歳を取るのはステキな事だ。
綺麗な物を素直に綺麗と言えるよいにもなり、それを愛でる術も知った。何より、素晴らしい仲間に恵まれたのは、人生の宝物と言っていい。
ミドルアースの会場へと向かう道すがらは、小さな桜の名所になっている。桜に負けぬように梅も咲き乱れている。途中のコンビニでポン酒を一杯引っかけ、早朝の街中を花見気分でそぞろ歩くのは、この時期にミドルアースへ行く際の役得だ。
この日のミドルアースは地下の工作室。電気式の窯に、ろくろが置かれている。机は工作用のなので、普通のモノより大きいし、作りがしっかりので、ウォーゲームをする上で便利。しかし重量があるのと、動かすことを想定していないため据置状態。だから、部屋は広い割りに対戦数は稼げない。まあ参加人数が10名ちょっとだったので、全く問題はありませんでしたが。
私は最近お気に入りのCMJ『大祖国戦争』を、SAMさんを相手に一日がかりでやってました。
その他はCMJ『シチリア侵攻作戦』 、CMJ『RED TYHOON』×2、そして『CONFLICT OF HEROES』。これらの写真は、代表の<麿>さんは所用で会場を後にしたので、代わりに龍虎さんが撮っていましたので、そちらの報告を待ちましょう。
『開戦』
写真がセットアップを終えた時点だ。
大きいモノもアップしておこう。
陣営はSAMさんが枢軸軍(後ではドイツ軍のみとも呼んでいるのでご理解を)を担当、私がロシア軍を担当した。はっきり言っておこう。このろ紙軍のセットアップは相当に練った。皆さんも枢軸軍を担当したら、どのように対応するか考えてもらいたい。
『1ターン終了時(1941年5/6月)』
こちらの写真が1ターンを終了した時点だ。ピンボケなので大きいのはパスだ。
SAMさんは私の予想に反した突破方針を示した。こう言った予期しないことがあるので、対戦はやるモンだ。
中央(軍集団)はミンスクは陥落させる。北方はバルト軍管区の部隊を壊滅まで持って来れなかった。私の予想外の行動は南方。こちらに空軍を投入し、キエフ軍管区のユニットを蹴散らした。ただし、私が予定していた部隊は生き残っている。枢軸軍の決断が成功したのはルーマニア方面。オデッサ前面の精鋭6-4歩兵を壊滅させ、オデッサまで陥落させた。さらに、周囲の騎兵も壊滅させる。枢軸側の損害がなくてだ。むふ、やるもんだ。
ロシア軍は先に触れている通り、中央でバルトの生き残りとモスクワからの4個で、ドビナ河とドニエプル河の上流で戦線を構築した。ここに一旦戦線を張らないと、枢軸軍の前進が危険水域を越えてしまうのだ。さらにレニングラード戦線の外周と言っていい地域で戦線を構築している。南方はキエフ~ドニエプルペトロフスクのドニエプル河に沿って戦線を構築した。前線で離脱しきれないユニットは、枢軸軍の前進を阻むためキエフの前面に「捨てがまり」となる。
『2ターン終了時(1941年7/8月)』
枢軸軍枢軸軍の前進は、まあいつも通り。
前衛のロシア軍を蹴散らして、中央はヴェルキエ・ルキ~ブリヤンスクのラインまで前進。北方は強化されているリガを包囲に留め前進する。しかし歩兵がついてこないのも、いつもの通り。南方は、今回も私の予定を裏切ってくれた。「捨てがまり」のおかげで、キエフからその南部のドニエプル河へと取り着くのが精一杯と思っていたのだ。それを鉄道移動とルーマニア軍のと突進により、ドニエプルペトロフスクを強襲し、陥落させたのだ。やるぜ、SAMさん!
ロシア軍は、まずレニングラード戦線を強化。毎回、陥落しているレニングラードを、今回は守り切るのだ。モスクワ周囲は大増援により強化。さっさとスターリンは疎開させる。これでモスクワ占領+スターリンの除去によるサドンデスがなくなるため、枢軸軍がこちらへ攻勢を指向させることは皆無に近い。南方はキエフ周辺から撤収させた部隊で戦線を構築する。弱体だが「今はこれが精一杯」。その他にキエフとハリコフの工場を疎開させた。
『3ターン終了時(1941年9/10月)』
毎回天候の悪化に泣いているSAM・枢軸軍だが、今回はついている。DR(さいの目@十面体)で1が出たのだ。
枢軸軍は攻勢を継続。スタリノ、クルスクと占領に成功する。ハリコフは強襲を行ったが、ロシア軍の抵抗が強く、陥落までは行かなかった。レニングラード戦線でも前面のルガ河戦線を突破。中央では歩兵の追従を待った。写真では攻撃を行った地点のみを矢印で示した。
ロシア軍はレニングラード戦線で徹底抗戦。河川を使った防御はできないが、強固なスタックを築いて枢軸軍の接近を許さない構えを取っている。モスクワは、実はちょっと心配だった。強力な枢軸軍が接近しているんですもの。それでもスタックを固めておいた。
南方は部隊を得ているが、失ったモノも多いので、強固な戦線は構築できない。それでも河川に沿った戦線で抵抗あるのみだ。次の悪天候は見えているので、11月さえ耐えればいいのだ。市街戦が続いているハリコフには、部隊を送り込んで強化した。粘るのだ。
『4ターン終了時(1941年11/12月)』
天候は泥濘/降雪。ふう、ロシア軍は何とか一息ついた。
枢軸軍は「冬籠り」を大胆に行わなかった。通常なら、降雪のターンは都市に隣接していないと戦力が半減するため、自軍の占領している都市周辺へと撤収をするのだ。あら、ちょっとこちらの勘違いか。前線の都市を占領していたため、それに拠って戦線の維持を狙ったのだ。
ソ連軍(やっぱりこちらの方が似合うっす)は全面的に冬季攻勢へ出た。
接敵可能なスタリノ、ハリコフ、そしてブリヤンクスで攻撃を行い、戦果を得た。何せ、DR0を連発したのだ。一気にDE(除去)は辛い。その他では前進を行っている。
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