SPI『THE NEXT WAR』
皆さん、ビックゲームの時間ですよ。
ついに念願のSPI『THE NEXT WAR』を対戦に到りました。
今回はちゃんとユニットを持って来ましたしw。
シナリオはバルト海シナリオ。えっ?何で練習ならベルリンシナリオやウィーンシナリオを選ばなかったって?
私の『THE NEXT WAR』君はですねぇ。超ジャンクなんですよ。ボックスは二つあって、ユニットは2セット分あるんですけど。多すぎて確認してませんが。
マップはノースが2枚、ウィーンも2枚。で、サウスが5枚あるのに肝心なセントラルがない!
何方か、こちらのサウスを3枚とセントラルの1枚を交換して貰えないっすかねぇ。
それでシナリオを選ぶに当たって、ベルリンはセントラルにあるから没。ウィーンシナリオは・・・。あれ?オーストリア軍が足りない(←ちゃんと持って来たはどうした)。
そこで、ユニットが揃っていたバルト海シナリオにしたんですよ。
写真はセットアップが終わったところ。ワルシャワPACTの軍勢が西ドイツの北部を経由してデンマークまで乱入を目指します。それを阻止すべく西ドイツ軍を主力としたNATO軍が展開。これはもうSFに近い「昨日の戦争」ですね。
担当は私・yagiがワルシャワPACT、へぼへぼ6+1さんがNATOを担当しました。
初めてということで、選択ルールを一切入れず、ジュネーブ条約も遵守を宣言します。
写真は1ターンを終えた時点。
大戦力に気を良くしたワルシャワPACTは、前面に展開中の西ドイツ第6機械化師団の各旅団を「踏み潰せ!」と襲い掛かります。何せ、額面戦力はユニット単位で3~5倍。合計では10倍近くなりますから。
ところがところが。
DRMの影響が大きくて攻撃は1ヶ所を覗き全て失敗。主力は前面に横たわる河を越えることができず、単に部隊の損害を重ねただけ。
「ジュネーブ条約を破ってもいいですか?」とワルシャワPACT首脳陣は弱音を漏らします。
さて、2ターン以降は前面の河が邪魔しているので、唯一それを越えた地点を突破口に前進を続けます。
そしてブレーメンへポーランド軍が突入し、先の大戦で痛みつけられた報復を行いました。
ここで、ふとルールブックを眺めるとですねぇ。
マップの範囲がエルベ川の北と指定されているんですわ。
こりゃ、マズイとここで中止。
時間がいい具合だったのでお昼ごはんを済ましてから、立場を入れ替えて対戦となりました。
さてさて、写真は二回戦目のセットアップを終えたところ。
今回は都市にはZOCが及ばない&広がらないを読み込んで戦列を組みました。先はその弱点を突きませんでしたが、その分戦域の範囲が広かったため、他の弱体な地点を攻撃することができたのです。
選択ルールの空挺降下や強襲上陸を入れないので、NATOのデンマーク師団は分散使用することでバランスを取りました。
おっ、HJ製のSPI和訳が見えますね。このピンク色のルールブックは懐かしいです。昔はこのルールブックだけで1000円とか2000円で売っていましたねぇ。
写真は1ターンの途中。
Break-throughのマーカーが見えますね。これが突破口で攻撃に成功したヘクス。ここへ進入すると余分な移動力がかかります。No ZOCは攻撃を喰らって後退した西ドイツ軍。Fatigue Level 1は通常の20移動力以上を使ってしまい、追加の移動力を消費して疲労したユニット。
攻撃はMastAttackで4、Break-throughの周囲に進入で4、自軍のZOCでも2、そして平地で2と川を越えることで8と、通常の移動力なんて、あっという間に使い切ってしまいます。
このFatigue Level 1は次のターンに10移動力を消費すれば解消できます。しかし、これがFatigue Level 2になると20移動力かかってしまい、それは余程のことがない限り避けたいところです。
今回のワルシャワPACTは若干の躓きがあったものの、順調に前進しています。前回、あれほど苦戦した河も易々と突破してしまいました。
こちらが1ターンを終えた時点。
先ほどより、更に前進をしています。この時点で私の疲労が限界へと達しまして。ダウン。
へぼへぼ6+1さん、どうもすみませんでした(・ω・)。
それを見た千葉会の良心ことMMさんがNATO軍を担当。苦しい撤退戦を指揮しました。
さて、やってみた感想なんですが、『THE NEXT WAR』は(・∀・)イイです。
機動戦が見事に再現されています。
ただし、このバルト海シナリオを基本ルールのみでやってはいけません(←当たり前だ)。
何故なら、デンマークの半島は途中で狭くなっており、2ユニットさえあれば封鎖可能なのです。ですから、デンマークJytland師団(今気が付きましたけどジュトランドの名前なのですね。何か萌えます)と西ドイツ第6機械化師団の二つで立ち塞がれば、システム的にワルシャワPACTの地上兵力が幾らあろうと突破不可能になります。
VPはデンマークの南部までで90点。全土を入れるとワルシャワPACTの勝利となる130点まで達します。
ですから、どうしても強襲上陸と空挺降下は必要で、そのためには空軍と海軍ルールの導入が不可欠になります。それらを入れると海軍ユニットの除去でもVPの獲得が可能となるため、さらにゲームは流動的になるのでしょう。
まあ、海軍のルールを練習するシナリオだったのですけどね。そのために、空軍の簡易ルールも提示されていましたし。
さて、地上戦のルールを把握しましたし、後はセントラルマップを確保して、フルダシナリオへと進みますか。
それとも、現代戦のゲームとしてはもっと完成度の高いと噂のSPI『第5軍団の迎撃』へ流れますか。ただし、ゲームの完成度は高くても和訳はカスと評判。このルールブックに振り回されて嫌気がさし、英語を覚えた人間もいるそうですから。
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