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2010-03-23 15:21

ただ敗北だけでなく』序盤

『教壇の朝鮮戦争』

たかさわさんの写真を流用させてもらいました。
教壇での雰囲気が、大変良く出ているからです。
私もこのような写真を撮りたかったのですが、誰かに頼むこととなり、気が引けたので断念しました。携帯ですしねぇ。
やっぱりデジカメの写りはキレイだなぁ。
写真は北朝鮮軍の移動を終えて、韓国軍の移動で悪戦苦闘している私です。
あら、こんなに痩せてたのね。体重的には、痩せ気味程度なんですが。
正式名称は『THE KOREAN WAR』なんですが、どうしても昔ながらの『朝鮮戦争』と呼んでしまいます。
千葉会のブログでは、出来るだけ正式名称に拘って、ルールブックやボックスの表記を使うようにしています。
しかし『THE KOREAN WAR』では気分が出ないので、『朝鮮戦争』と表記します。
さて、ここで『朝鮮戦争』を熱く語ります。
このゲームは、今は無きレックカンパニーが生み出した傑作です。
発売されて間もなく、販売を中止された悲運のウォーゲームでもあります。いや、最も悲劇のウォーゲームと言っていい。
この不運は、後のウォーゲームの暗くなる将来を、暗示していた。
ユニット数は少なく、ルールもオーソドックス。
展開は、マップの上から下まで、絶え間無い動きを見せます。私はこの『朝鮮戦争』を再販したサンセットの勇気に敬意を表したい。そして、再販10年を迎えてもなお、未だにサンセットで在庫がある事に、ウォーゲーム業界の不条理を感じずにはおられないのだ。

ルールの解説もしておきます。
手順は、移動⇒戦闘⇒戦車移動(北朝鮮のみ)を両軍が繰り返すだけ。
普通の作戦級で、ZOC進入停止の、メイアタック(隣接しても攻撃する必要はない。逆に攻撃する必要があるものはマストアタック)。
厄介なのは、細かくて重要なルールがあること。個人的には多いと思っている。いくつか挙げてみよう。
・北朝鮮軍だけが持っている戦車連隊は、国連軍の序盤の主力である韓国軍のZOCをすり抜けられ(河川を越える場合は引っかかる)、戦車移動の際に韓国軍ユニットへ突入できる。
・北朝鮮軍の師団を展開&統合できる(統合は金日成ラインの北では不可)。
・戦略移動で2移動力追加できるが、敵ユニットから2ヘクス離れること(空軍や海軍の妨害も含む)。敵占領の都市にも入れない。
・北朝鮮軍に特殊大隊があって、それは指定の都市にいれば、12ヘクス以内の沿岸に上陸でき(敵ZOCは不可)、それが海岸(砂浜)なら2移動力を使える。
・北朝鮮軍は決まった期間までに、主力を金日成ラインを越えて南下させる必要がある。
・北朝鮮軍の完全戦力師団は、マンセー突撃を行え攻撃戦力を倍にできる。
・北朝鮮軍は占領した都市から徴兵して、補充兵を受け取れる。
・国連軍の空軍が出てきて、移動妨害・戦闘支援・絨毯爆撃を行える。移動妨害では北朝鮮軍のユニットをステップロスさせられる。
・国連軍は9ターン以降に上陸侵攻ができる。それが行われると北朝鮮軍は撤退を宣言し、金日成ラインの北へ移動可能となる。
・1ターンに北朝鮮軍に攻撃義務と移動制限がある。
・勝利条件も結構大変。北朝鮮軍が8ターンまでに、オレンジの都市を全て占領する。逆にオレンジの都市全てを国連軍が10ターン以降に占領していれば。そして釜山最終防御ラインを北朝鮮軍が突破する。その時点でサドンデス勝利となる。最終ターンに、ソウルを占領していて補給状態の自軍戦力が35以上あれば北朝鮮軍、補給状態の北朝鮮軍戦力が10以下なら国連軍、とそれぞれの陣営が勝利する。
これにより、国連軍はある程度踏み止まる必要があり、北朝鮮軍は損害を受けると分かっていても前進を急ぐ必要があります。そして史実における仁川上陸(上陸場所は4ヶ所から選ぶ)を行い、北朝鮮軍の主力の壊滅を目指すこととなります。
ね、結構多いでしょう。
でも、気にせずやってみるべきですよ。一回目で完璧に出来るなんて有り得ませんから。
何度もやって、そのルールにどのような意味があるかを見出して行くのも、ウォーゲームの魅力でありますから。



 

『準備完了』

こちらの写真がゲームの準備を終えたところになります。
本当は縦に写した方が、気分が出るんですけどね。ブログの関係で横になります。
今回は珍しいことがありまして。
一旦、別の机に広げたものの、引越しの必要が出たんです。
そこで、ユニットをマップの上に並べたまま、四隅を引っ張って移しました。
見るからに、危険が危なく、余人には真似出来ない技でした。引越し先はこちらの教壇。
ギリギリでフルマップを広げられ、余分なスペースはありません。でも、ウォーゲームが出来れば、今日も幸せ。


相手がDASRAICHさんなら、言う事なし。ちょっと重たい相手だけど。
陣営は、私が韓国・アメリカ軍の国連軍、DASRAICHさんが北朝鮮軍でした。というより、私に北朝鮮軍をやらしてくれる方は滅多にいません。
それに対戦数も実は多くありません。10回程度でしょうか。
プランサンセットに研究記事を書いておいて、こんな事を言うのは如何なものかと思いますけどね。
ASLの数百回、パスグロの50回近くから比べると、多くありませんし。
『SHIFTING SANDS』やPGGのように、短期間に集中もしていません。
それでも対戦相手が恵まれていて。
DASRAICHさんの重さは皆さんご承知の通り。他には、エポック版のプロデューサーやその盟友。
何より、自称”エース”さんは外せない。
まあ、余談のはみ出しに付き合ってくださいな。
10年前にサンセットから『朝鮮戦争』の再販を知って、少し感動したんですよ。
だって、当時はもっとウォーゲーム全体が落ち込んでいて、商売的に採算は見込めず、以前の危うい懸念もありました。そこで早々に予約して、入手しましてね。ユニットを切ってルールを読んだところで。
その頃、ウチの奥さんが近所の韓国の奥さんと仲良くて。
私も一緒に飲んでいたから、どうにも『朝鮮戦争』をやる気分にならなかったんです。
そんな時期に、自称”エース”さんが関東にやって来て。
『朝鮮戦争』を熱く語って、ちょっと対戦を実際にやったり見学したり。それから、「これからも『朝鮮戦争』は対戦する機会があるかも知れない」と思い。並べてアレコレ考え始めたんです。
それから幾度か対戦をこなして、考えを纏めることができ。たまたま、関東に来た古角さんを相手にも『朝鮮戦争』をやりまして。ちょっと教えたら喜んでくれ、その勢いでプランサンセットに書いてくれ、と言われまして。
だから、自称”エース”さんがいなかったら、私の朝鮮戦争』は今でも埃を被っていただろう。
ちなみに、一度だけ実現した自称”エース”さんとの対戦は、サドンデスの敗北。思い出しても悔しくて。いつかはリベンジできるかと、そう思えば楽しくて苦笑いが止まりません。今度は負けねえぞ。

 


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