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2024-11-24 01:03

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2010-04-26 19:32

『第七十八回千葉会の報告』 その2

『ラロックの陰謀』

この日で一番注目だったのが、初参加のたちばなさんが持ち込んだ自作ゲーム群。
こちらはアニメのダグラムの世界を再現したゲームです。
マップ自体は小さいものの、沢山のカードで物語の中で起こった出来事を発生されられます。
これがたちばなさんらしく絶妙で、数値が決められていて物語の後半で起こったことは、ゲームの序盤ではできないようになっています。
要は、話しが盛り上がらないと派手なことはできなくなており、ダグラムの世界を順を追えるように作られています。
この辺はたちばなさんの上手いところです。




『ANIMAKE』

土曜の最後はたちばなさん製作のマルチゲームで〆ました。
アニメを作るカードゲームで、プレイヤーは作画から挿入曲、それに声優(他にもあったかな?)を組み合わせ。
高いポイント=面白いアニメ=視聴率を稼ぐことを目指します。

こちらは角度を変えたところ。
結構、参加者がプロデューサー風でカッコ(・∀・)イイ




『対戦記録』

こちらが対戦を記録したホワイトボードです。
参加した皆さんの到着が遅れ気味だったため、対戦数は少なめですね。
者ども、もっと気合を入れるぜよ!




『今回のヤーボ君』

ヤーボ君も二日間参戦。
DSとDVD観賞に、各方面への探索で一日を過ごしていました。
そうそう、ペンギンの気持ちがお子様の間で人気。
ヤーボ君もDSしていてですね。
そのキャラクターが「もうダメだぁ~!」と叫ぶたびに、千葉会でも「もうダメだぁ~!」の合唱が起きていました。

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2010-04-26 19:30

『第七十八回千葉会の報告』 その3

『四月十八日(日)』

参加者は10+1名
プレイされたゲームは以下の通り。

PHALANX『WATERLOO』
コマンドマガジン『THE RUSSIAN CAMPAIGN2』
コマンドマガジン『ONSLAUGHT』
コマンドマガジン『日露戦争』×2
タクテスク『BATTLE FOR GERMANY』

ASLは2シナリオ
J24『SMASHING THE 3rd』
ASL1『FIGHTING WITHDRAWAL』

写真は日曜日の全景。
手前が日本の定番『日露戦争』。組み合わせは山崎さんとにしさんです。その左奥はy.nakanoさんの後ろ姿でASL卓。
右前には提督さんとsawadaさんの『ONSLAUGHT』。その奥で1つ場所を占めているのは『WATERLOO』。
一番奥がもう一つのルセロさんとザハさんのASL卓です。


『SMASHING THE 3rd』

この日最初に対戦が始まったのが、ルセロさんとザハさんのASLでした。
ASLリーグ公式戦であります。
このシナリオは1944年のバグラチオン作戦が舞台になっています。
ソ連軍の戦線を突破したソ連第3戦車軍団へ、イタリアから到着したばかりのヘルマン・ゲーリング師団が反撃を行い。ソ連戦車を76輌撃破しました。それを再現するシナリオです。
ドイツ軍はⅣ号戦車が10輌出てきて、ソ連軍はT34/76が5輌、さらに増援として5輌登場します。
歩兵もドイツ軍15個分隊、ソ連軍11個分隊と、決して少なくありません。ASLのシナリオとしては、大きい分類に入りますね。
勝利条件は、ドイツ軍が100VPを東端(写真では左)から脱出させた時点で勝利。ソ連軍の損害をそこから差し引き、建物の占領で最大23まで獲得できます。
しかし、大体はソ連軍を壊滅へと追い込めばドイツ軍、それが出来なければソ連軍という結末ですね。
写真は2ターンの時点。
陣営は、ドイツ軍をルセロさん、ソ連軍をザハさんが担当しています。ドイツ軍が慎重に前進をしているのが分かります。
この状態が3ターン近く続いており、ドイツ軍が攻めあぐねていました。
狙撃兵により、ドイツ軍の最優秀な9-2指揮官が戦死。戦車戦も引き分け状態でしたから、「これはドイツ軍は厳しい」と思っていました(口には出しませんよ。アドバイスになりますから)。
ところが、最終ターンになりソ連軍がほぼ壊滅。ドイツ軍もボロボロ。VPを計算したところドイツ軍の勝利でした。
見た目以上に、ドイツ軍の攻めが好調だった模様です。



『二日目の日露戦争』

この日も当然の如く『日露戦争教室』が開校していました。
ラスボスの山崎さんににしさんが揉まれていましたね。
山崎さんの提唱「上手くなりたいならロシア軍!」通りに、にしさんが悪戦苦闘していた模様。




『ONSLAUGHT』

密かに人気な『オンスロート』です。
sawadaさんと提督さんが対戦していました。
いいと思うんですよねー。その割には、あまり対戦の記録を見ませんけど。
ルールも簡単で展開も史実に近い。このゲームの後に、『Decision in France』をやってみると、あまりにも同じ展開になるので、何だかなぁ、という気持ちになります。
sawadaさんも日露への道から、他の作戦級ゲームへと歩を進めています。
この『オンスロート』は、ちょうど『日露戦争』から移りやすいルール量とシステムです。
提督さんも以前から、ソロで動かし方を練習していたので、二人ともイイトコ勝負が出来ていました。
写真は4ターンになります。
この頃はドイツ軍の抵抗が強くて、連合軍はノルマンディー海岸に押し込められています。
ここから大突破ができて、ドイツ本国へと向かうのですから、その完成度には唸らされますね。




『対戦記録』

こちらが対戦を記録した黒板。
前日の森のホールと比べて古い会場なので、各所に疲れたところが見受けられます。
話しは別モノになりますが、この松戸市は先ごろ宇宙へと行かれた山崎直子さんの地元。
しかも、この市民会館にはプラネタリウムがあり、そこで宇宙への興味を深めたそうです。そのため、山崎直子さんのポスターが貼られているのは当然。テレビ局や新聞の取材もいくつも受けた、と受付の皆さんが目を輝かせて語ってくれました。


 

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2010-04-26 19:25

『第七十八回千葉会の報告』 その4

『クリスマス・ピポさんとの初戦』

クリスマス・ピポさんがちょい遅れで見えられましてね。
私もウータールーが終わったので、対戦することになりました。
クリスマス・ピポさんにリクエストを聞くと、『ロシアン・キャンペーン2』か『失われた勝利』か『BATTLEFOR GERMANY』。
『BATTLE FOR GERMANY』は手頃なんで、いつでも出来るため、『ロシアン・キャンペーン2』か『失われた勝利』から選ぶこととしました。
『失われた勝利』はかなりテクニックが必要で、事前の準備なくプレイすることは気が引けました。
『ロシアン・キャンペーン2』はですねぇ。絶対、プレイしないと思って売ちゃったんですよー。『エチオピアのライオン』もー。
ところが、今頃になって対戦相手が浮上して来まして。何だかなぁ、っと思ってます。
クリスマス・ピポさんに話しを聞くと、蒸留酒が好きらしくて・・・。いや、『ロシアン・キャンペーン』のベテランらしくて。
それなら、とドイツ軍をお願いしました。理由としては、ソ連軍は負けさえしなければ勝てるのに、ドイツ軍は勝ちに行かないと負けるからです。
分かりません?
要はですね。ドイツ軍は確固とした戦略を組み立てて、それに向けてのゲーム上のテクニックが必要なんです。
ソ連軍は。まあ同じテーマの『大祖国戦争』で守り方を散々研究したから、何とかなるかな、と。
そういえば、先日のTOMでは「yagiさんは野生の感でゲームをやってる」と言われましたっけねぇ。
まず、ルールは口頭説明でOKでした。
移動⇒戦闘⇒2次移動⇒2次戦闘。マストアタックに戦闘後前進はなし。地形効果は倍になるか退却を無視するか。山や湿地は入ったら止まる。河は余分な移動力を消費しない。10:1で自動的勝利で、喰らったユニットは降伏で再編成不可となる。
ドイツ軍には3個スツーカがあって、攻撃を3シフトできる。でも、毎年減っていく。
ソ連軍には工場があって、ゲーム開始当初では11あり、戦車は1個しか毎ターン生産できない。
本当はリプレイにするつもりだったんですけど、頼りの携帯がバッテリー切れでお休み。そのためゲーム終了時だけっす。
では、ソ連軍の配置。その考え方から見て行きましょう。
よくある、独ソ戦ゲームのうに、配置エリアとその部隊が決まっています。マップを眺めていて思ったのが、「ソ連軍は楽かも知れない」ということ。
何故なら、マップが若干『大祖国戦争』に比べて小さくなっているんですよ。えっ?あっちはマップ2枚だから当然だろって?
違う違う。例えばですね。ミンスクとリガの間では『大祖国戦争』より、2~3ヘクス少なくなっているんですよ。その分、ユニットも若干少なくされています。
逆か。
『ロシアン・キャンペーン2』に比べて、『大祖国戦争』の方がマップもユニット数も拡大されている、と言った方が正確か。
それにリボフ(写真を見てね。赤円内)の後方に山があるんです。だから、この地形を利用すれば、少ない兵力でドイツ軍の前進を止められますね。
ついでに、『大祖国戦争』にある「電撃戦戦闘」がないので、進出距離を読みやすいんです。戦闘後前進もありませんしね。
ソ連軍としては、中央は突破されるのは仕方ないと諦める。北方はリガに予備があるので、そこを1ターンに強襲されないようにする。
この中央から(ソ連軍からすればバルト軍管区や西方軍管区なんですが、面倒なんでドイツ軍からの呼び方を使います)北方は、2線を引いていればいい。
南方は歩兵ユニットで2線を引いて、それ以上の前進を阻めばいい。ここの歩兵は強力なんで、それだけで抜けなくなるんです。そして後背地に湿地と山があるので、生き残った戦車と騎兵で2ターン目を稼ぐ。
ルーマニアなんて、どんなに考えても一緒。3個あるユニットを並べてお終い。並べ方を変えても、あまり変わりまへん。
そこで始まった1ターン。クリスマス・ピポさんはさすがに上手かったですよ。
スツーカの投入と自動的勝利を組み合わせて、1次の移動と攻撃で中央のソ連軍を2線目まで突破してしまいます。2次移動でミンスクへも攻撃圏内へと入れましたが、そこは自重し半包囲の構え。これでミンスクのソ連軍は脱出しても湿地で主戦線には辿りつけない。仕方なくそのままミンスク篭りとなりました。
北方と南方はソ連軍の読み通り。ソ連軍を2線目まで撃破するだけでした。
珍しかったのは、オデッサを強襲したこと。2:1にしかオッズが立ちませんでしたから、成果の確率は低かったんですけど。案の定コンタクト(膠着)の結果でした。しかし、オデッサのユニットはこのスタックと隣接しているため、攻撃する必要があります。
ですから、「攻撃しても1:1だろ?諦めてオデッサを放棄するかい?」と言っているのです。
そうそう、忘れていましたけどレニングラード戦線もあります。
ここはソ連軍がスタックで強化。フィンランド軍がレニングラードを攻撃できる状態でした。しかしオッズは1:1しか立たないため、まあ大丈夫だろ、と。
その読み通り、A1(攻撃側1ユニット失う)で撃退に成功しました。これでこの日のフィンランド軍はオシマイ決定。
さて、ソ連軍の1ターンです。いや、正確には0ターンなるのかな。
まずは、オデッサに隣接しているドイツ軍スタックへ攻撃することにしました。チャッチャッチャと部隊を集めて、2次攻撃の必要性も考えて戦車も近くに控えさせます。ラッキーなことに包囲もできていました。で、攻撃したところ出た目は6のDR。ドイツ軍の3個が飛んでしまいます。それを見たクリスマス・ピポさんは仰け反ってましたねぇ。私も逆の立場だったら仰け反りますけど。これでルーマニアも今日は見学。
南方は予定通りに山に戦車と騎兵を入れて、これで次のターンにドイツ軍はここで詰ります。
さてさて、面倒な中央です。
でも、ソ連軍にラッキーなことに、鉄道移動が使えて、その数量も減っていません。結構、1ターンに鉄道の輸送量が減るゲームってあるんですよ。
ここで必要な考えは、「何もしなかったらドイツ軍はモスクワまで行ける」ということ。だから、どこかで戦線を構築してドイツ軍の前進を止めなければなりません。しかし、先にも書いたような、スツーカと自動的勝利のコンボを喰らってはイカンです。
そこで再編成したものと南方から引き抜いたもの、それにリガからの部隊を投入して、スモレンスク~ヴェリキエ・ルキの前面で、それなりに強固な戦線を構築しました。写真がないのが残念。
ソコソコ強化できたため、ドイツ軍が自動的勝利まで持って行けません。でも、2線目を構築できてないため、戦闘結果の結果でソ連軍が派手に壊滅する危険もありました。
でもまあ、「4個スタックの内2個は喰われるけどそれ以上は無理」にしていましたから、何とかなるだろ、と。
そんなつもりで2ターンに入ると、クリスマス・ピポさんのサイの目が最悪。5:1でEXとか、2:1でA1とか。そんなのばかり。
懸念していたスモレンスク~ヴェリキエ・ルキ前面は、ソ連軍は3個スタック生き残っていました。
ドイツ軍は9個ユニットが壊滅してましたねぇ。
それでソ連軍が後退させた戦線を作って、3ターンの天気を決めると。ええ、見事に深い泥濘。クリスマス・ピポさんは「投了していいっすか?」と。
ここまで不運が続いたら、ダメとは言えませんね。
クリスマス・ピポさんは「こんなにサイの目が悪かったのは初めてだ」と。でも、私は逆になったことがあります。
ソ連軍やってて、ドイツ軍の攻撃が悉く成功して、天候もずっーと良かったことが。だから、『ロシアン・キャンペーン』にはいい印象がなかったんです。
今回、久々にやってみて、「やっぱり『ロシアン・キャンペーン』は(・∀・)イイ」ですね。ルールも簡単だし、進み具合も最初から最後までで一日ペース。
この対戦の直後に、コマンドマガジンから『ロシアン・キャンペーン2』の再販が告知されていて、あまりにもタイムリーなんでビックリしてしまいました。
クリスマス・ピポさん、またやりましょうよ。



『クリスマス・ピポさんとの2戦目』

さあ、『ロシアン・キャンペーン』が予想以上に早く終わったので、次に何しようか?となりまして。
では、お手頃な『BATTLE FOR GERMANY』となりました。
タクテスクの付録になったモノで、ユニットはクリスマス・ピポさんのお手製です。こうして見ると、自作とは分かりませんね。
写真はゲームが始まったところ。
担当はですねぇ。ちょっと説明が難しいのですが、私・yagiがソ連軍と西部戦線ドイツ軍、クリスマス・ピポさんがアメリカ軍と東部戦線ドイツ軍です。分かります?
要は、ベルリンを目指して進撃する相手を邪魔するゲームちゅうことです。で、先にベルリンへ着いた方が勝ち、と。
ルールは簡単。移動と戦闘をソ連軍と西部戦線ドイツ軍がやって、アメリカ軍と東部戦線ドイツ軍がやるんです。地形効果は倍々になってく。例えば、山地と河川越えが重なると4倍になる(3倍までだっけか?)。西部戦線には要塞がありまして。それは一旦占領されると破壊されてしまうんです。
そこで『失われた勝利』の陣地マーカーを流用して、健在な場合はマップ上に置いておき、破壊されたらそれを取り除くようにしました。
破壊マーカーを使うより、こちらの方が効率的に表示できます。戦闘後前進は1歩ですし、除去されたユニットは「弱い順に帰って来る」です。だから、ドイツ軍なんかは段々弱体して行きますし、ソ連軍は復活しても足が遅くて前線までなかなか辿り着けない。アメリカ軍は良く壊滅するけど、増援の数が多いし足も早いから戻って来るのも早い。簡単ですが、当時の各国の特徴を良く現すことに成功しています。それにゲームバランスも良好で、なかなかの良作です。
ゲームが始まると、ソ連軍は悪戦苦闘しつつ前進。西部戦線ではドイツ軍の攻撃が行われて(バルジの戦いってやつですね)、アメリカ軍が痛い目に会います。
西部戦線では、ドイツ軍は多いし、結構な勢いでアメリカ軍のユニットが飛んで行くので、こりゃあ余裕だ、と思っていたんです。
ところが、アメリカ軍はドンドン壊滅しても、ドンドン戻って来る。東部戦線ではソ連軍が押し込んでも、鈍足なためドイツ軍を捕捉し切れません。
その内、アメリカ軍が低オッズで攻撃を繰り返してくると、急速に西部戦線のドイツ軍は苦しくなって行きまして。
クリスマス・ピポさんもそこのところを良く知ってましてね。さすが、ベテランでしたね。
どういうことかと言えば、攻撃有利な戦闘結果になっているんですね。1:1でもほとんど攻撃が成功する。しかも、低オッズにはEXが沢山あるんです。高オッズではなくなるんですが。
ですから、低オッズでも攻撃を繰り返して行って、西部では戦線自体が狭いため、包囲することも可能なんです。それでユニットを失っても、西部戦線のドイツ軍は増援を殆ど受け取れない。
東部戦線では、ちょっとだけ多く受け取れるんですけどね。
ちなみにイタリア戦線もあります。史実では休戦する地点なので、やっぱり平穏な状況になって行きます。



『2戦目の終末』

面白いことに、両陣営とも同じように「ドイツ軍がヤバク」なって行くんです。
しかし、一歩早かったのはアメリカ軍。
ソ連軍より先にベルリンへと到着し、勝利を決めていました。写真はゲーム終了時。
8ターンの4月前半ですから、史実より1月早くなっています。
私としては、かなりの差が付いたと思っていましたが、こうして見ると1ターンの差だけでしたね。
クリスマス・ピポさんと話したんですがね。これが再販されない理由が分からない、と。
ルールも簡単だし、ユニット数もマップの大きさも手頃だし。ただ、ゲームが小さいので、もう1つ何かしら付けないと付録にするのは辛いのでしょう。



『FIGHTING WITHDRAWAL』

この日最後の対戦が、こちらのASL1『FIGHTING WITHDRAWAL』でした。
y.nakanoさんとMMさんによるASLリーグ公式戦です。
陣営は攻撃のフィンランド軍をMMさん、防御のソ連軍をy.nakanoさんが担当していました。
写真は1ターンのフィンランド軍移動フェイズ中。
ソ連軍の作戦ミスがはっきりと分かるため、観戦中に撮っておきました。
では、その辺りがミスであったか、下の拡大図から解説して行きます。
AでDMを乗せられているのが、ソ連軍の前衛ユニット。FPF(根性撃ち)を行って混乱しています。
CXが乗っかっているのが、フィンランド軍の移動を終えたユニット。この時点では後2個スタックの、計4個分隊と指揮官が移動していません(B)。
問題なのはCのヘクスに残留火力が置かれてなく、そのヘクスを射撃できるソ連軍も残っていないこと。
青のラインのように前進すれば、フィンランド軍は何の危険もなく、DとEの地点まで前進できます。HIPがなければの話しですが、y.nakanoさんはうっかり「撃てる部隊がいない」とこぼしてしまったため、HIPの危険性もかなり低かったのです。
1個分隊をEまで進出され、突撃フェイズにFへと。Gには2-4-8(黒いマーカーが乗っている)が前進してましたから、それが突撃フェイズでHへと。
これでIのソ連軍は包囲されてしまうため、後退が危険になります。
Dには3個分隊をCXなしで移動され、Iへと12火力+2DRMを叩き込みます。この火力でDRMなら、出目が7でNMC。確率的にはOKです。そして突撃フェイズに2階へと上がれば、Jのソ連軍はこの周辺からの後退が危険になります。Jにはソ連軍の4個分隊がいる割には、指揮官がいません。おそらく、HIPで後方に隠れているんでしょう(この読みは当たっていた)。
そのため一旦混乱してしまうと、戦列への復帰が困難でした。
MMさんは無理をしなかったので、そこまで危険にはなりませんでした。
ゲームはMMさんの方が一枚上手なのが、随所で見られ。最終の7ターンを待たずに勝利を決めていました。
y.nakanoさんも指し手としては悪くないんですけどね。ちょっと準備が足りないと、作戦的にミスが目立ちます。
そんなy.nakanoさんに先日負けてしまいましたから、偉そうなことは言えないんですけどね。

 

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2010-03-23 18:03

『世界の歴史を四人でいじり倒す』

今回の千葉会でも、先週のちはら会でも好評だった『HISTORY OF THE WOLRD』を対戦できまして。
記録も取れましたから、出来るだけ詳細に行きまっせ。

三銃士が終わると、ASL組のルセロさんとPONTAさんも一息付いていました。
そこで前回の千葉会で面白かった『HISTORY OF THE WOLRD』を誘い、4名で対戦となりました。
まずは、ユニットの色を決めるのですが、各人がテキトーに以下のように選びました。
ルセロさん・青、PONTAさん・黒、yagi・赤、moritaさん・緑。
ゲームは紀元前の人類発生からWWⅡまでを、6つのエポック(ターンですねぇ)に分けて進めて行きます。


第1エポック
ルセロさんはエジプトを率いて周囲を占領、カイロとルクソールにピラミッドを建設し、12VPをゲットします。そこをヒッタイトのmoritaさんがガーっと侵攻。一気にカイロまで占領し、17VPとトップに。私・yagiのミノワはどこだったけか?人口爆発を使ったものの、10VPが精一杯。PONTAさんは一人遠くアジアで殷帝国で9VP。まあ、ヒッタイトのmoritaさんが先行してますが、まだまだこれからです。


第2エポック
この時期は中東から地中海がポイントが高く、その周辺で侵略が繰り広げられます。
先のエポックでトップだったmoritaさんが、一番初めのギリシャを押し付けられます。そこでフェキニアを動員し33VPまで伸ばします。次はアッシリアのルセロさんで、31VPまで追い上げます。お次はPONTAさんの秦で、中国統一を完了し20VP。まだアジアは点数が低いのです。最後は私・yagiのペルシャ。ここが一気にカイロからルクソール、さらに東はインドへ突入し、北はラインラントまで到達。30VPと三つ巴の戦いとなりました。



第3エポック

ここで場面は大きく動きます。
団子状態でありつつも、それほど話されてなかった私・yagiがですねぇ。マケドニアを率いて大侵攻を見せたんです。まずはヨーロッパを北上してイギリスまで到達します。次の東進はインドの北部を掠め、中国の一部まで雪崩れ込みます。これで一気に73VPと突出。
折角、自分が勝っているので、写真を撮っておきました。
赤い兵隊が立っているのが、このエポックで活動した民族。
二番目はPONTAさんで、中国に拘って漢帝国、南下を成功してマレーシアまで到達し42VP。
三番目はルセロさんのローマで、ペルシャで内乱を成功させ拠点を築き、中東からエジプトまで侵攻。ヨーロッパではスペインまで達し57VP。
最後はmoritaさんですが、グプタ朝を押し付けられたため伸びません。精々、バーバリアンでローマを荒らした程度。それで62VP。

写真は第3エポックが終了したとこころです。
中国に千年帝国が鎮座。中近東やヨーロッパでは、いくつもの民族が勃興しては、衰退を繰り返しています。


第4エポック
最初は中国から見切りを付けたPONTAさんのフン族。これが史実通りのヨーロッパ侵攻を行い、中央部を制圧します。そしてロンドンにピラミッド@ロンドン塔か!を建立84VPと追い上げます。
二番目はアラブのルセロさん。アラブを率いて、黒死病で疲弊したヨーロッパへと侵攻開始。ヨーロッパを完全に制圧し、地中海沿岸のほとんども勢力下へ。それで85VP。
写真はアラブのヨーロッパ制圧図。

一気に色が変わって、ビックリでした。
三番目はセルジューク・トルコのmoritaさん。こちらは東を目指し突進。千年帝国の誉れであった中国を荒らします。その勢いは福建省まで到達し94VPとトップへ躍り出ます。

写真はアラブの中国制圧。インドも緑になってます。
それでも中国千年帝国の残滓が北京に見て取れます。
最後はですねぇ。バイキングゥーの私。これが弱くてですね。イギリス侵攻で散々てこずり終了。80VPと最下位へと転落です(・ω・)シューン。



第5エポック
最初は前回最下位だった私・yagi。モンゴルを率いて大侵攻を開始します。まずは南下を始めてインドへと到達。そして史実通りに中国へも侵攻を行い、その中央部を占拠します。これで千年以上続いた帝国は滅びます。これで107VPとソコソコ追い上げます。
二番目は民帝国のルセロさん。異民族のモンゴルから祖国を奪還すると宣言し、拡張し116VP。
三番目はインカ・アステカのPONTAさん。誰もいない北アメリカを占領し、115VP。
最後はポルトガルのmoritaさんで、スペインがいないのをいい事に、海上から各所に植民地を建設。アパラチア、パタゴニア、ゴールドコースと、オーストラリア、それにドナウですからね。海上帝国は強いっす、で119VP。
私以外は団子状態で最終エポックへ。

 


第6エポック
最初は私で清帝国を率います。これが中国、それから朝鮮へと。そして日本とタイを占領し、137VP。うーん、あまり伸びが(・A・)イクナイ!!
二番目はPONTAさんのフランス。ナポレオンっす!これがヨーロッパを苦戦しつつ制圧。結構攻撃に失敗したものの、VPを計算すると159と高い!自分の民族が辺境で滅んでないのが強いっす。アステカにインカ、中国とベトナムなど千年帝国を続けていました。
三番目はアメリカのmoritaさん。ネーデルランドを起こし、さらに海上帝国の利点を生かし、世界各地へと植民地を築きます。満州とケープタウン、そして南アフリカ。これで151VP。
最後はドイツのルセロさん。反乱をアメリカで起こして内乱状態に。南北戦争ですね。これが成功しアメリカの大部分を制圧。ドイツ寄りな政権を打ち建てます。そして主力のドイツ軍はシェリーフェンプランを決行し、フランスを制圧してから、東進。モスクワまで占領し、WWⅠか!?
これで153VP。

写真はエポック終了時。
各人のVPを比べてみると、
トップがPONTAさんの159、二番目がルセロさんの153、三番目はmoritaさんの151で、私の137でちょっと離れたけど、それ以外は団子。
そこでゲーム終了時に開けるボーナスポイントを加えます。
するとルセロさんとPONTAさんが164、moritaさんが165、と僅か1VPの差。

moritaさんの勝利となりました。
私は143ですから、致し方がない。
いやー、傑作マルチゲームですぜ。これ。


 

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2010-03-23 15:21

ただ敗北だけでなく』序盤

『教壇の朝鮮戦争』

たかさわさんの写真を流用させてもらいました。
教壇での雰囲気が、大変良く出ているからです。
私もこのような写真を撮りたかったのですが、誰かに頼むこととなり、気が引けたので断念しました。携帯ですしねぇ。
やっぱりデジカメの写りはキレイだなぁ。
写真は北朝鮮軍の移動を終えて、韓国軍の移動で悪戦苦闘している私です。
あら、こんなに痩せてたのね。体重的には、痩せ気味程度なんですが。
正式名称は『THE KOREAN WAR』なんですが、どうしても昔ながらの『朝鮮戦争』と呼んでしまいます。
千葉会のブログでは、出来るだけ正式名称に拘って、ルールブックやボックスの表記を使うようにしています。
しかし『THE KOREAN WAR』では気分が出ないので、『朝鮮戦争』と表記します。
さて、ここで『朝鮮戦争』を熱く語ります。
このゲームは、今は無きレックカンパニーが生み出した傑作です。
発売されて間もなく、販売を中止された悲運のウォーゲームでもあります。いや、最も悲劇のウォーゲームと言っていい。
この不運は、後のウォーゲームの暗くなる将来を、暗示していた。
ユニット数は少なく、ルールもオーソドックス。
展開は、マップの上から下まで、絶え間無い動きを見せます。私はこの『朝鮮戦争』を再販したサンセットの勇気に敬意を表したい。そして、再販10年を迎えてもなお、未だにサンセットで在庫がある事に、ウォーゲーム業界の不条理を感じずにはおられないのだ。

ルールの解説もしておきます。
手順は、移動⇒戦闘⇒戦車移動(北朝鮮のみ)を両軍が繰り返すだけ。
普通の作戦級で、ZOC進入停止の、メイアタック(隣接しても攻撃する必要はない。逆に攻撃する必要があるものはマストアタック)。
厄介なのは、細かくて重要なルールがあること。個人的には多いと思っている。いくつか挙げてみよう。
・北朝鮮軍だけが持っている戦車連隊は、国連軍の序盤の主力である韓国軍のZOCをすり抜けられ(河川を越える場合は引っかかる)、戦車移動の際に韓国軍ユニットへ突入できる。
・北朝鮮軍の師団を展開&統合できる(統合は金日成ラインの北では不可)。
・戦略移動で2移動力追加できるが、敵ユニットから2ヘクス離れること(空軍や海軍の妨害も含む)。敵占領の都市にも入れない。
・北朝鮮軍に特殊大隊があって、それは指定の都市にいれば、12ヘクス以内の沿岸に上陸でき(敵ZOCは不可)、それが海岸(砂浜)なら2移動力を使える。
・北朝鮮軍は決まった期間までに、主力を金日成ラインを越えて南下させる必要がある。
・北朝鮮軍の完全戦力師団は、マンセー突撃を行え攻撃戦力を倍にできる。
・北朝鮮軍は占領した都市から徴兵して、補充兵を受け取れる。
・国連軍の空軍が出てきて、移動妨害・戦闘支援・絨毯爆撃を行える。移動妨害では北朝鮮軍のユニットをステップロスさせられる。
・国連軍は9ターン以降に上陸侵攻ができる。それが行われると北朝鮮軍は撤退を宣言し、金日成ラインの北へ移動可能となる。
・1ターンに北朝鮮軍に攻撃義務と移動制限がある。
・勝利条件も結構大変。北朝鮮軍が8ターンまでに、オレンジの都市を全て占領する。逆にオレンジの都市全てを国連軍が10ターン以降に占領していれば。そして釜山最終防御ラインを北朝鮮軍が突破する。その時点でサドンデス勝利となる。最終ターンに、ソウルを占領していて補給状態の自軍戦力が35以上あれば北朝鮮軍、補給状態の北朝鮮軍戦力が10以下なら国連軍、とそれぞれの陣営が勝利する。
これにより、国連軍はある程度踏み止まる必要があり、北朝鮮軍は損害を受けると分かっていても前進を急ぐ必要があります。そして史実における仁川上陸(上陸場所は4ヶ所から選ぶ)を行い、北朝鮮軍の主力の壊滅を目指すこととなります。
ね、結構多いでしょう。
でも、気にせずやってみるべきですよ。一回目で完璧に出来るなんて有り得ませんから。
何度もやって、そのルールにどのような意味があるかを見出して行くのも、ウォーゲームの魅力でありますから。



 

『準備完了』

こちらの写真がゲームの準備を終えたところになります。
本当は縦に写した方が、気分が出るんですけどね。ブログの関係で横になります。
今回は珍しいことがありまして。
一旦、別の机に広げたものの、引越しの必要が出たんです。
そこで、ユニットをマップの上に並べたまま、四隅を引っ張って移しました。
見るからに、危険が危なく、余人には真似出来ない技でした。引越し先はこちらの教壇。
ギリギリでフルマップを広げられ、余分なスペースはありません。でも、ウォーゲームが出来れば、今日も幸せ。


相手がDASRAICHさんなら、言う事なし。ちょっと重たい相手だけど。
陣営は、私が韓国・アメリカ軍の国連軍、DASRAICHさんが北朝鮮軍でした。というより、私に北朝鮮軍をやらしてくれる方は滅多にいません。
それに対戦数も実は多くありません。10回程度でしょうか。
プランサンセットに研究記事を書いておいて、こんな事を言うのは如何なものかと思いますけどね。
ASLの数百回、パスグロの50回近くから比べると、多くありませんし。
『SHIFTING SANDS』やPGGのように、短期間に集中もしていません。
それでも対戦相手が恵まれていて。
DASRAICHさんの重さは皆さんご承知の通り。他には、エポック版のプロデューサーやその盟友。
何より、自称”エース”さんは外せない。
まあ、余談のはみ出しに付き合ってくださいな。
10年前にサンセットから『朝鮮戦争』の再販を知って、少し感動したんですよ。
だって、当時はもっとウォーゲーム全体が落ち込んでいて、商売的に採算は見込めず、以前の危うい懸念もありました。そこで早々に予約して、入手しましてね。ユニットを切ってルールを読んだところで。
その頃、ウチの奥さんが近所の韓国の奥さんと仲良くて。
私も一緒に飲んでいたから、どうにも『朝鮮戦争』をやる気分にならなかったんです。
そんな時期に、自称”エース”さんが関東にやって来て。
『朝鮮戦争』を熱く語って、ちょっと対戦を実際にやったり見学したり。それから、「これからも『朝鮮戦争』は対戦する機会があるかも知れない」と思い。並べてアレコレ考え始めたんです。
それから幾度か対戦をこなして、考えを纏めることができ。たまたま、関東に来た古角さんを相手にも『朝鮮戦争』をやりまして。ちょっと教えたら喜んでくれ、その勢いでプランサンセットに書いてくれ、と言われまして。
だから、自称”エース”さんがいなかったら、私の朝鮮戦争』は今でも埃を被っていただろう。
ちなみに、一度だけ実現した自称”エース”さんとの対戦は、サドンデスの敗北。思い出しても悔しくて。いつかはリベンジできるかと、そう思えば楽しくて苦笑いが止まりません。今度は負けねえぞ。

 


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