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2024-11-24 13:37

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2010-07-31 13:12

『ロシアン・キャンペーンを語る』


先頃、『ロシアン・キャンペーン2』が再販され、話題になっている。そこでリクエストも来たことだし、『ロシアン・キャンペーン』のレビューを書いてみよう。
言っときますけど、私の勝手な思い込みもあるやに思いますが、気にせずでよろしくぅ。画像はコマンドマガジンからの借り物です。
『ロシアン・キャンペーン』が扱うのは、第二次世界大戦でのドイツとソ連の戦いだ。時期的には、1941年6月から1945年5月となる。
ユニットは軍、軍団単位で合計200個。1ヘクスは100㎞、かな。ゴメン、興味が無くて良くわからないや。とにかく、そんなモン。
マップは北がフィンランドから、南はセバストポリ。東がモスクワの先から、西がベルリンまで。縮尺はいい加減で、ベルリンは普通入らないのを、ポーランドを縮めて入れています。
まあ簡単に言えば、「独ソ戦の全てを扱う」をテーマにしているんですね。この辺はコマンドマガジンのHPを見てくださいな。

古いゲームです。とても。
最初に『ロシアン・キャンペーン』が発売されたのは1977年。そう、今から30年以上前になります。まずは『ロシアン・キャンペーン』の発売された当時を振り返ってみましょう。
皆さんは、アバロンヒル・クラシックというゲームの種類があったのはご存知ですか?
今、考えれば強引なんですがね。同じシステムを使って、色々なゲームを発売していたんですよ。『ワーテルロー』とか『バルジ大作戦』とか。
私が最初に買ったウォーゲームは、このアバロンヒル・クラシックの1つ。『スターリングラード』。今もウチには二代目がいます。『スターリングラード』は1941年6月から1943年1月まで。独ソ戦の前半だけを扱っていました。
『ロシアン・キャンペーン』は、これらから、ちょっと進化したウォーゲームになります。
この時期には、後に影響を残す傑作ウォーゲームが幾つか発表されています。『第三帝国』とか『スコード・リーダー』とか。
『ロシアン・キャンペーン』も色濃く影響を残しています。だって、それ以降の独ソ戦の全体を扱ったウォーゲームは、『ロシアン・キャンペーン』の気に入らないところを、どうにかしているんですもの。成功しているものもあれば、そうでないものもあります。
手順は、第一移動⇒第一戦闘⇒第二移動⇒第二戦闘。これをドイツ軍とソ連軍が繰り返す。第一移動ではユニットに書かれている移動力を全て使えるものの、第二移動では敵ZOCにないユニットが、その種類によって1~4移動力を発揮できます。移動の途中で10:1が立つと、自動的勝利として敵ユニットは降伏します。
戦闘は敵ユニットに隣接したら攻撃を行う必要のある“MastAttack”。ドイツには攻撃を3シフトするスツーカ、ソ連には1シフトの砲兵。戦闘結果は、「壊滅(AE、DE)」「1個飛び(A1、D1)」「引き分け(EX)」「退却(AR、DR)」それに「膠着(C)」。
ソ連の生産工場。油田にスターリン、ヒトラーまであります。ソ連は毎月ユニットを生産できるますが、ドイツは春にならないとダメ。その時に、油田をゲットしていれば、1個返って来るユニットが増えます。
勝利条件はスターリンさんかヒトラーさんが死ぬか、ドイツがモスクワとレニングラードとスターリングラードを占領する。
だから、元カレの『ロシアン・キャンペーン』タンは、スターリンさんやヒトラーさんが辺境に篭るというウラ技を使え、それが有名だったりします。使ったのを見た事ありませんが。
『ロシアン・キャンペーン2』では、ドイツに占領目標として、各年末に大都市を最低いくつ占領するかが決められており、それが達成できないと、その時点でドイツの負け。あっ、だから目標の達成せず、も勝利条件に入りますか。

もう一度言いますが、古いゲームです。
そのため粗削りな部分があり、「振れ」が出るとどうしようも無くなります。でも、独ソ戦のキャンペーンとしては、古典的な名作になるので、(゜∀゜)イイですよ。

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2010-07-24 18:45

『パシュグロの忘れ物』

『戦い済んで日が暮れて』

先日、アップした『パシュグロ』の対戦で、書き忘れた事
があったので追記します。
ゲームはCP…、はっきり言ってトルコの勝利でした。
状況は、ロシアが崩壊しカフカスのほとんどをトルコ軍が占領。
バルカンでは、ロシアとルーマニアのドミノ崩壊により、押されていたオーストリア南部やルーマニアも、トルコ軍が占領して回りました。ドイツとブルガリアは、サロニカの前面で楯になってて身動きが取れませんでした。
イギリスの攻勢も、ペルシャ南部、今のクウェートまで進出するのが精一杯。エジプトからの攻勢は兵力が整わず不発でした。
トルコはイランやアフガニスタン、そしてインドまでも部隊を送って、そこここで大歓迎を受けていました。
要は、トルコは領土をほとんど失う事はなく、拡張に成功していたのです。そんな状態でベルサイユの休戦会議を迎えることになります。

何が言いたいかといえば、「多分、トルコは第二次世界大戦に巻き込まれたんだろうなぁ」と。
私も詳しくありませんが、他のウォーゲームを見るとですねぇ。史実では、第一次世界大戦でトルコは多くの領土を失い。帝国は解体されてしました。
それが良かったんだか、どうだかはわかりませんが、トルコは第二次世界大戦に参加する事はなく。その後も戦争に巻き込まれることは、なかったと記憶しています。中東戦争でもトルコの話しは聞きませんからねぇ。
私の知識不足だけかも知れませんけど。

もし、トルコが第一次世界大戦で圧勝していた場合、トルコ帝国は往年の威信を取り返し。必ずや、第二次世界大戦でも、一儲けたくらんだハズです。しかも枢軸側で。
いや、それ以前にイギリスとクウェートを巡っての、小競り合いは収まる事はなく。トミーを突いてヤンキーを出したり。
民族的に不安定な地域のイラン、イラク、シリア、イスラエル(は、ないのね)、それにバルカンを抱えたために、耐えず民族紛争に悩まされて。
現在のような安定したトルコ共和国には、長い道程が必要になったでしょう。まあ、ケマルさんが頑張って「いい国作ろうアンカラ幕府」を開く可能性もありますが。
ふと、そんな事を夢想した『パシュグロ』後でした。


『間違い探し』
ルールブックとカードの誤訳が散見されます。これだけ長文を訳したので、ある意味当然とも言えます。
私が気が付いたところです。

ルールブック
16.3.1.1 ジハードレベルの増加方法
その6番目
・CP側プレイヤーがジハード年を占領した場合(都市のジハードレベル表示が無い各都市では+1lv、ジハードレベルの表示が有る各都市では、表示されたジハードレベル分の+1lv)
とあります。英文では以下です。
• CP Player captures a Jihad City (+1 Jihad per Jihad City regardless of the City’s VP value).
私の拙い考えでは「CP側プレイヤーがジハード年を占領した場合(ジハード都市のVPに関わらず+1lv)だと思っています。

カード
・CP26『TURKISH REINFORCEMENTS』
和訳の最後「増援として登場した“1”個軍団を編成できる」“1”が抜けています。
・CP27『CATASTROPHIC ATTACK』
和訳では「攻撃を行い損害を受けた」となっていますが、英文では「Losing BR/IN/ANZ attack stack」であり「攻撃で敗北したBR/IN/ANZスタック」が正しいかと。
・CP29『ENVER-FALKENHAYN SUMMTI』
和訳の最後に「このGalicia内のLCU1個も移動可能」とありますが、これは「このSRではGaliciaへLCU1個を移動可能」
・CP39『PASHA1』
和訳では「CPユニットは水判定・・・」とあるが「悪天候チェック」が正解ですね。AP31に同じ表現がありますから。
・AP11『ROYAL NAVY BLOCKDE』
和訳で「CP側が総力戦の段階になり、コンスタンチノープルがガリシアと鉄道で接続されても影響はない」になっていますが、「No effect if CP at Total ar and Galicia by railroad.」=「CP側が総力戦の段階になり、コンスタンチノープルがガリシアと鉄道で接続されたら影響はない」が正解でしょう。ルールブックにそのようにありますし。
・AP17『ALLIED SOLIDARITY』
この和訳の最後に「サロニカは既にAP側の港湾になってるだろう」は「サロニカはAPの港湾になる」。
今のところはこんなところで。後は西新宿鮫さんにお願いしませう。

自分に対してのメモ
塹壕は平地のみ構築可能でした。
勘違いして、そこら辺中を穴だらけにしてしまいました。


不明な点シナイ半島はエジプトに入るのですかねぇ?
ちょっと分かりませんわ。

最後に、行ったイベントを表示するマーカーが足りてないように思います。
自作すんべか思案中。

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2010-07-22 20:34

『パシュグロ再び』

『パシュグロ(Pursuit OF GLORY)再び』



日曜日に対戦した『パシュグロ』のリプレイです。お相手は西新宿鮫さんで、ミドルアースのSNSを使い対戦の打ち合わせしまして。その時点で陣営も決め、私がCP(中央諸国)、西新宿鮫さんがAP(連合諸国)を担当しました。第一次世界大戦の中東CPの主力はトルコ(オレンジ)で、それを支援するドイツ(グレー)。歴史的に敵対しつつも味方になったオーストリア・ハンガリー(明るいグレー)。そして、唆された部族の皆さん(緑枠)。APはトルコの宿敵であるロシア(白)。世界帝国のイギリス(黄土色)、イギリスの植民地であるインド(緑)。それにセルビア(土色)、ルーマニア(明るい緑)。ああ、CPにはブルガリア(赤)もありましたっけ。
細かいことは、これくらいにしておきましょう。
とにかく、トルコのロシアに対する戦争に、いろんな国や部族が巻き込まれて。戦場も広がって行く、と思っていてください。
私がCPを受け持ったんで、マップの北に座ります。西新宿鮫さんは逆の南ですね。私が北に座ったため、南北逆になりますから、そこんとこよろしく。

セットアップ時点
写真はセットアップが終わったところ。
この時点で戦場になっているのは3ヶ所。左上のペルシャ、左下のカフカサス、それに右上のエジプト。カフカサスが戦場になるのは、ある意味当然。だってトルコはロシアと領土争いを長い間続けて来て、それに負けまくって縮小を続けて。ロシアがドイツとオーストリアとの戦争で困っているから、どさくさ紛れに失った領土を取り返すべ、という考え。ペルシャは今のクウェートで、そこの油田に依存していたイギリスが、トルコのロシアへの宣戦布告に大慌て。おっとり刀でペルシャへ出兵。100年前も今と同じ事をしています。
そんな訳で戦争になったエジプトは、シナイ半島の砂漠が緩衝地帯になって、「おーい、そっちはどうだぁ?」「まだ準備中ぅ」してます。


『駆け抜けた戦争の初期』
  
1ターン終了時点         2ターン終了時点
1ターン(左)と2ターン(右)は、ほとんど動きがありません。写真をアップしましたが、見分けは付かないのでは。何故なら、トルコにもロシアにもイギリスにも戦争をする兵力がなかったから。無理すればできましたよ。トルコやロシアは。でも、部隊の運用が厳しい山岳。おまけに2ターンは冬で、攻撃をするだけで損害が出るんです。やってられませんわ、奥さま。
で、やった事はイベントと増援、それに補充。ああ、忘れちゃなんねぇ、塹壕掘り。戦争をやる前に、その下準備を勤しんでます。ちなみに、塹壕掘りはやり過ぎて、マーカーが足りなくなり。ASL組から塹壕マーカーを借りて対応しました。我ながら「何やってんのかな」と思いましたよ。戦争なのに。
一応、動きのあった場所は、ペルシャとカフカサス。ペルシャはインドの皆さんが押し寄せて来て、トルコの連中が裸足で逃げ出し。ようやく精鋭部隊の投入で、それを停止させる惨状。カフカサスでは両軍とも部隊の増強に勤しみ。下手な戦闘は如何なモノかと、緩衝地帯が出来ています。
議会や皇帝からの圧力で、攻撃を強制されますが、無理に行う必要を感じられず。消化しないままVPを失ったりしました。緑色の外周に肌色のユニットがあります。コレが部族の皆さん(A)。



『ジハードの始まりとロードス島』
  
3ターン終了時点         4ターン終了時点
Lemmosはロードスと読むのではないのですか?とにかくイギリスの皆さんが集結中。アンザックもおるでよぉ。
トルコは嫌がらせにペルシャで進出。というより、インドの皆さんが部隊の足りないまま、空けてあった隙間を擦り抜け。「海だぞー!」と大盛り上がり。
戦争がかなり経過しても、本格的な殴り合いは展開されてなく、小競り合いとイベントにより探り合いが続いています。
「何だか、ウォーゲームらしくないなぁ」と思うでしょ。でも、カード・ドリブンはこんなモノ。下手に殴り合いをして、不毛な損害を出すよりは、相手を弱めるイベント(マップ上で表し切れない戦略的な行動。ある地域への資金投入や海軍の行動など)を行い、手足を縛って行く方が効果は上がるんです。そして兵力が整ったら、殴り合いを挑む、と。だから、動かないようでも、駆け引きは続いています。


『バルカン参陣とペルシャでの敗走』
  
5ターン終了時点         6ターン終了時点
イギリスはサロニカ(ギリシャの港湾。イギリスが無理言って進駐した)から上陸。セルビアの後詰に付きます。
この辺りでブルガリア参戦。セルビアの成敗へドイツとアバロンヒル(オーストリア・ハンガリーをこう呼んでいますが何か?)が突進。マッケンゼンの「仲間活性」で突き進みます。註:このゲームでは司令部ユニットが出てきて、その中でマッケンゼンは1スペース内を同じ国籍と見做せるんです。これを名付けて「仲間活性」。重砲もありまして、これは無くなるモノと割り切り使いました。
嫌がらせで前進し、油田をゲットしたと喜んでいたらですね。インドの大部隊(大きいユニット。小さいユニットと比べ火力と耐久力で優れてる)がやって来たので、またもや逃げ回り。何やってんだか。
ペルシャで反乱発生。紫のマーカーが「蜂起地帯」。これが微妙に鬱陶しい。よく見るとアルメニアでも「蜂起」が起きていましね。これはユニットにするまでではないものの、蜂起を起こしていてですね。ここを通る移動や補給を妨害しているんです。蜂起を排除するためには、そのスペースへ入って余分なOpsをかけないといけません。ユニットなら攻撃すれば、無くなってしまいそれでオシマイ。しかし、「蜂起」では攻撃は出来ないし、入ってのOpsですから、手間がかかること夥しい。トルコの皆さんがアルメニアの皆さんを苛めた気持ちが良く分かります。
他の戦況と言えば、ドイツのUボートが地中海へ進出。ロードス島以外にも、キプロス島にもイギリス軍が進出。補給源としています。
セルビアやブルガリアは、当初中立で、参戦してから配置します。でも、配置する時間を短縮するために、最初から置いています。


『ペルシャで遠征とカフカスでの後退』
  
8ターン了時点         9ターン終了時点
正面での殴り合いでは見込みのないトルコは、ペルシャを横断。東ペルシャからアフガニスタンへと進出。その地で反イギリス蜂起へと導いています。よく見たら、インドまで進出してますね。このままではインド守備隊に狩られるため、TU-A(トルコのアラブ部隊)は逃げる予定です。
APがガリポリへと上陸。トルコ軍が山頂に陣地を築いたため、身動きが取れなくなっています。多分、左の写真(9ターン)の時点ではセルビアは崩壊しています。むむむ、右下に緑のユニットが8ターンには無く、9ターンにあるという事は、9ターンにルーマニアが参戦したんですね。ロシア軍も引き連れて来るため、かなり大変なんです。
そうそう、9ターンの写真を見たら、アレッポへイギリス軍が上陸してますね(A)。
サロニカに接する地帯をCPが占領してます(B)。これはカードに「ルーペル要塞の裏切り」あって、そこのギリシャ軍が国内へ逃げてって、逃げた要塞や塹壕をCPが確保できるんです。それなので、CPのブルガリア軍とドイツ軍が美味しく頂ました。美味しゅう御座いました。


『革命の始まりとジハードの暴風』
  
10ターン終了時点         11ターン終了時点
CPによる策動と、アフガニスタンと中央アジアでの蜂起でジハードの情勢は大いに高まる。方々で部族が蜂起している。皆さんも緑枠で中央が黄色の部族のユニットが、どこにあるか見てください。連合軍の後方で騒乱を起こしており、足を引っ張っています。
10ターンから革命の歯車は回りだしています。このゲームでは、一旦ロシア革命が始まると、自動的にその段階が進んでいきます。中央の手前に「革命レベル1~4」の表示があるのが分かりますかねぇ。『パスグロ』では、戦況とカードを積み上げて行かないと、革命は始まらず、その段階も進みません。しかし、このゲームは「革命来ました」をCPが使って、その4ターン後から毎ターン段階が進んで行きます。その点、CPは楽と言えます。
10ターンと11ターンの写真を見比べてください。ロシア軍の白いユニットが、まとめて裏返しになっています。真ん中に茶色の帯で分かりますから。この状態でロシア軍は脱落です。


『革命の最終幕とトルコの崩落』
  
12ターン終了時点         13ターン終了時点

イギリス軍は中東での争乱に辟易し、インド軍を送り込んで鎮圧しています。トルコは…、はっきり言って崩壊寸前。イギリス海軍の封鎖と、トルコ領内のアラブ部族の離反、それに社会的な限界により、戦争なんて続けられる状態ではありません。どうやっているかと言うと、ドイツの援助に頼る、というか依存しています。
ロシアの革命は最終段階まで到達し、全てのユニットが無くなり、カフカサスやルーマニアでの攻勢が止まり、トルコに安堵のため息が聞こえて来ました。ジハードは各地の蜂起に触発され、遂にインドでも蜂起が発生。これにより、インドのユニットは除去されるのですが、サイの目により多くのユニットがイギリス連邦に留まることとなりました。
しかし、インド軍の押し寄せているペルシャ⇒バグダッドへは後方で沼地のアラブ部族が補給を妨害。その廃除で大いに手間を取られることに。
13ターンの写真はありませんが、イベントの失敗により連合軍は攻め手を欠き、CPがロシアのVPを踏んで回り。ついでに、鎮圧で一旦廃除された部族の皆さんが、ドイツの支援で復活しVPをゲット。これでサドンデスが決定しました。
連合軍の敗因は、まあ一番は初めてだったからですね。冷徹に徹すれば、APの方が有利、というか気楽です。
「絶望感を望む」というなら、このゲームが最適。だって、CPの主力であるトルコは、戦争が出来る状態でなく、崩壊は見えています。それをドイツの援助と、ジハードの蜂起により延命させ。
APはガチンコで殴り合いを出来るロシアは、必ず崩壊が待っていて。イギリスが指向したガリポリやサロニカは「兵員と資材の無駄遣い」。エジプトやペルシャからの攻勢は、何とか見込みはありますが、砂漠や湿地、それに後方で邪魔する部族に悩まられ続けます。
でも、私はこのくらいのゲームはストライクです。ルール量は多めで『パスグロ』の経験のない人間には薦められませんが、マップの大きさ、ユニットの数、戦場の多様性。それから戦略の多さです。どの戦略が正解かは、ゲームの終盤にならないとわかりませんし、それからでも取り返しは可能です。余程、ひどくなければですが。
『パスグロ』で第一次世界大戦に興味を覚えた方は、是非挑戦してください。




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2010-07-19 22:15

『カッシノの落雷』

AH『THUNDER AT CASSINO』
元々はですね。
かみさんとpmnjさんの対戦だったんです。
以前の対戦でこのゲームの魅力に撃たれていまして。そこに掲示板で、このゲームの対戦が決まって羨ましくて羨ましくて。
それでも会場に到着して二人の対戦を眺めていたんです。大人しく(ホントよ)。



『2ターン始め』

こちらの写真は私が11時に遅れて到着し、早々に写したモノ。2ターンが始まったところでした。うーん、ピンボケだ
陣営は防御側のドイツ軍がかみさん、攻撃側の連合軍がpmnjさんでした。
ここまでの戦況なのですが、ドイツ軍の初期損害は3個と大変少なかったです。しかし、一番大きいのは瓦礫が多かったこと。何せ、2ヶ所しか残骸のないエリアはありません。そのため戦車を投入しての前進が行えません。
連合軍は中央へ部隊を進出させています。むむむ、このエリア(A)がドイツ軍に押さえられています。これでは兵力をスライドされ、攻撃正面を増やせません。
ここは地形効果が低いため、配置するのは危険です。初期損害を受けなかったのでしょうか。それでも2個のユニットがあるという事は、1ターンに移動で入ったのでしょうか。しかし、それをすれば数的優位のある連合軍に、勝ち目のない白兵戦へ巻き込まれてしまいます。
この2ターンに連合軍の主力が登場するため、勝負はこれからになります。



『2ターン終了時』

連合軍はカッシノ寺院へ向けて、前進方向へ変えています。
市街戦は要地であるキャッスルヒルへ突入。その麓も制圧しています。中央から進出を目指しているんですね。
それと市街地の奥地(A)に戦車を投入。撮影時間は12:51でした。



『3ターン終了時』

3ターン終了時点です。この撮影が15:27でした。
ここでかみさんが『SANTASi』へと流れたため、私がドイツ軍を担当することになりました。実は、かなーり嬉しかったですwww。
さて、ここまでの戦況です。
カッシノ寺院周辺のドイツ軍は危機的状況になっています。カッシノ寺院に誰もいませんし、その正面も1ユニットしかいません。
キャッスルヒルも連合軍が占領しています。ここを押さえられると、砲撃を有効に行えるため、厳しくなります。
麓の攻撃は停滞しています。先のエリアにドイツ軍は多くの歩兵を置いているだけでなく、対戦車砲も睨みを効かせているからです。
側面(A)からは戦車隊に歩兵が合流。ここでは白兵戦により、一般の歩兵がなくなりMG(火力が大きく、敵の行動も防ぐ重要な部隊)しかいません。これは大変危険です。
何故なら、戦車は白兵戦が強く、MG部隊はそれが苦手なのです。



『4ターン終了時点』
危機的でありながらも、何とか堪えられるのが、このゲームのいいところです。

カッシノ寺院に連合軍が突入しましたが、この側面からドイツ軍の増援が到着し逆襲に出ます。周囲を封鎖し、カッシノ寺院へも大量に部隊を送り込んで、今度はこちらが優位な白兵戦へと持ち込でいます。これでカッシノ寺院周辺は落ち着きを取り戻しました。

白兵戦は市街地の側面でも行われています。
こちらは戦闘工兵を突入させ、連合軍の戦車(シャーマン)を狩っています。

他のエリアでは、瓦礫が邪魔してシャーマンが前進をできません。pmnjさんも上手くて安易な行動をした増援のスタックが、航空爆撃により大損害を出してしまいます。
まさに「ヤーボめ!」でした。
キャッスルヒルの麓でも、前進して来たシャーマンを狙った対戦車砲を、歩兵の射撃で撃ち取るなど、血で血を洗ってます。


『5ターン終了時点』

カッシノ寺院に取り付いていた連合軍は、全て撃退されています。これでカッシノ寺院に突入した連合軍は孤立することとなります。
市街地の側面(A)では、ドイツ軍の反撃により、シャーマンが撃退されてしまいました。これにより、最前線にあったMG部隊や対戦車砲を後方へ後詰として戻します。
連合軍の攻撃はキャッスルヒルの麓(B)。戦線の中央へと指向しています。砲撃と白兵戦、そして射撃によりドイツ軍が押されています。この中央部でドイツ軍の損耗が激しく、危険な状態になっています。

これが両軍の損害。正に屍ルイルイ@田川陽介。
世代が同じなので「ルイルイ♪」と出ると、皆で田川陽介の真似するんです。可愛い戦況ではありませんが。



『6ターン終了時点』

連合軍はカッシノ寺院周辺へ砲撃を集中し、ドイツ軍の戦線に穴を開けます。そこへカッシノ寺院で孤立していた部隊が撤収。これでカッシノ寺院も安定しました。
中央から前進していた連合軍へ、ドイツ軍の増援が到着。
撤収はしましたが、縦深陣地を構築しています。


『6ターン終了時点』

どこかでターンの表示を間違えていたみたいです。6ターンが二つ出て来ますけど、笑って許してくだされ。
連合軍は中央でのごり押しを進めています(A)。大兵力を集中し、「戦争は数だよ、アニキ」状態です。
カッシノ寺院には空白地帯が出来ています。連合軍にしろドイツ軍にしろ、このエリアへ入ったら、敵の射撃により大出血を強いられるのです。
ヤーボにやられた経験で、ドイツ軍は増援をバラして前進させるようにしました。これが実戦らしくていいです。連合軍も真似してましたっけ。



『7ターン終了時点』

中央のごり押しもドイツ軍が先手を打って、前進の予測される地点へ部隊を配備しています。
連合軍はようやく工兵が瓦礫を排除し、シャーマンを前線まで送り込んでいます(A)。これが出来ないと進まないんです。今度は、このエリアを基点に前進を行いました。



『ゲーム終了時点』

ちょっと飛びます。連合軍は勝利の見込みがないため、「パス・パス」のターン終了を選びました。
消極的な見方もあるでしょうが、途中で止めたり、無理な前進を行って損害を増やすよりは、実戦の指揮官のようで好感を持ちました。
今回は瓦礫が多過ぎて連合軍の優位性である、シャーマンの大量投入が出来ませんでした。
これが出来ていれば、ドイツ軍の損害はもっと多かくて、押されていたでしょう。
こればかりは運次第です。
しかし、この瓦礫がランダムに発生するのは、展開の多様性を生むため、大変良い処理です。

こちらがゲームを終えた時点の損害。両軍とも山積みです。
攻撃側の苦しいシステムで、どうしてもコレくらいの損害は出るのでしょう。
それから、ちょっと慣れた人間がドイツ軍を担当したら、連合軍は相当に事前の計画を立ててなければ、勝つのは難しいでしょう。
それでも、遣り甲斐のあるゲーム・・・。傑作ゲームであることは、間違いありません。
この場を借りて、変わってくれたかみさん、快くそれを許してくれたpmnjさんに、心から感謝の言葉を送ります。
有難う御座いました。大変楽しくて、嬉しい時間を得られました。

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2010-07-19 16:52

『第八十回千葉会の報告』@日曜日 その1

七月十八日(‍日)

参加者は10+1名。それに顔出し2名。
プレイされたゲームは以下の通り。
GMT『PURUSUITOF GLORY』
GJ『信長包囲戦』×3
ASLは3シナリオ、4ゲーム。
ASL1『FIGHTING WITHDRAWAL』×2
A52『SWAN SONG』
ASL133『BLOCK BUSTING IN BOKRUISK?』
写真は午前中ですね。
右が私と西新宿鮫さんの『PURUSUITOF GLORY』卓。左がホンキチさんとMMさんとのASL1『FIGHTING WITHDRAWAL』卓。一番奥で机だけ見えるのは、PONTAさんとy.nakanoさんの『BLOCK BUSTING IN BOKRUISK?』。
この二日間は千葉会らしかったです。
土曜日は『日露戦争』が3卓同時対戦で、日曜日はASLが3卓同時対戦。主力ゲームが集中していました。


こちらが角度を変えた写真です。
私が勝負シャツを着て『PURUSUITOF GLORY(パシュグロ)』へ向き合っています。
おろ、右にスキャナーで取り込んだ『パシュグロ』の縮小マップが見えます。右には左がホンキチさんとMMさんですね。
そして一番奥にルセロさんが『SWAN SONG』をセットアップ中。当然、ヤーボ君付きです。
この二日間は中野のイベントと重なっていて、参加者が少ないと思っていました。ところが、二日間ともに十名を越えており、影響は全くとは言えませんが、少なかったです。
最近の千葉会には、新規の参加者が毎回現れています。
特に、前日には2名いました。しかも茨城や群馬在住の人間が幾人も『日露戦争』を囲んでおり、「千葉会というより、北関東代表だな」と思ったモンです。



『パシュグロ』

この日のメイン対戦です。いいのか?そんな我侭言っても?
それは兎も角、私と西新宿鮫さんの『パシュグロ』です。
私は「このゲームはやる相手がおらんだろう」と手が出ず、西新宿鮫さんは「買ったけど死蔵だろうな」と思うほどのマイナーテーマです。
第一次世界大戦の中東近辺ですからねぇ。
リプレイは後ほど詳細にお伝えする予定。多分ね。ついでに、かなり練ってますぜ。へへへ。


『信長包囲戦』

さて、今回初参加されたキリシマさん。
土曜日の夕方に見えられて、そして日曜日には本格参戦です。
ところが、他の対戦が決まっており、しばらくあぶれていました。申し訳ないなぁー、と思っていたところですね。
「ちょっと買い物へ行って来ます」と。どうぞ、と答えると「ちょっとと言ってもアキバですが・・・。」 。ええ、ウォーゲームの買出しです。
それまでキリシマさんはコンピューターゲームをやってて、それに飽きて。人間を相手にするのは面白いのでは?とウォーゲームに興味を持ち。
前日に勧められた『日露戦争』を速攻購入して来ました(他にもありましたが忘れちゃいました)。何たる行動力!
さて、午後になるとMMさんが引き上げたので、ホンキチさんが空きまして。
で、キリシマさんと何かできないかと探ったところ、GJ『信長包囲戦』を取り出しまして。
では、インストを兼ねて対戦となったんですね。


こちらが、そのアップ。ルールは簡単で日本では有名な武将が出てきます。
この『信長包囲戦』は初心者に最適なゲームと言えます。
陣営は入れ替えながら合計3戦したそうです。この写真では信長方を担当していますね。
戦況は・・・。むむむむ。浅井と信長の主力が同居してますね。これは厳しいです。
信長方は敵を攻撃する場合は、一撃で屠らねば。

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