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2024-11-23 22:05

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2011-01-19 19:27

『第八十六回千葉会の報告』@土曜日版 その1

一月十五日(土)

参加者は12+1名。
プレイされたゲームは以下の通り。
コマンドマガジン『THE RUSSIAN CAMPAIN2』
コマンドマガジン『WHITE DEATH』
コマンドマガジン『VICTRY AT MIDWAY』
RPGゲーマー『双頭の獅子』
ValleyGame『HANNIBAL』
HJ『DOMINION』×たくさん
『SPEARPOINT1943』×たくさん

写真は午前中の会場全景。それに左右のテーブル列をそれぞれに写しとります。

右の列を手前から、私とDASRAICHさんの『ロシアン・キャンペーン』卓。その向こうではmitsuさんと断鉄さんがB級しています。だから、ここはちはら会ぢゃあないんだから( ̄^ ̄)。
B級の向こう側には対戦相手待ちの『ハンニバル』が広げられてます。

左の列には、手前から提督さんとかみさんの『ホワイトです』卓。その向こうで中腰なのはPONTAさんがASLを準備中。中腰のあちらでバインダーが直立しとるのは、『ミッドウェー』の準備中で、mitsuさんがB級に行っとるので、こまいふさんが待機しとります。
一番奥には、鈴木@札幌さんと旅団長さんの『スピアー・ヘッド』卓。こちらも札幌からの飛行機待ち(誇張アリ)の旅団長が待機中ですね。
それなりの大きさの会議室だったのですが、机が中途半端で、微妙にフルマップを広げられません。そのため、『ホワイトです』には机が2つ必要なものの、余白が結構出たりして、効率的でないんですわ。

こちらが逆からの写真になります。
一部に固まってるのが分かりますが、それは人気でありなかなか手が出ない『WHITE DEATH』へ引き寄せられたから、に違い(゜∀゜)ナイ。



『WHITE DEATH』
    
提督さんとかみさんの『WHITE DEATH』になります。
写真は1ターンが始まったところ。
なかなか敷居の高いゲームだったため、2人ともGDW時代には手が出なかったそうです。
そしてコマンドマガジンの最新号で付録になり、ここでやらないでいつやる、と対戦になりました。口々に「いつかは対戦したいと思ってました」と話していましたっけねぇ。
で、シナリオは「とりあえずキャンペーンでどう?」みたいなノリで始まっていました。
しかし、各ターンにやる事が多く、なかなか進みません。

朝から始まって、昼過ぎにようやく1ターンが終わってましたかねぇ。こちらの写真が時点になります。時間を確認すると12:43。これは終わらないぞお( ̄▽ ̄;)。結局、3ターンまでのシナリオに修正してました。
それに夕方まで掛かり、まあ千葉会らしく『ドミニオン』へと流れていました、とさ。



『THE RUSSIAN CAMPAIGN2』
  
私・yagiとDASRAICHさんの対戦した『THE RUSSIAN CAMPAIGN2』です。
ソ連軍を担当し負けました。ぐうの音も出ない程の徹底的な負けです。
写真の直後に、ドイツ軍が南部から駆け上がり、ゴリーキ攻防戦を行い、スターリンがギリギリ脱出します。ソ連軍には他にアルハンゲリスクしか維持できていません。惨敗と言えます。・ロシキャン談義2
対戦の後、観戦武官のSAMさんも交え、感想戦をしました。DASRAICHさんは難しい事を言う訳ではありません。いや、簡単な事しか言いません。しかしそれを行えるかは別問題。
では、私からとして、魂を込めて練り直します。リベンジせんとね。



『双頭の獅子』

またまたmitsuさんが持ち込んだんですよ。B級ゲームを。
だから写真もありやせん。嘘です。取り忘れただけっす。
軍人将棋をモンスターハンターに置き換えたゲームらしいです。モンスターハンターすら知らないオレには、何が何だかです。軍人将棋は、子供時代に苦手種目でしたから、はぁ。
で、mitsuさんが取り出しまして。
こちらのビミョーな顔を無視して、インストを始めてーの。ちゃんと聞いてましたよ。一応は。
でも、ボクには無理だわ、とyagiは跨ぎまして。断鉄さんとチェンジ。後は任せました。ゲームとしては、悪くないらしいですよ。戦術眼が必要だわ、相手のユニットを読んだり、と。
詳しいリプレイは、ちはら会のブログをご覧くだされ。
長文過ぎるので分割しやす。

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2010-12-30 22:35

『2ヶ月遅れのASL:運と不運』@その5

さて、長々書いて来た、この対戦ですが、この中盤で終わりを向かえます。
それは不運がドイツ軍に押し寄せてきたからです。先ほどまでは、ドイツ軍に風が吹いており、ソ連軍は苦境に立たされていました。ところが、この風が向きを変えたのです。
まあ、これからその詳細をアップしますので、見てくださいな。

『5ターンのドイツ軍』
   
勘違いしていたようで、このターンに策敵を行ったのでした。
では、ダブりますが解説して行きましょう。
前衛に民兵が隠蔽状態で2個ありました。まず、Aのスタックが「待機射撃」を宣言しました。ここにはMMG4-6-7×2+8-1がいました。
次に、Bの2-4-7がE9へ入り、こちらが「OK」と言った瞬間に「策敵!」を宣言したのです。
   
そしてdrの結果、2個の3-3-7は隠蔽状態を失いました。
策敵した2-4-7は、策敵による損耗により除去されてしまいましたが、民兵を危険な状態にしたため、その犠牲は報われる予定でした。
しかし、姿を現した3-3-7分隊2個は、ダメで元々とドイツ軍の最優秀な9-2スタックへ3火力+2DRMの射撃を行いました。
すると、その結果はNMC。9-2ですから、華麗に通すハズでしたが、ドイツ軍のDRは6ゾロ。負傷チェックの結果、9-2は戦死してしまいました。これは大きいポイントでした。
ドイツ軍は左右への展開を行わず、勝利条件への8マップを目指して直進をします。
先遣隊のHSは、ソ連軍の戦線へと分け入っています。
ソ連軍も中央で損害を受けつつも、それから立ち直っています。
左翼では、民兵の抵抗する建物へ1個小隊が圧力を加えています。
ここで思い出したのですが、戦意喪失(DISRUPT)のユニットは、開豁地では潰走するのです。それ以外の地形では、潰走しないで。まあ、簡単に言って「僕は、もう戦争は嫌だよぉ」と震えているですが。
ちょっと勘違いしていました。


『5ターンのソ連軍』

戦意喪失した分隊が逃げ込むと、そこであっさり回復。戦列に復帰してしまいます。これで随分楽になりました。
何故なら、このターンから「地下道スカルキング」を行ったからです。
実は、地下道移動のルールは知っていましたが、ちゃんと使うのは初めてだったのです。
どうやるかと言えば、これはザハさんに確認して貰いながらだったのですが。
まず、地下道移動が出来るユニットのは、SSRで指定されています。このシナリオの場合、民兵が行えるのですが、地下道移動のルールで・・・。あれ?地下道移動出来るユニットと、一緒に行動する場合、その能力を与えられる、って何処かに書いてあったんですけど。ルールを散々見ても見つかりません。間違えたのかしら。
とにかく、地下道移動を行えば、安全に、しかも隠蔽状態で地上に現れることが出来るのです。
ですから、防御の射撃を行ったユニットが、地下道移動を行って、別のヘクスに隠蔽で現れる。それを2つで行えば、ヘクスを入れ替わるだけで、隠蔽状態を維持出来るのです。これを延々と行ったのです。
   
それを使って、AとBのユニットが入れ替わりしました。
そしてドイツ軍にまたもや不運が襲い掛かります。狙撃兵がMMG×2のスタックを指揮していた9-1を撃ち殺したのです。
これにより、スタックしていたMMG4-6-7の2個は混乱してしまいました。



『6ターンのドイツ軍』


ドイツ軍の攻勢は停滞しています。
“A”建物へは突入したのですが、前進できているのは、ここだけです。
ここでは民兵の投げた火炎瓶が失敗し、自分が混乱して、火種がそのヘクスへ置かれています。
ちょっと記憶違いかもしれませんが、ソ連軍は“A”建物から撤収していますね。
確か、そのような行動をした記憶があるのです。多分、この前のターンに。
何故なら、ドイツ軍はここの時点で投了を申し出るからです。
地下道スカルキングも2ターンに渡ってやった記憶もあります。まあ、何処かで間違えたのでしょう。
それでも、大差はありません。
運の流れが、一気に傾いてドイツ軍がどうしようも無くなったのは同じですから。

姿は見えませんが、ザハさんが左手を腰に当てており、右手を顎に持って行っているのが、想像できます。
それが苦戦の様を表していると思います。

対戦を終えて、Beyond Valorのシナリオが奥深く作られていると実感しました。
これだけ大きくて、動きがあるシナリオの方が、作戦の幅があるため、面白みが深い、とも。


予想外に、対戦が早めに終了したため、J103『Lenin's Sons』も対戦しました。
ところが、時間的には問題なかったのですが、私自身の集中力がキレていまして。
凡ミスが多いと思い記録をしていませんでした。しかし、ギリギリの勝敗となりましたから、これもちゃんと記録をすべきだったと反省しています。
ザハさんのブログに詳細がありますので、興味がある方は、そちらをどうぞ。


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2010-12-30 20:52

『2ヶ月遅れのASL:ASLの完成度』@その4

私は、このブログをご覧になって貰っていると分かるとおり、多くのゲームに手を出しています。
そして思うのが「ASLはいいなあ」という事です。ウォーゲームとして完成度が違います。
囲碁や将棋では熟練した人間には、素人が絶対に同じ条件では勝つ事ができません。ところが、ASLではDRによりけりで勝ててしまうのです。
しかし、多くの対戦数を重ねて行くと、熟練した人間の勝率が高くなっていくのです。
色々のゲームをやっていると、基本的な戦術は同じなんですよ。
例えば、敵軍を包囲したり、なるべく効果が出る攻撃をかける、とか。しかし、ゲームによって独特なテクニックがあります。
それらを把握するためにはルールを読み込んで、実際にユニットを動かさなければなりません。
それはゲームごとに違うため、繰り返す必要があるのです。そして、その努力が報われるとは決まっていません。
それらの手間を考えると、ASLはいいなあ、と思うのです。


『3ターンのドイツ軍』
   
ドイツ軍は全軍の渡河を命じました。ここでは写真とVASLの再現図を並べて解説します。
火点となる“A”建物の2階へMMG×2を上げています。最強のMr.9-2もHMGとともに前進しています。
“B”建物の白兵戦は何時終わるのかも知れません。何故か、ここのソ連軍4-4-7分隊が頑張って、ドイツ軍の兵力を拘束しているのです。
ソ連軍は混乱した4-4-7分隊がこのターン頭で回復し、右翼の兵力が3個分隊となりました。
死守の構えをしている“C”建物で混乱している分隊がありますね。
これはドイツ軍からの4火力+1DRMを受けたのです。低い火力だったため、何て事ないと思っていたので、アラアラでした。

ここでソ連軍の狙撃兵がこのヘクスに置かれている理由を説明しましょう。
ソ連軍の狙撃兵は20マップにドイツ軍が入らなければ、動く事はありません。私はドイツ軍が前進する過程で、この周辺を進撃路にすると読んでいました。
そしてドイツ軍の前進する先頭には、優秀な指揮官が配備されているとも。
その指揮官を狙っての狙撃兵を配置でした。


『3ターンのソ連軍』

ソ連軍は20マップに入ってから勝負だと、心の中で呟いていました。
    
ですから、交戦を避けて後退・・・、したハズだったんですけど。
混乱しているユニットが、2個ほどいますね。あらら、雑な移動をしてしまいましたかね。
記憶では、ドイツ軍にDRが傾いて、低い火力でも効果がある時間帯があったのです。それが多分、この辺りであり、ソ連軍に損害が出たのです。

それとソ連軍の左翼から、大回りをして右翼へ向かっている部隊が、写真の隅に写っています。


『4ターンのドイツ軍』

ソ連軍の後退に釣られるように、ドイツ軍も前進を行います。
先遣隊は、ソ連軍と隣接する事となっています。ソ連軍の一部も捕虜になっています。これは私のミスなんでしょうね。退路を確保すべきだったんですけど。
それと火種が起きています。これは民兵が火炎瓶を使って、その影響です。
ドイツ軍も撃退できていますから、ソ連軍としては御の字でした。下手をすると、火炎瓶を使った方が混乱してしまいますから。
そして20マップへも突入。ソ連軍の狙撃兵が動き出します。
ここで完全にロックアップが終わり、腕を取り合いから、関節技の攻防へ移っているのです。プロレス的な表現では(だから、分かねえって)。


『4ターンのソ連軍』
   
ソ連軍にまた試練が起きています。
ダッシュで建物間の道路を越えようとした分隊が、戦意(DISRUPT)を喪失してしまったのです。それに長引いていた白兵戦も、順当にドイツ軍の勝ちで終了。
これで右翼に配備されていた4-4-7分隊は、ほとんど姿を消してしまったのでした。
ソ連軍の予定通りに、火種の燃え広がり火災へなっています。しかし、燃え広がり自体は遅いのでした。肝心な地点では、ドイツ軍の消火活動が効いて、燃え広がる気配はありませんし。
ソ連軍にとって救いは、大回りしていた部隊が、後方ながら到着したことです。
これで大崩壊は無くなったのです。

ソ連軍は“A”建物を強化すると同時に、一部の兵力を後退させています。
これは防御戦闘では、引き際が難しいのです。そこで一部を先に下がらせて、準備を行わせているのです。
ちなみに、“A”建物でLMGが見えますね。これは混乱しているLMG3-3-7なのですが、1ターン混乱してから復活しないのです。ASLをやっていると、こう言う「起きない子」が一人くらい出るものなんです。不思議ですが。

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2010-12-30 18:15

『2ヶ月遅れのASL:ASLの系統』@その3

ASLを始めるに当たって、かなり悩みました。ルールも膨大でしたし、月一の例会だけでは習得するのは困難。もしくはASLだけしか出来なくなるとも。
それでも、出入りし始めたサークルで、千葉会のASLの師匠である、どらさんから声をかけられて。
丁度、私も『Beyond Valor』のユニットを切ったばかりでしたので、その申し出に答えた訳です。それから、2人でやりましたねぇ。それぞれの自宅に寄ったり、会議室を借りたりして。それから、今は開店休業中の日本ASL会にも行って。そこでザハさんやふるきゅさんとも知り合えました。
仲間内でも、ASLに難色を示していた盟友・MMさんも乗ってくれましてね。その後に知り合ったルセロさんやへぼへぼ6+1さん。ホンキチさんや、忘れちゃなんねえ、うおPさんとも知り合えて。他にもたくさんのメンツが増えて、ようやくASLの対戦が一般的に出来るようになりました。札幌への遠征は千葉会のASLメンバーでは、聖地巡礼に近い感覚です。ああ、行きてえなあ。
今考えると。ゴメン、感慨なんてないや。だって、ずーっと面白かったんだもん。
オレから一言「困ったらASLやろうぜ」です。ああ、「そんなゲームやらずにニチロやろうぜ」に比べると、随分落ちてしまいますね。


『2ターンのドイツ軍』

2ターンのドイツ軍は本格的に渡河して来ました。
安全になった“2”橋から、1個小隊で楔を打ってきます。これで合計2個小隊規模の兵力が運河を渡ったこととなります。
“1”橋からは、危険を考慮し、HSを1個だけでした。いや、成功したのが1個のHSだけだったんですね。後方の3-3-7×2個からの射撃で、何か判明しませんが撃退されていますから。
ソ連軍は、基本的に「前衛が危険にならない限り」射撃を行いませんでした。包囲されたり、前進射撃の危険性が高くなければ、撃たなかったんです。

確か、このタイミングだったと思います。
ドイツ軍は半個分隊を前進させ、こちらがOKと言うや否や、「索敵!」と宣言。3-3-7分隊2個から、隠蔽を引き剥がします。こちらも心の中で「上手い!」と唸っていました。予想しない手を使われると、嬉しくなる物です。索敵の損耗で半個分隊は除去されてしまいましたが、その義務は果たしたのです。

さて、ここにザハさんの弱さが出ています。
ザハさんが手堅いんですよ。それは悪くはないんですけど、リスクを取って大胆な攻撃をして来ないんです。問題はそれを相手に読まれてしまう事。
私らみたいな“どらさんチルドレン”は、「マイナス修正さえなければKIAはない」と急激に寄せて行くんです。手堅い行動は、防御には向くんですけど、攻撃には手緩いさが出る、と勝手に思っています。
まあリスクを取ってドツボにハマるのも多いのですけど。
ドイツ軍が○の2階へHMGを9-2指揮官付けて配備しているのは、有効であるとともに、勿体無いと思います。ここからLOSが延々と通るため、迂闊な移動は死を意味します。
ただ、移動の妨害だけなら、マイナス修正が1でも十分だったと思います。「痛い」のは同じですから。
9-2は前のめりに配備しておき、渡河のチャンスがあれば、先頭を切って突進。好機の拡大を狙った方が有効のように。後方からの支援では、相手がその危険性を読めていると、避ける事が出来るのですから。逆に、9-2がこの時点で“B”建物を越えて、石垣に取り付いていたらと思うと、ぞっとします。そこから撤収したソ連軍は、森を頼りに抵抗を試みています。森のTEM(地形効果)は+1のため、9-2の指揮を受けた射撃を喰らうと、マイナス修正となってしまいますのです。これで兵力を削らるのはキツイのでした。

それにドイツ軍には火力の組み方に工夫がありませんでした。歩兵火力にはIFTとIIFTがあります。普段から我々はIIFTを使っているのですが、これには微妙に火力の上がる位置が違っているのです。
IFTはスコード・リーダー時代からの1、2、4、6、8、12、16…、と火力が分けられていて。射撃の効果の目安となる、NMCのDRが、1火力⇒DR4、2火力⇒DR5、4火力⇒DR6、6⇒DR7、8火力⇒DR8、12火力⇒DR9、16火力⇒DR10、16火力⇒DR11…、となっています。私やルセロさんなどは、だいたい体に染み付いていて、DRを見た瞬間に「ノーマル(NMC)」とか「ワン・モラル(1MC)」とか、口に出てしまいます。
これがIIFTでは、1~8火力までは同じなのですが、11火力⇒DR9、19火力⇒DR11、と少し違っています。まあ19火力はを組ませるのは、手間なので省略しますが。
これをドイツ軍が活用するなら、4-6-7×2とLMGで11火力となり、効率的になるのです。このシナリオのドイツ軍は、15個分隊とあまり多くはなく、機関銃は8個と多いため、LMG4-6-7を5個作っておき、その付近に4-6-7を配備しておいて11火力。これに8-1指揮官をスタックさせれば、効果的な火力グループを組み合わせられました。
ソ連軍は、そのような細かい芸当はできなくなっており、ドイツ軍を優遇しているのかなと思っています。
ソ連軍の自動火器ボーナスを持っているのは、5-2-7と6-2-8のため、かなりの接近戦にならないと、自動火器ボーナスを発揮できません。
自動火器ボーナスを考えると、一番優遇されているのは、ドイツ軍の5-4-8分隊だと思っています。前進射撃では、4ヘクスの射程で4火力を発揮出来るからです。額面が6火力の、ソ連軍の6-2-8分隊、アメリカ軍の6-6-6分隊と6-6-7分隊でも4火力。額面が7のアメリカ軍の7-4-7分隊とドイツ軍の8-3-8分隊は5火力です。4火力も5火力も、ほとんど効果は同じです。そして攻撃では4ヘクスでの射撃が、最も多いのです。これを考えると、ドイツ軍のエリート分隊である5-4-8は優遇されているのかな、と。
LMG5-4-8分隊が2個にじり寄って来ると、16火力を発揮出来るため、かなりの脅威になります。
ちょっと余談に逸れましたが、普段なシナリオであれば、2・4・6・8…という組み合わせで良いのですが、このように大きく長いシナリオなら、有効な火力を見切わめ、組み合わせるべきです。ちょっとずつですが、ボディーブローのように効いて来ますから。

上の写真が2ターンのドイツ軍が終わったところです。
さあ、ここからドイツ軍が指先だけでなく、手を伸ばして完全なロックアップとなっています。力比べです。


『2ターンのソ連軍』

ロックアップと言っても、ソ連軍はドイツ軍とまともに力比べをすることはありません。火力や指揮官的に勝ち目がありませんから。
そこでジリジリと前線を下げています。
ドイツ軍は、下がるソ連軍へ射撃を行う事が出来ません。
実は、この辺りが最もソ連軍は苦しかったのです。ソ連軍が右翼へ配置した4-4-7分隊の内、1個は捕虜に、1個は勝ち目の低い白兵戦に巻き込まれ、1個は混乱から立ち直っていません。ですから、右翼の手勢は2個分隊しかなかったのです。
ここでドイツ軍が、移動フェイズを終えたソ連軍へ射撃を喰らわせられるように寄せて来ていれば。ソ連軍もかんり苦しい判断を強いられるところでした。

上の写真がソ連軍の終えたところになります。
この布陣もザハさんが「yagiが差す(開豁地を突進して来る)」事をやって来ない、と読んでです。
まあ、いつものようにビックマウスしてますけど、それも終わって随分と落ち着いてから言える事です。
何せ、ザハさんとの対戦成績は負け越しているのですからw。
写真では、隠蔽“?”カウンターが乗っており、分かり難いため、隠蔽をない状態をVASLで再現した図から解説しましょう。

ソ連軍は、最も危険なのが“A”建物を抜かれてしまうことでした。
そこで、放火を終えた1個小隊を合流させます。この建物には8個の3-3-7分隊が集結したことになりました。民兵が12個ある内の8個で、指揮官も2人投入されているのですから、どれだけ重要視しているかが分かるでしょう。
ドイツ軍の進出した“B”建物は、3階建てだったのですが、そこに火点を築くユニットの展開が遅れています。ここから考えると、MGのスタックが“B”建物の3階に上がるのは、もう2~3ターンかかる見込みです。
“B”建物から撃ち降ろされる、“C”地域は森と木造建物しかなく危険でした。先陣を切って、9-2が進出していたら、もっとソ連軍の損害は嵩んでいたでしょう。
“D”地域は、ソ連軍としては明け渡してもいい地点でした。
“A”建物と“C”地域から挟撃を受けるため、前進拠点としては危険だったからです。
“E”建物にへは、1階に3-3-7分隊、3階に8-1+LMG3-3-7分隊を配備しています。目前のドイツ軍2-4-7が突っ走って来て、突入されるのが嫌だったので、1階へ分隊を配備。そして3階に8-1+LMG3-3-7分隊を配備することにより、ドイツ軍に迂闊な移動を戒めさせる効果を狙っています。
ソ連軍も“3”橋を制圧する部隊を“F”地域へ3個分隊も投入しています。これは多すぎですね。1個では心持たないですが、2個でも十分だったでしょう。オレも他人の事を言えねえぜ。
ちなみに、“G”ヘクスでは、ドイツ軍が鎮火の試みを行っています。
それにしても、せっかく放火したのですが、なかなか燃え広がりません。そうなると、鎮火はできないのです。
ASLでは“火種”から“火災”へとなるため、火種では問題はないんです。火災になると、煙りの効果が出て、そのヘクスは進入禁止になりますし、上のヘクスは煙の影響で火力を発揮できなくなります。
それを狙ったんですが、上手く行きません。おまけにドイツ軍は、分隊と捕虜を使って鎮火の試みまでして、燃え広がりを防ぎます。今まで、放火はした事があったのですが、鎮火の試みはありませんでした(ASLを知らない人間から見ると、何て物騒な話しなんだ)。こちらの思惑通りではありませんが、1つ勉強になりました。でも、オレは放火はしても、鎮火はしねぇだろうなぁ。

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2010-12-25 16:09

『オークションの戦果』

千葉会のオークションで、印象深いモノを入手しましてね。ちょっとアップします。

オークションの企画を言い出したのは、私でなくmitsuさんだったんです。
TOMでの盛り上がりを見て、ちはら会では人数的に厳しいので、千葉会でやってみては、と。
我々みたいなベテランは、手元にあるゲームで、対戦の当てがない物は沢山あるんですね。だから、それがいくばくかになり、持ち帰った方がそちらで成仏させてくれればいい、というノリ。

私は基本的にですね。入札がなくて、出品者が持ち帰るような物はないようにしたかったんです。わざわざ持ち込んだのに申し訳ないですからね。
おかげで、次の日に「何でこんなモノが」というのも、幾つかあったりします(´・ω・`)。

でも、オークションの雰囲気は非常に良かったです。構わず対戦を続けている人間もいれば、オークションで頑張る人間もちらほら。しかし、一番多かったのは、それらを見て冷やしている人間でした。
ですから、無理に値段を釣り上げたりはせず、手を上げた人間を見て「あいつだから、いいや」みたいな感じでした。

では、私の戦利品です。


TSR/SPI『コブラ』

実は、コマンドマガジン『DECISION IN FRANCE』を狙っていたんです。
しかし、出品した人間が、「さっきの『コブラ』も付けちゃえ。ノルマンディーセットでどう?」と。
『DECISION IN FRANCE』は1セット持っているのですが、何回かのソロプレイで疲れてましてね。この際に、手に入れてしまいたかったんです。
で、翌日『コブラ』を確認するとですね。
これがカッコ(゜∀゜)イイ。やっぱりSPIのマップやユニットは(゜∀゜)イイわ。

確か、山崎さんが再版していて、その時にも高い評判だったんですよねー。


アドテクノス『アウステリッツの太陽』

mitsuさんの出品でした。
私はTOMで出来るゲームを持ってないんです。SPIの『アザンクール』はありますよ。でも、あれは勘弁してくだされ。ゲームではねえっすから。毎回、誰かのゲームにお付き合いなのも悪くはないんですけどね。ガチンコ対戦も(・∀・)イイのではないかと。
だから、mitsuさんが出す言うてて、これは(゜∀゜)、と狙っていたのです。
ああ、mitsuさん。GJ版のユニットを付けてくれていたけど、コレ返しますわ。せっかくだからデータは保存しとくけど。
私はゲームさえできれば(・∀・)イイんですから。ボロだってお構いなしさ(゜∀゜)アヒャ。


GJ『ヒストリー・オブ・ザ・サムライ』

傑作マルチゲームの『ナルホド・ザ・ワールド』の日本版です。
面白いんですけど、あまり対戦した話しを聞きませんねぇ。対戦時間が掛かるのが、難点になっているのでしょうか。
私も対戦自体はないんですが、観戦した事はあるんです。それを見たら、なかなかによさ気。
他に声が上がらないから、「ウチへおいで」の一品でした。
そうそう香港で対戦されていましたっけ。何か微妙な気もしますが、日本で『バラ戦争』をやってるのを見て、イギリスの方が同じように気分になるんでしょうねぇ。


GMT『シチリア侵攻』

コマンドマガジンの付録になったアレです。
猿遊会や中野会(だっけ?)で対戦されていたのを見ていて。かなりよさ気な臭いを嗅ぎ付けていたんです。
ルールの書き方が悪いらしく、分量は多いものの、やってみると簡単だと。なかなかの好評だったんですよー。
実は、コマンドマガジン版を持っているんですがね。
どうにも、GMT版を知っていたので、コマンドマガジン版のグラフィックが今一つ気に入らず、食手が動かなかったんですよ。後は相手を見つけるだけですわ(゜∀゜)。


MiH『ベルキェ・ルキ』

遂に、ベルキェ・ルキを手に入れられました。
TtTシステムの最終ゲームですからね。
コマンドマガジンでも付録になりましたが、対戦相手を見つけられる見込みはないため、手を出すのは止めておいたのです。
しかし、今までTtTシステムのゲームは、『TURNING OF THE TABLE』、『DRIVE TO THE BALETIC!』、そして『グデーリアン バック ハンドブロー』と作戦研究して来たため、いつかは手に入れたかったんですよ。
ああ、嬉しいなぁ…。いや、締め括りができると、気が引き締まる思いです。


コマンドマガジン『RING OF FIRE』
   
ごめんなさい、これも2個目です。
しかし、ウチにあるのは版で。ちゃんとした和訳がなかったんです。
出品した方も、かなりやる気だったらしく。コマンドマガジンの別の号に付いていた訂正ユニットや追加ユニットもあります。
で、コマンドマガジンの付録のマップは、それまでと違い陣地の表示が、三角を並べるというのでなく、ヘクスの外輪を黄色にしていて、カッコ(・∀・)イイ…。
あれ?三角だぁ?
次の日に、横で見ていたルセロさんが、「何言ってるの、付録版はコレよ。ヘクスになるのは別冊版」とのツッコミを…。えー、大事にしまつ。


AH『HITLER'S WAR』

以前、タクテクスに和訳が掲載されていて。結構、対戦した方もいると思うんです。
私も何度か対戦した事があり…。というより、実は1個既に持っているんです。
でも、ルールブックやらチャートやらが、行方不明になっていまして。
昔の記憶では、おおざっぱでしたが、かなり面白かったんです。
しかし誰も手を上げず!
この傑作を流す訳には行かないため、私が引き取りました。「ウチへおいで」の2作目。
持ってみるとずっしり重く。ああ、アバロンヒルのゲームって重かったなぁ、と懐かしくなりましたねぇ。


AH『BATTLE OF THE BALGE』
      
今回のオークションで、最も気になっていたのが、この『BATTLE OF THE BALGE』。通称、バルジ81です。
このバルジ81を特集しているジェネラル誌を持っていまして。カッコ(゜∀゜)イイなぁ、と眺めていました。
実は、この持ち込んだ方がある掲示板で、このバルジ81を手放す、という書き込みを見ましてね。欲しいなぁ、と思っていたのです。
でも、なかなか会う機会がない方だし、送ってくれというのも悪くって、言い出せないままでした。
すると、そちらでも反応があまりないらしくて、こちらへ持ち込んでくれたのです。
そんないきさつがあり、希望通りに手に入れられたから嬉しくって。

以前に、YSGAのblogでも評判が高いという記事を見かけており…。

>ジェネラル誌掲載の第2版ルールへの改訂(何でも後に重版されたバルジ 81には
これによる第2版ルールとユニットが差し替えられたバージョンがあるとの噂ですが寡聞にして日本での所有者を知りません)
あれ、このルールブックには「2nd Edition」って書いてあるぞ…(p_-)。早速、ユニットデータはスキャナーで取り込まないと(´・ω・`)。

とりあえず、ルールも簡単そうだし、ユニットも少ないから、手を出すにはgoodかも。いや、やらねばなるまい(`・ω・´)。


最後にAH『THUNDER AT CASSINO』が欲しいなあ、と言ってみおう(゜∀゜)アヒャヒャ。

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