がる対戦だった。
だから、3回戦へと続く。

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2013-08-02 19:41

『常徳三連戦』 初戦

 初戦はDASRECHさんが日本軍(白いユニット)、私が中国軍(青いユニット)を担当。

『1ターン』

ふむふむ、日本軍の第1アクション=移動を終え、中国軍が戦略的撤退を行った時点になる。うっかり、配置の写真を撮り忘れてしまった。ついでに、普段使っているデジカメでなく、携帯カメラのため写りが悪い。だって、行き成り対戦が決まったんですもの。


日本軍の第2アクション=移動を終えた時点。日本軍は先遣隊を魚口へと急行。主力は公安周辺の中国軍の包囲を行っている。というより、中国軍が公安での足止めを狙って残したのだが。


日本軍の第3アクション=移動を終えた時点。
このターン日本軍は全てのアクションを移動とした。
日本軍の先遣隊は洞庭湖湖畔の魚口へ接敵。
この魚口から湖畔(色の濃くなっているヘクス)へ敵前上陸を行える。史実では、日本軍は湖沿岸を歩いて行ったのであるが。
日本軍の主力は中国軍の澧懸を中心とした抵抗線へ到達。


中国軍の移動・戦闘を終えた時点。
中国軍は突出していた日本軍の騎兵へ反撃を行ったのであるが、ARと撃退されてしまう。そのため、この地点だけ戦線が2重となっていない。安易な反撃は不測な事態を引き起こす典型だ。


『2ターン』

2ターンを終えた時点。私もDASRECHさんも早打ちなので、写真を撮るタイミングが難しい。写真を撮り忘れてしまうのだ。
日本軍は2ターンの第1アクションで攻撃を選択。
その攻撃で魚口と澧懸を占領。
魚口から上陸を行い、第2アクションと第3アクションに移動を選択し、常徳、桃源、龍陽を占領する。
中国軍としては、1ターンの戦略的撤退で常徳の守備隊まで下げたのが失敗。無血占領を許してしまった。やれやれ。
中国軍が1ターンに戦略的撤収をした多数の部隊が、増援として再登場したため、日本軍の先遣隊へ圧力をかける。そして日本軍主力へは、臨澧から澧懸にかけて何とか2重の抵抗線を構築。


『3ターン』

3ターン終了時点。
日本軍の主力は中国軍の戦線を突破。先行する常徳、桃源、龍陽へと急行。連絡を付けんとする。
中国軍は拠点防御。というより、一部で強力な部隊が、地形効果で戦力が倍となる都市で抵抗するのみ。しかし、予想外にその抵抗が激しく、随所で日本軍の前進を阻んでいる。
中国軍は常徳、桃源、龍陽をにて反撃。先のターンでは戦力が足りなく断念していた反撃を漸く決行。しかしながら、戦果は得られず。常徳と桃源でC。龍陽をでARと撃退される。


『4ターン』


4ターン終了時点。
日本軍は中国軍の抵抗線を切り裂き。中国軍の最終防御ラインへ到達。しかし、寸差で中国軍の反撃が成功。常徳と桃源を奪還。そして頑強に各所で抵抗を続ける中国軍が日本軍を苦しめる。


『5ターン』


5ターン・日本軍投了時点。
日本軍は第1アクションに移動、第2アクションに戦闘を選択。常徳と桃源の再奪還を目指すが、これらの攻撃に失敗。この時点で日本軍の敗北が決まったため、終了となった。
日本軍が終えた時点でのVP。
日本軍:VPヘクス5、中国軍HQ8。合計13VP
中国軍:VPヘクス10、日本軍ユニット11。合計21VP
マップには合計20VPのヘクスがある。それには5だけ足りないのは、日本軍が占領していても、連絡線が繋げられないため、どちらのVPとならないヘクスがあるため。
今回は、私が中国軍の防御に慣れていなかったため、両軍入り乱れた戦いとなった。
2ターンにあっさり常徳を占領された時には、これは負けたと思ったが、勝ててしまった。
逆に、日本軍は勝ち筋をどこで外してしまったのだろうか?間違いは無かった。いや、少なかったと思うのだが。
まあいいや、次々(´・ω・)ω・`) キャ-

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2013-08-02 19:07

『常徳三連戦』 前置き

  何時ものように、DASRECHさんから「常徳どうっすか?」と直電があり。速攻でミドルアース東京支店での対戦となったんですね

さて、リプレイの前に『常徳殲滅作戦』について熱く語ってしまおう。

幾つかの日中戦争の戦記を読んでみると。我々が馴染みのある、ヨーロッパの戦争とは大きく違う。

ヨーロッパのそれは、優勢な側が攻め込んで、その勢いがなくなると、押し返される。

しかし、日中戦争では日本軍が強すぎる。

日本軍が無理をしなければ、何時までもその場所へ居座り続けられる。それが十年くらい続いていた。

常徳殲滅作戦は、史実的にみると正しく作戦級。

1943年の末に、これまでの主戦線である中国から太平洋へ部隊を引き抜かれる事となり。引き抜かれる中国戦線の指揮官が、「どうせ持って行かれるんだから、その部隊で攻撃すんべ」というノリで始まった。

これはウォーゲームでも良く見られる。「次のターンにいなくなるユニットで攻撃させてしまおう」というのは、往々にして有りがち。

だから、何ら戦争には寄与しない。

まあ、強力な日本軍が攻撃をかけたため、それなりに中国軍へは損害を与えたのだろうが。そのため、日本軍はとりあえずの目標と定めた常徳さえも、占領の後で撤退している。その結果、日本軍は「当初の目的を達したので勝った」、中国軍は「常徳を守ったから勝った」とそれぞれ主張している。

続いて、『常徳殲滅作戦』のゲームについて説明しよう。

デザイナー氏のブログであるように、エポック『独ソ電撃戦』をイメージして作られている。基本的なシステムとしてのZOCあり、may attack、中国軍は戦闘しなければ戦力が分からないアントライド・ユニット、オッズ方式と後退型の戦闘結果表。そしてマップ上のVP都市とその配分。日本軍の損害がVPのマイナス対象となる。そんなところが、『独ソ電撃戦』に良く似ている。

味付けとして、手順に大きく風味を加えている。

まずは、日本軍のターンとなる。日本軍は3回のアクションを行え、そのアクションに移動か戦闘のどちらかを選択できる。よって、3回全てを移動にしても、戦闘にしてもOK!てへぺろ(ω<)

その後に中国軍の移動と戦闘、その順序はどちらを先にして良く、戦闘を先にすれば1シフト有利となる。

味付けは中国軍にも添加されている。

中国軍は日本軍のアクションの間に1回だけリアクションを行え。そうすれば戦略的撤退として司令部(HQ)2ヘクス以内にあるユニットを次のターンでの増援とできる。さらに、中国軍のユニットはHQ2ヘクス以内でなければZOCを持たない。という訳で、重要な中国軍のHQVPの対象になる。

こう書くと長いようであるが、作戦級ゲームの経験さえあれば、口頭説明で十分に対戦は可能。対戦時間も12時間のため、お手軽と言える。その割りに、考えるところが多いので、千葉会組でのお気に入りとなっている。

では、リプレイへと移ろうか。

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