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2009-09-22 19:05

『第七十ニ回千葉会の報告』 その4

さてさて、土曜日の最後を飾るのは、やはりASL。リーグのオープン戦です。
相手はy.nakanoさん。私の印象は「攻め達磨」。
ガンガンに攻めて来て、それがバタバタするものの決して下手ではありません。おまけにDRが鬼してるんですよ。
ASLリーグのオープン戦なので、シナリオは当然というかASL1『FIGHTING WITHDRAWAL』。
私がソ連軍でy.nakanoさんがフィンランド軍を担当しました。

写真がセットアップを終えたところ。
さてさて、今回はギャンブルをしています。通常なら後方へ配置可能なHIPを最前線へと配置しているのです。
それはAとB。BのHIPにはコミッサールをスタックしています。Cを迂回してフィンランド軍が前進をするので、その時に姿を現し射撃。そして自発的混乱を使いDまで潰走。コミッサールの能力で全て復活し、いつもなら失う部隊までも後退させるつもりです(E)。
尚、私はASLセットを持って来てなく、y.nakanoさんはソ連軍のユニットを忘れてしまいました。
頼りになるMMさんも撤収後のため、ソ連軍のユニットはスターターキットの物を流用。スターターキットにはない隠蔽マーカーはドイツ軍のものを使っています。ダミースタックを作らなければ、それでも問題ありません。
それにマップも新しいものを使っています。
こちらの方がコンピューターを使って描かれたもので、古い手書きの方が雰囲気は良いです。個人的な感想ですけど。
しかし、実用的には古いモノは微妙な地点があって、対戦では新しいモノがいいです。当然と言えば当然ですが。

ソ連軍、というか言わせてもらおう。オレの計画なんぞ一つも上手くいかねぜ!
だって、1ターンのフィンランド軍移動フェイズを終えた時点で、y.nakanoさんはピンゾロを3回出してるんだぜ。
最初はクラス上昇=戦意高揚(Fanatic)でそれはいい(見え難いがAにいる)。しかし、狂暴化(Berserk)は勘弁してもらいたい。
おかげでBへ狂暴化した指揮官が突っ込んできて、Cへの潰走とコミッサールによる回復が出来なくなってしまいました。それも根性撃ちを強制されて混乱ですよ!
おまけに狙撃兵により、こちらの唯一マイナス修正のある8-1指揮官が負傷してしまいます。負傷すると士気と士気修正が1つづつ悪くなってしまいます。ということは、8-1は7-0になってしまったのです。しかも移動力が3しかありません。いやー、参りました。

1ターンのフィンランド軍が終わった時点です。
AとBのフィンランド軍HSにより、コミッサールスタック(C)が回復しても安全には後退できません。やっぱり上手くなかったと思っても、アフター・ザ・カーニバルです。
他の地点は、まあこんなところでしょう。
あら、また間違えて1ターンのソ連軍を終えた時点の写真を消しちゃった。
1ターンのソ連軍は、コミッサールスタックが回復したので、そのスタックの後退が最重要なテーマになりました。
まず、AとBへ4-4-7が8火力そのままで撃ち込みました。これが当たって、フィンランド軍のHSは二つとも混乱します。
これにより、コミッサールスタックは安全に撤収を行えました。
当たらなかった場合は、移動ではなく突撃で一歩進み、フィンランド軍のお仕置きに耐えるつもりでした。もしかもしかでコミッサールスタックが回復に成功しなかったら。どうしましたかねぇ。弱ったのは間違いありません。
その他は若干左へと兵力をスライドさせています。

フィンランド軍の2ターンを終えた時点です。
y.nakanoさんは上手い寄せを見せています。鋭いと言っていいです。
移動はプラス修正のある地点までしか出て来ず、突撃で一気に前面へと出ています。
おかげで、左のソ連軍は安全に逃げる術はなくなりました。
中央も同じような状況です。違うのは、後詰がいること。
右もフィンランド軍の前進により、防御の定石であるスカルキングを行うと、石垣を奪われてしまいます。
やれやれ。
2ターンを終えた時点です。
ソ連軍の左は完全に崩れました。それを支援すべき中央も崩れかけています。
移動を終えた時点で気がつきましたが、フィンランド軍が左端を一気に駆け抜けた場合、ソ連軍の兵力を維持している右から部隊を回しても間に合いません。
左をフィンランド軍がHSラッシュで走り抜ければ、ソ連軍は止めようはありませんでした。この時点で負けを覚悟しました。
SSRで弾薬減少になっていますが、これがなければAのMMGが火線(Fire Lane)を引いて前進を阻止できます。このシナリオではできませんが。
唯一の救いは、BとCにも射撃する部隊がいて、一応完全なスルーではないことです。

3ターンを終えた時点です。
フィンランド軍はHSラッシュを使わず、手堅く前進しました。
追い抜かれなかったので、一先ず安堵でした。しかし、左には1個分隊しか元気な部隊はありません。次のターンに抜かれる危険は十分にあり、それが左端を突っ走ればソ連軍はお手上げでした。
右のソ連軍が後退しましたが、このままでは追い抜かれる危険は十分にありました。そうなれば、まず勝ち目はなくなります。内心焦っていました。
ここでソ連軍は、勝利条件である「盤外突破が可能な部隊」を計算しました。
右の円内に阻止部隊があるので、ここから突破できるフィンランド軍はないでしょう。後退した部隊もいるから、止めることは可能です。
フィンランド軍が盤外突破で一番の本命は左円内の部隊です。ここの5~6個分隊と指揮官が勝利を決すると言えます。

4ターンを終えた時点です。
フィンランド軍はソ連軍の懸念を他所に、安全を優先に前進させました。2ターンの鋭さとは雲泥の差です。
この移動を見た時点で、「勝った!」と確信しました。
何故なら、盤外突破をするためには、4-4-7が待ち構える道路を走るしかなく、その突破が成功してもソ連軍の指揮官スタックは先回りをできるからです。
それでも、指揮官に捕虜を持たせて突破させれば、十分に勝ち目は残っていましたが、これまでの行動を見ればそれはないと判断しました。
そして右円内では、フィンランド軍の多くが足止めに嵌っています。

あら、見事にピンボケだ。
ソ連軍の読み通りに、フィンランド軍は突破は不可能になりました。
AとBの道路にソ連軍の部隊が立ち塞がっています。これにより、フィンランド軍は移動力が足りなくなったのです。
ソ連軍の読みとは違っている部分も出てきまして。
それは右の指揮官付きフィンランド軍スタックでした。これが目一杯の前進に成功すれば、盤外へと突破できたのです。しかし、そのためにはソ連軍の4-4-7とLMG2-3-7の真横をすり抜けなければなりません。
そして4-4-7から8火力ー2DRMの射撃を受けて混乱。ソ連軍の勝利が決まりました。
写真は6ターンのフィンランド軍投了時になります。
y.nakanoさんは最後まで戦意を失わず、勝利を目指していました。ASLでは何が起きるか分かりませんから、これは立派な態度でした。
一旦は負けを覚悟したのに、勝ちを拾えたので本当に嬉しい勝利でした。
何せ、1ターンにフィンランド軍はHoB(戦渦)を5回出していましたから。
5回目には思わず切れてしまいましたよ。それを聞いた千葉会ASL組は、「y.nakanoさんでしょ。それ普通ですよ」と半笑いしてましたけど。

 

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2009-09-23 18:47

対戦どうもありがとうございました

次もまたお願いします。
ギャビンテイクの裏表の勝負もしてください。

2009-09-25 17:42

無題

y.nakanoさん、どもどもです。
楽しい対戦でしたねぇ。
ただギャビンより、もっと他のシナリオにしませんか?
あれはちょっと気に入ってないんですよ。

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