『配置』 さて、私・yagiが日本軍、DASRECHさんが中国軍、と立場を入れ替えて3戦目。
『1ターン』 日本軍の第1アクションは戦闘。
中国軍の配置で日本軍から攻撃を受けるユニットが3個ある。それを狙った。
先の配置から日本軍が第1アクションに移動を行った場合、僅か1~2へクスの前進で終わってしまう。続いて第2アクションで、その場から攻撃をする羽目になっても、それに意義があるだろうか。そしても、第3アクションで移動しても、進撃距離は高々知れている。
そこで第1アクションで攻撃を行い、突破口を穿った後に、速やかな前進を狙った。
リスクはあるだろ。
しかし、それくらいの賭けをする価値はある。今回の十番勝負では、攻撃を終えた時点など細かく写真を撮っていたが、忘れてしまっている。
そして中国軍はここでリアクション。写真はその終了時点。
前線のHQ及び所属するユニットを撤退。それに、今度は戦線後方でも撤退を忘れない。
日本軍の第2、第3アクションは移動。
日本軍は前進を優先。
前線の中国軍は包囲に留め。主力はその戦線をすり抜け前進。
中国軍の抵抗が予想される澧懸直前まで迫る。
中国軍は移動⇒戦闘。
私と違い中国軍は前線の部隊に攻撃をさせず、死守による時間稼ぎとする。そして洞庭湖湖畔から澧懸、そして石門へかけて2重の戦線を構築。
さあ、日本軍はここからが難しいんだぜ。
『2ターン』 日本軍の第1アクションは移動、中国軍のリアクションはないため、そのまま第2アクションに攻撃。
前線の中国軍を屠る。この際に澧懸を占領。
中国軍はリアクションする意味なし!
日本軍は移動。
そう、中国軍は1線で日本軍の移動と攻撃を受け止め、2線で進撃を阻む計画。2ターンの最も兵力が少ない時期を、これで乗り越えられてしまうと、日本軍は辛い。
そう言いながらも、日本軍は中国軍の戦線で止められて終了。
中国軍の計画を突破する術が、魚口からの湖上移動。そちらへも日本軍は別件隊を送る。
中国軍の主力は臨澧前面。洞庭湖から石門へかけて直線的な2重の戦線を構築。そして兵力的な余裕があるため、魚口方面へも増援を登場させ、日本軍別働隊の阻止を狙う。
『3ターン』 日本軍の第1アクションは移動。
日本軍は中国軍の戦線へ殺到。魚口へも中国軍の部隊をすり抜けて接敵。
中国軍はここでリアクション。逃げたへクスに○を付けてある。主戦線で接敵された部隊を撤退させ、日本軍の攻撃をスカす。
日本軍の第2アクションは移動。再度中国軍戦線へ殺到。
そして第3アクションは攻撃。
日本軍は中国軍HQを狙い攻撃。それらの壊滅に成功する。そして魚口も占領に成功。
さて、先ほどの中国軍リアクションは正解だったのだろうか?
リアクション前に、日本軍に接敵されていたのは魚口の部隊を除き3個。そしてリアクションの後、中国軍が失ったのはHQとともに3個。日本軍の前進地点も今回と変わらない。さて、毎度毎度であるが、この答えは皆さんへの宿題とさせて貰おう。
中国軍は臨澧を中心に、キレイな2重の戦線を構築。
そしてこの中国軍を相手の勝ち筋がオレに見えている。それはゲームが終わってから解説しよう。
『4ターン』 日本軍の第1アクションは移動。
主力は中国軍戦線へ取り付き、同時に湖上移動により後方を遮断すべく上陸。
ここで中国軍はリアクション。
湖上移動により取り付かれたユニットを逃した。
そして日本軍の攻撃により、中国軍の1線目は壊滅。
日本軍の第3アクションは移動。
ここでZOCがない中国軍ユニットやHQを逃さぬよう取り囲む。湖上移動の第2弾は常徳の喉元へ。これは精鋭の第9軍が前線へ出て来ぬように、だ。
中国軍は移動⇒戦闘。
中国軍は手堅く2重の戦線を構築。無理な反撃はせず。
『5ターン』日本軍は前ターンから、最終ターンを「戦闘⇒移動⇒戦闘」と決めていた。
すでに接敵をしており、1回目の攻撃で中国軍の前線を突破。続く移動で中国軍の2線目にあるHQへ取り付き、攻撃で壊滅させるのだ。
これがバランス的に厳しい日本軍の、一番太い勝ち筋だと思っている。
中国軍が熟練してくると、日本軍が常徳や桃源、そして漢壽のデルタ地帯。それに山地の奥にある慈利も届かない。
すると、マップ上の合計20VPの内、11VPは中国軍が維持し、日本軍は9VP。残るマイナス2VPはユニットの差し引きで取り返すしかない。
最終ターンに中国軍は戦略撤退がなく、HQが日本軍の攻撃に曝される可能性は高い。その可能性をさらに高めるために、それまでに、チャンスがあればHQを壊滅させ、HQの盾となるユニットを減らす必要がある。
そして、占領ができないと言って常徳へ圧力を加えないのはナンセンス。
湖上移動により、常徳を危険な状態とし中国軍を誘引し、道路を封鎖することで、前線の中国軍を兵力不足とせねばなるまい。
オレの見込みが上手くいったか、最終ターンのリプレイを続けよう。
日本軍の第1アクションは攻撃。
前線で捕らえた中国軍を壊滅させ、さらに石門や宣都の占領に成功。
第2アクションは移動。
中国軍のHQを2個に接敵。そして中国軍の反撃兵力を削るべく、攻撃態勢を取る。さらに第9軍のHQを狙うのと、常徳周辺の地歩を広げるため攻撃の準備。
第3アクションは戦闘。
日本軍の攻撃は目論見通り成功。中国軍は大きな打撃を被り、ここまで日本軍の矢面に立っていた第6軍は反撃戦力を完全に喪失。
日本軍は中国軍の反撃を受けても大きな問題がないように戦線を整える。唯一危険なのが最右翼の1個か(A)。
中国軍のターンを行う前に、VPの計算をした。
日本軍:マップ上で9、中国軍HQで10の合計19VP。
中国軍:マップ上で11、日本軍ユニッで5の合計16VP。
3VPの差で中国軍の反撃を迎える。
日本軍の読みと違い、常徳へ接敵していた日本軍スタックへ、するすると中国軍が後方から接敵。退路を断ってしまった。一瞬、何かの間違いかと確認したが、オレの完全な見落とし。最右翼も包囲攻撃を喰らう。
この全てが成功すれば中国軍の逆転だ。
まず最右翼への攻撃だが、中国軍の1個が0戦力で除去。これで退路が確保され、オッズも1:1で損害が出る可能性がないため、サイコロも振らなかった。
そしてオッズはギリギリ2:1まで上がり、出た目は“4”のDR。この3個が壊滅。
これでVPは日本軍・中国軍ともに19VPと同点。
2人とも同点は初めてだったため、ルールブックを確認すると、中国軍の勝ち、と。
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