続いて、6月26日(日)のちはら会です。
在住の印西市からちはら会までは、千葉県をZ型に動くため、かなーり時間がかかるんです。それに愛用の成田線は1時間に2本しか電車がないので、ちょいと遅れ気味に家を出てしまうと、ドキドキなのです。何せ、いいお父さんしてますから、早朝に起き出しまして。炊事洗濯、それに朝飯の準備までしましたから、余計な時間を喰ってしまつたのです。
VallyGame『HANNIBAL』
それにしてもVallyGameをどうやって省略するモンかな。VGだとVictoryGameと区別が付かないしぃ。
まあ、余談はともかく。mitsuさんと『HANNIBAL』を対戦しました。私がローマ、mitsuさんがカルタゴを担当。
いやー、一言。こんなツイてない『HANNIBAL』は初めてですわ。
1ターンの手札と行動を覚えているんですが。3Ops「サルジニア・コルシカの反乱」で、これは自軍の支配を崩されないので(゜∀゜)イイとして。2Ops「ディプロマシー」も、使い勝手が(゜∀゜)イイ、と。しかし他には1Opsの、しかも使えないカードが5枚。戦闘カードとか、攻囲の解除とか。おかげで序盤のPCを置き合いでも、遅れを取ります。というか、ろくに置けねえや。
カルタゴは素早くスペインの係争地帯であった、インドルベタの支配を確立して、ハンニバルがイタリア侵攻へ赴きます。こちらは唯一の3Opsでファビウスを動員。ガリア・キサルピアでハンニバルに対抗させます。ローマは「ディプロマシー」で兵力の供給地であるバレンシア諸島を裏返し。すると、カルタゴは「シラクサ反乱」で同地を裏返しまして。同じ裏返しでも、影響が格段に違いやす。これで支配数はローマ:8vsカルタゴ:10。
このため1Opsでせっせと置いたPCの多くが消えてしまいました。
写真は1ターンを終えたところ。正直、「シラクサ反乱」を1ターンから使うのは、如何なものかと思ったんですよね。ハンニバルはキサルピアで拘束されていると、シチリアに駐在中のローマ部隊に狩られてオシマイ、かと。
2ターン、カードの運は持ち返します。3Opsは…。あれ?何だっけか?とにかく、イベントとして使えないモノでした。で、2Opsは2枚。これも(略)。残りは「部族の反乱」が2枚と、他に使えないモノ2枚。…全然持ち直してねえじゃん。ターンが始まり、シチリア駐在のコンスルがヴァロだったので、それでシラクサの攻略を行います。これが順調で2枚目で攻囲を2ポイントまで進めます。
すると、マゴがトンで来まして。戦闘カードは同数だったものの、あっさり敗退。貯めた攻囲ポイントは見事にパー(´・ω・`)。さらにハスドルバルがヴァロ狩りにトンで来て。そのまま壊滅してまいました。一応、抵抗は試みましたよ。迎撃して、ダメだったので1ラウンドで「ゴメンなさい。負けました」して戦力の消耗を抑えたり。唯一の3Opsカードでヴァロを逃がそうともしましたよ。それは「悪天候」で流されてしまいましてね。この頃から、写真を撮る気力が無くなりますた(´・ω・`)ショボーン。ついでに、マゴの海輸と同時にハンニバルと分かれたギスGOが南部に駆けてって。「タラントリウムの裏切り者」でルカニアを占領。
ハンニバルに2枚の「部族の反乱」をお見舞いしようかと思ったら、これがキサルピアでは使えない。ええ、使えない1Opsカードを2枚も抱えたのですわ。ははは( ̄∇ ̄;)。終わってみると、ローマ:7vsカルタゴ:11、と超劣勢みたいな。
3ターンにようやく3Opsが2枚来ましたけどね。この頃にはPCの脱落に追われてました。あっ、言っときますけど、イベントで使えるのは来ませんでしたよ(´・ω・`)。そうそう「フリップⅤ」と「ハンニバルがイタリアを魅了する」が来てましたっけ。嬉しいなあ、はっはっは。そんな感じでキャンペーンも終盤まで来ない。あれだけあるローマの増援も来たのは、アフリカヌスの来てから3枚。で、実際に使えたのはPCに追われて2枚だけ。戦闘カードが同等でも全く勝てない。3ターンが終わった時点で、シチリアがやられてローマ:6vsカルタゴ:12。多分、この時点が止め時だったと思われ。今考えるとですが。
4ターンには、一時的にローマが盛り返します。何せ、ヴァロ&ネロが何度も来ましたから。そうそうマルケロやフラミニウスも来てくれて、ハンニバルの封鎖をしてくれてましたっけ。
まあ、詳しくはmitsuさんがアップしてくれるでしょう。ローマに勝機があったのは7ターン。戦況的には、ローマが3負け(6対12)の状況でした。コンスルがマルケロスとファビウスで、それぞれ7~8戦力持ってました。ハンニバルは8戦力くらいだったので、戦闘カード数的には1負け程度。しかし、ハンニバルには退路が少なく、ここで戦死させられれば、形勢逆転が可能でした。というより、ここで戦死させられなければ、時間的に逆転は不可能なのでした。で、緒戦のマルケロスがあっさり敗退。この時点でローマの敗北は、ほぼ確定。でも、3ターンの時点で「無理じゃねえの?」と思ってましたから。今更、やめるのも主義に反するな、と。
で、最終ターンまで続けました。地域差が12とか付いたので、その穴埋めでカードを使ったため、何も出来ませんでしたっけ。それでちょうど最終ターンが終わった時点で、キレーに城塞都市以外のPCが無くなりまして。まあ、これはこれでスッキリした負け方だと。
敗因は、多分『ハンニバル』をやった事自体ではないかな?カードの偏りは、カード・ドリブンにはあるのでしょうが、度々は勘弁ですね。教訓としては、地域差が3より付いたら止め時。多分、逆転は無理。
サンセット『朝鮮戦争』
ハンニバルの敗戦で、しばらくまったりしまして。確か、『日露大戦』を少しイジったようなおぼろげな記憶もありますが、良く覚えていません。
で、チラリと見たら田村さんが、「開戦記念日が昨日だったので」とサンセット『朝鮮戦争』を広げており。私の好きなゲームだったので、お相手仕りました。
4年ぶりの対戦で、その時と陣営を入れ替え、私が国連軍、田村さんが北朝鮮軍を担当しました。
このゲームは難しい部類に入ると思うんですよね。ルール自体は、それほど難しくはありません。補充⇒移動⇒戦闘、それに北朝鮮軍の戦車連隊の移動。これを繰り返すだけ。他は一般の作戦級ゲームと同じく、メイ・アタック、ZOCは移動が停止。それに国連軍の空軍と海軍が支援を行え。そして一番の特徴が北朝鮮軍の戦車連隊で、これが韓国軍のZOCを無視できて、さらに突入もできます。この戦車連隊を捌くのは難しいのですが、作戦級の思考を会得するには(゜∀゜)イイ。まあ、以前にも書いていますので、
そちらも参照してくだされ。
配置と初動の欠陥
ますは配置です。韓国軍の配置は全て指定されているので、その通りに置いて行きます。その後に、北朝鮮軍の配置を行います。それを見てから、前線の韓国軍は半分の移動力で初動を行います。要は、北朝鮮軍の戦略を読み、韓国軍はそれに対抗できるのです。
写真は、北朝鮮軍の配置を終えたところになります。北朝鮮軍の配置を左から追って行くと、一番左の戦区には歩兵旅団を1個。これはサンセット版の解釈では不要なものでした(エポック版では必要)。田村さんに指摘はしましたが、そのままでいいとの返答でした。開城戦区には歩兵4個師団。議政府戦区には歩兵3個師団&3個戦車連隊で、ここが主力。春川戦区には歩兵3個師団。一番右の江陵戦区には歩兵3個師団と特殊大体2個。この配置を見て、私の
プランサンセット3に書いた記事を見てない、もしくは忘れていることが分りました。詳しくはプランサンセット3を見てね。宣伝。
で、韓国軍の初動ですが。これが穴空きまくり(´・ω・`)シューン。偉そうなコトいえんぞ、オレ。
まず危険なのはソウルのスタック。
開城戦区の攻撃により、Aのヘクスまで戦闘後前進を行い。戦車連隊1個を戦車移動フェイズでBのヘクスへ進出。これでソウルのスタックはZOCに取り囲まれ。残る戦車連隊2個でソウルへ突入すれば、韓国軍スタックは壊滅間違いナシ。
次に危険なのが春川戦区。
春川に韓国連隊2個(B)、その隣に1個(A)います。これは山地(A)にZOCが及ばないため、そこまで北朝鮮軍師団が進出すると、春川の部隊がZOCに絡み取られるからで。Aに置くことで、退路の確保を目指しました。
ところが、北朝鮮軍2個師団が春川の側面へ、図のように進出させます。攻撃はどうでしょうねぇ。オッズが額面3:1で、大都市のため1:1となりますから。損耗率的には、合わないんですよね。しかし、春川の攻撃云々の前に、Aの韓国連隊へ北朝鮮軍師団が攻撃を行います。ここもオッズは額面3:1で、山地で1:1となるので、あまり効果を見込めないのですが、ここは退却してしまうと、春川の部隊の退路が無くなってしまいます。出目が“6”なら最悪で、この部隊壊滅するとともに、春川の包囲が完成してしまいます。あら?それどころか、Cまで行けちゃうわ。それで包囲完成だ。イカンなぁ
初動の選択肢
北朝鮮軍がこの布陣で来たら、1ターンにソウルへ突入させない構えも可能でした。その初動を細かく考えるのが面倒でしたし、失うユニット数が増えるため、行いませんでした。
春川戦区ももっと下げて、先の図で司令部がある小都市に3個スタックを初動で持って来るのも、有り得ました。包囲はされませんし、地形効果も得られましたから。
江陵戦区も、その気になれば江陵に2個入れるのもアリでした。オッズが額面3:1から、大都市で1:1と落ちるため、出目によれば北朝鮮軍の衝撃力を失わせる事が出来たのでした。まあ、特殊大隊の上陸により包囲もされるし、“6”が出て「トンでもハップン」になる可能性もありましたけど。
1ターンの結末
1ターンの北朝鮮軍が終わった時点を見てくださいね。北朝鮮軍は、素直に正面から攻撃して来ました。そして戦車連隊がソウルへ突入。一番左の戦区では北朝鮮軍の歩兵旅団が壊滅しました。韓国軍は開城戦区、春川戦区で退却により、損害を被らずに済みました。犠牲になったのは、議政府戦区と江陵戦区の前衛2個連隊。
これに味を占めて
前進防御を行いました。これも今見ると、穴だらけ。前衛の2個が犠牲になるだけでなく、ソウル周囲で3個が包囲され、春川周囲の2個も壊滅の危険もありました。いけねぇなー。
2ターンの後退
北朝鮮軍は
正面の部隊を壊滅させただけでした。正直、移動を終えた時点で、布陣の穴に気が付いていたので、ホッとしました。そして国連軍は、足止めの2個連隊を道路に残して、
一気に戦線を後退させました。というのは、このターンも前衛で守ることも可能でしたが、自分の危うさに懸念を覚えたのでした。
3~4ターンの遅滞
国連軍は小白山脈の峠を押さえました。これで
3ターンと
4ターンを稼ぎました。そして無理をせず、小白山脈を後退。山地にZOCが及ばないので、下手に頑張ると危険なのです。この2ターンを殆ど損失のない状態で過ごしたので、余裕が出て相手に戦車連隊の運用を指摘したりしました。
5ターンの失策
ふと、見ると。またもや
3個連隊が包囲される状態でした。相手のターンになってから、気が付いて冷や汗をかいてしまいました。ちょっと寄せられたら、3個スタックが壊滅するところでした。これは皆さんで考えてみてくださいね。
6ターンから終了まで
ここら辺りで、「どうやって勝つか」を考えていました。部隊数に余裕があり、北朝鮮軍の前進が進んでいなかったからです。まず、10ターン終了時点の4都市確保が一番「間違いがない」勝ち方でした。ちょっとずつ後退していけば、難しくはないのです。次に考えたのが、前線を一気に下げて、アメリカ軍1個師団と、韓国軍1個連隊で上陸をかけるものでした。北朝鮮軍は国連軍の上陸に対して、防備を行っていないため、全ての部隊を補給切れにすることが可能、と。ただし、これは相手が釣られて前進しないと、上陸が非常に危険な状態になります。
結局、前者の勝ち方を手堅く選び、
8ターンの終了時点で4都市の前面に2重の戦線を構築。4都市にもアメリカ軍の入れたので、これで10ターンまで何もしなくても、北朝鮮軍がこれらの都市を占領することが出来ません。それを相手へ説明して終了しました。
久々に対戦しましたが、やっぱり(゜∀゜)イイゲームです。もうちょっと普及しても(゜∀゜)イイものかと、何時も思っています。
[1回]
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