8ターン8ターンの布陣上の図がカルタゴ、ローマの増援を終えた時点だ。
7ターンで間違いがあった。ハンニバルは6CUでなく、10CUだったのだ。キャンペーンカードでスペインの兵力と合流したのを忘れていた。
カルタゴが、ハンニバルへ全力で兵力を集中させたのが精一杯なのに対し、ローマはアフリカヌス、ローマ本陣、そしてシチリアへ6と7CUの打撃部隊を維持できている。この動員力は圧倒的だ。
8ターンカルタゴ手札悪くない。・・・そうか、再度のイタリア侵攻しろって言うのか。では、その理由を解説しよう。
「現地のガイド」は山越えのリスクを軽減するものだ。これでハンニバルの泣き処であるアルプス越えで損害を減らせる。「オラはローマが敵だっぺよ(千葉弁の意訳)」はイタリアでの行動で大きな影響をもたらす。「アドリア海賊」は3CUをイタリア南部の港湾へ送るんだけど。僅か3CUだしなー。「セルチベリア反乱」は自分の支配を崩されないから嬉しい。「カルタゴの攻城兵器」も使えないんじゃないかなー。今更ハンニバルが攻囲をするとは思えないし。でも3OPカードだからいいけど。「マイナー・キャンペーン」は2人の将軍を一辺に動かすことはなかろうが、それでも3OPカードだからねぇ。「疫病」をアフリカヌスにお見舞いするかな。ウヒヒ。
こうして見ると、かなーりいい手札とも言える。
ここからは手番ごとに詳しく進めます。みんな付いて来てね。
『ハンニバル再度アルプスを越える』カルタゴ 1stアクションハンニバルは「現地の案内人」を先頭に再度アルプスを越える。アルプス越えの損耗は-2DRMされるが、出目は“6”。損害は2だった。それにしても6かよ。
ローマ 1stアクションアフリカヌスは「敵対的な部族」でボリへ進出。現地のカルタゴに友好な部族を攻囲。DR2で効果は無かったが、ハンニバルを挑発する。
カルタゴ 2ndアクションここでハンニバルはアフリカヌスの陣地へ「疫病」をお見舞い。損耗を強いるが、出目に恵まれ1CUを失っただけだった。
ローマ 2ndアクションアフリカヌスは損耗も無視して「敵対的な部族」を使って攻囲を継続。その攻囲ポイントを2まで上げる。あっれー?出目は5なんだけど、2回適用してるなぁ。アフリカヌスの特殊能力を勘違いしたのかなぁ。
カルタゴ 3rdアクション友好部族の危機にハンニバルは出撃を決意!
「海上の嵐」を使ってボリのアフリカヌスと決戦を挑んだのだ!!
『第二次ボリ会戦』ハンニバルのBC14枚、アフリカヌスのBC15枚とほぼ互角の戦いである。
ハンニバルのBCは上の図になる。
うーん、バランスは取れていないため、防御に向かない。左翼突撃が1枚しかないのは心細い。しかし右翼突撃が4枚あるため、主導権次第では決して不利とは言えまい。
ハンニバルは豊富な右翼に突撃を命じる。それをアフリカヌスは軽く受け流す。主導権のDR4、ギリギリでアフリカヌスが攻撃権を得る。
アフリカヌスは探りを入れてくる。ハンニバルもそれを受け流す。ふむふむ、両方とも同じ種類のBCがあるのだな。主導権のDRは1で、ハンニバルは確実に攻撃権を得る。
ハンニバルはまたもや右翼を突撃。それをアフリカヌスは受けとめる。主導権のDR2、アフリカヌスが攻撃権をもぎ取る。
アフリカヌスはまたもや探り。ハンニバルもそれを受け流す。しかし主導権のDRは6で、ハンニバルは攻撃権を得られなかった。
当然アフリカヌスは探り。ハンニバルは最後の探りで対抗!主導権のDRは1で、ハンニバルが攻撃権を獲得。
ああ、画像がない!ハンニバルが右翼の突撃を命じると、アフリカヌスは予備で対抗する。遂に右翼突撃が切れたのだ!しかし主導権のDRは1で、アフリカヌスは攻撃権を奪う!
そしてアフリカヌスは探りを出すと、ハンニバルは対抗手段がなく、この会戦の敗北が決まってしまった。探りはハンニバルの特殊能力を発揮できるカードであるが、探りは他から変えようがないのだ。
7つのラウンド数で損害はハンニバルが1、アフリカヌスが2。そして退却での損害は2とハンニバルは合計3のCUを失って退却。
ここで勝っていれば、かなりの優位を得られていたが、敗れては仕方が無い。それでも大きな損害を喰らわなかったのが救いか。
ローマ 3rdアクションここから少々図を省略します。動きがないんですもの。
ハンニバルを撃退したアフリカヌスは「野営地のスパイ」を使って攻囲を続ける。そして長きに亘ってローマに抵抗して来たボリを焼き払う。
カルタゴ 4thアクション ローマ 4thアクションカルタゴは「カルタゴの攻城兵器」でスペインとアフリカの空いたエリアへPCを置いた。図は省略しますね。離れ離れの地点なんで、あまり分からないんです。
うーん、これじゃなかったかなぁ。だって、スペインやアフリカの奥地なんか、ローマが1つくらいPCを置いても、脅威にならなかったモンなぁ。
今頃上のようなことを考えていたら、ローマも「カプアがカルタゴ側につく」で空いたエリアにPCを置いてました。これもイタリア南部とシチリアでしたから、それほど危険では有りませんでした。まあこんなモンなんでしょうね。
カルタゴ 5thアクション ローマ 5thアクションカルタゴは「セルチベリア反乱」で1CUを買う。僅かでも、無いよりマシだ。
すると、ローマは「同盟国の増援」でサムニウムから兵力を動員。アフリカヌスを強化する。
カード・ドリブン・システムのゲームをやっていると、両陣営とも同じことをすることがある。今回もそうだ。
カルタゴ 6thアクションハンニバルはアフリカヌスの強化とボリの陥落を見て、ガリア・キサルピナからの撤収を決意。3度目のアルプス越えを行った。アルプス越えの損耗はDR1でナシ。良かったんでしょうね、多分。
ローマ 6thアクションローマは「フィリップⅤ」でパウルスをイタリア本土へと移動。でも、イベントで使うべきだったと思う。マケドニアの同盟を終わらせ、カルタゴの海上移動を危険にし、カルタゴのカードを1枚失わせることが出来たからだ。多分、忘れてたんでしょうね。
カルタゴ 7thアクション ローマ 7thアクションこのアクションと次のアクションも図は省きます。動きがありませんでしてね。後でまとめて解説します。
カルタゴは「オラはローマが敵だべ」でハンニバルの進駐しているマッシリアにPCを置けば、ローマは「奴隷から徴集」で同じ地域にPCを置いた。
カルタゴ 8thアクション ローマ 8thアクションカルタゴは「マイナー・キャンペーン」でハンニバルのCUを増やせば、ローマは「外交」でアプリアのカルタゴ港湾PCを裏返す。これでアプリアに残る2個のカルタゴPCは補給切れで除去だ。
カルタゴ 9thアクション ローマ 9thアクションカルタゴは「アドリア海賊」でハンニバルを増強。CUは8まで回復する。ローマはさらにマッシリアでPCを置きまくりですわ、奥様。
8ターン終了時点前半の決戦を終えたら、小康状態だった。
イタリア南部に2個空きスペースがありますね。これが補給切れで除去されたカルタゴPCの跡。ナムナム。
ハンニバルとアフリカヌスのライバル同士がアルプスを挟んで対峙している。
地域の支配はカルタゴ9、ローマは9。完全に追い付かれてしまった。
さあ、この状態で最終ターンを迎えるのだ。
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