千葉会にも色々ありましてね。
特に、会場の確保に苦戦しております。そこで葛飾に在住のメンバーが、周辺の集会場なら格安かつ結構確保を出来ると言ってくれまして。そこでとりあえず使ってみんべとなったのです。
ちょっと仲間に声をかけてみたら、9名ほど集まってくれました。
まあ千葉会の例会ではないので、他は省きまして。私自身の対戦を、またもや
濃―くお送りします。
いや、一点ほどどうしても。千葉会の常連であるy,nakaoさんがですね。奥様とお子様同伴で参加(というより、ちょっと観戦かな)してくれまして。久々に近くで見た赤ん坊に、オジサンはめろめろですわ。
私の対戦したゲームはGMT『PURSUIT OF GROLY』。お相手は金吾さん。なかなかのヘビーゲーマーです。
陣営は、金吾さんの希望もあり、私がCP、金吾さんがAPでした。
ゲームについては、最新のクラブ千葉#12を見てちょ。力作ですが何か?
そうそう、金吾さんのブログ[
金吾激闘記~違うぞ!金吾]でも対戦の報告がされていますね。是非、覗いてくだされ(宣伝)。
まあ、それではあまりにも不親切なので、ゲームの背景を解説してみます。
これは配置が終わった時点、その全体図です。私の座っていた関係で南北が逆になっています。しかも斜めってるし。
第一次世界大戦の中近東が舞台です。戦争が始まって、宿敵のロシアが、オーストリア・ハンガリー帝国とドイツとの戦いで苦戦しているのを見たオスマン・トルコ帝国。それまでの失地を回復すべく、ロシアへ参戦したものの、それは中近東での覇権を狙っていた、ロシアの同盟国であったイギリス帝国との戦いへと巻き込まれたのであった。
映画風に言えば、こんな感じではないでしょうか。
では、開戦当初の戦況を、上の写真を切り取って説明しましょう。
ロシアの困っているところに参戦したものの、トルコも戦力が揃っている訳ではありません。弾薬も足りないんだぜ。
両軍が対峙しているコーカサス~全体図での写真では手前~では、若干トルコが優勢なくらいでしょうか。それでもロシアの動員力を考えると、オイソレとは攻勢に出ることは出来ません。ちなみに、ユニットの色は、ロシア軍(RU)は白、トルコ軍(TU)が茶色です。
全体図の右手は、現在のクウェートになります。そこには既に英連邦のインド軍が展開しています。そう、イギリスの参戦する理由は、同地の石油だったのです。これは今の戦争でも言えたりしますね。
この地のトルコ軍は、ろくに配備されていません。色の濃い茶色がトルコ軍の中でも、アラブ民族で編成された部隊です(TU-A)。戦力的にも若干TUより劣ります。
ちなみにですね。英連邦はイギリス(ユニットの色はベージュ)、インド(緑)、ANZAC(オーストラリア、ニュージーランド、カナダで、ベージュにちょっと色違いあり)になります。でも、イギリス軍は西部戦線で戦力を取られているため、この戦いでは序盤はインド軍が主力で、ANZACが増強され、最後にイギリス軍が増派されていきます。
マップの中央南がエジプトです。しかし両陣営とも戦争を計画してなかったらしく、シナイ半島の砂漠を隔てて睨み合っています。
そう、ゲーム開始時点では、マップのほとんどが戦場になっていません。そして戦争が長引くにつれ、段々と巻き込まれて行くのです。
一番手前に並んでいるのは、部族(緑の枠に薄いベージュ)と反乱軍(赤に国旗)。これはカードや戦況で上下する、ジハードのレベルより登場するユニットです。
当時のオスマン帝国は、イスラムの盟主として君臨したいたため、その危機に助力をするのです。これは現れた際に解説しましょう。
では、解説はここまでにして、ゲームを始めましょう。
『パシュグロ:1ターン』1ターンが終了した時点です。では、細部の解説をして行きます。
実はですね。CPは、このターンのカード巡りは良くありませんでした。というのは、2Opsと4Opsのカードしか来なかったのです。他の3Opsのものもあるので、バランス良く来てくれれば、ありがたかったのですが。
この図の右からカードを順番に使っています。初手のAP『RUSSO-BRITITISH ASSAULT』での英連邦の突撃を、CP6『SANDSTOM&MOSQUITOES』で流しています。
そして『ジハード』と『汎トルコ主義』をイベントして、他は2Opsカードで捌きました。結構大変でした。
ジハードレベルが上がったため、部族が4種類マップに現れています。
この解釈にちょっと難儀しました。というのは、金吾さんはルールの「マップ上のユニット数」と、私は「マップ上の部族数」と、それぞれ違っていたのです。最終的には、英文を読んで貰って「部族数」と判明。金吾さんは練っていた作戦が外れて困惑していました。ルールの分量が多いため、このような事態は幾つかありました。
その部族の2つは、コーカサス戦線に登場してもらいました。クルドとLaz(詳しくはググってください)です。
クルドの皆さんは騎兵なので、そのDRMを当てにできます。Lazは部族の中でも精鋭です。こうやって部族を両陣営が利用しますが、戦争が終わると排除したり、反乱したりと。綺麗事では済まないのです。戦争に勝つために部族を使っておいて、それが終わると、その部族を相手に戦争を始めるので、大いに皮肉を感じてしまいます。
ああ、ちなみにコーカサスでは、ろくな戦闘は行われませんでした。ロシア軍の動員も進んでいませんし、トルコも下手に損害を受けても、先々人員的な(というより、補充=RPの)余裕はありませんので。
さて、砂塵で巻かれた英連邦のインド軍ですが、退却したTU-Aを追って前進。バスラを占領しています。しかし、ここでもTU-Aに隠れて見え難いのですが、湿地のアラブが現れ。TU-Aを増強したため、手が出せません。
TU-Aの主力はKutで抵抗線を引いています。ここは水障害なので、かなり強力な防御が行えるのです。水障害だと、防御側は先に射撃を行え、Kutは平地で塹壕を構築できるのです。そうなると、英連邦もオイソレとは抜けません。そして金吾さんは南部を迂回しようとしたら、湿地のアラブ部族がゾロゾロ現れた、と。これでは文句の一つも言いたくなりますね。
他の戦線は、基本的に動きはありませんでした。
それでもエジプトにサシーヌ部族が登場しています。これは目論みがあったんですけど。カード巡りが悪くて上手いこと使えませんでした。今、何かと話題のエジプトですね。
汎用トラックを見ればですね。
ジハードと戦争状態が上がっています。VPは10から始まって、バスラを奪われた分の1VP分下がっています。そして「TU MAX」があるので、『イギリス海軍の海上封鎖』が行われたんですね。これが行われると、トルコの補充は25から着々と落ちていくんです。だから、その前に補充を行いたかったんですが。カードがさぁ・・・。
『パシュグロ:2ターン』2ターンの終了時になります。こう言っては何ですが、またもや大きな動きはありません。では、細部に移りましょう。
CPは、動員デッキで使えないイベントが、結構あるんですよね。この6枚の内、『英議会の追及』や『インド反乱』、『ティフリスを救え』などは、使える条件が厳しいんです。写真で横になっているのが、イベントとして使ったもの、縦のものがOpsや補充、もしくはSRで使ったものです。『ゲーベン号』もイベントで使いたかったんですが、これはバツーミ要塞の破壊とRUのRPを削れるため、RPが溜まるのを待ちました。今思えば、追い出すだけでも良かったですかねぇ。
最後の『ペルシャで攻勢』を使って、嫌らしい事をしています。
嫌らしい事とは、『ペルシャで攻勢』を使い、コーカサスでトルコ軍と対峙していたロシア軍の後方を遮断したのです。これで補給切れになり、ロシア軍の2個師団が除去されました。でも、正面から殴り合っては、トルコ軍はロシア軍に勝てまんせんから。こうやって、部族やイベントの力を借りるしかないのです。
それから、ジハードレベルが下がったため、部族の1つがお家へ戻っています。黒海沿いにいたLazなんですが。
APの『エジプト・クーデター』がイベントされたんでしたっけ。
エジプトは動きが無かったので、そちらを戻すべき、との意見もありましたが、悪巧みがありましてね。へへへ。
他に何があったけや?そうか、ロシア軍が怖いから、その前面でLCUの編成をせっせとやったんだ。ほら、ここを見ると、SCU(小さいユニット)の下に、LCU(大きなユニット)が分かるでしょう。LCUになると火力も抵抗力も高まるのです。このゲームでは、LCUが突如として現れるのでなく、SCUを合身させて置き換えるのです。
APはANZACを動員して、クウェートに登場させています。それでも攻勢にでるには、手勢が足りませんね。
この汎用トラックを見ると、APはイベントを進めたんですね。CPはどうにも上手く回せなくて、イベントが進めませんでした。ちなみに、トルコは補充を行っているのですが、MAX RPは減っていません。というのは、トルコ軍のRPをそのまま使わず、GEの1RPで再編を行ったのです。これ重要。
このターン戦争状態は限定戦争へと突入しました。
『パシュグロ:3ターン』さあさあ、ゲームはさくさく…、と何とか進みます。細かいルールに振り回わされましてね。
さて、このターンで大きな事件が起きています。
チャーチルがイギリス海軍に、コンスタンチノープルまでの突破を命令。イギリス海軍は、ガリポリ半島を封鎖しているトルコ要塞への砲撃をして行きました。
それが効を奏して、次々にトルコ要塞を破壊。遂に、コンスタンチノープルを守るボスホラス要塞まで到達します。
ここまで到達するのは初めてだったため、2人でこの砲撃が成功するとどうなるのか、ルールを確認しましたが、結局失敗。何て事はありませんでしたね。このイベントが起きると、APがいつ上陸して来てもおかしくはありません。その対抗処置として、LCUを主力とした打撃部隊がガリポリ・マップへ進入してします。
チャーチルの突破命令が擱座した直後、イギリス軍がサロニカへ上陸。バルカン半島へ橋頭堡を築きました。やれやれ、完全にAPに先手を打たれています。ガリポリへの対抗策も裏を掛かれたという訳です。
イベントが多かったため、他の戦線は小競り合いに終始します。せいぜい、コーカサスで補給切れにされたTU-Aを追い、ロシア騎兵が中立ペルシャへと進入しています。精鋭のロシア=コサック騎兵には、弱体なTU-Aでは太刀打ちできず、逃げ回っています。
小競り合いとも言えませんが、シナイ半島のメディナにトルコ軍が派遣されています。これはヘジャブにアラブ反乱軍が現れるための対抗処置です。ホント地味。
APはイベント、CPは若干のOpsと補充に終始しました。そのため、戦争状態ではAPが先行しています。APが8で、CPは5ですからね。こんな感じに離させると結構困るんですけどね。CPとしては、ロシア軍の攻勢を警戒して、補充は欠かせませんし、火力と耐久力を上げるためLCUの編成を急いでいます。
そうそうアラビアのロレンスもやって来て、ジハードレベルも下げられています。今回は湿地のアラブの皆さんがお帰りでございます。
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