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2024-04-26 16:43

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2013-06-19 14:53

『第百十三回千葉会の報告』@日曜版

六月十六日(日)

参加者は15名。
プレイされたゲームは以下の通り。
GMT『PURSUIT OF GLORY』
コマンドマガジン『激闘!川中島』
コマンドマガジン『常徳殲滅作戦』
GJ『激闘!スターリングラード電撃戦』
VPG『HELL’S GATE』
ASL S24「SHERMAN MARCHES WEST」
ASL J157『RAGE AGAINST THE MACHINE』
HJ『ドミニオン』
HJ『アグリコラ』

私が出席していた日曜日の報告ですががが。
普段は網羅ってるゲームの種類ですら、テンパッておりまして記録しておりません。しかも写真も殆ど撮ってねえです。だって、テンパ(ry
どっどうも、すみませんでした(´・ω・`)。

写真は夕刻前の様子。
右手手前には、私と金吾さんのGMT『PURSUIT OF GLORY』。その向うにははねはねさんと軍神さんのコマンドマガジン『常得殲滅作戦』。この2人は中国戦線から東部戦線のVPG『HELL’S GATE』へと転戦していました。一番奥は空いておりますが、ASL-SKが午前中対戦され。
左手手前は、moritaさんとmiyaponskyさんのGJ『激闘!スターリングラード電撃戦』。その向うには山崎さん&ヤーボ君&aoさんの『アグリック』。一番の奥は、ルセロさんとザハさんのASL J157『RAGE AGAINST THE MACHINE』。


GJ『激闘!スターリングラード電撃戦』

ゲームジャーナルの新作です。
激闘シリーズらしくチット方式でありますが、マップのグラフィックは姉妹作の『激闘マンシュタイン軍集団』や『マンシュタイン最後の戦い』から、進化を見せています。以前から、ゲームジャーナルのマップは、使い勝手が良く、色合いも落ち着いているので、好みです(・∀・)イイ。
この隣では、コマンドマガジンの『常徳殲滅作戦』も展開。珍しく、国産ゲームの新作が並んだのでした・・・。あらら、『誰徳殲滅作戦』の写真がない!
折角の製品版だったのにぃ(´・ω・`)ショボーン。
以前に紹介した『常徳殲滅作戦』はテスト版だったんですね。それから比べると、ヘクスやユニットが大きくなっていました。


コマンドマガジン『激闘!川中島』

今年の発売されたウォーゲームハンドブックの付録です。
最近のコマンドマガジンが発表を続けている好ゲームの1作。
対戦した人間の意見では、小さいながらも考えるところが多く。重たい決断も強いられる、と好評でした。


ASL S24『SHERMAN MARCHES WEST』

ASLのホンキチさんとy.nakanoさんの対戦。
SKの中では、車両がシャーマン×6とタイガーⅠ&3号N型と、それなりに多く。バランスも絶妙な好シナリオです。
ふむふむ。写真から戦況を解説するとですね。
座っている席から、ホンキチさんが防御側のドイツ軍、y.nakanoさんが攻撃側のソ連軍。
で、7ターンのシナリオで、6ターン。しかも、ソ連軍が村へ突入に成功しており、ドイツ軍の最後の拠点へ迫っているから最終局面。ただし、その前面にタイガーⅠ(それに多分その拠点に50mmがいると思われ)が頑張っているから、勝敗はその抵抗次第。ソ連軍のシャーマンは2両が生き残っており、村の左右へ展開しているので、これが最後に突撃するのか。
こんな感じっすか。
y.nakanoさんのブログもどうぞ。


ASL J157『RAGE AGAINST THE MACHINE』

ザハさんとルセロさんの対戦。
これはザハさんのブログを見てもらった方がいいですね。
丸投げですが、よろしくです。リンク


HJ『ドミニオン』

はねはねさんが珍しく午前中に現れると、対戦相手の軍神さんが未着。「オレが先着するのは珍しいなぁ」とボヤキつつ、山崎さんとヤーボ君に誘われてドミニオンってました。
その結果はですね。MustAttackの日記によれば、ヤーボ君にダブルスコアで負けた、と。
まあ、ヤーボ君は千葉会で最強ドミニオン戦士ですから。ある意味当然の結末でせう。


GMT『PURSUIT OF GLORY』
 
さてさて、私が煮立ってパシュグロです。
朝一番から21時の閉会直前まで掛かってしまいますた。
私も金吾さんも2年ぶりの対戦になりますか。
事前に対戦を予定していましたから、ルールや作戦を練られまして。それでも対戦数が少ないため、悩むこと多し(;゙゚'ω゚')でした。
展開は・・・、どう大雑把にしても細かくなりそうだなぁ。
まあ、付いていけないと思うなら、飛ばしてくださいな。だから思いっ切り書くね。
陣営は私がCP(トルコ&ドイツ他)、金吾さんがAP(ロシア&英連邦他)でした。
序盤ですが、トルコは対ロシアのコーカサス戦線で苦戦しますが、対英連邦のクウェートやエジプトでは・・・。まあ戦争になってない。ロシアが現在イランのペルシャへ先行して侵入。トルコはイスラム同胞へジハードを呼び掛けるけど、今一不発。
中盤には、トルコを戦争へ引き込んだエンベルの馬鹿が攻撃を強制しやがって、トルコは大損害で涙目。英連邦は無駄になりがちな海上侵攻を放棄。その部隊をエジプトやメソポタミヤ(今のイラク)へ動員。
金吾さんへ私信1:海上侵攻をしなかったので、このカード(資材)で消耗戦を仕掛けても良かったですね。
CPに取り、カードの回りが悪く、限定戦争の最後にロシア革命の計画が始まって、ブルガリアの参戦も同じ時期。
ここからの捌きが難しくて、ロシアの攻勢が決まって、VPエリアを占領すると革命がその分遅れる。それを防ぐため、コーカサス戦線に大兵力を投入し、死守の構え。それと同時にペルシャ戦線では、ロシア軍の隙を突いてVPエリアを奪還。これが大きかったですね。
ブルガリアの参戦で火が付いたバルカン戦線では、ドイツ軍&AH軍が猛攻撃。必死の抵抗をするセルビアを崩壊へ追い込む。
終盤へ入り、Uボートの無制限攻撃により、海上侵攻は不可となる。結局サロニカのみだけ。兵力の整った英連邦が攻勢を開始する。しかし、メソポタミヤ戦線では、前進する度、後方にイスラムの部族が現れ補給を切断。その掃討に追われる。そのため、バクダッド前面のKutsを抜けない。
金吾さんへ私信2:対戦後にも話ましたが、補給路の確保が必要でしたね。そのためには、CPのカードでVPを犠牲にして英連邦の部隊を温存すべき。そうでないと、手勢が足りませんから。
スエズ運河が完成したパレスチナ戦線では、アレンビーの攻勢が始まる。しかし、トルコが要塞化しているガザを抜けない。攻撃を行う側としては、砂漠から&ガザの山地&塹壕(イベントで作成)&要塞ですから、成功の見込みは少ない。それを突破すべく、APは地形無視カードを突っ込むが、CPの退却無視カードのカウンターで無効化。
これで英連邦のノルマであるメソポタミヤのバクダッドやパレスチナのメッカ、エルサレム、ダマスカスなどは、トルコの死守が成功。これが大きかった。
金吾さんへ私信3:アラブの反乱⇒アラブの離反は早期に行うべきでしたね。そのためアラブの部隊(TU-A)が長期間奮闘しましたから。先のコンボが決まっていたら、終盤に登場するTU-Aのユニットはステップロスされましたし。
革命が勃発しロシアは脱落。大兵力を投入していたトルコは、そこから部隊を引き抜き、ペルシャやメソポタミヤ、それにパレスチナを強化。ロシア軍が霧散してから、同国のVPエリアをトルコ軍が占領しまくり。
バクー油田から中央アジア、アフガニスタンへとトルコ軍が侵入し、反乱を呼び掛けたため、それらの地域でジハード反乱が頻発。
金吾さんへ私信4:緑ラインを越えての戦闘は可能でしたね。ただし、個人的には地域から地域からの攻撃には、何らかの制限や罰則があるべきかと。強力なアフガニスタン反乱軍が、インドなどへ越境攻撃をして、方々を焼き払うのはどうかなぁ、と。
最終盤になると、APに打つ手が無くなる。バルカンはギリシャの国王が反対して、APに補給を妨害するため停滞。アレンビーはガザ要塞をどうしても抜けない。メソポタミヤ戦線もKuts要塞をどう(ry。ペルシャ戦線では長い時間をかけて英連邦軍の大軍が投入されたものの、イスラム部族が後方を荒らして時間稼ぎ。その間にコーカサス戦線から走って来たトルコ軍が要所を押さえる。
ふむむむ。終盤にAPが戦局を大きく傾ける術があるものの、それをCPが完封する術がある。
そうなると、今回みたいな展開になるのかなぁ。APが打開するには、ロシア軍の消耗戦しか思い浮かばないけどなぁ。
金吾さんへ最終私信:それでも楽しい対戦でした。有難う御座いました。機会があれば、また宜しくお願いします。陣営を変えてもOKであります。

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2013-06-19 14:33

『第百十三回千葉会の報告』@土曜日版

私・yagiがお仕事をマジメにしてましたので、下総さんからの報告をそのままお送りします。

六月十五日(土)
土曜日の千葉会の報告をします。

参加者は13人でした。

画像は会場風景です。


うおPさん対pmnjさんのGMT『LABYRINTH』です。
 
テロとの戦いを題材にしたゲームようです。


数エーカーの雪」です。
 
まず喜多川さんとHAさんが対戦し、次にHAさんとミヤポンスキーさんが対戦していました。


お馴染みの『日露戦争』です。

aoさんと山崎さんの対戦でした


下総とsinyamagさんが対戦したAH『FLAT TOP』です。

シナリオは珊瑚海海戦のショートシナリオです。
私(下総)が日本軍を担当したのですが、輸送船を9隻も撃沈されてしまいました。点数的には完璧に日本軍の負けですね。
sinyamag様、対戦ありがとうございました。
色々と勉強になりました。


喜多川さん対少将さんのコマンドマガジン『ルントシュテットの戦い』です。

2回ほど対戦されていました。

山崎さん、y.nakanoさん、aoさん、のHJ『アグリコラ』です。

これも定番ですね。
y.nakanoさんのブログもどうぞ。

風見鶏史郎 さん、少将さん、喜多川さん、が対戦していた。

『ギルドマスター』です。


私(下総)対y.nakanoさんのASL1 『Fighting withdrawal』です。

気合いて突破されてしまい、私(下総)の負けでした。
y.nakanoさんのブログもどぞ

ASLの隣りの卓でプレイされていたゲームです。

ASLに集中していた事もあり、ゲームの題名は失念しました。

以上で、土曜日の千葉会の報告を終わります。

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2013-05-31 20:02

『重い日曜日:朝鮮戦争』 その2

『北朝鮮軍:4ターン終了時点』

天候は悪くFBは0。金日成日和と言っていい。
北朝鮮軍の作戦は2本柱。
1本は平地を無人の野を突進し、戦線を押し広げる。
2本は山地に於ける攻防戦。
山地を走り、韓国軍のZOCを擦り抜け、戦車連隊へ喰い付いた国連軍へ攻撃。打撃を喰らわすと同時に、2の手で戦車連隊の突出により、国連軍の主力となるアメリカ軍師団を包囲する。
さて、もう1度最初にアップしていた画像を見て欲しい。
こちらの写真がこの3ターンに撮られたものになる。
普段はノータイムで動かすDASRECHさんも、この頃には長考をしている。そしてお互いのルールブックが見えるのだが、その痛み具合は『朝鮮戦争』への愛情に比例している。


『国連軍第2次反撃』

国連軍は包囲されたアメリカ軍師団を救うべく反撃を決行。北朝鮮軍の主力が迫る中では、綱渡り的な作戦と決断が必要だ。私はここまでの勇気がなく、もっと安全策を選んでしまう。そのため北朝鮮軍に早い前進を許す事となり、8ターン以降に苦戦するのだ。


『国連軍:4ターン終了時点』

国連軍の反撃により、北朝鮮軍の2個目の戦車連隊は壊滅。さらに戦闘後前進を利用して、戦線を構築する。
西方の平地は、中央部へ向かう山地の要所へ足止めの韓国軍を置くだけで、土地を犠牲にするのは変わらない。
写真を見ても分からないのだが、記録によるとこのターンに北朝鮮軍が東岸で3:1の攻撃を行い、大出血をしている。ああそうか。北朝鮮軍のステップがないユニットで攻撃し、その全てが壊滅したため分からないのか。
さて、DASRECHさん私信。
ルールを間違えているよ。というのは、私も先の写真と、この写真を見て気が付いたのですが、戦闘後前進は敵ZOCに入ったら、それ以上は行えない。ですから、アメリカ軍師団が反撃により、戦線へ復帰するのは“A”ヘクスで止まるためダメでした。


『北朝鮮軍の勝負処』

北朝鮮軍はこれを狙っていた。虎の子の戦車連隊を2個磨り潰したのも、この勝負を賭けるためだ。3個ある戦車連隊の内、2個を磨り潰しても1個残っていればいいのだ。
狙いはアメリカ軍師団(A)の包囲。
この側面を守るBヘクスには2個連隊で合計6戦力。
ここを全力で攻撃し、戦闘後前進により包囲を完成させるのだ。
天候はFBが1個と北朝鮮軍を味方している。
国連軍はAのスタックを守るように、FBを配置。
オッズは4:1。サイの目が“6”なら0/4となり、包囲が成功。しかし、出目は“3”で結果は1/2。当然、国連軍は2損害の全てをステップロスで受け止めた。
DASRECHさんへ私信2。
ここで死守命令もありましたね。
そうすれば、国連軍の損害は増えたものの、北朝鮮軍の戦闘後前進を阻止できたため、Aスタックの包囲は出来ませんでしたから。


『北朝鮮軍:5ターン終了時点』

北朝鮮軍の渾身の攻撃は失敗したものの、それ以外でも戦いは行われている。
山地の門である金泉を占領。平地でも突進も続く。
さて、ネタバレとなるが、北朝鮮軍は先の勝負に賭けるだけでなく、それが失敗した際の戦略転換を行うべきだった。
北朝鮮軍は金日成ライン(赤線)を越えると、そのユニットは引き返せない。そのため、後々に行われる連合軍の上陸対策で、ソウル周辺へ抵抗戦力をもっと増強すべきだったのだ。つい前のめりになり、余計な兵力まで金日成ラインを越えさせてしまっているのだ。


『国連軍:5ターン終了時点』

国連軍は一気に戦線を下げる。
こう書くと簡単であるが、ZOCの及ばない山地が入り組んでいるため、戦線の構築には細心の注意が必要なのである。


『北朝鮮軍:6ターン終了時点』

FBは2個となり、以降天候はしばらく安定する。
北朝鮮軍はFBの妨害とともに、国連軍の後退へ追い付かず、寄せるのが精一杯。側面へも押し寄せたのが、救いになるか。
先の続きになるが、この時点でも金日成ラインを越えているユニットが多数見受けられる。これらの行動が後々ものを言う。


『国連軍:6ターン終了時点』

国連軍は釜山円陣手前まで戦線を後退させる。
それでも8ターンまで防備が必要な4都市(黄色で表示)には、その2都市を戦線に含める。これは片足を乗せているのに似ている。


『北朝鮮軍:7ターン終了時点』

FBは2個。国連軍は戦線の中央部を守るべく配置する。
北朝鮮軍はそのFBを避けて、忠武へ攻撃。
突破の見込みは無かったが、それでも国連軍への損害を積み重ねる目的であった。


『国連軍:7ターン終了時点』

国連軍は戦線を維持。
到着した増援により忠武を強化。
この時点で北朝鮮軍の釜山円陣への突入による、サドンデス勝ちは無くなっている。いや、その前から見えていたかも知れない。それは私の戦略眼が足りなかったのに、他ならない。



『8~11ターン』
8ターン終了時点


9ターン終了時点


10ターン終了時点


11ターン終了時点


8ターンから11ターンにかけては、大きな戦況の変化は無かった。国連軍が釜山円陣へ引き下がり、北朝鮮軍はそこへ攻撃。これは金日成ルールとして強制されているのだが、国連軍が兵力を維持できているため見込みがある訳でなかったのだ。そのため都市を占領して、義務が解消された場合は、攻撃は控えられた。


『絨毯爆撃』

仁川を防御する北朝鮮軍スタックへ絨毯爆撃。結果は4ステップロスと、オーバーキルとなり同地の北朝鮮軍は壊滅。これでソウルへの最大抵抗勢力は消え失せたのである。


『12ターン終了時点』

12ターンと8ターンの違いは、仁川以外は殆どない。
間違い探しに近いだろう。国連軍は仁川からソウル周辺にかけてFBで移動妨害。これにより、北朝鮮軍の後方へ配備されていた連隊は、ステップがないため行動を妨げられてしまった。


『13ターン終了時点』

北朝鮮軍による釜山円陣へ対する空しい攻撃が行われている。その後方で国連軍の上陸決行。
仁川には北朝鮮軍が無かったため、無血上陸となり最後の抵抗拠点である冨川占領。ソウルへも接敵する。


『14ターン:北朝鮮軍投了時点』

北朝鮮軍は撤退を宣言。
しかし、国連軍のソウル占領は確実な事態であり、北朝鮮軍にそれを阻止する術は無かった。私も勘違いしていたのだが、国連軍がソウルを占領しているだけで勝利条件を達するのである。結局、マンセー突撃は行われないまま、ゲームは終了してしまった。
北朝鮮軍も国連軍も、かなりの兵力を維持していた。先にも述べたが、戦略眼が良ければもっと勝負を長引かせられただろう。残念だ。
個人的には、4ターンに勝負を賭けられたので、満足感はある。DASRECHさんにも「ギリギリ勝負だったので楽しかった」と言われたのであるが。負けてヘラヘラ笑える程、人間は出来てない(知ってた?)。
DASRECHさん、また対戦しようぜ。
今度はもうちょっとマシに戦えるようにするからさ。
その前に、『日露対戦10番勝負リターン』が先になるがね。

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2013-05-31 19:55

『重い日曜日:朝鮮戦争』 その1



千葉会で対戦した『朝鮮戦争』のリプレイをお送りする。
歳を取り親父になると、予想外の続々と事態が起こる。
DASRECHさんもそうで、お家の都合で千葉会の掲示板へアクセスできない。そこで最後の連絡手段はとなると、直電。そう、携帯電話への連絡が命綱。
この対戦も数日前に、「日曜日に(朝鮮戦争)どうっすか?」と、DASRECHさんらしくないヤンキー口調で対戦の強要お願いがあり。
こちらも好きなゲームなので否応はなく。まあ、凹負けしそうなのは、困った話ではあるが。能天気なのか、私はDASRECHさんを相手にして、勝てる見込みは少ないものの、負ける気はしない。


『国連軍配置』

さて、リプレイへと移ろう。
陣営は、私が北朝鮮軍、DASRECHさんが国連軍を担当。
『朝鮮戦争』なのだが、まず国連軍・・・、と言ってもこの時点では韓国軍しかないのだが、その配置が指定されている。写真はそれが一通り終わったところ。


『北朝鮮軍配置』

続いて北朝鮮軍の配置となる。
北朝鮮軍は4つの戦区に戦力を分配する。1ターンの間は戦区の境界である緑の点線を越えて、他の戦区へは攻撃できない。これにより、初期の作戦方針が読み取れるのだ。
『朝鮮戦争』には、幾つもの特徴がある。
第一に挙げられるのは、史実でも活躍した北朝鮮軍の戦車旅団だ。これらのユニットは3個しかないものの、韓国軍のZOCを無視でき。さらに、戦車旅団だけに許された戦車移動フェイズには、韓国軍へ突入を行え、退却か見込みのない反撃を強制できるのである。
今回はその戦車旅団全てを京城(現在のソウル)の正面である、議政府戦区へ配置し、歩兵師団も最大の4個師団を集中。戦車旅団を全て議政府へ集中するよりも、春川戦区へ一部送る方が、戦略的に優れているとは思っている。しかし、一旦は議政府にて韓国軍へ損耗を強いて、2ターンからは春川方面へと転用するつもりであった。
続いての特徴になるのは、北朝鮮軍の特殊大隊による海上移動になる。これは大規模な敵前上陸と言うよりも、ゲリラ戦による後方撹乱に近い。そのため特殊大隊は、海上移動を行える東岸へ配置するのが定石なのだが、今回は開城戦区へ1個配置し、歩兵師団も議場政府に次ぐ戦力の3個歩兵師団とした。特殊大隊をこちらへ配置したのは、以前の対戦で甕浦に配置されている韓国軍が、北朝鮮軍の後方を荒らして、その対応が・・・。正直面倒臭かったので、それを押さえるため。
東岸の江陵戦区には、残る特殊大隊1個と2個師団と歩兵旅団。この配置では初動にて韓国軍が江陵へ2個連隊を篭らせるギャンブルを行えば、オッズが額面3:1から1:1へと下がり、危険な攻撃を避けられない懸念はあった。しかし、・・・まあ何とかなるだろ、と。
国連軍に取り、戦車旅団とともに捌くのが難しいのは山地。道路ない山地にはZOCが及ばず、擦り抜けられてしまうのだ。その山地が入り組んでいる春川戦区には3個師団に足の早い自動車化旅団。
サンセットの改正により配置せずとも良い西岸の甕浦戦区には戦力を置かなかった。


『韓国軍初動』

北朝鮮軍の配置を終えると、韓国軍の初動だ。
これは前線に近く、右上にドットのある韓国軍が半分の移動力を使え、これにより北朝鮮軍の目論見を阻む事が出来る。このDASRECHさんが行った初動は、ある意味定石と言える。
最大の特徴は議政府戦区であり、この韓国軍の布陣により北朝鮮軍は1ターンにソウルへの突入が不可能になっている。
春川戦区では、北朝鮮軍に山地から浸透されぬような布陣。
江陵戦区は、一般的になる。犠牲の韓国軍を1個前線へ送って、足止めを狙う。


『北朝鮮軍:1ターン終了時点』

北朝鮮軍の移動を終え、戦闘の宣言を終えた時点。
『朝鮮戦争』では攻撃を事前に宣言する。これはエポックのゲームしかで見掛けなく、なかなか面倒。そのためか以降のゲームでは取り入れられてない。


そして北朝鮮軍の戦車移動を終えた時点。
北朝鮮軍の戦果として、韓国軍を攻撃により2個と、戦車連隊の突入により1個、合計3個壊滅させている。それに包囲や戦線後方へ取り残した韓国軍も3個ある。壊滅させたユニットが3個というのは、少ない。攻撃を受けた韓国軍で“D”を乗せて生き残っており、それが散見されるのは、自分の攻め手が温い証拠だ。


『国連軍:1ターン終了時点』

韓国軍の主力は漢河を中心に戦線を構築。さらに山地も組み合わせて北朝鮮軍の前進を阻んでいる。韓国軍のZOCを無視できる北朝鮮軍の戦車連隊であるものの、河川が関わると適用されるのだ。これも分かり難い。
そして東岸沿いでは、一気に部隊を後退させている。この辺りの見切りは、さすがDASRECHさんだ。
春川戦区で捕らえられていた韓国軍は、山地へと分け入って離脱を試みている。


『北朝鮮軍:2ターン終了時点』

北朝鮮軍は漢河を突破。
この過程で韓国軍を3個壊滅。さらに6個連隊を拘束している。しかし、山地で拘束した3個のために、北朝鮮軍は6個を投入している。ある意味、この韓国軍は大いに義務を果たしているとも言えるのだ。
北朝鮮軍が注意したのは、国連軍の反撃である。
これまでの対戦で、DASRECHさんの国連軍は積極的に反撃を仕掛けて来るのは知っていた。そのため、突出して反撃を受け易い戦車連隊には、地形効果を得られるヘクスを選んで前進させた。


『国連軍:2ターン終了時点』

国連軍は巧妙に・・・。そう、文字通りに巧妙に戦線を構築。
北朝鮮軍に捕らわれた韓国軍をも使い、戦線を構築したのである。“U”が乗っているのは、補給切れの韓国軍。これらに幾つかの韓国軍を追加し、戦線を構築したのだ。
北朝鮮軍としては、前進できるのは韓国軍のZOCを擦り抜けられる戦車連隊だけで、主力は絡め取られて前進できないのだ。


『北朝鮮軍:3ターン終了時点』

北朝鮮軍は韓国軍の張った戦線の突破・・・。というより掃討に近いな。掃討に追われた。このターンに最大の7個連隊を壊滅させる。そして戦車連隊の1個を韓国軍の戦線後方へに突出させる。


『国連軍反撃』

国連軍は突出した戦車連隊へ反撃を敢行。
これは壊滅させる。DASRECHさんは平然と、「包囲して2打撃を与えられる4:1が立てばやっていい」と。


『国連軍:3ターン終了時点』

国連軍は山地でしか戦線を張ってない。
韓国の西方へ広がる平地には、一切部隊を配備しなかったのだ。山地では韓国軍を犠牲にして停滞させ、平地は土地を犠牲にして部隊の損耗を防いでいるのだ。尚、仁川の韓国軍は海上移動を忘れたもの。この撮影フェイズ直後に思い出し移動させた。


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2013-05-31 19:38

『マンシュタインのラストステップ』 その2

『3ターン』
①ソ連軍増援:増援チットも『マンシュタイン最後の戦い』で導入されたシステムだ。以前の『激マン』や多くのゲームであるなら、ターンの決まった時期に両軍の増援を受け取れる。しかし、『マンシュタイン最後の戦い』では、ソ連軍は増援チットを投入する事で。ドイツ軍はマンシュタイン・チットを交渉として使い、その時の状況により個数は変わるものの、増援を受け取れるのである。
さて、ここでソ連軍の増援チットが引かれたのはタイミングが良かった。実は、『マンシュタイン最後の戦い』を何回かプレイして、増援チットを選択したのは始めだった。というのは、チット方式のゲームでは、額面戦力はあまり戦況を変える要素ではない。1つのユニットが何回も移動と戦闘を行えるため、増援で戦力を増強するよりも、活性化を優先した方が効果的だった。何より、増援の部隊を確認すると、肝心な戦車軍団はそれほど多くなく、歩兵師団が圧倒的に多い。それに増援は鉄道で現れるため、戦線の進捗状態により遊兵に成りかねない。今回、初手で増援を得られたので、ソ連軍の戦線で弱体な地点を補強でき、さらに少ないながらも戦車軍団を攻勢の主軸となる地点を増強でき、さらに司令部の活性化による前進も見込めるので助かった。
②第8軍:ドイツ軍はハリコフ死守部隊を残し、周辺の部隊を後退させる。
③マンシュタイン:ハリコフの死守命令を解除する。この時点での死守命令解除は、ギリギリと言える。ソ連軍の攻撃態勢が整っている上に、ここへチットが集中するのは見えていたのだ。
④ステップ方面軍:第2次ハリコフ攻撃により、同地の占領に成功する。死守命令が効いていればステップロスで維持が出来たのであるが、解除されれば「R」の結果が出た時点で、陥落は決定。死守の解除はある意味、脆弱性を伴うとも言える。
⑤ヴォロネジ方面軍⇒割り込み第4装甲軍:今回も危険な地域であるヴォロネジ方面軍が引かれたのでドイツ軍は割り込みを行った。そして戦線を大きく下げる。
⑥補給判定:このターンも両軍に補給が切れるようなユニットは無かった。
⑦第1装甲軍:ドニエプルペトルフスク周辺で一気に戦線を下げて、ドニエプル河に沿った戦線を構築。これ以降、ドニエプル河を巡る戦闘が開始される。
⑧ヴォロネジ方面軍:ドイツ軍に追い付くべく前進させる。
⑨南方方面軍:こちらも前進する。ここでは南端へは弱体なユニットで戦線を構築させ、攻勢の主軸となる親衛師団や戦車軍団はドニエプルペトルフスク周辺へと集結させる。
⑩第4装甲軍:歩兵師団を先行させドニエプル河を渡らせ、後衛に装甲師団をドニエプル東方へと残す。
⑪ステップ方面軍:ハリコフ占領を終えたステップ方面軍であるが、先遣隊はドニエプル河の東方へ残置するドイツ軍へ追撃を行い、歩兵部隊はゾロゾロと前進。
⑫南西方面軍:この南西方面軍もドイツ軍への追撃を行う。この時点でステップ方面軍の諸部隊を指揮範囲に入れている。


3ターン終了時点。
3ターンの総評であるが、まずVPは24であった。内訳は、スタリノとハリコフの占領で16。ユニットの撃破による10(歩兵師団×6、装甲師団×2)。司令部の置き換えがソ連軍の1回でー2。
このターンに壊滅したドイツ軍ユニットが多かった。それでも健在なドイツ軍が、これまでの対戦と段違い多く、以降の苦戦が予想された。
そして、これはゲーム後に交わされた意見であるのだが、ドイツ軍はこの時点で全ての部隊をドニエプル河の西方へ逃れさせるべきだった。後衛に装甲師団を置いたため、その脱出に手番を必要とし、他の地点での危機に手を打てなくなったのである。これは次のターンに顕著となる。


『4ターン』
①ステップ方面軍⇒割り込み第1装甲軍:ドニエプルペトルフスクからクレメンチュークまでの東方で残置されていたドイツ軍を撤収させる。ここで逃さねば、ソ連軍に喰われてしまうところだった。
②第1装甲軍:再度の活性化により、先の地域から完全にドイツ軍は撤収を完了した。
③ステップ方面軍:ドイツ軍に先行され逃げられたため、追いかける。
④第6軍:戦線南端のドイツ軍ユニットを後退させる。ここでの後退が遅れ気味である。道路移動を利用すれば、殆どの部隊をドニエプル河の西方へ撤収できた筈だ。
⑤補給判定:補給が問題になるユニットは無かった。
⑥ヴォロネジ方面軍:ドイツ軍に引き離されているため、先遣隊の戦車軍団が接敵できただけだった。
⑦南西方面軍:ドニエプル河へ向け前進。先遣隊の親衛師団と戦車軍団の攻撃により、クレメンチュークを占領。その南方でもドニエプル河の渡河に成功する。

⑧ステップ方面軍⇒割り込み第4装甲軍:クレメンチューク北東部で撤収できずにいた第23装甲師団やSS装甲師団を逃す。
⑨南方方面軍:戦線を2つに役割分担する。1つはドイツ軍の嫌がらせを防ぐため、薄い南端での警戒線とスタリノの防衛隊であり、もう1つはザポロジェからドニエプルペトルフスクへと押し寄せる。司令部はドニエプルペトルフスクの周辺へ展開。
⑩ステップ方面軍:確保した橋頭堡より、続々と部隊を渡河させる。そして第1次ドニエプルペトルフスク攻撃。「―」で失敗。1.5:1と低比率な攻撃であったが、主力である歩兵師団が参加しているため、代えは幾らでもいるのだ。
⑪南西方面軍:クレメンチューク周辺のドイツ軍を撃退。ドニエプル河を越える道路を確保する。そして第2次ドニエプルペトルフスク攻撃。今回も「―」で失敗。A1で損害が出ないだけマシ。
⑫第4装甲軍:危機的状況になったクレメンチューク周辺で反撃。親衛戦車軍団に打撃を与える。


3ターンの総評。ソ連軍の予想以上に、ドニエプル河の渡河に成功している。対戦相手の提督さんが述べたことであるが、ドニエプル河は強固な抵抗線にならず、ここでの抵抗は罠ではないか、と。そう思い計算してみると、ドイツ軍がドニエプル河で戦線を構築しても、攻撃正面が3ヶ所あれば、攻撃力が半減しても2:1の比率は立つ。このオッズでは、半分の確率で攻撃は成功する。そして、一旦渡ってしまえば、ラッシュによる橋頭堡の拡大は避けられないのである。
さて、リプレイの冒頭にソ連軍=私が試してみたかった作戦は、この状況になる。何度かの対戦で、司令部の動向を把握できた。その中でポイントとなるのが、ハリコフの占領であり、そのための司令部が必要だ。そしてそれはステップ方面軍以外には有り得ない。
以前ならば、ステップ方面軍はヴォロネジ方面軍と合流し、北部でのドニエプル河を目指しラッシュを行っていた。南部は南西方面軍と南方方面軍によるラッシュであり、それを交互に行う事でドイツ軍の集中を乱し、戦線の崩壊へと追い込んでいた。

ところが、ハリコフの占領によるステップ方面軍の南下が避けられず、北部のラッシュに拘ると余計な手番が掛かり、部隊の置き忘れが多発してしまう。そこでステップ方面軍の南下が避けられないのであれば、そのまま南西方面軍と南方方面軍に合流し、この3個の司令部でラッシュを行ったらどうであろうか、と。この過程であればステップ方面軍は置き忘れの部隊を回収できる。
今回はこの作戦が当たり、ドニエプル河の渡河で大きな戦果を得られている。


『5ターン』
①ステップ方面軍⇒割り込み第4装甲軍:死守が効いているドニエプルペトルフスク以外のドニエプル河からの後退を行う。
②ステップ方面軍:後退したドイツ軍に釣られるように前進する。攻撃は第3次ドニエプルペトルフスク攻撃のみ。ここで「RR」の大戦果を得て、ドニエプルペトルフスク守備隊は2ステップの3戦力だけとなった。
③ステップ方面軍:この時点でドニエプルペトルフスクへの攻撃が7:1まで上がり、最低「RR」の結果が得られ、死守命令の解除されていないドニエプルペトルフスクの占領が決定したため終了となった。マンシュタインは、死守命令の解除のためにカップへ投入済みで割り込みで使えなかったのだ。


VPはドニエプルペトルフスクの占領と、その過程での壊滅を加えても39である。まだまだ勝利条件の65VPまでは、余裕があった。3ターンまでの進捗具合から考えると、予想外の勝利であった。



ドイツ軍の戦略であるが、以前にも述べている通り、ドニエプル河での抵抗は罠であると読み切り、戦線を図のように後退させる予定であった。
確かに、ある程度の戦力を維持したまま、後退されれば、ソ連軍はかなり厳しかっただろう。ドイツ軍の戦線は装甲師団だけでも問題は少なかっただろう。やはり、3ターンの見切りが敗因と言える。
個人的に、対戦相手の提督さんに厳しい記事となり、申し訳ないと思っている。それでも、ソロプレイでドイツ軍に勝ち目のある作戦を考えられたのは、さすがと言える。大変参考になりました。
ここでお礼を述べさせて頂く。対戦有難う御座いました。陣営はどちらでも良いので、また対戦をお願いします。


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