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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
これからは日曜日の報告になります。
参加者は12+2名。
プレイされたゲームは以下の通り。
GMT『EMPIRE OF THE SUN』
エポック『日露戦争』×2
『NO RETREAT!』
『南京陥落』
ASLは3シナリオ、3ゲーム。
J8『BLOCK BUSTING IN BOKRUSK』
AP52『INTO VIENNA WOODS』
この日も掲示板での参加表明が少なく、100年に一度の不況かなぁー、と危惧してました。ところが、午前中は少なかったものの、昼からポツラポツラと参加者が現れ10名を越えることができました。ありがたい事です。
写真は肩を並べてDVD@「トム&ジェリー」を鑑賞するヤーボ君&いのJR君。久しぶりに2回目の邂逅でしたが、まるで兄弟のように仲が良く遊んでいました。DVDを見るだけでなく、会場内を走り回る、眠くてぐずる、ヤーボ君愛用の仮面ライダーゴッコするなどなど。
私はこう言った、子供を連れて参加できるサークルを目指していたので、とても嬉しいです。大きなお友達が騒ぐのと比べれば、かわいいモンです。
GMT『EMPIRE OF THE SUN』その1
では、千葉会のASLに続く名物・『太陽の帝国』です。久々の補給切れさんと私・yagiが対戦しました。補給切れさんが夕方には退散のため、43年シナリオを選びました。陣営はサイの目で決め、日本軍を補給切れさん、アメリカ軍を私が担当。朝から始めて、16時までで44年末まで進みました。以前は、昼前から始めて夜までで、同じくらい進んでいましたから、ちょっと時間をかけてしまったようです。大きな画像はこちら。
43年のシナリオ開始当初、アメリカ軍(正確には連合軍)は、かなり押し込まれています。インド東部の危険は去っていたものの、ビルマ駐在の日本陸軍は充実した兵力を維持しています。インドネシアやマレーシア、フィリピンやボルネオ、そして中国沿岸は日本軍ががっちり押さえています。さらに、日本海軍はラバウルを強固な拠点を築き、後方のトラックには後詰が臨機応変に出撃できる態勢を整えていました。ミッドウェイ海戦で手痛い打撃を受けたものの、強力な機動艦隊は維持しています。
前年にはニューギニアの北部を大半は占領したものの、南部の連合軍が拠点にしているポートモレスビーは攻略するまでは致りません。そしてガダルカナルからは撤収を完了。そういった状況でシナリオは始まりました。
写真はシナリオが始まった当初になります。
戦略カードは同じ枚数のため、連合軍が初手になります。ところが、何をしていいか全くわかりません。
両陣営とも、海軍と陸軍が反目し会っているため、合同の作戦は取れません。これが大きく影響して、序盤の行動を厳しく制約します。
日本軍は連合軍の様子見でいいため、あまり悩む事はありません。ああ、語弊がありました。連合軍は積極的に動く必要はありますが(多分)、日本軍は連合軍の出方を見てから、それからどうするか考えればいいのです。
さて、連合軍の1ターンにはビルマ方面でのカードが多数やって来ました。進駐しているイギリス軍の兵力も、そこそこ強力なので、こちらの攻勢をメインに行いました。写真を良く見てもらうと、ビルマでの攻勢場面が写っています。空・海軍の戦闘は投入した戦力の1~1/4倍を相手に損害として与えられます。しかし、陸軍の戦闘は戦力の1~2倍を与えられます。ですから、下手に大会戦など行うと、両軍とも大損害を受け「そして誰もいなくなった」状態になってしまいます。
そんな訳で、日本軍の前線へ食い込むことには成功しますが、それなりの損害を受け、日本軍が対応をしたら、それ以上の前進は憚れました。
では、他の兵力はと見ると、ニューギニアの隅や遥か彼方に、ポツラポツラ…。「どないせぇ、ちゅうねん?」とボヤキ。ここらで時間をかなり取られました。後から考えると、連合軍は兵力が整ってなく、増援でそれが到着するまで、のんびりすべきなのでしょう。せいぜい、補充の多い空軍で日本軍をイジメるのが、良かったんでしょうねぇ。それから配置転換を行うとか。ちょっと、悩み過ぎました。
GMT『EMPIRE OF THE SUN』その2
2ターン以降はアメリカ軍の艦隊が揃い、反攻を開始しました。日本艦隊へ決戦を挑みますが、ことごとく敗れてします。おまけに「東条が辞任」し、日本軍がミッドウェイまでも陥落させてしまい、さらに無理攻めのおかげで海兵師団が壊滅。政治動向は(アメリカ市民のやる気。)危険なまでに下がってしましまいます。写真はミッドウェイ陥落。日本軍が使ったカードは「ハワイ進攻」。このゲームではカードに作戦名はありますが、全く意味はありません。一応、歴史的な好みという意味合いだけで、ようは「そのカードで得られた補給ポイント」。それに司令部の活性ポイント=「指揮官の横柄度」をプラスして、活性できるユニット数が決まります。ついでに、カードには余禄的なイベントもあり、この「ワイハ進攻」では通常の3倍で移動できたりします(嘘です、正確には30ヘクスでしたかねぇ)。
ここでアメリカ軍は「どうせ2回目なので上手くやれる訳ない。政治動向は気にせずにやろう」と開き直ります。
GMT『EMPIRE OF THE SUN』その3
こちらが激戦の続いたビルマロード。日本軍がクワイ河の鉄道線を作ってしまっているため、それを連合軍の反攻に使われ、窮地へと陥っています。
GMT『EMPIRE OF THE SUN』その4
開き直りを奏したのではないでしょうが、海軍と陸軍のいがみ合いは鎮静。それまで高みの見物を決め込んでいた陸軍に、これからは頑張って貰いました。44年に入り、ニューギニアから日本軍を一掃したので、フィリピンへと進攻します。今度は日本陸軍が待ち構えてない地点に上陸(海兵師団の損害に懲りました)。そこを足掛かりにルソンやを攻略。首都のは日本陸軍の抵抗により撃退されたものの、陥落は目前となりました。ビルマ方面でも攻勢を再開。シンガポールへと先遣隊を派遣し、南下する主力とマレーシア半島で日本軍を挟撃。さらにソ連も参戦(44年前半でしたから、「ベルリンはどうした?」と違和感ありありでした)。満洲を席巻します。
この頃の日本軍は厳しい。何せ、資源の地点を失い、本土の爆撃まで始まり、手持ちのカードは4枚まで減少していたのです。何より、(後で知りましたが)43年中の消耗戦により、部隊を失い過ぎていたのです。
それでも絶対防衛圏を築きますが、全てを守ることはできません。
44後半には、中国に配備されたB29が日本本土の爆撃を開始します。それな対し日本軍は屠龍により、打撃を加えます。このままでは、本土爆撃の計画に支障をきたします。もう一つのB29部隊を受け取ったので、その配備に頭を悩まします。史実のグアム、サイパンは日本陸軍が強固に固めています。しかも、「島礁陣地(正確な名前は忘れました)」により、ちょっと痛そうです。
そこで目に着いたのが台湾。陸軍航空隊が配備されているだけなのです。アメリカ軍はフィリピンでの攻勢を一時中断し、台湾へと上陸。日本軍は堅固一撃の連合艦隊を出撃。の反攻を目指します。しかし、多勢に無勢。というより、両軍ともしょぼいサイの目でろくに損害が出ず、投入した部隊の多かったアメリカ軍が勝っただけでした。
さて、ニューギニア⇒フィリピン⇒台湾と、正に「マッカーサー・ライン」を築いたアメリカ軍。日本軍はそれ以南に、ろくに部隊は残っていません。この時点で時間切れとなりました。ゲーム終了までは後2ターンあるため、アメリカ軍の勝利条件達成は、まあ可能でしょう。
南方の日本軍はほぼ崩壊していましたし。画像を大きなモノもアップしておきました。
最後の段階で「コロネット作戦」が来まして、内心「ほほー、日本本土上陸をやれと?」と思ったしだい。
しかし、アメリカ軍が引き分け覚悟で海戦を挑んで来たら、お手上げに近いのでは、と思ってしまいます。
43年シナリオは、今回初めてですが、対戦前までは「アメリカ軍が進攻の練習をするシナリオ」と思っていましたが、どうやら「日本軍がどうやって対応するかのシナリオ」が正解のようです。
とにかく、太平洋戦争のキャンペーンを手軽に、しかも史実に近い体験をできる傑作ゲームと言えます。何より、あれだけ「こりゃ負けた」と思っていた割に勝ててしまえる、不思議なゲームでした。
では日本軍の敗因を考えてみましたが、どうにも思い付きません。担当した補給切れさんいわく、序盤に部隊を失い過ぎたのが大きかった、との意見です。
しかし、アメリカ軍が引き分け覚悟で海戦を挑んで来たら、お手上げに近いのでは、と思ってしまいます。
43年シナリオは、今回初めてですが、対戦前までは「アメリカ軍が進攻の練習をするシナリオ」と思っていましたが、どうやら「日本軍がどうやって対応するかのシナリオ」が正解のようです。
とにかく、太平洋戦争のキャンペーンを手軽に、しかも史実に近い体験をできる傑作ゲームと言えます。何より、あれだけ「こりゃ負けた」と思っていた割に勝ててしまえる、不思議なゲームでした。
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