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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
『ビルマ死の行軍』
4ターン(‘42年9月~12月)
マップ上では大きな動きは見られない。
カードのイベントや陸上戦が多かったからだ。
カードの使用は、連合軍が陸海軍の対立解消すれば、日本軍が再度対立させる、など戦略的カウンターが展開され。
そして「バターン死の行軍」により、アメリカの政治動向を上げた。
前ターンにフィリピンが陥落しているので、ゲームの進行でも合っており、日本軍としては苦しくなるものの、戦史をしっているから結構嬉しい。
それから日本軍は「高高度迎撃隊」もプレイしたんだっけ。
このカードが来た時には、何度もテキストや和訳を見返してしまった。
というのは、1版では「次ターンB29の爆撃を失敗させる」だったのが、「B29の爆撃が成功し難くなる」に変更されていたから。
以前の版で作戦研究をしていた際に、これを仕込んでおけば、確実にB29の爆撃を失敗させられ。
連合軍の勝利条件を1つ潰せる、と思っていた。おそらく、GMTでもそれが問題になったのだろう。
では、箇条書きに。
①ボルネオでは、オーストリア軍が守っているため、強襲上陸は困難。そこで陸軍にジャングルをかき分けさせて、最後の資源ヘクスを攻略。
蘭印オランダ(面倒だから以降はインドネシア)でも、海軍陸戦隊や落下傘部隊により、資源ヘクスの占領は進む。
しかし、インドネシアの首都であるチラチャップには、オージーが強固に陣を構えているため、しばらく手は出せない。
②そして毎回激戦が展開されるビルマ戦線。
日本軍がビルマの首都ラングーンを目指しジャングルを北上すると、連合軍は海軍や空軍による激しい砲爆撃で対抗。
日本軍は陸軍や海軍の航空部隊を配備しているものの、艦隊は投入していない。そのため、ほぼ一方的に損害を食らいばかり。
それにしても、砲爆撃には地形効果が適用されない、というのは納得できんなー。
おかげで、ビルマ領内に入った帝国陸軍は、大出血を被る。
このターン最後に、ハワイ諸島の一部を2ターン占領したこと。
それにアリューシャンを3ターン占領したことで、アメリカの政治動向は2下がる。
*これは勘違いしていました。提督さん、スマン!
ターン終了時のアメリカの政治動向は5。
元々、これを”0”まで落としての勝利は考えていないから、気にはならない。
問題なのは、日本軍が資源ヘクスを予定数確保できなかったこと。
連合軍によるインドネシアとビルマの抵抗により、前進が捗らなかったのだ。
これにより、次のターンに受け取るカードは6枚となる。
ただし、この結果はターン途中から予測できたため、無理をしなかった部分もある。
(続)
何だか、文字数制限に引っかかるようになってしまった。小分けにアップするんで、よろしく。
3ターン(‘42年5月~8月)
このターンに「宇垣将軍のハワイ島奪取」が日本軍に来て。これを無視する選択肢はないのです。
なぜなら、ハワイを2ターン占領続けると、アメリカの政治動向1つ下げる効果があり。アリューシャン・キャンペーンも合わせれば、2つ下がる。
アメリカの 政治動向は8から始まり、フィリピンとマレーシア、それに蘭印オランダ領の脱落で3下がります。これは問題ない。
だから、序盤にハワイとアリューシャンのキャンペーンを成功させられると、残る政治動向は3となり、連合軍としてはかなり厳しい。
ハワイへの侵攻は思わぬ事態をもたらしました。
この作戦はターンの最後に行うのが効率的。そこで、アリューシャンやフィリピンでの作戦を行い。兵力の集結を密かに行っていました。
最終手番に、満を持して決行したハワイ・キャンペーンでしたが、アメリカ海軍との交戦で大損害を被ったのです。密かに下準備をしていたため、空母が1ユニット足りずに余分な損害を食らったり。ここぞ、というところで日本軍はダイスに恵まれなく、アメリカ軍は恵まれたのでした。
ここでも提督さんは、ハワイ強襲を想定してなく、大いに驚いていました。
以下は戦況を箇条書きに。
① 日本軍のアリューシャン、ハワイへ進出。
② 東南アジアへは、マニラとシンガポールへ突入。フィリピンとマレーシアを脱落させる
③ しかし、ボルネオや蘭印オランダには、オーストリア軍が展開。日本軍も進出できたものの、一時停止せざるを得ない。
④ ビルマには「ガンジーによる補充」を受けるため接近。本格的な戦闘は先になるのだが。連合軍も対抗手段として中国軍やインド軍を集結。ラングーン攻防戦は激戦が予想できる。⑤ 西部ニューギニアへは海軍陸戦隊が上陸。対して周辺には連合軍の空軍が展開しているため、封鎖状態に陥る。
⑥ 封鎖状態なのはラバウルも同じ。このラバウル戦隊も終戦まで同地を動かず。
やはり前ターンでの停滞が効いている。一番弱体な開戦時に要所を押さえられなかったのは大きい。それにハワイとアリューシャンへの進出を行ったのも、手数を取られてしまった。
戦争はいつも思うようには進まないから、その辺は致し方ない。
もっとシンプルにしよう。
(続)
2ターン
ソ連軍の移動フェイズを終えたところ。
こうして見ると、やはりザハさんは上手いなぁ。主戦場を林と決めて、そこへ兵力を集中している。フィンランド軍は左翼からの側面射撃で少なからず損害を強要。林の接近戦では、臨機射撃、連続臨機射撃、そして緊急防御射撃まで使って抵抗。
そしてフィンランド軍にとって、最も危険な事態が発生。
T34の移動中射撃により、中央の戦線に綻びが。そこへT34がMMGスタックにVBMフリーズ。このT34は対戦車白兵戦により撃破。
さらに、林の間を縫って前進したT34が、林で激闘中のフィンランド兵の後方へ進出。これは対戦車班のPSKがピンゾロ撃破。
今考えれば、ソ連軍取って最大のチャンスであり、フィンランド軍の危機的状況だった。これを幸運・・・、しかもかなりの幸運で凌げたのは大きかった。
この後に、前線のフィンランド兵は自発的混乱により、戦線から離脱。
こちらがフ ィンランド軍終了時点。
フィンランド軍は戦線を下げる。多くは混乱したままだが、このほとんどが回復する。そして3号突撃砲は麦畑へ。T34が2両とも撃破されたため、安心して前進できたのだ。スターリンは強力なのだが、足が遅いため詰め切れない。
3ターン
ソ連軍の突進は鋭かった。
しかし、フィンランド軍の自発的混乱からの、自己回復パターンで復活。そのため戦線に乱れがなく、火力も強力なため、突破し切れない。
ソ連戦車も転戦。
しかし、移動力が足りず四苦八苦。それでもスターリン(IS2)は3号突撃砲を討伐すべく前進。それでもフィンランド軍の対戦車班を警戒し、接近していない。
ソ連軍ターンを終えた時点。
ここでフィンランド軍に幸運が。
3号突撃砲によるスターリンへの射撃でピンゾロ。一発炎上させたのだ。これで対戦車兵器のないソ連軍は攻め手はなくなったと言える。正直、これで勝てたと内心思っていた。3号突撃砲がいくらでも嫌がらせができるため。
ところが、そうは簡単には行かなかった。
4ターン
あら、写真を撮り忘れている。VASLでの再現図で。
違う部分も多いけど、わたしは元亀です。まあ、こんな感じだったと思われ。
村の外周へたどり着いたソ連軍だったが、そこからは踏み込めない。それを打開すべくSU152を3号突撃砲の死角へ。
フィンランド軍は3号突撃砲に煙幕を張らして、撤退を援護。このタイミングで方々に散らばる兵力を村へと集中する。そして余裕があったため、混乱からの回復待ちするソ連軍へHS(2-4-8)を寄せる・・・。が、寄せきらず、DMを付けられず。
5ターン
余裕のよっちゃんイカだと思っていたら、回復フェイズの風の変化DRでピンゾロ。風が吹きやがりまして。
炎上する車両や煙幕から煙が漂いだし、さあ大変。誰がこんなところに煙幕を張ったんじゃー!オレじゃー!!
分かり難いのでVASLで再現しておきました。
この煙幕を利用して、ソ連軍は突進。
フィンランド軍も猛射を浴びせかけるが、村中心部への突入を許す。さらにSU152も入り込み、ハッチまで開ける。
SU152の砲撃により、直前で抵抗していたフィンランド軍がKIAで一発除去。さすが150mmは強力だわ。
それでもフィンランド軍は徹底抗戦。
敢えて隣接してきたソ連兵へも白兵戦を挑む。これで攻撃路を封じられればOKなのだ。
6ターン
回復フェイズに、今度は6ゾロ。突風が吹き荒れる。
そのため戦場を覆っていた煙が消えて、ソ連軍の進撃路は平地だけとなる。
ソ連軍は残り少ない時間も考慮し、勝利条件となる建物を目指して突進。しかし、フィンランド軍の阻止火力により、ことごとく撃退される。
これを見て、ザハさんは投了を申し出て。リベンジはなったのだった。
勝因
準備に時間をかけたのが勝因だった。だって、一生懸命考えたんだモン。
そして、こちらの予想通りに戦場が展開し、要所要所での出目も良かった。それがなかったら、勝てなかっただろう。何より、これまで意識したことのなかった戦いをした。
自分の老化との戦いだった。
齢50歳を越えて、色々考えていたことが、できなくなってしまう。それを防ぐために、ノートに「やるべきこと」を記入していた。
それで何とか、物忘れを防いだのだった。カッコは良くないけどね。それでも、同じミスを続けるよりは、マシなのは違いない。
対戦頂いたザハさん、会場をお借りしたYSGAの方々には、心からお礼を言わせてもらう。
ありがとうございました。
また戦おうぜ!!
前回はおっかないオサーンと不評なのでして。
こんな美人さんもハケ―ンしておるのですた。さすがフィン子はカワイ子は異常。
YSGAで対戦されたASL174『LAGUS ASSAYLT GUNS』リプレイ。
今回は私がフィンランド軍、ザハさんがソ連軍、前回と陣営を入れ替えた。
写真は配置を終えましたの図。
今回はかなり時間をかけて作戦を練った。
何せ、夢でザハさんにルール間違いの説教を受けるくらいだったんだから。
さて、上の写真では分からんでしょうから、VASLでの再現図も。前回の対戦でザハさんが布陣は、かなり効果的だった。
それは自分が配置を考える際に、再確認させられてしまった。若い頃なら、他人と同じ配置をするのは、それだけでも負けた気分になり。意地でも変えたもの。しかし、年寄りになり「良い物は良い」と思えるようになり。その中で若干の変更を加えて、戦いに挑んだ。
まず、村の中央に?+?+1-4-9+6-4-8のハイ・スタックを積み上げる(A)。これはザハさんが同じ位置に9-1指揮官+MMG6-4-8を配置しており。それを模したもの。
MTRは17P3に(B)。これはAのスタックに視認兵をさせるため。最終的に、先の1-4-9と6-4-8、それにMTRの操作班(2-2-8)で、村を守るつもり。
MMG6-4-8はCへと。これは照準地域を17CC4へと。ここは攻撃経路として有力だからだ。
?マーカーは4個あり、2個×2のダミーとして、最も前衛へ。これはバレてもいい。そのためにソ連軍は突っ込んで来たり、射撃を撃ち込む必要がある。それだけでも意味がある。
HIPは1個分隊相当ができる。ザハさんは1個の6-4-8だけだったが、私は2-4-8を2個とした。
1個はPSK(パンツァー・シュレッケ)を持たせてW3へ。1両はフィンランド軍の後方を遮断すべく侵入する。もしくは3号突撃砲を狙ってスターリンが来る。その撃破を狙う。
3号突撃砲はいいところが。ザハさんよりいいところが思い浮かばない。だから、1両はそのまま(1ヘクス違うが)石垣の向こうへ。
もう1両は村の中央へ据えた。この2両を射角に入れるには、が有力。そのためにPSK対戦車班が17W6へ潜む。
もう1つのHIPは散々悩んだ。
そこで立場を逆にして考えてみた。自分ならこの戦線を如何に攻撃するか、と。この戦線はかなりの前に寄った戦線のため、(私がやったような)一気に迫るのは危険。そうなると、フィンランド軍の死角を進むだろう。特に主力は。
死角となるのは、林の帯の向こう側。そこで有力なのが32G1の茂みか32G2の林。どちらも8移動力をすべて使った地点になる。指揮官付きのスタックが走ってきた、ところへ痛撃。上手くいくのか?
32G1の茂みはソ連軍から、予想され難いのだが、戦車に踏まれる恐れがある。そこで32G2の林にした。林に侵入したソ連軍を撃てて、前回の会話で「Aルートが主攻撃となる」と言っており。最悪、こちらの読みを違えていても、この位置なら戦闘で混乱したソ連兵が、回復するところに近い。それへ嫌がらせ、もしくはこのヘクスへ混乱して入ってくれば、それで除去のハズ。
最後に、指揮官を単独で配置した。
それはダミーやSW(支援火器)の露見を防ぐため。普通は重たくて威力のあるMMGにスタックさせたい。しかし、ここは我慢した。
兵力配分は、右と左に4個分隊ずつ、最後方に1個分隊。そしてHIPに1個分隊。
これが通じるかは、戦いが始まってのお立会い。
ソ連軍の配置は、こんなモノ。実際に、どう動くかはわからないのだから。
1ターン
ソ連軍の寄せは予想通り。というか、予想以上に予想通りだった。
まず林への突進は、私よりも上手かった。
ソ連軍の初手は、歩兵による突進。17CC4へ進入してきたため、4火力-4DRMを叩き込む。それにより、フィンラド軍MMGの位置を確認したソ連軍は、それに対抗すべく、MMGSU152に乗った8-1指揮官+HMG4-5-8が32G1 へ。まさか、本当にこのヘクスへ来るとは思えなかったため、若干躊躇したのち射撃。4火力そのままが効果あり、撃退に成功。あまりアベレージ的にはよろしい射撃ではなかったが、効果があって安堵した。しかし、ここにPF(パンツァー・ファスト)を持たせる勇気は、オレにはなかった。
HMG班が撃退されたため、その後続としてスタックを送る。そして前面の林へ攻撃を集中する。
特に効果があったのはT34/85によるVBMフリーズ(車両による迂回で射撃不能とする)。対するフィンランド前衛の6-4-8による対戦車白兵戦は効果なし。移動中射撃も加えられたため、ここに耐えられるかドキドキものだった。
フィンラド軍は3つの選択肢があった。1つ目はVBMフリーズに対する対戦車白兵戦。私はこれを選んだ。2つ目は、PFでの射撃。さて、どちらの可能性が高かったといえば。対戦車白兵戦はTCでの成功76%、DR4(16%)を掛け合わせて12%くらい?。PFはPFチェックが1/3、それに命中判定76%で、・・・。あれ?PFが高かったか。
さて、3つ目の選択は、T34が隣接した際に残留火力目的の歩兵射撃を、散布射撃で行うこと。そうすれば、残留火力のZOCに穴が開かなかったハズだ。その穴にソ連歩兵が突進。それを防ぐ術はなかった。
そしてソ連軍の1ターンを終えたところ。
ソ連軍は林へ食い込んでいる。これをオレもやりたかったんだけどね。VBMフリーズされた6-4-8は自発的混乱で逃げる。これは2つ失敗している。1つは、混乱で逃げた先。ここはT34からLOSがあり、次に撃たれてしまった。1つは、混乱せず白兵戦を挑まれても良かったのでは?T34があり、ソ連兵がCXのため、不意打ちを取れ、突入してきたソ連兵を狩れる可能性は高く。T34がmotion(移動中)だったため、混戦に捕らわれなかったのだ。ここは日和ってしまった。いや、日和るべきだったけどね。危険を考えると。
フィンランド軍は・・・。そうか撃ち合いを仕掛けたのだったか。確率的に撃退できると踏んだが、効果はPIN止まり。お返しでフィンランドが混乱したら、目も当てられないと思っていたが、何とか無事に切り抜け。下げた戦線に合流する。
右翼で下がったのとは逆に、左翼は前に押し出す。
理由は、ソ連軍がVBMフリーズを仕掛けてくるのは見えており。その目標となるのはMMGスタックの公算が高い。そこでMMGスタックへ9-1指揮官を合流させ、T34を撃破する可能性を上げて。MMGスタックの援護のため、LMGスタックを並べる。
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
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1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |