AH『THUNDER AT CASSINO』元々はですね。
かみさんとpmnjさんの対戦だったんです。
以前の対戦でこのゲームの魅力に撃たれていまして。そこに掲示板で、このゲームの対戦が決まって羨ましくて羨ましくて。
それでも会場に到着して二人の対戦を眺めていたんです。大人しく(ホントよ)。
『2ターン始め』こちらの写真は私が11時に遅れて到着し、早々に写したモノ。2ターンが始まったところでした。うーん、ピンボケだ
陣営は防御側のドイツ軍がかみさん、攻撃側の連合軍がpmnjさんでした。
ここまでの戦況なのですが、ドイツ軍の初期損害は3個と大変少なかったです。しかし、一番大きいのは瓦礫が多かったこと。何せ、2ヶ所しか残骸のないエリアはありません。そのため戦車を投入しての前進が行えません。
連合軍は中央へ部隊を進出させています。むむむ、このエリア(A)がドイツ軍に押さえられています。これでは兵力をスライドされ、攻撃正面を増やせません。
ここは地形効果が低いため、配置するのは危険です。初期損害を受けなかったのでしょうか。それでも2個のユニットがあるという事は、1ターンに移動で入ったのでしょうか。しかし、それをすれば数的優位のある連合軍に、勝ち目のない白兵戦へ巻き込まれてしまいます。
この2ターンに連合軍の主力が登場するため、勝負はこれからになります。
『2ターン終了時』連合軍はカッシノ寺院へ向けて、前進方向へ変えています。
市街戦は要地であるキャッスルヒルへ突入。その麓も制圧しています。中央から進出を目指しているんですね。
それと市街地の奥地(A)に戦車を投入。撮影時間は12:51でした。
『3ターン終了時』3ターン終了時点です。この撮影が15:27でした。
ここでかみさんが『SANTASi』へと流れたため、私がドイツ軍を担当することになりました。実は、かなーり嬉しかったですwww。
さて、ここまでの戦況です。
カッシノ寺院周辺のドイツ軍は危機的状況になっています。カッシノ寺院に誰もいませんし、その正面も1ユニットしかいません。
キャッスルヒルも連合軍が占領しています。ここを押さえられると、砲撃を有効に行えるため、厳しくなります。
麓の攻撃は停滞しています。先のエリアにドイツ軍は多くの歩兵を置いているだけでなく、対戦車砲も睨みを効かせているからです。
側面(A)からは戦車隊に歩兵が合流。ここでは白兵戦により、一般の歩兵がなくなりMG(火力が大きく、敵の行動も防ぐ重要な部隊)しかいません。これは大変危険です。
何故なら、戦車は白兵戦が強く、MG部隊はそれが苦手なのです。
『4ターン終了時点』危機的でありながらも、何とか堪えられるのが、このゲームのいいところです。
カッシノ寺院に連合軍が突入しましたが、この側面からドイツ軍の増援が到着し逆襲に出ます。周囲を封鎖し、カッシノ寺院へも大量に部隊を送り込んで、今度はこちらが優位な白兵戦へと持ち込でいます。これでカッシノ寺院周辺は落ち着きを取り戻しました。
白兵戦は市街地の側面でも行われています。
こちらは戦闘工兵を突入させ、連合軍の戦車(シャーマン)を狩っています。
他のエリアでは、瓦礫が邪魔してシャーマンが前進をできません。pmnjさんも上手くて安易な行動をした増援のスタックが、航空爆撃により大損害を出してしまいます。
まさに「ヤーボめ!」でした。
キャッスルヒルの麓でも、前進して来たシャーマンを狙った対戦車砲を、歩兵の射撃で撃ち取るなど、血で血を洗ってます。
『5ターン終了時点』カッシノ寺院に取り付いていた連合軍は、全て撃退されています。これでカッシノ寺院に突入した連合軍は孤立することとなります。
市街地の側面(A)では、ドイツ軍の反撃により、シャーマンが撃退されてしまいました。これにより、最前線にあったMG部隊や対戦車砲を後方へ後詰として戻します。
連合軍の攻撃はキャッスルヒルの麓(B)。戦線の中央へと指向しています。砲撃と白兵戦、そして射撃によりドイツ軍が押されています。この中央部でドイツ軍の損耗が激しく、危険な状態になっています。
これが両軍の損害。正に屍ルイルイ@田川陽介。
世代が同じなので「ルイルイ♪」と出ると、皆で田川陽介の真似するんです。可愛い戦況ではありませんが。
『6ターン終了時点』連合軍はカッシノ寺院周辺へ砲撃を集中し、ドイツ軍の戦線に穴を開けます。そこへカッシノ寺院で孤立していた部隊が撤収。これでカッシノ寺院も安定しました。
中央から前進していた連合軍へ、ドイツ軍の増援が到着。
撤収はしましたが、縦深陣地を構築しています。
『6ターン終了時点』どこかでターンの表示を間違えていたみたいです。6ターンが二つ出て来ますけど、笑って許してくだされ。
連合軍は中央でのごり押しを進めています(A)。大兵力を集中し、「戦争は数だよ、アニキ」状態です。
カッシノ寺院には空白地帯が出来ています。連合軍にしろドイツ軍にしろ、このエリアへ入ったら、敵の射撃により大出血を強いられるのです。
ヤーボにやられた経験で、ドイツ軍は増援をバラして前進させるようにしました。これが実戦らしくていいです。連合軍も真似してましたっけ。
『7ターン終了時点』中央のごり押しもドイツ軍が先手を打って、前進の予測される地点へ部隊を配備しています。
連合軍はようやく工兵が瓦礫を排除し、シャーマンを前線まで送り込んでいます(A)。これが出来ないと進まないんです。今度は、このエリアを基点に前進を行いました。
『ゲーム終了時点』ちょっと飛びます。連合軍は勝利の見込みがないため、「パス・パス」のターン終了を選びました。
消極的な見方もあるでしょうが、途中で止めたり、無理な前進を行って損害を増やすよりは、実戦の指揮官のようで好感を持ちました。
今回は瓦礫が多過ぎて連合軍の優位性である、シャーマンの大量投入が出来ませんでした。
これが出来ていれば、ドイツ軍の損害はもっと多かくて、押されていたでしょう。
こればかりは運次第です。
しかし、この瓦礫がランダムに発生するのは、展開の多様性を生むため、大変良い処理です。
こちらがゲームを終えた時点の損害。両軍とも山積みです。
攻撃側の苦しいシステムで、どうしてもコレくらいの損害は出るのでしょう。
それから、ちょっと慣れた人間がドイツ軍を担当したら、連合軍は相当に事前の計画を立ててなければ、勝つのは難しいでしょう。
それでも、遣り甲斐のあるゲーム・・・。傑作ゲームであることは、間違いありません。
この場を借りて、変わってくれたかみさん、快くそれを許してくれたpmnjさんに、心から感謝の言葉を送ります。
有難う御座いました。大変楽しくて、嬉しい時間を得られました。
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