『4ターンのドイツ軍』 主力の苦闘は続きます。
岡へ登ったりにじり寄る度に、アメリカ軍の反撃を受けて撃退させてしまうのです。
グレイハウンド君に機関銃を砲兵器(装甲の薄いAFVは機関銃でも撃破出来る)として狙いましたが、まあ当たるものの「カッキーン!」と弾かれてしまいます。そこを10-2スタックにガツンと殴られ、と。
アメリカ軍は先のターンに組み立てていた迫撃砲とステュアートさんで、ドイツ軍の前進が予想されるヘクスを捕捉します。
ドイツ軍は捕捉されたヘクスに入るべか、とちょっと考えましたが、今の位置ではアメリカ軍の前進を妨害できず、何より「隠蔽被ってるから大丈夫だべ」と前進させました。それでもグレイハウンド君に岡の上から、ジリジリと近寄っています。
逃げるアメリカ軍を追うべく、交戦中だったLMG4-6-7がリスクを承知で走り出しましたが、うっかり開豁地で射撃を受けてしまい、全て混乱するかPINとなり、これで勝敗には関わらなくなりました。
『4ターンのアメリカ軍』ザハさんいわくの「玉葱の皮剥き」の始まりです。
アメリカ軍は最初に迫撃砲を撃ち込み、そのROFが止まりません。そこへ進出した2-3-7は、混乱しただけに止まらず、ピンゾロにより消えてしまいました。
続いてステュアートさんの射撃はピンゾロ…。CH(クリティカル・ヒット:致命的命中)により、MMG2-3-7はELR落ち。ここまでELR落ちは無かったのですが、ここで喰らうのはキツイっす。この半個分隊は脱落でした。
これでドイツ軍の阻止部隊は、兵力の1/3を失った事になります。弱った弱った。
アメリカ軍はドイツ軍の主力と交戦している部隊の一部を引き抜きました。これで脱出部隊は29VPになります。ザハさんはきっちりと計算しており、私もしばらく交戦が続いてから暗算して、把握していました。
ここでグレイハウンド君にドイツ軍の9-1MMG4-6-7が射撃を撃ち込んで、「stun(操作班の一部が損害を受けた)」になりました。これが後ほど大きな影響を及ぼします
余談ですが、机の向こうで写っているのが私です。ザハさんの写真なので、自分が写っており何だか新鮮です。他の写真ではズボンしか写ってない場合も多いのですが、それはザハさんから照明の反射を防ぐようにリクエストされたから。「yagiさん、ちょい右です。そうそう」みたいに。
『5ターンのドイツ軍』ドイツ軍の阻止部隊は、岡の上が危険なので、一段低い地点まで後退しています。兵力も少ないため、下がるしかなかとです。主力もアメリカ軍の10-2スタックに睨まれて身動きが取れません。イカンです。かなーりヤバイです。
『5ターンのアメリカ軍』 勝った!ドイツ軍の射撃が効果を上げて、アメリカ軍の9-1指揮官+6-6-6×3個が混乱した時に、そう思ったんですけどね。すぐに、まだ2ターンあるのを確認して落胆たりしました。
アメリカ軍は、ステュアートさんに馬乗りさせ、ドイツ軍の阻止部隊を崩して行きます。
先に戦果を上げたLMG4-4-7がステュアートさんに馬乗りされています。これで後方を遮断されているため、この部隊は万事休すです。ステュアートさん散々PFを撃ち込みましたが・・・。というより、頑張ってみましたが、撃てなかったり、撃てても命中しません。そしてLMG4-4-7は射撃を受けて除去されてしまいました。イカンイカン!!
これで阻止部隊は2-3-7と、指揮官が9-1と7-0のみとなりました。ちなみに、混乱したMMG2-3-6もいましたが、アメリカ軍にDMを外す事を許して貰えず、戦列に復帰は無理でした。
残り2ターンでこの状況では、ドイツ軍はほぼ絶望的と言っていいです。
中央で交戦していた10-2スタックは、この時間でも交戦を維持します。これで、このスタックが脱出する事は不可能になりました。
『6ターンのドイツ軍』ドイツ軍は・・・。はっきり言って、ほとんどできる事がありません。阻止部隊の2-3-7は身動きが出来ず、根性でガマンです。指揮官もここで頑張るしかないでしょう。実質、ドイツ軍が投了しても誰も文句は言えなかったでしょう。唯一、兵力のある主力が10-2スタックへもにじり寄った程度です。
『6ターンのアメリカ軍』アメリカ軍は、最初にステュアートさんを盤外へと脱出させます。これを狙って指揮官達がパンツァー・ファストを撃ちましたが、まず7-0は射撃位置へ着く事すらできません。9-1がようやく射撃に成功します。私はちょっと立ち上がり「DR5以下が出ますように」と祈って振りましたが、命中しません。ろくに信用されてない神様も、こう言ったところで頼られても困るちゅうもんです。
他には、唯一の射撃を行える2-3-7もアメリカ軍の歩兵に集中して寄って来られ、遂に混乱してしまいます。
これで脱出するアメリカ軍を阻止する術は、ほぼ無くなりました。望みは指揮官2人が、白兵戦を生き抜き、グレイハウンド君をパンツァー・ファストで狙うだけ。それは淡い希望でありました。
しかし、アメリカ軍も最後の最後に10-2スタックの射撃が6ゾロ。ドイツ軍のお返しにより、混乱してしまいます。
ドイツ軍は9-1指揮官とMMG4-6-7が残っており、このスタックが前進。12ヘクス以内までにグレイハウンド君を捉えられれば、砲兵器として使用し、撃破などの戦果を期待できます。
そのためには、10-2スタックが崩れたため、前面の6-6-7を沈黙させる必要があります。ドイツ軍の9-1指揮官+MMG4-6-7が行った射撃はNMC。これをアメリカ軍はDR3と難無くクリア。
しかし、これがSAN(狙撃兵の活動指数)のため、狙撃の結果を決定すると、dr2で「誰か怪我した」。そして目標の決定ではグレイハウンド君に命中。以前に「stun」だったため、グレイハウンド君は帰還となりました。
これでアメリカ軍が脱出させられるVPは24までとなり、勝利条件の達成は不可能となりました。
諦めていた勝利が転がり込んだため、思わず、立ち上がって手を打ち鳴らし、ガッツポーズ。しばらく手が痺れてしまいました。
ふと、我に返ると、ザハさんが残念そうな表情をしており、1人興奮してしまい申し訳なかったです(´・ω・`)。狙撃兵で勝敗が決まるのは事故みたいなモノですから、そこんとこよろしくです。
ザハさんもブログでリプレイをアップしています。同じ戦いなのに、これだけ印象が違うものかと関心してしまいました。
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