私は、このブログをご覧になって貰っていると分かるとおり、多くのゲームに手を出しています。
そして思うのが「ASLはいいなあ」という事です。ウォーゲームとして完成度が違います。
囲碁や将棋では熟練した人間には、素人が絶対に同じ条件では勝つ事ができません。ところが、ASLではDRによりけりで勝ててしまうのです。
しかし、多くの対戦数を重ねて行くと、熟練した人間の勝率が高くなっていくのです。
色々のゲームをやっていると、基本的な戦術は同じなんですよ。
例えば、敵軍を包囲したり、なるべく効果が出る攻撃をかける、とか。しかし、ゲームによって独特なテクニックがあります。
それらを把握するためにはルールを読み込んで、実際にユニットを動かさなければなりません。
それはゲームごとに違うため、繰り返す必要があるのです。そして、その努力が報われるとは決まっていません。
それらの手間を考えると、ASLはいいなあ、と思うのです。
『3ターンのドイツ軍』 ドイツ軍は全軍の渡河を命じました。ここでは写真とVASLの再現図を並べて解説します。
火点となる“A”建物の2階へMMG×2を上げています。最強のMr.9-2もHMGとともに前進しています。
“B”建物の白兵戦は何時終わるのかも知れません。何故か、ここのソ連軍4-4-7分隊が頑張って、ドイツ軍の兵力を拘束しているのです。
ソ連軍は混乱した4-4-7分隊がこのターン頭で回復し、右翼の兵力が3個分隊となりました。
死守の構えをしている“C”建物で混乱している分隊がありますね。
これはドイツ軍からの4火力+1DRMを受けたのです。低い火力だったため、何て事ないと思っていたので、アラアラでした。
ここでソ連軍の狙撃兵がこのヘクスに置かれている理由を説明しましょう。
ソ連軍の狙撃兵は20マップにドイツ軍が入らなければ、動く事はありません。私はドイツ軍が前進する過程で、この周辺を進撃路にすると読んでいました。
そしてドイツ軍の前進する先頭には、優秀な指揮官が配備されているとも。
その指揮官を狙っての狙撃兵を配置でした。
『3ターンのソ連軍』ソ連軍は20マップに入ってから勝負だと、心の中で呟いていました。
ですから、交戦を避けて後退・・・、したハズだったんですけど。
混乱しているユニットが、2個ほどいますね。あらら、雑な移動をしてしまいましたかね。
記憶では、ドイツ軍にDRが傾いて、低い火力でも効果がある時間帯があったのです。それが多分、この辺りであり、ソ連軍に損害が出たのです。
それとソ連軍の左翼から、大回りをして右翼へ向かっている部隊が、写真の隅に写っています。
『4ターンのドイツ軍』 ソ連軍の後退に釣られるように、ドイツ軍も前進を行います。
先遣隊は、ソ連軍と隣接する事となっています。ソ連軍の一部も捕虜になっています。これは私のミスなんでしょうね。退路を確保すべきだったんですけど。
それと火種が起きています。これは民兵が火炎瓶を使って、その影響です。
ドイツ軍も撃退できていますから、ソ連軍としては御の字でした。下手をすると、火炎瓶を使った方が混乱してしまいますから。
そして20マップへも突入。ソ連軍の狙撃兵が動き出します。
ここで完全にロックアップが終わり、腕を取り合いから、関節技の攻防へ移っているのです。プロレス的な表現では(だから、分かねえって)。
『4ターンのソ連軍』 ソ連軍にまた試練が起きています。
ダッシュで建物間の道路を越えようとした分隊が、戦意(DISRUPT)を喪失してしまったのです。それに長引いていた白兵戦も、順当にドイツ軍の勝ちで終了。
これで右翼に配備されていた4-4-7分隊は、ほとんど姿を消してしまったのでした。
ソ連軍の予定通りに、火種の燃え広がり火災へなっています。しかし、燃え広がり自体は遅いのでした。肝心な地点では、ドイツ軍の消火活動が効いて、燃え広がる気配はありませんし。
ソ連軍にとって救いは、大回りしていた部隊が、後方ながら到着したことです。
これで大崩壊は無くなったのです。
ソ連軍は“A”建物を強化すると同時に、一部の兵力を後退させています。
これは防御戦闘では、引き際が難しいのです。そこで一部を先に下がらせて、準備を行わせているのです。
ちなみに、“A”建物でLMGが見えますね。これは混乱しているLMG3-3-7なのですが、1ターン混乱してから復活しないのです。ASLをやっていると、こう言う「起きない子」が一人くらい出るものなんです。不思議ですが。
[1回]
PR