コマンドマガジン『KOREA’95』
千葉会の2月18日に対戦された
『KOREA’95』のりプレイをアップします。これらの写真はコマンドマガジンのHPからの引用です。
では、ゲームの紹介から。
1995年に北朝鮮軍が、韓国へと侵攻するゲームです。
今考えると、SFに内容ですね。
それでも、このような近未来のウォーゲームは、幾度と無く発表されて来ました。
特に、日本で馴染みがあるのは、SPI『THE NEXT WAR』『5
th Crop』『7
th Crop』のセントラル・シリーズ。戦術級で『CITY FIGHT』などがあります。
一応、これらのゲームを対戦した経験はあり、それぞれに魅力はあります。しかし、ルール的に煮詰められてなく。プレイに対する障害が高いんですよねぇ。
さて、
『KOREA’95』です
ユニットの主力は師団になり、それに戦車旅団や空挺旅団、コマンド部隊などもあります。
写真は北朝鮮軍を配置しているかみさん。私は韓国軍・アメリカ軍を担当しています。
北朝鮮軍のユニットは明るい茶色で、赤いユニットは特殊部隊です。兵科的には特殊部隊は、コマンドと同じ表記で構わないのですが、北朝鮮軍の部隊をコマンドと呼ぶのは違和感があるため、特殊部隊とします。
韓国軍は青、コマンド部隊は緑がかった青。それにアメリカ軍はオリーブ・ドラブになります。
配置では韓国軍が多数あり、アメリカ軍は僅かに2個ほどです。そしてアメリカ軍は増援として、続々と登場してきます。これは『朝鮮戦争』と同じパターンですが、当時ほどに大規模ではありません。韓国軍が強力なので、そこまで投入せずとも、守れるという判断なのでしょう。
写真を見て分かるように、国境線・・・じゃないなぁ。DMZ=中立地帯との表現が適切ですね。
朝鮮戦争が停戦となった時点で、中立地帯=DMZを設定し、そのまま現在もこのラインが北朝鮮と韓国を隔てています。両軍ともに、このDMZを要塞地帯としており、このラインを跨ぐ攻撃は半減されます。
では、ゲームの手順から解説して行きましょう。
北朝鮮軍の移動⇒同戦闘⇒韓国軍の移動⇒同戦闘。
以上ですから、一般的な作戦級と思って間違いはありません。
特徴的なのはZOCがないこと。
そのため、敵軍に回り込まれないためには、ずらずらとユニットを並べる必要があります。
補給の概念はあり、大都市から続く道路から2ヘクス以内で補給下。そして「補給切れマーカー」がないため、移動や戦闘を行う時点で判定します。要は、他の地点の戦闘結果により、敵軍に囲まれたり、道路を封鎖される事により、補給の状態が変わってくるのです。
戦闘の解決は普通のオッズ方式。
それに戦闘に加わる部隊の種類によって、サイの目修正があります。地形は「戦闘結果表の違い」になります。
要は、1:1でも地形が荒地なら、その左の列。荒廃地なら、さらに左、と防御側に有利になるように、列がずれて行きます。
空軍の概念もあります。
韓国軍のみですが、ターン開始当初に空軍表でサイコロを振り、その出目により受け取る空軍戦力が違って来ます。ターンが進むほどに、受け取る空軍戦力は高くなる・・・んだったような。
空軍は戦闘に使って、戦闘力に加える事が可能ですし、他にも爆撃を行い、北朝鮮軍に損耗を強いる事もできます。この爆撃が強力で、投入できる空軍力は2までですが、サイの目が2以下なら、爆撃を喰らった北朝鮮軍は除去されてしまうのです。
韓国軍・アメリカ軍にはヘリコプター部隊もあり、戦闘に介入して、その戦力を加えられます。
ここまでは韓国軍・アメリカ軍の特徴だけになっていますね。何せ、私がそちらを担当したので、色濃く記憶しているのです。
北朝鮮軍の特徴的なのが、軍団司令部と特殊部隊が豊富なこと。
まず両軍には砲兵ユニットがあり、このユニットは戦闘に参加するユニットの、隣接するヘクスにあれば、戦闘に戦力を加える事が可能です。
北朝鮮軍には軍団司令部があり、これには砲兵としての機能があるだけでなく、スタック制限の緩和も行えます。
スタックは北朝鮮軍が2個師団+1個旅団。韓国軍が1個師団+1個旅団になっています。ところが、軍団がスタックしていると、4個まで可能となるのです。
この写真の右上に写っているのが、軍団司令部とスタックしているユニット群。マップには軍団司令部しか置きません。
特殊部隊は、DMZを地下トンネルで抜けて攻撃を行ったり、敵軍の後方へと上陸したり、空挺降下を行ったりします。
あら、あまりにも長文となりましたので、続きは別記事にしますね。
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