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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
茗荷谷で開催された「ユサールの会」と「第6回 The Old Musketeers」に参加して来ました。
ユサールの会はナポレオニック。The Old MusketeersはPre-1914とテーマを限定し、ニッチなウォーゲームの中で、最もニッチな部類。
主催者に聞いたところ、ウォーゲームで人気のあるWWⅡを含めると際限がなくなるので、そのようにしたそうです。
ですから、強弁して「エチオピアのナポレオン」と言い張って『エチオピアのライオン』も可ですし、「ナポレオンと言う戦車が出る」と言ってのASLも有だそうです。多分。酔っ払ってて良く覚えてないっす。
では、4月10日(土)に開催された「ユサールの会」から報告いたしましょう。
私は職場から直行で手ぶらで参加しました。
開場時間の10時に到着すると、幹事であるDRAGOONさんとサッポロ辺境伯さんが到着済み。
と言うより、この二人しかいませんでした。
そこで広げられたのがSimmons『Napoleon's Triumph』
積み木のアウステリッツ、いや。長棒のアウステリッツの方が当て嵌まっていますね。
これを4名で3戦ほどしました。
感想はですねぇ。
「もっとルールの表現が何とかならんか!?」でした。
まだ全体を通した和訳が発表されてなく、DRAGOONさんの抄訳と英文ルール解読にてプレイに到ったのです。
「それでも、4人でイテ込ませば何とかなんべぇ」と取り掛かったのでしたが、悪戦苦闘しました。
ゲームシステムが戦術的に近い作戦級で、ユニットの向きや位置を管理してないといけません。
その項目が何気なく書かれてあり、誰も気が付かなくて、後で愕然とすることが続出しました。
英文ルールが総ページ10程度と少ないのですが、単純に少なければいいとは言えないのです。
このゲームは、それが当て嵌まります。
参入者を増やすためルールの文言を削ったため、表現不足が目立ちF&Qがルールブックの分量よりも多くなっています。
これでは、相当の英語力を持ち合わせてなければ、お手上げに近いです。
だってね。
2戦目の最後に「あれ?この配置ではシナリオは12月2日になるから、このターンで終わるぞ!?」となるは、こちらの英語力が至らないとは言え酷過ぎです。
それでも3戦やりましたが、それでも「このルール解釈で正確なのか?」という疑問は消えません。
これで充実感を得るのは難しいです。
悪口はここまでにしておき、良いところも挙げていきましょう。
まず、ゲームの写真をご覧ください。
ユニットは旅団になるのでしょうか?それとも師団ですか?
ナポレオン時代の事は詳しくないいので判然としませんが、1つの軍団が3~8個のユニットで表現される、と言えば理解して貰えるでしょうか。
ユニットは横長の棒で、それに1~3の兵科記号が書かれており、部隊の種類(歩兵、騎兵、砲兵)とその戦力が分かるようになっています。それを幾つか束ねて軍団を編成し、指揮官の「旗」を立てます。
これがカッコイイ!!!
ユニットは普段フェイスダウン(相手に見せないように)で行動させ、戦闘になって始めてフェイスアップ(相手に見せる)させます。
マップはエリア(ロケール)として表現されており、それにはいくつもの経路(アプローチ)があります。
当時の軍隊は行軍隊形と戦闘隊形があり、エリアに入っただけでは中央(リザーブ)に置かれて、敵が攻撃に出てくると脆弱さを露呈します。これは行軍隊形であると理解しても問題ないでしょう。
中央にいた部隊は経路に並ばせて、攻撃からの抵抗力を増すことが出来ます。これは戦闘隊形になりますね。この状態でないと、砲兵は砲撃を行えません。
上の写真ではAの軍団が行軍隊形、Bの軍団が戦闘隊形です。ちょっと写真を縮小し過ぎて分かり難いかも知れませんけど。
移動は1エリアを「お隣へ移っていくだけ」。それが道路に沿ってなら2エリア、大通りなら3エリアまで進めます。
戦闘隊形になっていると、防いでいる経路にしか移動できません。さらに、戦闘隊形であると、他の経路から攻め込まれても抵抗は出来なくなっています。ここまで来ると「面倒臭い?」となって来ませんか?これから、もっと細かい説明が続きます。折角だから、良一杯やりながらでも付き合ってくださいな。
戦闘は「引き算」。
戦闘は移動の最中に行われます。ですから、移動するエリアに敵が居れば戦闘になります。
相手の戦力からこちらの戦力、それに戦闘隊形であることと地形効果を引いて、多い方が勝ち。
損害の適用をして(これは特殊なんで省きます)、負けた方が退却し軍団編成を解かれます。
退却で騎兵以外は大損害を被ります。そして軍団編成でなくなると、固まっての行動は行えなくなります。
要は、混乱したと思って良く、そうなると敵の攻撃から脆弱なだけでなく、簡単に言って「ゲーム中は使い物にならない」。
それに戦闘で負けた陣営はモラルが失った戦力分減ります。勝った方もそれなりに損害を被りますが、モラルには影響ありません。モラルが27(連合軍)、23(フランス軍)から始まり、それが0以下になるとその陣営が崩壊して敗北します。
1回の戦闘で2~5戦力を失い、さらに烏合の衆になった軍団は追い討ちをかけられますので、2回戦闘に負けるとゲームは決まってしまいます。
そこで重要なのが「機動」です。
いくつもの軍団と単独の部隊(騎兵ですね)を、敵の予期せぬ地点へと進出させて、側面を窺わせます。
戦闘は正面からの攻撃では、まず勝てないないようになっています。
そこで敵の軍団を取り囲み、「フェイント(攻撃すると言って、それを取り消すことが出来る)」と正面攻撃を駆使して、エリア内の敵軍団を幻惑させて敗走させるんです。分かんないでしょ?私も3戦を通じてようやくチョッコット掴めた感じですよ。
さて、ゲーム展開です。
このゲームはアウステリッツ会戦としては珍しく、2日間に渡って再現されています。一般は1日だけ(だそうです)。
この時点ではマップ上にはフランス軍は7個軍団、連合軍は2個軍団しかいません。
ところが連合軍は増援で10個軍団を、すぐに受け取り攻勢へと出てきます。このままではどこかしらの戦線を支えきれなくなるフランス軍ですが、危なくなった頃に増援を受け取ることが出来ます。
しかし、この増援を受けたってしまったら、フランス軍が攻勢に出なければいけなくなり、その守勢から攻勢への見切りが醍醐味になっています。
海外では人気が高く、多数のプレイ報告を見かける事ができます。ビジュアル的には最高の部類に入りますから、それは当然と言えます。
日本でも和訳が公開されたら、挑戦する方が増えるのは間違いありません。
さて、「ユサールの会」の全体としては、人数の割にはプレイ数が少ない印象でした。
だって、みんな飲むのが目的でしたから。
たかさわさんのHPを見てみると、私達の『Napoleon's Triumph』以外はミニゲームが花咲いているのが分かります。
ダメと言う分けではありませんが、折角こんなに集まったのに勿体ないな、と。
なあ、みんなゲームやろうぜ!
と騒いでいたら、軍神殿に「ゲームゲーム言うな!」と一喝されました。
これが笑えるんですわ。
続いて4月11日(日)に開催された「第6回 The Old Musketeers」の報告へ移ります。
私は千葉県内の盟友・mitsuさんとValley Games『HANNIBAL』を対戦しました。
詳細はちはら会のブログをご覧ください。
mitsuさんがメモを取りながら、写真を沢山撮っていました。
その内にアッツーイ報告がアップされるでしょう。
私からは簡単に「リベンジされちゃいますた」
序盤は連勝の予感してたんですけどねー。
その後はmitsuさんお得意の「お手軽ミニゲーム」GJ『西南戦争1877』を付きあわされ(失礼!)。
ちはら会で絶賛されていたんですけどね。
「どうせ、ゲームを褒めたら千葉一のmitsuさんだろ?」と疑って掛かっていまして。
で、やってみるといいんだわこれ。
GJのルールをそのままでは、勝利条件的に問題はあるのですが、ソンシー浅野がちはら会のブログにコメントしていた改正案を適用すると、これがバッチリ!
こんな小さいゲームで、これだけバランスが取れていて、考えさせるところが多いのは素晴らしい!!!
個人的には持ち込んだ『FRIEDRICH』の相手がいなかったのが残念。
説明すると、皆さん「面白れー!」とか「簡単じゃーん!」と好評だったんですけど。
タイミングが合いませんでした。ガックシ。
対戦以外には、恒例のオークションが行われまして。
ファランクスゲームの『ウータールー』を落札してしまいました。
オークションの始まる前に、出品ゲームを並べていましてね。その頃から「これは千葉会向きだ!」と。
そしてオークションで、このゲームになると「千葉会!」「千葉会!」とけしかけられまして。
「えー!?」言いながら、落札しちゃいました。
と言うわけで、千葉会のメンメンは付き合いよろしこ。
最後に、この場を借りて、ような素晴らしいゲーム会を開催されたDRAGOONさん、サッポロ辺境伯さん、そして全ての参加者に心よりお礼を言わせていただきます。
有難うございました!大変充実した時間を過ごせました!
この2日間は私の人生で宝物になること間違いありません。
2010-04-14 16:09
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