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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
猿遊会へ行って来ました。
私が参加できたのは土曜日のみ。その朝に目が覚めると、前日の悪天候が嘘のように澄み渡っていました。台風だか低気圧だかが通過したため、雨風は一先ず消え失せていましたが、その代わりに南風で蒸し暑く。自宅から駅までの20分の競歩で汗だくとなりました。
これは運動会日和と思ったのは、茨城に近い私の自宅周辺だけ。同じ千葉なのに船橋や市川では雨がガン降り。それを抜けて江戸川区の船堀まで着くと曇ってはいるものの、それほど悪い天気ではありません。
でも不安定な天気は昼過ぎまで続き、ヤーボ君の運動会ではプログラムが短縮されたり、子供が滑って転んだりと散々だったそうです。
さて、9時間前に会場入りするとまだ開いてません。一番乗りのtakobaさんと入口で「一杯やるか?」とか「カードゲームでも?」とか、話し込んでいるとたかさわさん到着。我々の顔を見るなり落胆の表情。「今年も一番乗りできなかった」と。
遠くから来る人間(takobaさんは関西、私は千葉の奥地・印西)は時間が読めないので早く来るモノ。お気にせずに。
猿遊会の様子は参加した皆さんが、それぞれの対戦をアップするでしょう。たかさわさんや他の幾人かも写真を撮っていましたし。ここでは全体を俯瞰した報告をしましょう。
参加人数は何人くらいでしたかねぇ?
千葉会からはASL組の私、ルセロさん、y.nakanoさん、ホンキチさん、うおPさん。いのさんとtakobaさんはエアーフォース組。千葉会でも山崎さんはそんなゲームをやらずニチロでも。これで8人。
ミドルアースからは西新宿鮫さん、龍虎さん、それに庭猟師さんがウクライナ43。軍神殿とOMEGA7さんは何やら悪巧み(←失礼だろ!)。アジア歴訪の田村さん、それに仕事の合間に駆け付けたSAMさんもいましたっけ。ミドルからは7人になりますか。
「今世紀一番の傑作@MMPデビルス・コートガーデン」は市川さんとN村さん、それに奥津さんもここでしたっけ。「ミニチュア」と言えばSADAさんともう一方。
猿遊会の華であるGCACWは何人いましたかねぇ。たかさわさん、信長さん、takaさん、asasinさん、それに馬防柵さんに他に2~3名はいましたかねぇ。一番の盛況でした
さらにさらに、飛び込み@「双葉ちゃんねるを見た10代」やふらりと現れる方多数。合計30名近くと大盛況でした。広い会場でテーブルも沢山ありましたが、ギリギリ間に合うくらいでした。
会場でのテーブル分布図はこんな感じで。この配置には深い意味はありません。先着したのと予約あった順番に、奥から占有して行った結果ですね。
では、私の対戦記録。
CMJ『アラスの反撃』×3
ASLが3シナリオ、4ゲーム。
S23『MONTY'S GAMBLE』
A89『FIRST DAY OF DIADEM』×2
TAC51『L'UNION FAIT LA FORCE』×2
この日はASLリーグの開幕となり、リーグ戦だけで4戦されていました。
私は、まず珍しく早めに到着したうおPさんとASL-SKからシナリオを選びました。
うおPさんがせっかくASL-SKのセットを持ち込んだので、そこからやったことのない、そして戦車の出て来るシナリオにしました。
S23『MONTY'S GAMBLE』
良く「戦車の動かし方がわからない」と、二の足を踏む方を見かけます。しかし、やらないと覚えられず、いつまでもそれっきり。間違ってもいいから、やってみるべきなのです。
そうやって覚えて行くモノですし、皆さんそうでした。何よりルールに「間違えてもそのまま続けろ」とありますから。
対戦自体は千葉会のメンバーらしく、悪態や能書きを連発する楽しいモノでした。
写真を配置とゲーム終了時のモノを並べてアップしておきます。
ドイツ軍には皆が大好きな3凸×3、それに歩兵が5個分隊。イギリス軍には歩兵が4個分隊と57mm対戦車砲(イギリス軍だから6ポンド砲っすか)×2。
イギリス軍の配置はマップには置かず、全て記録しておきます。ASLなら初期隠匿配置(HIP)になります。
うおPさんに戦車を動かしてもらいたくて、それで小さめのシナリオを選んだんです。ドイツ軍の配置を見た時点で、「初心者はこうなるなぁ」と。兵力を分散させてしまい、攻めあぐねる結果になります。
展開もやはり読み通りで、ドイツ軍は歩兵の苦戦に引きずられるように3凸を投入。そこは57mm対戦車砲の待ち構えているところ。3凸の全てを撃破され勝利条件の達成が不可能になりゲーム終了でした。
A89『FIRST DAY OF DIADEM』
うおPさんはASLSKライバルのホンキチさんが到着、私はルセロさんが到着したので相手を変えました。
いよいよ10月になり、ASLリーグの開幕です。
シナリオはオープン戦中にVASLで対戦していたA89『FIRST DAY OF DIADEM』。これを立場を入れ替え二戦しました。
最初は防御側の自由フランス軍を私、攻撃側のドイツ軍をルセロさんが担当しました。
このシナリオは自由フランス軍に100mmのOBAがあり、4ターンか岡の高い地点をドイツ軍が入ったら使えるようになります。
ルセロさんは「4ターンまではじっくり寄せる」策。私は普通の防御態勢。じっくり寄せて来ましたが、4ターンにOBAがドカンとドイツの真ん中へ命中。
「もういいよ!」@ブンむくれとルセロさんの投了。
立場を入れ替えた二戦目は、ルセロさんは穴熊の防御態勢。私は自由フランス軍に前衛がいないのをいいことに、1ターン目から岡へ昇り「速攻勝負のOBA来いやー!」策。
これが失敗。穴熊のキラースタックにより撃退されたところへOBAが降って来る悪夢。「止めていいでつか」@涙目で投了。
二戦とも作戦も展開も違いましたが、ここぞというところでOBAが降って来る結末でした。
TAC51『L'UNION FAIT LA FORCE』
それからy.nakanoさんが到着しましたので、では人間を入れ替えようと。まずは私と対戦することになりました。
選んだシナリオはTAC51『L'UNION FAIT LA FORCE』。
オランダ軍中隊がドイツ軍の機関銃小隊を攻撃します。勝利条件はCC列へ10VPですから、1個小隊強。それに捕虜も含みます。簡単に言えば、広がる麦畑を越えられればベルギー軍の勝ち。
シナリオカードを見た瞬間に「ドイツ軍は厳しい」と感じていました。ドイツ軍が頼りにする地形は森か生垣しかなく、ベルギーオ軍にはその地形効果を無効以上にする優秀な指揮官(9-2)がいます。これがMMG(中機関銃)を指揮して火点を築けば、太刀打ちができません。
しかし、ドイツ軍にもLMGとMMGがあり、火線(FIRE LANE)を駆使すれば勝機を見出だせるかと。
ゲームの展開は正にその通りになりました。
ベルギー軍が前進する度にドイツ軍の火線がそれを阻止します。ベルギー軍の特徴で、混乱すると士気が一つ落ちます。一旦戦列から脱落すると、復帰が難いのです。それに1線級の部隊だけでなく、G(グリーン:新兵)が多いのも難点。移動力と射程で劣るのは、突破を必要とされるシナリオでは大きく足を引っ張りました。
最後は火線と残留火力に巻き取られ、ベルギー軍の突破は阻止されました。厳しい戦いでしたから、勝てて嬉しいかったです。
この対戦を終え、私とルセロさんが入れ代わり、陣営もy.nakanoさんがドイツ軍、ルセロさんがベルギー軍としてゲームを開始しました。
ルセロさんは予想通りにベルギー軍の9-2に火点を築かせます。ドイツ軍はこの阻止に全く考えが及ばなかったようで、スルーしてしまいます。これはドイツ軍はマズイなぁーと思っていたら、ベルギー軍のキラースタックは全く活躍しません。
しかし、上手い具合に寄せて行って、ドイツ軍戦線の一方を崩します。そこをこじ開けて浸透。ドイツ軍が対応に陣形を変えるところを射撃して、総崩れへと追い込みました。この辺りの寄せは見事でした。
逆に、y.nakanoさんはASLを覚えた者の通過点。我慢し過ぎて撃ち遅れています。
ASLを覚えた当初は、すぐに撃ってしまい本命を逃がす結果になります。そこで我慢を覚えるのですが、今度は我慢をし過ぎて撃ち遅れてしまうのです。これを過ぎれば、ちょうどいいタイミングを覚えられます。この「撃つのが早い」と「撃つのが遅い」は、微妙なバランスで私自身も行ったり来たりを繰り返しています。
さて、写真を撮り忘れたのですが、ハガキの『アラスの反撃』も3回ほど対戦しました。
到着早々に、以前から興味津々だった山崎さんと観戦の奥津さんにインストで軽く。
それから、昼メシついでに顔を出したSAMさんを誘い2回戦。SAMさんとは久しぶりの対戦で、「ええで、ええでぇ」「ヨシ行ったれや!」そして「やっぱ、ダメじゃん」のSAM節にすっかり引きずられ。私も「オラ!逝ってヨシ!」「だべだべぇ」などと騒いでいました。
周りの猿の皆さんには迷惑だったでしょうが、気の合う人間との対戦は楽しいモノです。
私は真面目に仕事でしたが、日曜日も盛況だったと風の頼りで聞こえています。対戦だけでなく、多くのウォーゲーマーの皆さんとも交流ができ、大変有意義な時間でした。飲みには付き合えませんでしたが、それでも大満足でした。
猿遊会を主催したたかさわさんに、この場を借り感謝を申し上げておきます。ありがとうございました。
『10ターン終了時(1942年11/12月)』
ドイツ軍は戦線の整理を行い部隊を捻出し、A軍集団の救出作戦を決行。血みどろの撤退作戦の後に、包囲に陥っていた装甲軍団の脱出に成功させる!敵ながら天晴れであります!!
ソ連軍はドイツ軍が救出作戦に兵力を取られている隙を突き、兵力の薄くなった地点で攻勢。
クルスク~ハリコフ、それにヴェルキエ・ルキを目指し、赤いスチームローラーが押し寄せている。
『11ターン終了時(1943年1/2月)』 3591
ドイツ軍は壮絶な消耗戦の結果、この時点で歩兵が壊滅状態になる。残された部隊を全面的に後退させる。
ソ連軍は補充が有り余っており、それから生み出されるスチームローラーは凶悪だ。
ブリンヤンスク周囲には、ドイツ軍の戦線すらなくなってしまう。
『12ターン終了時(1943年3/4月)』
ドイツ軍は、一部の足止め部隊を残し、一気に戦線を後退させる。これにより、泥濘の悪天候により
も手伝って、ソ連軍との距離が取れたため、一呼吸を置くことができた。
次からはドニエプル要塞地帯での、激戦になるのだ。
『13ターン終了時(1943年5/6月)』
ドイツ軍はソ連軍の先遣隊に反撃を決行。これを壊滅へと追い込み、クルスク前面まで到達する。
ソ連軍は河川に沿ったドイツ軍の戦線に悪戦苦闘。次々に各所で撃退させる。
『14ターン終了時(1943年7/8月)』
前ターンに大損害を受けたソ連軍は、このままドイツ軍の業火で焼かれるかと危惧していた。
ところが、砲兵とシュトゥルモビクの集中投入により、ドニエプル要塞を突破。北部では依然としてリガのドイツ軍が健闘中と言えど、これにより、戦線の破綻したドイツ軍に打つ手はなくなったと言っていい。
『15ターン終了時(1943年9/10月)』
ふむ。どこかで写真を撮るターンを忘れていたらしい。記憶では、この時点は16ターンだったように思う。
ドイツ軍の戦線は完全に破綻してしまった。ミンスクは陥落、キエフは無血占領。ルーマニア前面でも、戦線は完全に崩壊してしまい、オデッサは孤立寸前だ。
ここに到って、1943年末でのサドンデス条件をドイツ軍は満たせないのは確実になった。
今回は勝たせてもらったのだが、SAMさんの根性には恐れ入った。
どんなに苦しくなっても、決して弱音を吐かずにベストを尽くす姿は、これぞ漢だった。
また機会があれば対戦をお願いします。
何度やっても、独ソ戦キャーペーンをテーマにしているゲームの中で、最も完成度の高いゲームであると確信できます。CMJのライセンスした決断に喝采を贈りたい!
『5ターン終了時(1942年1/2月)』
天候は降雪。
ドイツ軍はこれ以上の損害を抑えるため撤収を行った。ソ連軍も続くターンでの天候が回復することを考え、深追いは止めておいた。ドイツ軍の放棄したスタリノの占領のみが戦果になる。全戦線的に2線を引いていた。
まあ小康状態だ。
『6ターン終了時(1942年3/4月)』
天候は完全に回復しないものの降雪はなくなった。
ドイツ軍は「オレのターン!」の如く攻勢に転じる。矢印は実際に攻撃を行った地点を示している。
戦闘の焦点はスタリノとモスクワ前面だ。第3次スタリノ戦で、ドイツ軍が再占領。市街は廃墟と化している。モスクワ前面では北方の部隊も持ち込んで攻勢。北方はレニングラード周辺のソ連軍が、あまりにも「カッチカチやでぇ」なので諦めたのだ。戦力が集中した分、モスクワへと急接近する。
ソ連軍は耐えるのみ。兵員の溶鉱炉へ、どちらが多く注ぎ込んだかで決まる勝負なのだ。
『7ターン終了時(1942年5/6月)』
何でピンボケが続くかなぁー。
天候が安定したため、ドイツ軍の猛攻は続く。スタリノを陥落させたA軍集団は、ロストフへも強襲。占領に成功する。B軍集団は第3次ハリコフ戦で、ほぼ市街を手中に入れる。中央軍集団はモスクワへ接近。東部戦線の溶鉱炉は沸騰している。
ソ連軍はロストフより先への前進を阻止するため、ドネツ河に沿って精鋭部隊を並べた。
このゲームシステムで、「並べる」という戦術が有効か少々悩んだ。並んだ中央を突破し。そこから抉じ開けることができるのだ。ソ連軍は、ドネツ、ハリコフ、そしてモスクワの各戦線を、全て守ることはできない。ここは油田のある南方への進出を阻止すべく、兵力を配した。ハリコフを突破されても、後方のドン河で止められる。モスクワを占領してもそれまでだ。それらを天秤にかけたのだ。
『8ターン終了時(1942年7/8月)』
ドイツ軍はA軍集団とB軍集団の装甲軍団を集結させ、ハリコフ付近から前進に成功。巨大な突破口を、ソ連軍の戦線に開けるのに成功する。
ソ連軍はドイツ軍の先遣隊へ反撃を敢行。撃退に成功する。しかし、反撃に兵力を取られ、ハリコフ周辺の戦線が弱体になったため、ロストフ付近から転出させた。ソ連軍もギリギリなのだ。
モスクワ周辺はソ連軍の増援が間に合ったのと、ドイツ軍が空軍をハリコフ周囲へと投入したため安定した。
『9ターン終了時(1942年9/10月)』
ドイツ軍は、ソ連軍がロストフ周辺から兵力を引き抜いたのを見て、A軍集団で攻撃を行わせる。すると突破に成功し、ついにドネツ河を越える。B軍集団は、その攻勢の援護に回り周囲のソ連軍を叩きまわる。
ソ連軍は、この危急な事態に今回も反撃で対応。ロストフを防衛していたドイツ歩兵を壊滅!させ、一気にロストフの奪還に成功する。これにより、A軍集団の主力である装甲軍団が包囲へと陥る!
史実のスターリングラード包囲戦か!!
壮絶な殴り合いは、気を抜ける隙もない。
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S | M | T | W | T | F | S |
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