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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
今回から記事の順番を変えてみます。
千葉県内の盟友・mitsuさんが主催するちはら会へ参加して来ました。
私は仕事明けだったので、都内からルセロ号@ヤーボ君付きに便乗させてもらいました。
真夏の千葉方面でしたので、渋滞を心配していましたが、30分遅れで到着しました。まあこんなモノと言ったところでしょう。
ルセロさんとヤーボ君を引き連れ会場入りすると、満面の笑みを浮かべたmitsuさん、そして今回新らたに参加してくれた2名が、出迎えてくれました。この日のちはら会は盛況で、朝一番・昼過ぎ・夕方と、ぼちぼち参加者が現れ合計11名を数えました。
やっぱり、地道に例会を続けて行けば、参加者は増えるモノですよね。遠回りのようで、ウォーゲーム普及には、これが一番効果がありますから。まあ、自分がやりたいという気持ちがないと続けはられませんけどね。
さて、新規参加の2名ヒロシさんと寿さんと自己紹介を済まし、何をやるか相談しました。
私が持ち込んだのは、ルールブック各種にサイコロ、そしてダイズカップに使っているリラックマ・ボウル&新兵器のポニョのラーメンどんぶり。ダイズカップとしては口が広いので、出目を確認し易く、リラックマよりポニョの方がよさ気でした。サイコロを振った時の音もよろしいし。
あら、話しが脇道に逸れました。
まあ簡単に言って、ゲームは持ち込んでいないぞ、と。ヒロシさんに聞くと、彼も持ち込んではいない。
さて、どうするかと言うと、ヒロシさんのリクエストでmitsuさんがツクダ『JABRO』を持参。これを対戦することになりました。ツクダのウォーゲームで記念すべく第一作目になります。
いやー、私も30年は経ってないでしょうが、それくらい前にやった以来です。
ルールは、まあSLのパクリですから、テキトーにやればどうにかなるだろうと、いつものノリです。
SLのパクリと言われても、知らない方もいると思うので手順くらいは説明しておきましょうか。先攻の準備射撃⇒移動⇒相手の防御射撃⇒移動した前進射撃⇒白兵戦⇒後攻の準備射撃⇒移動⇒相手の防御射撃⇒移動した前進射撃⇒白兵戦。これが1ターンです。これは全くSLと同じです。イメージ的には「援護射撃をして前進。相手の射撃を潜り抜けて、撃ち返す」というノリです。それから、ルール的に回復もあるにはあるのですが、あんまり意味はありません。射撃を受けて滅多にない気絶すると、その回復だけですから。mitsuさんのお勧めで、防御射撃と前進射撃を同時解決としました。その方がモビルスーツ同士の戦いらしいとの判断です。
さて、シナリオは最初のモノがいいと、『ガンダム大地に立つ』を選びました。はっきり言って、私は知っているんですよ。
このゲームでアムロやシャー、それからガンダムを出しちゃあいけないって。あまりにも、それらが強すぎてゲームにならないんですよ。だから、テキトーに兵力を選んで、架空シナリオを作った方が面白いんです。下手すると、アムロとシャーがタイマンやって、勝った方が残りを刈り取るという展開になるんです。いや、下手をしなくてもか。
さてさて、文句はここまで。ゲーム開始です。
こちらの写真がマップにユニットを並べたところ。今風に言えば、セットアップを終えたところです。
ひどい話しなのですが、配置では「ジオン軍はマップの上、連邦軍はマップの下に並べる」、さらにガンダムは「3ターンに右に置く」とありました。シナリオの解説には、マップの並べ方がありますから、わからんこともないのですが、もうちょっと何とかならんのか、と首を捻ってしまいました。
写真では左がルールでの上、右がルールでの下になります。ですからガンダムは写真の上から出てくるんですね。
写真でマップの両脇に見えるのが、mitsuさんお手製のカウンターシート。えー、普通ならモビルスーツ(これだけでもこっ恥ずかしい)にシールドやライフル、サーベルの武器を重ねるんです。でも、これをやると動かし難いので、カウンターシートに武器を置くようにしているのです。当然、お手製サマリーもありーです。さすが、B級ゲーム愛好家のmitsuさん。やることがお茶目です。
ジオン軍の戦力はザクが2機。ジーンとデニムが乗ってます。連邦のそれはミサイルバギーが3輌と3ターンにガンダムが現れます。後には、無敵の威力を発揮するガンダム+アムロですが、このシナリオはいきなり乗ったため、アムロは「こいつ動くぞ!」と下手ぴーですし、ガンダムにはビームサーベルしか武器はありません。
勝利条件は相手を全て除去した方が勝ち。そうでなければ引き分け。
で、ゲームが始まってすぐに、どちらかが逃げ回れば引き分けになるのでは?と疑問が湧いて来ました。持ち主のmitsuさんにそれを聞くと、「あー、だからそれやっちゃぁダメなんですよ」との返事。やっぱり。
ゲームは進み3ターン、いよいよガンダムの登場です。本当に40半ばでガンダムと連発する自分が恥ずかしいっす。でも、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。
それまでザクのお二方はスタックして中央を進んでいました。ミサイルバギー(WME、言っておきますけど、呼び名が違うとか突っ込みはいりませんからね)のお三方は、岡の向こうで待ち構えています。というより、危険が危ないので隠れているんですね。ガンダムさんはこれまた中央から現れました。だって、真面目に考えるの面倒臭いんだもん。
いくら何でもWMEを隠れ続けさせるのは、勝利条件的にOKでもプレイヤーの資質としては如何なのもかと思いまして。
「パンツァー・フォー!」の掛け声とともに前進させました。そこをザクの皆さんが押し寄せて、あっという間に1輌撃破。こちらのミサイルも命中しましたが、ザクのシールドを吹き飛ばしただけ。このミサイルは命中するにはしますが、武器を壊すのが精一杯。「この船では勝てない」と愚痴を零しつつ、やっぱり止めておけば良かったと後悔先に立たず。写真は「やめたやめた」と岡の影でガンダムと合流するWMEのお二方。
連邦の後退を見たザクのカップルは、岡を回りこんで前進します。
まあ、折角だから派手にやろうと、あるだけの戦力で連邦は突撃を敢行!
ガンダムは白兵戦、WMEはその援護へとザクに隣接します。そこでですねぇ。ルールを今更確認したら、同じへクスに敵味方がいても、何も制限がないんですよ。ですから、ザクはマシンガンでWMEを狙い撃ちにして、白兵戦へ縺れ込みます。WME君はザクにミサイルをちゃんと命中させましたが、やっぱり何の戦果がないまま撃破されてしまいました。あーあ。
白兵戦でも、どうやって白兵戦の組み合わせをするか、何も説明はありません。例えば、ASLでは白兵戦を解決する前に、その組み合わせを決めてから、結果を適用します。この辺はSLも同じだったと記憶しています。ところが、このゲームではその説明がないため、複数の敵味方が同一へクスで白兵戦を行った場合に、どうしていいか判りません。どうせ、ツクダの連中もそこまで考えてなかったでしょから、テキトーに決めました。
白兵戦の解決が戦力差によるもので、両方に損害の出る可能性がある戦闘結果表です。ですから、持ち主のプレイヤーが白兵戦に使うユニットを選んでいいことにしました。実は、白兵戦も戦闘結果表が二つあります。一つは接触表、もう一つは白兵戦結果表です。接触表ではあまり損害が出難く、その結果によりもっと損害の出易い白兵戦結果表へと移行するのです。当然、移行しない場合もあります。
今回はいくらアムロが手下手ぴーでも、ガンダムがつお過ぎます。ベテランのデニムが前面に立ち、ジーンを支援に使いました。そんな努力をしても、戦力差は8です。接触表では、武器を失うだけが多いのでした。出た目により白兵戦結果表へと移行しました。これでザク君の撃破できると踏んでいました。ところがところが、出た目が悪すぎて攻撃側が行動不能の結果を適用されてしまいました。ええ、ビームサーベルしか持ってない、ガンダムが動けなくなったのです。
ここでジオン軍の手番。ビームサーベル、というか白兵戦しかできないガンダムに、わざわざそれを付き合うおバカはいません。
という訳で、ザクのお二方は距離を置いてマシンガンをひたすら撃ち込みます。命中するにはするんですよ。何せマシンガンですからねぇ。でもですねえ、ガンダム硬過ぎでサイコロ二つ振って3以下でないと撃破できません。確率では8.3%ってとこです。
「連邦のモビルスーツはバケモンかあ?」と言いつつ、マシンガンを撃ち込んだままゲームは終了。目出度く引き分けでした。今、思い出しましたが、ガンダム君にはバルカンが頭に付いていたのでした。でも、豆鉄砲のバルカンでは効果は望めませんねー。
この対戦中に、ポツラポツラとメンツが到着し、人数も増えていました。このゲームを対戦しているのを見ると、「初めてやったゲームです」とか「昔やりました」との声が聞こえて来ました。当時はガンダム人気が全盛だったので、プレイした人間は多いのでしょう。
このゲームの欠点は、おそらくテストプレイをしてないんでしょう。破綻したシナリオが多いし、ルールにも不備があります。モビルスーツや車両が撃破されても、その残骸は残りません。最初に山ほど戦力があっても、ゲームが進むとマップが綺麗になって行くのは、変な気分です。
当時のアニメを題材にしたゲームは、何かのシステムをパクって慌てて出版されたモノが多かったです。
パクルのが悪いのでなく、ゲームとして破綻しているのがいけないのです。メーカー側の売らんかな、な態度が見えてしまいます。昔のウォーゲーム雑誌の連載で「アニメゲームの功罪」が見受けられました。その中では、なんだかんだと書かれていましたけど、一番の罪である「完成度の低さ」には触れられていませんでした。そう言った記事を見かける度に、何だかなぁとため息を吐いていました。
さてさて、大昔の愚痴はここまでにしておきましょう。
ジャブローの対戦を終えて、観戦武官も誘って自作シナリオをやってみようかと提案してみました。しかし、他のゲームへ触手が動いて、それは没。ここからしばらく、まったりの時間となりました。さしずめ「まったりターン」と言ったところでしょうか。
2009-08-12 00:17
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