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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
今回の千葉会でも、先週のちはら会でも好評だった『HISTORY OF THE WOLRD』を対戦できまして。
記録も取れましたから、出来るだけ詳細に行きまっせ。
三銃士が終わると、ASL組のルセロさんとPONTAさんも一息付いていました。
そこで前回の千葉会で面白かった『HISTORY OF THE WOLRD』を誘い、4名で対戦となりました。
まずは、ユニットの色を決めるのですが、各人がテキトーに以下のように選びました。
ルセロさん・青、PONTAさん・黒、yagi・赤、moritaさん・緑。
ゲームは紀元前の人類発生からWWⅡまでを、6つのエポック(ターンですねぇ)に分けて進めて行きます。
第1エポック
ルセロさんはエジプトを率いて周囲を占領、カイロとルクソールにピラミッドを建設し、12VPをゲットします。そこをヒッタイトのmoritaさんがガーっと侵攻。一気にカイロまで占領し、17VPとトップに。私・yagiのミノワはどこだったけか?人口爆発を使ったものの、10VPが精一杯。PONTAさんは一人遠くアジアで殷帝国で9VP。まあ、ヒッタイトのmoritaさんが先行してますが、まだまだこれからです。
第2エポック
この時期は中東から地中海がポイントが高く、その周辺で侵略が繰り広げられます。
先のエポックでトップだったmoritaさんが、一番初めのギリシャを押し付けられます。そこでフェキニアを動員し33VPまで伸ばします。次はアッシリアのルセロさんで、31VPまで追い上げます。お次はPONTAさんの秦で、中国統一を完了し20VP。まだアジアは点数が低いのです。最後は私・yagiのペルシャ。ここが一気にカイロからルクソール、さらに東はインドへ突入し、北はラインラントまで到達。30VPと三つ巴の戦いとなりました。
第3エポック
ここで場面は大きく動きます。
団子状態でありつつも、それほど話されてなかった私・yagiがですねぇ。マケドニアを率いて大侵攻を見せたんです。まずはヨーロッパを北上してイギリスまで到達します。次の東進はインドの北部を掠め、中国の一部まで雪崩れ込みます。これで一気に73VPと突出。
折角、自分が勝っているので、写真を撮っておきました。
赤い兵隊が立っているのが、このエポックで活動した民族。
二番目はPONTAさんで、中国に拘って漢帝国、南下を成功してマレーシアまで到達し42VP。
三番目はルセロさんのローマで、ペルシャで内乱を成功させ拠点を築き、中東からエジプトまで侵攻。ヨーロッパではスペインまで達し57VP。
最後はmoritaさんですが、グプタ朝を押し付けられたため伸びません。精々、バーバリアンでローマを荒らした程度。それで62VP。
写真は第3エポックが終了したとこころです。
中国に千年帝国が鎮座。中近東やヨーロッパでは、いくつもの民族が勃興しては、衰退を繰り返しています。
第4エポック
最初は中国から見切りを付けたPONTAさんのフン族。これが史実通りのヨーロッパ侵攻を行い、中央部を制圧します。そしてロンドンにピラミッド@ロンドン塔か!を建立84VPと追い上げます。
二番目はアラブのルセロさん。アラブを率いて、黒死病で疲弊したヨーロッパへと侵攻開始。ヨーロッパを完全に制圧し、地中海沿岸のほとんども勢力下へ。それで85VP。
写真はアラブのヨーロッパ制圧図。
一気に色が変わって、ビックリでした。
三番目はセルジューク・トルコのmoritaさん。こちらは東を目指し突進。千年帝国の誉れであった中国を荒らします。その勢いは福建省まで到達し94VPとトップへ躍り出ます。
写真はアラブの中国制圧。インドも緑になってます。
それでも中国千年帝国の残滓が北京に見て取れます。
最後はですねぇ。バイキングゥーの私。これが弱くてですね。イギリス侵攻で散々てこずり終了。80VPと最下位へと転落です(・ω・)シューン。
第5エポック
最初は前回最下位だった私・yagi。モンゴルを率いて大侵攻を開始します。まずは南下を始めてインドへと到達。そして史実通りに中国へも侵攻を行い、その中央部を占拠します。これで千年以上続いた帝国は滅びます。これで107VPとソコソコ追い上げます。
二番目は民帝国のルセロさん。異民族のモンゴルから祖国を奪還すると宣言し、拡張し116VP。
三番目はインカ・アステカのPONTAさん。誰もいない北アメリカを占領し、115VP。
最後はポルトガルのmoritaさんで、スペインがいないのをいい事に、海上から各所に植民地を建設。アパラチア、パタゴニア、ゴールドコースと、オーストラリア、それにドナウですからね。海上帝国は強いっす、で119VP。
私以外は団子状態で最終エポックへ。
第6エポック
最初は私で清帝国を率います。これが中国、それから朝鮮へと。そして日本とタイを占領し、137VP。うーん、あまり伸びが(・A・)イクナイ!!
二番目はPONTAさんのフランス。ナポレオンっす!これがヨーロッパを苦戦しつつ制圧。結構攻撃に失敗したものの、VPを計算すると159と高い!自分の民族が辺境で滅んでないのが強いっす。アステカにインカ、中国とベトナムなど千年帝国を続けていました。
三番目はアメリカのmoritaさん。ネーデルランドを起こし、さらに海上帝国の利点を生かし、世界各地へと植民地を築きます。満州とケープタウン、そして南アフリカ。これで151VP。
最後はドイツのルセロさん。反乱をアメリカで起こして内乱状態に。南北戦争ですね。これが成功しアメリカの大部分を制圧。ドイツ寄りな政権を打ち建てます。そして主力のドイツ軍はシェリーフェンプランを決行し、フランスを制圧してから、東進。モスクワまで占領し、WWⅠか!?
これで153VP。
写真はエポック終了時。
各人のVPを比べてみると、
トップがPONTAさんの159、二番目がルセロさんの153、三番目はmoritaさんの151で、私の137でちょっと離れたけど、それ以外は団子。
そこでゲーム終了時に開けるボーナスポイントを加えます。
するとルセロさんとPONTAさんが164、moritaさんが165、と僅か1VPの差。
moritaさんの勝利となりました。
私は143ですから、致し方がない。
いやー、傑作マルチゲームですぜ。これ。
『教壇の朝鮮戦争』
たかさわさんの写真を流用させてもらいました。
教壇での雰囲気が、大変良く出ているからです。
私もこのような写真を撮りたかったのですが、誰かに頼むこととなり、気が引けたので断念しました。携帯ですしねぇ。
やっぱりデジカメの写りはキレイだなぁ。
写真は北朝鮮軍の移動を終えて、韓国軍の移動で悪戦苦闘している私です。
あら、こんなに痩せてたのね。体重的には、痩せ気味程度なんですが。
正式名称は『THE KOREAN WAR』なんですが、どうしても昔ながらの『朝鮮戦争』と呼んでしまいます。
千葉会のブログでは、出来るだけ正式名称に拘って、ルールブックやボックスの表記を使うようにしています。
しかし『THE KOREAN WAR』では気分が出ないので、『朝鮮戦争』と表記します。
さて、ここで『朝鮮戦争』を熱く語ります。
このゲームは、今は無きレックカンパニーが生み出した傑作です。
発売されて間もなく、販売を中止された悲運のウォーゲームでもあります。いや、最も悲劇のウォーゲームと言っていい。
この不運は、後のウォーゲームの暗くなる将来を、暗示していた。
ユニット数は少なく、ルールもオーソドックス。
展開は、マップの上から下まで、絶え間無い動きを見せます。私はこの『朝鮮戦争』を再販したサンセットの勇気に敬意を表したい。そして、再販10年を迎えてもなお、未だにサンセットで在庫がある事に、ウォーゲーム業界の不条理を感じずにはおられないのだ。
ルールの解説もしておきます。
手順は、移動⇒戦闘⇒戦車移動(北朝鮮のみ)を両軍が繰り返すだけ。
普通の作戦級で、ZOC進入停止の、メイアタック(隣接しても攻撃する必要はない。逆に攻撃する必要があるものはマストアタック)。
厄介なのは、細かくて重要なルールがあること。個人的には多いと思っている。いくつか挙げてみよう。
・北朝鮮軍だけが持っている戦車連隊は、国連軍の序盤の主力である韓国軍のZOCをすり抜けられ(河川を越える場合は引っかかる)、戦車移動の際に韓国軍ユニットへ突入できる。
・北朝鮮軍の師団を展開&統合できる(統合は金日成ラインの北では不可)。
・戦略移動で2移動力追加できるが、敵ユニットから2ヘクス離れること(空軍や海軍の妨害も含む)。敵占領の都市にも入れない。
・北朝鮮軍に特殊大隊があって、それは指定の都市にいれば、12ヘクス以内の沿岸に上陸でき(敵ZOCは不可)、それが海岸(砂浜)なら2移動力を使える。
・北朝鮮軍は決まった期間までに、主力を金日成ラインを越えて南下させる必要がある。
・北朝鮮軍の完全戦力師団は、マンセー突撃を行え攻撃戦力を倍にできる。
・北朝鮮軍は占領した都市から徴兵して、補充兵を受け取れる。
・国連軍の空軍が出てきて、移動妨害・戦闘支援・絨毯爆撃を行える。移動妨害では北朝鮮軍のユニットをステップロスさせられる。
・国連軍は9ターン以降に上陸侵攻ができる。それが行われると北朝鮮軍は撤退を宣言し、金日成ラインの北へ移動可能となる。
・1ターンに北朝鮮軍に攻撃義務と移動制限がある。
・勝利条件も結構大変。北朝鮮軍が8ターンまでに、オレンジの都市を全て占領する。逆にオレンジの都市全てを国連軍が10ターン以降に占領していれば。そして釜山最終防御ラインを北朝鮮軍が突破する。その時点でサドンデス勝利となる。最終ターンに、ソウルを占領していて補給状態の自軍戦力が35以上あれば北朝鮮軍、補給状態の北朝鮮軍戦力が10以下なら国連軍、とそれぞれの陣営が勝利する。
これにより、国連軍はある程度踏み止まる必要があり、北朝鮮軍は損害を受けると分かっていても前進を急ぐ必要があります。そして史実における仁川上陸(上陸場所は4ヶ所から選ぶ)を行い、北朝鮮軍の主力の壊滅を目指すこととなります。
ね、結構多いでしょう。
でも、気にせずやってみるべきですよ。一回目で完璧に出来るなんて有り得ませんから。
何度もやって、そのルールにどのような意味があるかを見出して行くのも、ウォーゲームの魅力でありますから。
『準備完了』
こちらの写真がゲームの準備を終えたところになります。
本当は縦に写した方が、気分が出るんですけどね。ブログの関係で横になります。
今回は珍しいことがありまして。
一旦、別の机に広げたものの、引越しの必要が出たんです。
そこで、ユニットをマップの上に並べたまま、四隅を引っ張って移しました。
見るからに、危険が危なく、余人には真似出来ない技でした。引越し先はこちらの教壇。
ギリギリでフルマップを広げられ、余分なスペースはありません。でも、ウォーゲームが出来れば、今日も幸せ。
相手がDASRAICHさんなら、言う事なし。ちょっと重たい相手だけど。
陣営は、私が韓国・アメリカ軍の国連軍、DASRAICHさんが北朝鮮軍でした。というより、私に北朝鮮軍をやらしてくれる方は滅多にいません。
それに対戦数も実は多くありません。10回程度でしょうか。
プランサンセットに研究記事を書いておいて、こんな事を言うのは如何なものかと思いますけどね。
ASLの数百回、パスグロの50回近くから比べると、多くありませんし。
『SHIFTING SANDS』やPGGのように、短期間に集中もしていません。
それでも対戦相手が恵まれていて。
DASRAICHさんの重さは皆さんご承知の通り。他には、エポック版のプロデューサーやその盟友。
何より、自称”エース”さんは外せない。
まあ、余談のはみ出しに付き合ってくださいな。
10年前にサンセットから『朝鮮戦争』の再販を知って、少し感動したんですよ。
だって、当時はもっとウォーゲーム全体が落ち込んでいて、商売的に採算は見込めず、以前の危うい懸念もありました。そこで早々に予約して、入手しましてね。ユニットを切ってルールを読んだところで。
その頃、ウチの奥さんが近所の韓国の奥さんと仲良くて。
私も一緒に飲んでいたから、どうにも『朝鮮戦争』をやる気分にならなかったんです。
そんな時期に、自称”エース”さんが関東にやって来て。
『朝鮮戦争』を熱く語って、ちょっと対戦を実際にやったり見学したり。それから、「これからも『朝鮮戦争』は対戦する機会があるかも知れない」と思い。並べてアレコレ考え始めたんです。
それから幾度か対戦をこなして、考えを纏めることができ。たまたま、関東に来た古角さんを相手にも『朝鮮戦争』をやりまして。ちょっと教えたら喜んでくれ、その勢いでプランサンセットに書いてくれ、と言われまして。
だから、自称”エース”さんがいなかったら、私の朝鮮戦争』は今でも埃を被っていただろう。
ちなみに、一度だけ実現した自称”エース”さんとの対戦は、サドンデスの敗北。思い出しても悔しくて。いつかはリベンジできるかと、そう思えば楽しくて苦笑いが止まりません。今度は負けねえぞ。
『北朝鮮軍配置』
一通り、国連軍の配置を終えたら、北朝鮮軍の配置になります。
上の写真がそれを終えたところ。
DASRAICHさんの配置は、前回より「ベタな配置」。
前回はソウル(このマップでは漢城)の正面に大兵力を置いてしまい、遊兵になった反省を生かし、春川戦区を増強しています。
それでもソウル=議政府戦区に、北朝鮮軍の主力が配置されています。当然、戦車連隊もここに2個。そして開城戦区にも戦車連隊があります。東海岸の江稜戦区には2個師団と国境警備旅、それにオートバイ連隊が増強されています。
ここにオートバイ連隊を置くことにより、韓国軍の安易な撤退を阻害しています。
DASRAICHさんは「yagiさんは、釜山を守って補給を切って来る“嫌らしい”戦略を取るんでしょう」と言っています。
でも、アナタの攻撃の方が、よっぽど嫌らしいわよ。言わせて貰うけど。
『韓国軍初動』
北朝鮮軍の配置が終わると、韓国軍が初動を行います。
これは、最前線に配置されている部隊で、右上にドットが書かれているユニットが、半分の移動力を使えるのです。写真を良く見ると分かると思います。
これにより、北朝鮮軍の意図を読み取り、それを阻害する事を可能にしています。
この「配置の自由度」と「初動」により、毎回違った戦略と戦術を試すことができ、ゲームへ深みを醸し出すことに成功しています。
今回の初動は、開城戦区と議政府戦区の前面で2個を足止めに使っています。これは常套戦術。
江稜戦区では、敢えて江稜に配置されていた部隊を、前線へと動かさず、後方(写真の南)で海岸を押さえています。これは北朝鮮軍の特殊大隊が、後方を荒らすのを嫌がったのです。
そして、今回一番の特徴は春川戦区。そこで初動可能の部隊を、全力で洪川へ3枚スタックさせていること。これで北朝鮮軍の攻撃を2:1で受け、後方に司令部を配置することにより、自軍の損害を減らし、北朝鮮軍へ打撃を与えることを目的にしてます。
「来るなら来てみろ!」の意志を含ませ、DASRAICHさんへ挑戦を見せているのです。
これを見てDASRAICHさんが一言「毎回、変えて来ますね」と。
当たり前でしょう。アンタみたいな凄腕に、同じことやってて勝てるなんて、そんな夢は見てらんないぜ!
『北朝鮮軍1ターン終了』
ふむ、さすがDASRAICHさん。こちらの思い通りには動いてくれません。
まず洪川はセットアップラインから5ヘクス以上離れており、攻撃義務がなくなるのです。それで「スルーします」と言いつつ、半包囲の状態で止めます。
次はソウルを包囲したこと。
うーむむむ。これは予想してなかったため、反撃も思うようにできません。
前回の対戦でやられたんですが、忘れてました。かなり精神的な打撃を受けてしまいました。
江稜戦区でも、ただ壊滅しただけ。同じ壊滅ならAの方が前進を阻むことになっていました。特殊大隊の件が心配だったと話せば、「高々、2ユニットでしょう。それに2移動力ですから」と。
その通りで、ぐうの音も出ませんわ。
『国連軍1ターン終了』
ソウルで3個連隊が包囲された事態を受けて、国連軍は決断を迫られました。
この時点でソウルの3個を失うことを恐れ、前線へ部隊を投入。漢河での戦線で支えることにしました。
洪川での半包囲はあまり怖くはありません。
元々予定していた1個を残して、2個は後方へ逃げ出しています。
江稜戦区も残った1個が山地で抵抗、そして後方へ司令部を置いています。これは山地にZOCが及ばないのを利用して、壊滅を避けることを目的としています。
『2ターン終了時』
漢河へ投入した部隊は、ソウルの部隊共々壊滅させらてしまいした。
しかも、補充兵力を減らすため、漢河橋の爆破を行わなかったので、南方から突入されました。そして甕津から海上撤収してきた部隊も、戦車連隊に突入され、海上退却に失敗し壊滅。
何たることか!
こちらの思い通り行ったのは、江稜戦区で行った山地での抵抗。
ここの部隊は北朝鮮軍のサイの目に救われ、壊滅を免れ退却(正確には潰走)に成功しています。
国連軍は全面的な後退を選択。
足止め部隊を道路へ残しつつ、山地の峠=道路で戦線を張っています。
今更ながら、この写真を見ると、Aで徹底抗戦しても良かったです。
このスタックへ攻撃をかけられる北朝鮮軍は、現状で1個しかありません。Bの部隊を合流させれば、オッズは上がらなかったハズ。細かいミスが続いています。チッ!
東海岸でも足止めを行っています。
生き残った1戦力部隊は単独でいます。
この状態では、オーバーランをされるものの、それを行ったスタックはそこで移動を終えるためです。
『3ターン終了時』
このターンは国連軍の予想通りでした。
北朝鮮軍の主力は、韓国軍の足止め部隊により、前進が滞っています。
東海岸でも予想通り。損害と前進速度を考えると、このターンは国連軍のモノと言えます。
国連軍は、山地で足止めを行います。
その後方にアメリカ軍による強力な戦線を構築してます。
これにより、東海岸からの転用も無力化してます。北朝鮮軍が強襲に出ても、その後方にはアメリカ・韓国の司令部があり、損害を軽減できるようにしています。
太田には1個で足止め。次のターンに天候が良ければ、空軍の妨害により、このは生き残って後退できる見込みです。
『4ターン終了時』
天候は1で、国連軍の空軍は一つも使えません。我々は金日成日和と呼んでいます。
思わず心の中で唸ってしまいました。
そのため太田の韓国軍は、北朝鮮軍に何の損害を与えず壊滅。
そして山地での足止め部隊も壊滅させ、いよいよ大邱が近づいています。
史実では、大邱から浦項のラインで、北朝鮮軍の前進を阻んでいるのですが、このゲームでは、まずは有り得ません。
北朝鮮軍は浦項の南方に特殊大隊を上陸。嫌がらせを行います。
国連軍は、この特殊大隊を艦砲で封じることにしました。
全体的には、大邱の前面でアメリカ軍による強力な戦線を構築しました。
ここで一旦、損害を減らすことを目的です。
というより、すでに損害に耐え切れなくなった、とも言えます。
そのため、西側には部隊を送る事ができません。司令部で戦略移動を阻害するだけです。
天候の回復を頼ってでした。
『5ターン終了時』
天候は何とか回復し、空軍を1個受け取りました。
国連軍は決定的に兵力が足りません。
大邱の前面で一旦攻撃を受け、前進を止めましたが、ここでは死守できません。
山地はZOCが及ばないため、抜けられてしまうのです。
地形効果を当てに、グズグズすることは許されません。しかもDASRAICHさんですからね。そんなミスを許してくれませんし。
さて、戦線を後退させるにしろ、どの辺りでどのような戦線を構築するかは、難問です。
そこで問題になるのが、浦項の南に上陸した特殊大隊。
浦項から大邱に渡る戦線を構築すると地形を利用できるのはいいが、この部隊が後方にいることにより、退路を絶たれてしまう危険があるのです。
さらにゲームは地形も絶妙に作られていて、浦項で守るとすれば、その隣りでは地形効果を得ることができません。
こう言った、「一ヶ所は地形効果はなくなる」という事態は、随所で見受けられます。それにZOCが及ばない山地があることにより、流動的で信念の要する防御が必要となっています。
今回は、特殊大隊を増援で現れたスタックによりオーバーラン。
それで中央よりだった韓国軍を右翼へと前進。
これで第一線を張り、その後方にアメリカ軍の第二線を張って、戦車連隊の突進を止める算段です。
もう少し戦力に余裕があれば、強力なスタックによって「戦力による抵抗」が行えました。
しかし、今はこれが精一杯。
右翼へ兵力を注ぎ込んだため、左翼は弱体な戦線です。
それでも、北朝鮮軍の主力は届かない位置なので、問題はありません。
いや、問題があるとしたら、サドンデス負けに近いということか。
『6ターン終了時』
ちょっとボケましたな。
さあ、国連軍に取り危険が危ない状態です。
オレンジの4都市の内、3つまでをこの時点で北朝鮮軍に占領されているのです。
慶州すら諦めて放棄しています。
これで馬山を8ターンまで保持する必要になった訳です。
唯一の慰めは、北朝鮮軍の主力が右寄りなこと。
左寄りにある馬山へは、一時的な転用を行わないといけないのです。
1ターンでも稼げれば、ギリギリ8ターンまで持たせることは可能と読んでいました。
そして殆どを最終防御ラインまで後退。馬山周囲では、遅滞戦術と徹底抗戦により、その保持を目指します。
しかし、ここで兵力不足により、アメリカ軍の1個を前方へ出すことに。
次のターンに1個師団を受け取れるため、それの到着まで時間を稼ぎます。
自分の計算では、ギリギリ逃げ切れると踏んでいました。
『7ターン終了時』
天候は1。ここに来て悪天候で空軍を一つも使えません。
北朝鮮軍は最終防御ラインまで突進し、猛攻を加えて来ました。
この消耗戦は効いて来るんですよね。
それまでに、北朝鮮軍は損害を殆ど受けていませんから、いくらでも補充部隊が余っていますし。
国連軍は一歩も引けないため、厳しい戦いを強いられます。
馬山周辺でも攻撃し、戦車連隊が馬山へと隣接。
消耗戦により、損耗した部隊の入れ替えとで、目の廻るような状態です。
そして国連軍は馬山に隣接した戦車連隊へ反撃を下命。
馬山へ6戦力入れ、空軍が完全に出て来れば、馬山の防御は可能としました。
Aへ空軍を2個いれれば、との運次第でしたが、これが精一杯。
ところが、DASRAICHさんが一言「これ終わってますよ」、と。
『ゲーム終了時』
動揺しつつマップを眺め直すと、最終防御ラインを越えたところにある山地に部隊がいません。
ここはZOCが及ばないため、何等かの部隊を置いていないと行けなかったのです。
「初心者がやる間違いですね」と指摘を受けましたが、ぐうの音も出ません。
山地に部隊を置き忘れた、というのは結果にしか過ぎません。
何より、駒捌きで負けたと勘違いしてもらっては困ります。
敗因は1ターンでの戦略ミスです。
その戦略ミスを引き起こした要因は、DASRAICHさんによる私の予想外だったソウル包囲にあります。
それに動揺し、対処を誤り損害を増やす結果となったのです。
初動の前に「ソウル包囲をやって来る」と読んで、その対処をしておくべきでした。
そして包囲された場面では、ソウルの部隊を諦める選択も有りえたのです。
これにより、前回の対戦より1ターン分、進撃度が早くなり、対応が連鎖的に厳しくなったのだ。
そして心の自由が失われて行き、打つ手打つ手にミスが目立つようになったのです。
これで、DASRAICHさんとは一勝一敗一引き分けとなりました。
しかし、負けたことしか印象に残っていません。
とにかく、悔しいなあ。
「勉強になりました」何てこと言うほど、上品な育ちはしてません。
なあ、DASRAICHさん。またやろうぜ。
ソウル包囲の最善(と見られるだけど)な対処は、考え付いたんだよ。
今度は負けないぜ。多分、だけどな。
『三月二十一日(日)』
参加者は10+1名。
プレイされたゲームは以下の通り。
コマンドマガジン『日露戦争』×4
ASLは5シナリオ、6ゲーム
J41『BY OURSELEVES』
J59『FRIDAY THE 13th』×2
J118『ELEPHANTS UNLEASHED』
J94『KEMPF AT MELIKHOVO』
TAC51『STRENGTH TROUGH UNITY』
写真は日曜日の午後全体図。
ふう、前日もこれくらいなら苦労はなかったんですけどね。参加表明もあまりなく、これは会場が広ければ参加者が少ない、というジンスクで3~4名かとビビッていました。
ところが、10名とソコソコの人数となりましたので、いらして下さった方には感謝です。
写真は左からASLが二卓続いており、ルセロさんvsホンキチさんと、ふるきゅさんとザハさんとの組み合わせです。
右には『日露戦争』が二卓縦に。手前がsawadaさんと断鉄さん、向こうが山崎さんと提督さん。
この日は『日露戦争』とASLだけと、本当に千葉会らしかったです。
『会場の斜め図』
おお、こちらの方が見やすいですね。
手前に『日露戦争』が並んでいて、向こうにASLと。お茶とコーラのペットボトルが見えているのが、教壇に並べた食料卓。
ああ、そうか。土曜日の食料卓は、私が持っていった机だったんだな。10キロ近くあり、それを小脇に挟んで電車に揺られるのは、さすがに参りました。
荷物が多いので、机の隣りにキャリーバックがある、というASL卓の特徴が見えてますね。
えー、この日は私が仕事でしてね。
y.nakanoさんが代理で写真を撮って送ってくれました。
協力感謝です。
『13日の金曜日』
こちらはJ59『FRIDAY THE 13th』。ルセロさんとホンキチさんの対戦です。
この組み合わせでJ41『BY OURSELEVES』を、この写真の前に対戦していました。
ホンキチさんはゲームセンスが高く、滅多に千葉会などに来れない割には上手いんです。
J41『BY OURSELEVES』では、最後の白兵戦。このシナリオもギリギリまで、ルセロさんを追い詰めていました。
多分、もっとプレイ数が上がれば、勝率はかなり高くなるんでしょうね。
ホンキチさんはJ59『FRIDAY THE 13th』をy.nakanoさんとも対戦。
こちらは、直前の対戦経験が効いてか、ホンキチさんの勝利でした。
ホンキチさんは、さらにTAC51『STRENGTH TROUGH UNITY』も対戦。
一日で四戦したと、喜んでいました。
『解き放たれた象たち』
ASLでもふるきゅさんとザハさんとの対戦になります。
最新のASL Journal #8からシナリオ選んでいます。
クルスク戦のシナリオで、表題の通りにエレファントが多数出てきます。
勝敗的にはザハさんが勝っていました。
ふるきゅさんが、この対戦を終えた後に引き上げまして。
ザハさんとルセロさんとでJ94『KEMPF AT MELIKHOVO』を対戦。
こちらもザハさんの勝ち。
勝率は上がるものの、リーグ戦ではない、とこぼしていました。
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