WaW『RACE TO THE REICHSTNG BERLIN 1945』
こちらは軍神殿とはねはねさんが対戦していた
『RACE TO THE REICHSTNG BERLIN 1945』。
簡単に説明すれば、
『RATTLE FOR GERMANY』のベルリン版。一方がソ連軍のジューコフとコーネフを担当。
本当であれば、指揮官の名前だけでなく、○○方面軍と部隊名もあるのですが、ちょっと不明です。調べるのもメンドイですから。
最近のウォーゲーム事情を考慮して、ユニットもヘクスも大きめ。戦力も少なめです。はら、戦力が多かった計算大変でしょ。
さて、説明の続き。
片一方がジューコフになって指揮下のソ連軍部隊とコーネフに立ち塞がるドイツ軍を動かすと、もう片一方がコーネフで指揮下のソ連軍部隊とジューコフに対抗するドイツ軍を動かす、と。それでソ連軍がベルリンの中央部にある国会議事堂を目指すのです。
写真は軍神殿の説明を聞くはねはねさん。
ウォーゲーム無手勝流のはねはねさんですから、聞いただけで、早速勝負できてしまえます。なかなか変わったところがあって、ドイツ軍にFlackタワーや“?”表示の部隊がありまして。
Flakタワーは当時ベルリンやウィーンにあった、対空…。タワーとしか言いようがないなぁ。巨大な四角形の建築物で、各方向の上部に有名な88mm砲や四連の20mm機関砲、それに128mm砲まで据付けられていたのです。それがこのゲームでも登場し、周辺のドイツ軍に防御力を加えられます。あれ?戦力が倍にあんるんだっけか?まあいいや、そんなものです。
“?”表示の部隊は、戦闘が行われる際に裏返して「何が出るかな?」と。パンツァー・ファストを持つ国民擲弾兵とか、重戦車大隊とかあるのですね。
で、このゲームで面白いのが、STAVKAへ直訴できるのと、ソ連軍にモラルがあること。それにブラディな戦闘結果。まず、STAVKAへの直訴は、VPを犠牲にして航空支援や砲撃、部隊の再編成を受けられます。その直訴ポイントも出来るポイント総数が、両指揮官合計で決まっており、ジューコフが沢山使ってしまうと、コーネフはその分差し引かれただけしか直訴できなくなります。
モラルはですね。この頃のソ連軍は、もう損害を出したくなかったんですよ。えっ、いつもでしたか。知りませんでした。
とにかく、ソ連軍が損害を出し過ぎると、ターンの頭にモラルが崩壊してしまい、直訴のポイントが倍掛かるようになってしまうのです。それがブラディな戦闘結果により、続々ソ連軍が壊滅してしまうので、一気にモラル崩壊。それで攻勢も頓挫、と。
こちらがコーネフ側からの写真。
赤いのがジューコフさんの部隊。黄土色がコーネフさんの部隊。黒いのがドイツ軍の一般部隊。ちゃんと最初から戦力が判明してます。白いのがFlakタワーと“?”表示の部隊。おっ、Flakタワーにはちゃんとタワーの絵が書かれていますね。
多分、この写真で3ターン目ぐらいかな。ドイツ軍の配置は、もっと外周にあったハズでしたから。そこから撤収して都市部で抵抗を目論んでいるんですね。
都市での戦闘ではブラディな戦闘結果になり、それ以外の地形ではそれ程の損害は出ないようになっています。
さて、この対戦では最終の8ターンに国会議事堂をソ連軍が占領できませんでして。ジューコフさんもコーネフさんも負けてしまいました、とさ。
MustAttackに書かれたはねはねさんの日記では「楽しいバカゲー」と認定されたそうですが、私の聞き及んだところでは、事前に計画を立てて地道に損害を減らすシビアなゲーム、らしいのですが。
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