忍者ブログ

2024-11-22 16:14

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2013-12-02 09:03

『常徳十番勝負:四番目』

またもや立場を入れ替え、私・yagiが中国軍、DASRECHさんが日本軍と担当しての4戦目。

『1ターン』

日本軍の第1アクションは移動。配置図は取り忘れ。
何時ものように、日本軍の前進は前線の中国軍ZOCに止められる。


日本軍の第2アクションは攻撃。
中国軍はこの時点でリアクションしない。最近の定番は、この流れ。日本軍は前線で捕らえた中国軍を壊滅させる。


中国軍のリアクション。その時点の写真は取り忘れている。
日本軍の第3アクションは移動。
前線で抵抗する中国軍を包囲。そして日本軍主力は澧懸、別働隊を魚口と宣都へと向ける。


中国軍は戦闘⇒移動、・・・と記録にあるが戦闘はしたのだろうか。写真からは判然としない。
中国軍は澧懸を中心とした2重の戦線を・・・、張れてない。イカン!

『2ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
日本軍の先遣隊は澧懸周辺で接敵。宣都へも取り付くものの、魚口方面へは、中国軍の抵抗線に進撃を止められる。


中国軍のリアクションの写真はないな。
中国軍は魚口方面のHQとユニットを撤退させる。
日本軍の第2アクションは戦闘。
澧懸周辺での攻撃は成功。DRで退却を強いる。ここで気が付いたのだが、澧懸の後方に大穴が!
HQとZOCの絡みがあるので、ここらは難しい。
違って宣都では中国軍が善戦中。

日本軍の第3アクションは移動。
日本軍先遣隊は澧懸の周辺から中国軍戦線の後方へ進出。中国軍のHQを包囲に捕らえる。そして公安周辺の掃討で遅れていた後続も先遣隊へ追い付くべく急進。そして魚口へも接近。


中国軍は戦闘⇒移動。
包囲している日本軍スタックを攻撃し、そこからの脱出を試みたが失敗。まあこんなモンさ。
そして洞庭湖から石門への戦線で日本軍を妨害する中国軍の計画は破綻。中国軍は戦略の切り替えが必要となる。
まず、日本軍の先遣隊と主力を分断。続いて石門から臨澧、そして常徳手前の洞庭湖周辺に及ぶ戦線を構築。
今回は2重になっているよな。

『3ターン』

日本軍の第1アクションは移動・・・、その時点の写真は取り忘れか。写真は日本軍の第2アクションは戦闘を終えた時点。
日本軍は主力と先遣隊の合流に成功。包囲していた中国軍HQも壊滅させ、魚口の占領。


中国軍はここでリアクション。
このターンの日本軍アクションは1回だけなので、戦線さえ張っていればいい。包囲される危険があるユニットを撤退。臨澧のみは、死守の構えを取る。


日本軍の第3アクションは移動。
日本軍の進撃は中国軍のZOCに止められるが、臨澧のHQスタックを包囲。魚口からの湖上移動で常徳周辺のHQスタックも包囲する。
この時点の写真がない。
この写真は中国軍が戦闘⇒移動を終えた時点。
中国軍は臨澧と石門の拠点で死守命令。そして主力は慈利の前面から常徳へと及ぶ戦線を構築。
この戦線の狙いは、慈利周辺の中国軍は日本軍の前進を阻止した後に撤退。
常徳は死守。これは難しくないだろう。
そして危険なのは第9軍が守る地点。ここは2線になってない。しかし、後背地に大河があるため、それで日本軍の前進を遅らせられる。

『4ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
各所で攻撃態勢を整えたのだが写真はない。
で、写真は中国軍のリアクションを終えた時点。
予定通りに、慈利前面の中国軍を撤退。後は・・・、野となれ山となれ。


日本軍の第2アクションは戦闘。
包囲に捕らえていたHQスタックを殲滅。臨澧を占領する。さらに第9軍スタックを後退させ、突破口を抉じ開ける。しかし、石門の中国軍は善戦。日本軍の攻撃を跳ね除ける。


日本軍の第3アクションは移動。大河を越えて、中国軍の抵抗線へ楔を打ち込む。後続の主力も側面を援護するように進撃。この時点の写真は取り忘れ。
中国軍は戦闘⇒移動。
戦闘はあったのだろうか。その意味や変化を見出せないが。中国軍は2重の戦線を構築。

『5ターン』

日本軍は、第1アクションに移動、第2アクションは戦闘、続いて第3アクションも戦闘とする。
まず、戦線後方で抵抗中の石門と慈利へ攻撃態勢を整える。他の地点でも中国軍の戦力を削るべく攻撃を企画。そして主力の本命は常徳。2回の攻撃を使い、ワンチャンスを狙う。

その移動を終えて、攻撃を宣言したのがこちらの写真。

2回の攻撃を終えた時点がこちら。
日本軍は常徳の攻撃は失敗したものの、石門と慈利の占領に成功。しかし、攻撃を行っても中国軍に隙を与えない戦列を組んでいる。


日本軍の戦列が強力なため、付け入る隙が1ヵ所しかない。そこで中国軍は目を戦線後方の澧懸と向け、同地の奪還を企画。
増援を新安や合口、それに公安へ登場させ攻撃。その前に、何とか連絡線切れを目指したが、それは無理だった。その攻撃は失敗。主戦線では1個の日本軍を食うのみ。
そしてVP計算となる。
日本軍:マップ上で11、中国軍HQで8、合計19VP。
中国軍:マップ上で9、日本軍ユニットで9、合計18VP。
1VPの差で日本軍に勝利を与えてしまった。


拍手[0回]

PR

2013-12-02 08:27

『常徳十番勝負:三番目』

『配置』

さて、私・yagiが日本軍、DASRECHさんが中国軍、と立場を入れ替えて3戦目。

『1ターン』
 
日本軍の第1アクションは戦闘。
中国軍の配置で日本軍から攻撃を受けるユニットが3個ある。それを狙った。
先の配置から日本軍が第1アクションに移動を行った場合、僅か1~2へクスの前進で終わってしまう。続いて第2アクションで、その場から攻撃をする羽目になっても、それに意義があるだろうか。そしても、第3アクションで移動しても、進撃距離は高々知れている。
そこで第1アクションで攻撃を行い、突破口を穿った後に、速やかな前進を狙った。
リスクはあるだろ。
しかし、それくらいの賭けをする価値はある。今回の十番勝負では、攻撃を終えた時点など細かく写真を撮っていたが、忘れてしまっている。
そして中国軍はここでリアクション。写真はその終了時点。
前線のHQ及び所属するユニットを撤退。それに、今度は戦線後方でも撤退を忘れない。


日本軍の第2、第3アクションは移動。
日本軍は前進を優先。
前線の中国軍は包囲に留め。主力はその戦線をすり抜け前進。
中国軍の抵抗が予想される澧懸直前まで迫る。


中国軍は移動⇒戦闘。
私と違い中国軍は前線の部隊に攻撃をさせず、死守による時間稼ぎとする。そして洞庭湖湖畔から澧懸、そして石門へかけて2重の戦線を構築。
さあ、日本軍はここからが難しいんだぜ。


『2ターン』

日本軍の第1アクションは移動、中国軍のリアクションはないため、そのまま第2アクションに攻撃。
前線の中国軍を屠る。この際に澧懸を占領。


中国軍はリアクションする意味なし!
日本軍は移動。
そう、中国軍は1線で日本軍の移動と攻撃を受け止め、2線で進撃を阻む計画。2ターンの最も兵力が少ない時期を、これで乗り越えられてしまうと、日本軍は辛い。
そう言いながらも、日本軍は中国軍の戦線で止められて終了。
中国軍の計画を突破する術が、魚口からの湖上移動。そちらへも日本軍は別件隊を送る。


中国軍の主力は臨澧前面。洞庭湖から石門へかけて直線的な2重の戦線を構築。そして兵力的な余裕があるため、魚口方面へも増援を登場させ、日本軍別働隊の阻止を狙う。

『3ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
日本軍は中国軍の戦線へ殺到。魚口へも中国軍の部隊をすり抜けて接敵。


中国軍はここでリアクション。逃げたへクスに○を付けてある。主戦線で接敵された部隊を撤退させ、日本軍の攻撃をスカす。


日本軍の第2アクションは移動。再度中国軍戦線へ殺到。

そして第3アクションは攻撃。
日本軍は中国軍HQを狙い攻撃。それらの壊滅に成功する。そして魚口も占領に成功。
さて、先ほどの中国軍リアクションは正解だったのだろうか?
リアクション前に、日本軍に接敵されていたのは魚口の部隊を除き3個。そしてリアクションの後、中国軍が失ったのはHQとともに3個。日本軍の前進地点も今回と変わらない。さて、毎度毎度であるが、この答えは皆さんへの宿題とさせて貰おう。


中国軍は臨澧を中心に、キレイな2重の戦線を構築。
そしてこの中国軍を相手の勝ち筋がオレに見えている。それはゲームが終わってから解説しよう。

『4ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
主力は中国軍戦線へ取り付き、同時に湖上移動により後方を遮断すべく上陸。


ここで中国軍はリアクション。
湖上移動により取り付かれたユニットを逃した。
そして日本軍の攻撃により、中国軍の1線目は壊滅。


日本軍の第3アクションは移動。
ここでZOCがない中国軍ユニットやHQを逃さぬよう取り囲む。湖上移動の第2弾は常徳の喉元へ。これは精鋭の第9軍が前線へ出て来ぬように、だ。


中国軍は移動⇒戦闘。
中国軍は手堅く2重の戦線を構築。無理な反撃はせず。

『5ターン』
日本軍は前ターンから、最終ターンを「戦闘⇒移動⇒戦闘」と決めていた。
すでに接敵をしており、1回目の攻撃で中国軍の前線を突破。続く移動で中国軍の2線目にあるHQへ取り付き、攻撃で壊滅させるのだ。
これがバランス的に厳しい日本軍の、一番太い勝ち筋だと思っている。
中国軍が熟練してくると、日本軍が常徳や桃源、そして漢壽のデルタ地帯。それに山地の奥にある慈利も届かない。
すると、マップ上の合計20VPの内、11VPは中国軍が維持し、日本軍は9VP。残るマイナス2VPはユニットの差し引きで取り返すしかない。
最終ターンに中国軍は戦略撤退がなく、HQが日本軍の攻撃に曝される可能性は高い。その可能性をさらに高めるために、それまでに、チャンスがあればHQを壊滅させ、HQの盾となるユニットを減らす必要がある。
そして、占領ができないと言って常徳へ圧力を加えないのはナンセンス。
湖上移動により、常徳を危険な状態とし中国軍を誘引し、道路を封鎖することで、前線の中国軍を兵力不足とせねばなるまい。

オレの見込みが上手くいったか、最終ターンのリプレイを続けよう。

日本軍の第1アクションは攻撃。
前線で捕らえた中国軍を壊滅させ、さらに石門や宣都の占領に成功。

第2アクションは移動。
中国軍のHQを2個に接敵。そして中国軍の反撃兵力を削るべく、攻撃態勢を取る。さらに第9軍のHQを狙うのと、常徳周辺の地歩を広げるため攻撃の準備。

第3アクションは戦闘。
日本軍の攻撃は目論見通り成功。中国軍は大きな打撃を被り、ここまで日本軍の矢面に立っていた第6軍は反撃戦力を完全に喪失。
日本軍は中国軍の反撃を受けても大きな問題がないように戦線を整える。唯一危険なのが最右翼の1個か(A)。

中国軍のターンを行う前に、VPの計算をした。
日本軍:マップ上で9、中国軍HQで10の合計19VP。
中国軍:マップ上で11、日本軍ユニッで5の合計16VP。
3VPの差で中国軍の反撃を迎える。


日本軍の読みと違い、常徳へ接敵していた日本軍スタックへ、するすると中国軍が後方から接敵。退路を断ってしまった。一瞬、何かの間違いかと確認したが、オレの完全な見落とし。最右翼も包囲攻撃を喰らう。
この全てが成功すれば中国軍の逆転だ。

まず最右翼への攻撃だが、中国軍の1個が0戦力で除去。これで退路が確保され、オッズも1:1で損害が出る可能性がないため、サイコロも振らなかった。

そしてオッズはギリギリ2:1まで上がり、出た目は“4”のDR。この3個が壊滅。

これでVPは日本軍・中国軍ともに19VPと同点。
2人とも同点は初めてだったため、ルールブックを確認すると、中国軍の勝ち、と。

拍手[0回]

2013-11-22 20:02

『常徳十番勝負:二番目』

『配置』
 
二戦目の陣営を入れ替え私が中国軍、DASRECHさんが日本軍を担当。
写真は左が防御側の中国軍が配置を終えた時点。左がそれを見て、日本軍が配置を終えた時点。

『1ターン』

日本軍の第1アクションは移動し、中国軍のZOCで停止。写真は中国軍のリアクションを終えた時点まで進んでいる。このタイミングで撤退させたのだが、これが失敗。
それに私も宣都の部隊を撤退し忘れている。やれやれ。

 
日本軍は第2アクション、第3アクションともに移動。
一気に最も戦線が狭くなる澧懸から洞庭湖まで進出。
これで中国軍の防衛計画は崩壊。


中国軍は戦闘⇒移動。
前線で包囲されている部隊に攻撃させ、そこから少しでも有利な地点へ逃げ出す算段だったが、上手くいったといえない。それでもやらないよりマシ。
中国軍は澧懸を放棄し、石門から臨澧、そして常徳へかけて戦線を張る。
いや、今見ると穴だらけで張ったとは言えないな。
見切りが悪かったとしか言いようがない。

『2ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
日本軍は中国軍の戦線へと食いつく。
こちらが2線目と思っていた部分にも接敵。

 
そして日本軍の第2アクションは戦闘。
中国軍の戦線に大きな突破口を2ヶ所で穿っている。
これで中国軍の戦線は崩壊決定。後は如何に粘るか、だ。


中国軍のリアクション。
包囲を恐れて逃がしたが、それも中途半端だったか。一斉に逃がすべきだった。


日本軍の第3アクションは移動。
日本軍は前線に残った中国軍を包囲。そして常徳から桃源へ戦線を張り、圧力を加える。


中国軍は戦闘⇒移動。
再度、包囲からの脱出を試みるが、どれも失敗。
そして残存兵力で最終拠点である常徳から桃源にかけての戦線を構築。
前の対戦と比べれば、日本軍の進撃が1ターン分早いのが分かるだろう。

『3ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
VP都市である石門、桃源。包囲した中国軍の殲滅。そして常徳の前面にての攻撃態勢を完了。


中国軍のリアクションなどできるかい!こんな状況で!!
日本軍の第2アクションは攻撃。
包囲していた中国軍の殆どを殲滅。石門や桃源さえも占領。桃源への攻撃成功により、中国軍の戦線へ突破口をさらに抉じ開けてしまった。


日本軍の第3アクションは移動。
日本軍は石門攻略部隊をさらに深部の慈利へ前進。
そして常徳から桃源の主力は中国軍の反撃を警戒し、防御態勢へと移行。
一時的に小康状態となる。
日本軍が移動か戦闘しかできないのは大きい。


中国軍は攻撃を自重。というより、すでにその戦力はない。
そしてゲリラ的な戦略へ変更。
VPの対象である宣都や仁和坪、そして慈利へ増援を登場。
主戦線である常徳から桃源にかけてはHQが食われないような戦線とする。
その戦略があっているかって?知らねえよ!それしかできねえんだし!

『4ターン』

日本軍の第1アクションは攻撃。
中国軍の薄く張った戦線を桃源周辺で後退させる。
これで、この戦線も崩壊決定。
後方の宣都のみ善戦。


中国軍はVP対象となるHQを撤退させる。


日本軍の第2アクションは移動。
常徳や慈利、そして宣都への攻撃態勢を取る。
他には、残存中国軍の掃討準備を完了。


日本軍の第3アクションは戦闘。
ここで中国軍が大善戦。
常徳、慈利、そして宣都への攻撃を全て撃退。


中国軍は移動⇒戦闘。
常徳を囲んでいた日本軍を後退させ、その戦列へ割って入る。
後は、残った兵力で戦線を引きました、とさ。

『5ターン』

日本軍の第1アクションは戦闘。
常徳を占領!
日本軍の戦列へ侵入した中国軍スタックも殲滅。
日本軍の第2アクションは移動。
慈利と宣都への再度攻撃態勢を取る。
しかし、それらの攻撃は失敗。

そして中国軍のターンとなるのだが、その前にVPを計算してみた。
日本軍が19VP、中国軍が9VPと絶望的に差を付けられている。


中国軍の反撃も猛威を振るう。
主戦線での反撃で日本軍は多くの出血を被る。そして戦線後方の澧懸でもAOにて、防御についていた日本軍を壊滅させ、同地を中国軍のVPとする。
最終のVP結果。
日本軍:マップ上で11、中国軍HQで7、合計17VP。
中国軍:マップ上で9、日本軍ユニットで6、合計15VP。
初戦の勝ちを早々にお返しされてしまった。


拍手[0回]

2013-11-22 19:33

『常徳十番勝負:一番目』

『前置き』
常徳殲滅作戦は今年の最高傑作だと思っています。
ルールも簡単でオーソドックス。それでいて両軍とも考えるところも多い上に、展開も熟練度や運不運により毎回変わります。
私はテスト版からプレイしていますが、何度やっても。誰とやっても「やり尽くした感がありません」。
今回猿遊会に参加するに当たり、プレイするゲームで悩みました。というのは、例年対戦しているSPI『オペレーション・ターフーン』は、軍神さんの「もうここ何年も十回以上やったからもういい!」と断られ。
さて、どうするかと思った際に、「まあオレが主催している訳でないから、好きにやらせてもらおうか」と。
そこで最近のお気に入りのゲームで、最高の相手と連戦してみたくなり。DASRECHさんへ十番勝負を申し込んだのでした。この十番勝負は以前のように、同じ陣営を担当し続けるのでなく、立場を入れ替えての連戦にしました。

『配置』
 
初戦の陣営は私・yagiが日本軍、DASRECHさんが中国軍を担当。
写真左は防御側の中国軍が配置を終えた時点。写真右はそれを見て、日本軍が配置を終えた時点。
さあ、十番勝負の始まりです。

1ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
そして中国軍が張り巡らせたZOCで停止。中国軍ユニットはHQ(司令部)2へクス以内になければ、ZOCを持たない。そしてHQVPの対象となる。
以前も説明したと思うが、このゲームの手順も独特だ。基本的に日本軍が3回のアクションを行い、その後で中国軍が移動・戦闘(順番の入れ替え可能)を行う。特徴なのが、中国軍が日本軍のアクションの間にリアクションを行える事。1つのターンに1回しかできないが、HQ(司令部)から2へクス以内のユニットを次のターンに増援にできる。まあ、これらはリプレイを見て確認ください。


中国軍はここでリアクション。
日本軍に接敵されたユニットを次のターンの増援とする。
写真中央の慈利、右隅の宣都のユニットに注目。


日本軍の第2アクションは移動。
日本軍のユニットが移動を始めてすぐに、DASRECHさんが慈利と宣都のユニットに気づき。
「あっ、これもリアクションしていていいですか?」と尋ねてきた。
そこでオレはこれまでの人生で言ったことがなく、これからも多分言う事がないセリフを口にしたんだ。
「ダメだ。」
「こちらが動かし始めている。それにオレは気が付いていたけど、教えなかったんだ」とね。
DASRECH
さんは一瞬きょとんとしたが、「いやー、yagiさんには参ったなぁ」と。口では和やかだったが、確実に二人の熱量は上がった。
オレはね。このセリフを言ってみたかったんだよ。というのは。
以前に、コマンドマガジンの企画でDASRECHさんと『独ソ戦2』の対戦をして、リプレイを書いたんだ。
その時に、軍神さんが観戦してコメントを寄稿してくれ。
そこに「yagiは無意識でエゲツな手段を取らない」とあり。それを突破したかったんだ。
それにDASRECHさんも言われてみたかったと思うんだ。
DASRECHさんは無茶苦茶強くて。その強さの特徴は「揺るぎの無さ」。誰を相手にしても、どんな状況でもストイックにベストを尽くす。でも強すぎるから、対戦を避けられてしまう。
そんな人間に、「ガチでやろうぜ」と言ってやりたかったんだよ。

余談が過ぎたね。リプレイへ戻ろう。
日本軍は移動を選択したものの、中国軍の第2線へ引っ掛かり前進は停止。


日本軍第3アクションは戦闘。
日本軍の攻撃により、前線の中国軍ユニットの殆どが壊滅。それでも中国軍の奮闘により、日本軍の2ユニットが壊滅している。中国軍のHQと同じように、日本軍のユニットもVPの対象となる。
よって、日本軍は速やかな前進と攻撃を実行したいものの、損害を抑えなければならない、というジレンマに苛ませられる事となる。


中国軍は移動⇒戦闘。
DASRECHさんの強さが出ている。切り替えが早いのだ。
中国軍は前線で崩壊していたものの、生き残った部隊を宣都方面へ撤収。宣都の前面に戦線を張る。
そして主力は澧懸の前面に2重の抵抗線を構築。
ちなみに、写真では桃源にある中国軍ユニットは、常徳まで移動した。日本軍の移動が始まる前に、その申し出があったため。

2ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
主力は澧懸へ向け。そして分遣隊を魚口と宣都へそれぞれ派遣する。
魚口へ兵力を送った理由。それは「湖上移動」をするため。これは実際に行った時に、その威力が発揮される。
そして宣都へは2VPと大きな拠点であるため。


この時点で中国軍のリアクションはなし。
日本軍の第2アクションは移動。
日本軍は澧懸の主戦線、魚口、そして宣都へ攻撃態勢が整う。


ここで中国軍のリアクション。
主戦線で接敵された部隊、そして宣都方面で逃げ損ねていた部隊とHQを撤退(ルール上の記述では中国軍の戦略的撤退)させる。
史実の日本軍も中国軍を捕らえた、と思っても逃げられた、という。それをゲーム的にも精神的にも再現している。
これを上手く行えると、日本軍はいつまでも中国軍に攻撃できない。


日本軍の第3アクションは攻撃。
攻撃ヵ所が少ないため、ここで移動をする選択肢もあった。しかし、魚口を占領するメリットと、その可能性を信じて攻撃した。
そして、その賭けに成功。魚口を一撃で攻略。他でも中国軍ユニットを壊滅させる。


中国軍は移動⇒戦闘(はなかったが)
主戦線は澧懸から石門の前面に2重の戦線を構築。
さらに、魚口からの湖上移動を警戒し、澧懸から常徳まで戦線を張る。
しかし、ここで中国軍にミスが!
AのユニットがHQから離れているため、ZOCがないのだ。そのため2重ではなく、1線の戦線だけとなっている。

3ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
先の穴から浸透し、2線目へ接敵。そして常徳の喉元へ最強の6-7×3個スタックが湖上移動。


中国軍のリアクションはない。
日本軍の第2アクションは戦闘。
中国軍の戦線に突破口を穿つ。写真から外れているが宣都も占領。


中国軍はここでリアクション。
一気に主戦線の部隊を全面的に撤退させる。
しかし今見返してみると、中国軍の中央から左翼は戦線を維持していた。突破口は右翼だったので、撤退させるのは右翼、そして左翼の最端の部隊だけで良かったのではなかろうか。

こちらがリアクションをしなかった想像図。
そうすれば、部隊とHQ(VP)の損失はあったものの、中国軍中央から左翼の3個スタックにより、日本軍の前進は阻まれ。その掃討に後のターンに追われる。
その答えは、是非皆さんが実際にやって出して頂きたい。


日本軍の第3アクションは移動。
日本軍の先遣隊は常徳から桃源の前面へ展開。さらに魚口からの湖上移動による増強で戦線を構築。後続の主力はそれに合流すべく急進。
その一部は慈利へ向け。そして宣都攻略を部隊は主力へ追い付くべく前進。


中国軍は戦闘⇒移動。
唯一の中国軍による攻撃は公安周辺で行われた。ここに最強の7-4があり、日本軍も手が出しかねて包囲に留めていたのだ。それで攻撃させ、日本軍の後備大隊3-4と相打ちとなる。
中国軍は日本軍に対抗して、常徳から桃源で2重の戦線を構築。慈利でも抵抗線を築く。

4ターン』

日本軍の第1アクションは移動。
ゲーム中最高VP4である常徳、及びその側面への攻撃態勢を整える。兵力不足は否めないが慈利の前面へも攻撃準備を完了する。


この状態で中国軍のリアクションはない。
日本軍の第2アクションは攻撃。
常徳の占領に成功!
さらに、常徳の側面、慈利の前面で中国軍を壊滅させる。


日本軍の第3アクションは移動。
常徳周辺で攻撃態勢から、防御態勢へと変更。ややこしいのは、都市や町へ日本軍がいないと、中国軍が湧いて来ること。そのため、予想外の事態が起こり得るのだ。
慈利周辺では中国軍を囲い込むように移動。


中国軍は移動⇒戦闘。
中国軍の増援は日本軍のいない町か都市のため、それらの多くを占領されている以上、マップ端から登場せざるを得ない。それは日本軍に容易く対応されるのだ。
そして中国軍の唯一の攻撃は成功したものの、単にDR(退却)させただけ。

これは湖によるZOC遮断を見落としていたため。

5ターン』
最終の5ターンが始まった時点。いや、前ターンの中国軍を見て、日本軍は第1アクション:移動、第2アクション:戦闘、第3アクション:移動、と決めていた。
移動して攻撃態勢を取り、戦闘して、最後の移動で防御態勢を取るって。


1アクション。
日本軍は常徳への直接攻撃を避けるため、地歩の確保と中国軍の戦力を削るため攻撃態勢を取る。
そして慈利へも最強の6-7×3個スタックが接敵。


2アクション。
日本軍は全て攻撃に成功!
常徳周辺では中国軍に後退を強い、多くの部隊を葬る。そして慈利を占領!



3アクション。
そして日本軍は防御態勢へと移行する。


中国軍は移動⇒戦闘。
日本軍の後方へ登場させ、包囲を成して反撃を企画。それがこの図。


その結末がこちら。
中国軍の反撃も冴え、日本軍の多くを壊滅へと追い込むが、慈利への攻撃は失敗。
そしてVPの計算。
日本軍:マップ上で13VP、中国軍HQ6VPの合計19VP
中国軍:マップ上で7VP、日本軍ユニットで9VPの合計16VP


初戦は私が担当した日本軍の勝利となった。
はっきり言って、初戦に日本軍を申し出たのは、DASRECHさんの対戦期間が少し空いており。私が直前の千葉会でこのゲームを対戦していたため。
基本的に中国軍が有利であるものの、久しぶりではミスが出やすい。それを狙ったのだ。
戦略的撤退の件といい、陣営といい、そこまで勝ちたいのか、との批判は覚悟の上。そこまでしないと勝てない・・・。いや、そこまでしても勝てるかどうか分からない相手なのだから。

拍手[0回]

2013-11-19 15:48

『猿遊会の一報』

十一月十六日と十八日に開催された猿遊会へ参加しました。
二日間とも50名近くのウォーゲーマーが、文字通り全国から集まり大盛況でした。

今回も記念撮影を致しました。

こちらは初日で、たかさわさんと軍神さんを中心に、両脇を太平洋戦域とナポレオン戦争のテーブルが固めています。

こちらは「猿遊会の華」。
ナポレオンのミニチュアゲームを前景で、これだけで説明はいらんでしょう。

 
写真のやうに、フライングがありましたが、初日には懇親会が催され、こちらにも30名近が集結。
これだけのために駆けつけた方もいたんざんす。
私は幹事であったため、手堅い駒裁きを致しますた。

私は予定通りに、常徳殲滅作戦十番勝負をDASRECHさんと。多分、横から見たら狂ったように見えたでしょう。
そちらのリプレイは後ほどアップ致します。

拍手[0回]

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新CM

[04/28 yb-tommy]
[03/26 yagi]
[03/25 Wilandor]
[02/24 yagi]
[02/24 yagi]
[02/24 少将]
[02/24 軍曹亭!]
[02/19 yagi]
[02/16 西新宿鮫]
[01/28 yagi]

最新TB

プロフィール

HN:
yagi1964
性別:
男性

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析

フリーエリア