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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
さてさて、土曜日の最後を飾るのは、やはりASL。リーグのオープン戦です。
相手はy.nakanoさん。私の印象は「攻め達磨」。
ガンガンに攻めて来て、それがバタバタするものの決して下手ではありません。おまけにDRが鬼してるんですよ。
ASLリーグのオープン戦なので、シナリオは当然というかASL1『FIGHTING WITHDRAWAL』。
私がソ連軍でy.nakanoさんがフィンランド軍を担当しました。
写真がセットアップを終えたところ。
さてさて、今回はギャンブルをしています。通常なら後方へ配置可能なHIPを最前線へと配置しているのです。
それはAとB。BのHIPにはコミッサールをスタックしています。Cを迂回してフィンランド軍が前進をするので、その時に姿を現し射撃。そして自発的混乱を使いDまで潰走。コミッサールの能力で全て復活し、いつもなら失う部隊までも後退させるつもりです(E)。
尚、私はASLセットを持って来てなく、y.nakanoさんはソ連軍のユニットを忘れてしまいました。
頼りになるMMさんも撤収後のため、ソ連軍のユニットはスターターキットの物を流用。スターターキットにはない隠蔽マーカーはドイツ軍のものを使っています。ダミースタックを作らなければ、それでも問題ありません。
それにマップも新しいものを使っています。
こちらの方がコンピューターを使って描かれたもので、古い手書きの方が雰囲気は良いです。個人的な感想ですけど。
しかし、実用的には古いモノは微妙な地点があって、対戦では新しいモノがいいです。当然と言えば当然ですが。
ソ連軍、というか言わせてもらおう。オレの計画なんぞ一つも上手くいかねぜ!
だって、1ターンのフィンランド軍移動フェイズを終えた時点で、y.nakanoさんはピンゾロを3回出してるんだぜ。
最初はクラス上昇=戦意高揚(Fanatic)でそれはいい(見え難いがAにいる)。しかし、狂暴化(Berserk)は勘弁してもらいたい。
おかげでBへ狂暴化した指揮官が突っ込んできて、Cへの潰走とコミッサールによる回復が出来なくなってしまいました。それも根性撃ちを強制されて混乱ですよ!
おまけに狙撃兵により、こちらの唯一マイナス修正のある8-1指揮官が負傷してしまいます。負傷すると士気と士気修正が1つづつ悪くなってしまいます。ということは、8-1は7-0になってしまったのです。しかも移動力が3しかありません。いやー、参りました。
1ターンのフィンランド軍が終わった時点です。
AとBのフィンランド軍HSにより、コミッサールスタック(C)が回復しても安全には後退できません。やっぱり上手くなかったと思っても、アフター・ザ・カーニバルです。
他の地点は、まあこんなところでしょう。
あら、また間違えて1ターンのソ連軍を終えた時点の写真を消しちゃった。
1ターンのソ連軍は、コミッサールスタックが回復したので、そのスタックの後退が最重要なテーマになりました。
まず、AとBへ4-4-7が8火力そのままで撃ち込みました。これが当たって、フィンランド軍のHSは二つとも混乱します。
これにより、コミッサールスタックは安全に撤収を行えました。
当たらなかった場合は、移動ではなく突撃で一歩進み、フィンランド軍のお仕置きに耐えるつもりでした。もしかもしかでコミッサールスタックが回復に成功しなかったら。どうしましたかねぇ。弱ったのは間違いありません。
その他は若干左へと兵力をスライドさせています。
フィンランド軍の2ターンを終えた時点です。
y.nakanoさんは上手い寄せを見せています。鋭いと言っていいです。
移動はプラス修正のある地点までしか出て来ず、突撃で一気に前面へと出ています。
おかげで、左のソ連軍は安全に逃げる術はなくなりました。
中央も同じような状況です。違うのは、後詰がいること。
右もフィンランド軍の前進により、防御の定石であるスカルキングを行うと、石垣を奪われてしまいます。
やれやれ。
2ターンを終えた時点です。
ソ連軍の左は完全に崩れました。それを支援すべき中央も崩れかけています。
移動を終えた時点で気がつきましたが、フィンランド軍が左端を一気に駆け抜けた場合、ソ連軍の兵力を維持している右から部隊を回しても間に合いません。
左をフィンランド軍がHSラッシュで走り抜ければ、ソ連軍は止めようはありませんでした。この時点で負けを覚悟しました。
SSRで弾薬減少になっていますが、これがなければAのMMGが火線(Fire Lane)を引いて前進を阻止できます。このシナリオではできませんが。
唯一の救いは、BとCにも射撃する部隊がいて、一応完全なスルーではないことです。
3ターンを終えた時点です。
フィンランド軍はHSラッシュを使わず、手堅く前進しました。
追い抜かれなかったので、一先ず安堵でした。しかし、左には1個分隊しか元気な部隊はありません。次のターンに抜かれる危険は十分にあり、それが左端を突っ走ればソ連軍はお手上げでした。
右のソ連軍が後退しましたが、このままでは追い抜かれる危険は十分にありました。そうなれば、まず勝ち目はなくなります。内心焦っていました。
ここでソ連軍は、勝利条件である「盤外突破が可能な部隊」を計算しました。
右の円内に阻止部隊があるので、ここから突破できるフィンランド軍はないでしょう。後退した部隊もいるから、止めることは可能です。
フィンランド軍が盤外突破で一番の本命は左円内の部隊です。ここの5~6個分隊と指揮官が勝利を決すると言えます。
4ターンを終えた時点です。
フィンランド軍はソ連軍の懸念を他所に、安全を優先に前進させました。2ターンの鋭さとは雲泥の差です。
この移動を見た時点で、「勝った!」と確信しました。
何故なら、盤外突破をするためには、4-4-7が待ち構える道路を走るしかなく、その突破が成功してもソ連軍の指揮官スタックは先回りをできるからです。
それでも、指揮官に捕虜を持たせて突破させれば、十分に勝ち目は残っていましたが、これまでの行動を見ればそれはないと判断しました。
そして右円内では、フィンランド軍の多くが足止めに嵌っています。
あら、見事にピンボケだ。
ソ連軍の読み通りに、フィンランド軍は突破は不可能になりました。
AとBの道路にソ連軍の部隊が立ち塞がっています。これにより、フィンランド軍は移動力が足りなくなったのです。
ソ連軍の読みとは違っている部分も出てきまして。
それは右の指揮官付きフィンランド軍スタックでした。これが目一杯の前進に成功すれば、盤外へと突破できたのです。しかし、そのためにはソ連軍の4-4-7とLMG2-3-7の真横をすり抜けなければなりません。
そして4-4-7から8火力ー2DRMの射撃を受けて混乱。ソ連軍の勝利が決まりました。
写真は6ターンのフィンランド軍投了時になります。
y.nakanoさんは最後まで戦意を失わず、勝利を目指していました。ASLでは何が起きるか分かりませんから、これは立派な態度でした。
一旦は負けを覚悟したのに、勝ちを拾えたので本当に嬉しい勝利でした。
何せ、1ターンにフィンランド軍はHoB(戦渦)を5回出していましたから。
5回目には思わず切れてしまいましたよ。それを聞いた千葉会ASL組は、「y.nakanoさんでしょ。それ普通ですよ」と半笑いしてましたけど。
さてさて、日曜日の千葉会報告で最後を飾るのもASLです。
横浜から遠征してきたジョージと私・yagiの対戦になります。対戦の準備が出来ましたので、山崎さんに頼んで写真を撮ってもらいました。
それにしてもアメリカ人の表情は豊かですね。私も精一杯の笑顔を振りまいてみたんですけど、どうにもぎこちないですねぇ。
ジョージとは同い年なのに、あちらの方が若々しいし。ちぇっ。
そうそう、参加者が少ないと予想されたので、自分のASLセットを持ち出しました。
一年ぶりの出陣です。プラ板製の自作トレーで、これを片手に札幌から大阪まで出かけたのです。
そう考える、古くからの戦友と言えます。マーカー類は専用にしており、写真ではマップの隣りに見えています。
その横が歩兵用。一番上にBeyond Valorのソ連軍歩兵とドイツ軍歩兵。下にはYanksのアメリカ軍歩兵とFor King and Countryのイギリス軍歩兵。
これにシナリオで使う車両と大砲を準備すれば、大概のシナリオは対戦可能です。
ただし、いい加減作ってから10年近く経っていますから、プラ板の劣化が見られまして。ポロポロと隅の方から削れてしまっています。接着剤も剥がれて来てますし。
でも便利だし、自分で作ったという愛着があるので、まだまだ手放すつもりはありませんよ。
写真はソ連軍の配置を終えたところ。というか決めたところ。
ジョージの到着が遅れると言うので、私が防御側のソ連軍を受け持ち配置を済ましたのです。
そうすれば、ジョージが到着次第に攻撃側の配置を行って、対戦を始められます。ねっ、合理的でしょ?
さて、シナリオの説明から始めましょうか。
1944年10月13日の金曜日。プロシアの東部へ侵入したソ連軍へ、ヘルマンゲーリング師団が反撃を行います。
ソ連軍には57mm対戦車砲があり、歩兵の兵力は9個分隊。それに50口径のHMG、LMG、そしてATR。
ドイツ軍は精鋭の5-4-8が10個分隊、LMG×4、PSK(パンツァー・シュレッケ)。それが四号駆逐戦車(ラング)×3に支援されています。
ソ連軍の57mm対戦車砲では、ラングの正面装甲を撃ちぬくのは辛い。ラングも本来は対戦車兵器のため、歩兵相手では辛い。しかし、3号突撃砲では強すぎて、本当の75mmの長砲身砲搭載のラングでは歩兵相手は無理。ですから、このラングになったのでしょう。
勝利条件はR4から4ヘクス以内の建物をドイツ軍がゲーム終了時に全て占領していること。まあ、村の確保と思ってもらっても問題ありません。
ソ連軍の配置制限はR4から6ヘクス以内。赤のラインで示してあります。ドイツ軍は青の列から進入します。もう少し説明しましょう。マップとして使えるのが青の列より下側です。ですから、シナリオ的にはそれより上は存在しません。そして、時期的に10月なので麦畑(黄色のヘクス)はありません。
攻撃側がマップ上に存在しないので、ソ連軍はシナリオ防御側となります。と言っても、知らない方にはチンプンカンプンですね。
シナリオ防御側になると配置の前にLOSの確認を行えます。そして大砲や機関銃(LMGは除きます)が砲腔照準区域(Bore Sighted Location)を設定することができます。狙いを付けて命中しやすくするんですね。
マップ上に敵ユニットがないので、全てのソ連軍に?マーカーを乗せられます。しかし、ソ連軍の狙いを解説するのに、それでは不便なので乗せてない状態にしてあります。それと1階と2階にスタックしているところは、ちょっとずらしています。
では、ソ連軍の作戦です。
ソ連軍らしく指揮官は二人しかいません。9-1と7-0で村の中央に9-1、側面に7-0を布陣させます。ドイツ軍の前進経路は左の森を伝って来るのが定石です。中央や右からは、何も遮蔽物のない地域を前進するため、損害が嵩んでしまうからです。以前、このシナリオを今日も6ゾロさんと対戦した時に、それをやってドイツ軍の兵力があっという間になくなってしまった苦い記憶があります。
ドイツ軍がこの予想前進経路を使ってきた場合、側面の援護部隊で時間を稼ぎます。ここには3.5個分隊と全兵力の1/3を配備しました。ドイツ軍の主力が押し寄せてきたら、前進を完全に阻むことは不可能です。それよりも、時間を稼ぐことにより、中央への展開を遅らせます。
この時間稼ぎをしなかった場合も考えてみましょう。ドイツ軍はソ連軍の側面へと回り込むのに成功し、そこを足掛かりに中央の攻略を行うでしょう。攻撃正面が広くなるため、ソ連軍は防御に困難を来たします。ラングが中央へ接近して突撃を支援すれば、ソ連軍には勝ち目がないでしょう。これがドイツ軍の勝ちパターンです。
ソ連軍としては、一番の前衛にATR4-4-7を置いています。これはエサです。
ここにTK6(貫通力6)のATRがあれば、ラングを生垣の後方へ並べることは心配です。ラングの側面装甲は3です。単純計算で貫通力6から側面装甲3を引いて、その数字以下がDR(サイコロ2個振り)で出なければ問題ありません。しかし、近距離の修正もあるため、その数字は若干上がります。多分、DR4か5でしょうから確率的に16~23%。無視するにはちょっと危険です。
このATR4-4-7が一番最初に射撃を行えば、ドイツ軍は何等かの対応を迫られます。
一番簡単なのがVBMフリーズを行うこと。
これは敵ユニットのいる建物や森にAFVを迂回状態で移動を終了させることで、そうなると同じヘクス(正確には『地域』)に敵AFVがいるため他の地域へ射撃ができなくなります。ASLの定石です。同じヘクスではATRも命中は難しく、沈黙を強いられる可能性は高くなります。
そこで57mm対戦車砲をQ4へ配置し、その砲腔照準区域をこのヘクスにしています。こうすれば、VBMフリーズを狙ったら側面を曝すこととなり、57mm対戦車砲のTK15でも命中さえすれば撃破です。ここで速攻の1輌撃破を狙いました。ちなみに、正面ではラングの装甲は11なので厳しくなります。しかし、APCR(硬芯徹甲弾)がありますので、撃てる確率は46%と低いものの、そのTK18ですので撃破は十分に可能です。1輌撃破して57mm対戦車砲の位置がバレタ場合は、この中央でガチンコの撃ち合いをするつもりでした。
ATR4-4-7の援護にLMGとHMGを配備しています。
LMGは7-0とスタックさせ萎縮を防いでいます。これでAを狙っています。この17盤はドットが中央にないため、このヘクスからでもAへとLOSが通じてしまいます。
HMGは9-1とともにR4の2階へ。ここからBへ砲腔照準区域を設定しています。もし、このヘクスにドイツ軍が何の手立てもなしに移動して来たら、砲腔照準区域(-2)、FFMO/FFNAM(-2)、指揮修正(-1)と合計-5DRMの射撃をお見舞いできます。まあ、そんなことはないでしょうが、ラングがsNで煙幕を展開させたとしてもDRMはマイナスになるのでいいかな、と。
HMG4-4-7の隣りの2階にはATR4-4-7。これはATRが1火力を発揮するため、その火力を当てにしてです。
前衛のATR4-4-7が混乱したらCまで潰走、そこへ7-0が移動して行き回復させます。
Dの4-4-7はドイツ軍が一気に前進していた場合のケツ持ち。そして2-3-7が1ターンの終わり前衛へと。
左のソ連軍はそう言った作戦を組み立てていました。
中央には生垣に沿って4-4-7(E)を並べました。写真では2-3-7になっていますが4-4-7にしました。何となくです。そして右と同じように、1ターンの終わりに4-4-7が後退し、2-3-7が前衛になる予定です。
それからWire(鉄条網)は写真の2ヶ所でなくFとGへと変えています。Wire(鉄条網)は移動を制限するものなので、中央でのドイツ軍が展開を難しくするつもりでした。
しかし、57mm対戦車砲があって鉄条網の必要性が低いのと、FとGへ置けば安全に移動するためには鉄条網に絡まる必要が出てきます。こちらがいいかな、と判断しました。ジョージがなかなか到着しないので、色々と考える時間ができたのです。
両軍の配置を終えたところです。
やはり読み通りにドイツ軍の主力は左です。
先ほどの写真にあったWireとFox Holeは隠匿できるのでしてあります。簡単に言えば、見えるまで出さなくていいのです。
昔は面倒なので置きっ放しにしていたんですが、最近ではこちらの防御計画を悟らせないように隠しています。
驚いたことに、ドイツ軍はガンガンに攻めて来ました。写真は1ターンの終了時です。
一番最初はAの5-4-8が行き成り飛び出して来ます。こちらも、そんな危ないことをするはずないと思い込んでいたため、すっかり射撃計画を忘れてしまいました。とりあえず、マイナス修正なので4火力-2DRMで射撃をしました。ここはPINで止まりましたが、良く考えると4移動力目だったから、これ以上の移動はありませんでした。まあ途中CXということもできましたが、それでも1ヘクスでしたから。それほど撃つ必要性はありませんでした。
次はBがマップの端を前進して来ます。しかも煙幕も何もなしで、こちらの照準区域へと入って来ました。こんな、いかにも「照準区域してます!」ってところには来ないだろうと思っていたので動揺してしまいました。それでも8火力の-5DRMは無視できません。釣られるように撃ってみるとDR9と根性がありません。しかし、2MCを6ゾロの不運&ELR落ちになりましたから、御の字の戦果でした。
3番目はCでして。これはラングと一緒にアーマー・アサルト(AFVと一緒に移動すればこれを盾にできる)で進んで来ます。「どこまで進んで来るんだろ?」と撃つのを躊躇っていると、目の前まで来てしまいました。慌ててATR4-4-7が纏めて10火力そのままを撃ち込みましたが、精鋭の8モラルを持つドイツ軍はケロッとしています。すっかり動揺してLMG4-4-7まで射撃を行ってしまいましたが、焦って撃つと碌な事はありません。DR12で効果がない上に、LMGが故障してしまいました。
4番目はDでした。これもアーマー・アサルトでドンドン前進して来ます。動揺して先ほど撃っているため、これには碌な射撃を撃ち込めません。どこだったけかな?撃ったのは。ATR4-4-7は撃ってるし、多分HMG4-4-7の分隊だけが撃ったんでしょうか。2火力で効果を期待できませんでしたが、これが当たりドイツ軍のスタックは纏めて混乱してしまいました。
最後はEが、これまたアーマー・アサルトで前進して来ます。マイナス修正は付きませんが、それでもそのままの火力で撃ち込めます。こちらは4火力や2火力でしたが、2個分隊をPINで止めるのに成功します(F)。それでも前進を止めずに生垣まで進んで来ました。これは2階のATR4-4-7が5火力を撃ち込むと、8-1が混乱。このままでは捕虜になる危険がありましたが、sN(白兵戦用の対人兵器、煙幕も可)が煙幕の展開に成功し、逃げられることは可能になりました。
ソ連軍はドイツ軍に損害を少ししか与えられはしなかったものの、兵力の半分を撃退もしくは止めることに成功しました。御の字と十分に言えます。
ソ連軍の行動は予定通り。部隊のローテーションを行いました。9-1+HMG4-4-7は動かす気持ちにはなりませんでした。本当なら、前もって後退させるのがいいんですけどね。
ええっとですねぇ。2ターン終了時に「撮影フェイズ!」と言って写真を撮ろうとしたら、ジョージが自分も写ってないとヤダとゴネまして。おかげでマップは小さくなってしまいました。この写り具合を見てジョージは満足そうにしてました。
さて、2ターンにドイツ軍はラングを左から中央へと展開させました。
これは予想外でした。てっきりこのラングには煙幕があるので、それを撃ち込んで来ると思っていたのです。
他ではドイツ軍の歩兵が戦列に復帰してなく、前進は行われませんでしたね。まあ、兵力が足りないので、こんなモノでしょうか。
ああ、そうだ。こちらの9-1とHMG4-4-7がラングの砲撃で混乱したんだ。確率は低かったのですが、当たるときは当たるんですね。おけげで重いHMGは置いていかれましたので、拾うために別の4-4-7が送り込まれました。やれやれ。
写真は3ターンを終えた時点。
ドイツ軍はラングに前進を命じます。ラングの1輌は村の中へと突入。右では唯一健在のLMG5-4-8もジリジリ前進して行きます。
左では混乱から回復した部隊が前進します。ところがソ連軍の射撃により、またもや混乱。このままでは捕虜になる可能性が高くなっていました。ここでソ連軍から立場を越えたアドバイス「ラングを回せば逃げられる」と。それでラングが来て、何とか逃げられるようになりました。
ソ連軍は、現状では危険が少ないので若干のローテーションをしただけです。
いや、だからジョージがウッサくてですねぇ。
今度は「加トちゃんペッ!」をやるから撮れと。ハイ、そんなわけで今回もマップは小さめです。
4ターンを終えた時点になります。
ドイツ軍はラングを前進させ、ソ連軍の側面を回り込みました。AFVがあると、これをやられるから困るんだよなぁ。
それと復活した部隊を左で前進さて来ました。ソ連軍は歩兵のローテーションが上手く行って、今度は2-3-7が前面に立ち塞がっています。
右ではLMG5-4-8が前進して来ても、1つだけなのでそれほど脅威ではありません。こちらに配備されていたドイツ軍の指揮官は、狙撃兵か不運でお亡くなりになってしまいましたので。
そして遂に57mm対戦車砲が姿を現し、ラングの1輌を昇天させます。それから他のラングへ向きを変えて対抗しましたが、小さいラングには命中弾を与えられませんでした。
5ターンを終えた時点です。
ラングがソ連軍の後方へと回り込んで、ドイツの歩兵は村の中央へ侵入しています。57mm対戦車砲の操作班はLMG5-4-8との白兵戦に巻き込まれて除去されてしまいました。あまり活躍しませんでしませんでしたねぇ。
そしてソ連軍は勝利条件を阻止すべく、最後の布陣を行いました。
HMG4-4-7が最後方の建物へ。三つ残っている元気な4-4-7予が、その防御を行います。一番奥のHMG4-4-7がいる建物さえ守れば、ソ連軍の勝ちなのです。予定が狂ったのはHMG4-4-7へ合流するつもりだった9-1。PINになって手前の蛸壺で止まってしまいました。他の混乱している分隊も、ドイツ軍の前進を阻むことが可能なので、居座っています。
ソ連軍は先の通りにHMG4-4-7がいる建物だけを守るつもりでしたので、他の地点ではドイツ軍の前進を阻むことはしませんでした。
すると、不思議なことにドイツ軍は大胆な突撃を行って来ません。建物を占領するためには、MMCが必要なので展開させ、その数を増やすこともしません。
おかしいな、とは思いつつドイツ軍の突撃まで終わりました。上の写真です。CCは白兵戦になっているヘクス。
「ねえ、O6に誰か入った? それからU5(HMG4-4-7がいる)とS6はどうやって占領するの?」と聞いてみました。すると、勝利条件を勘違いしていたらしく、「ソ連軍をいなくすればいいのでは?」と。シナリオカードと勝利条件のルールを確認すると、やはり私の解釈で間違っていませんでした。
ですから、白兵戦の解決をしないでゲーム終了の写真を撮りました。
ASLには厳密な定義がありますので、分からないことはお互いに確認しながら対戦を進めて行くべきですね。
これの後に、AP41『THE MEAT GRINDER』を同じ組み合わせで対戦しました。
私は攻撃側のドイツ軍を担当し、ジョージが防御側のソ連軍を担当しました。
私のテーマは「次回は何時になるのか分からないから速攻で勝負を決める」でした。ジョージ当人は記録を取って続けるつもりでしたが、最近はなかなか会えないので、何ヶ月も結末の見えない戦いを抱えるのは勘弁して欲しいのでした。
そこで配置を見て、ソ連軍の弱点を発見。一気にそこを突くことにして、超早打ちを仕掛けました。
1ターンは、それでもソ連軍のDRと遅滞戦術にハマって先へは進めませんでした。
ところが、2ターンの途中で、ソ連軍が制限付き砲塔なのにハッチを空けていまして。これは主砲などは撃てないのでは?とルールを確認していたところ。ジョージもそれに気が付いて「OH!やってしまいましたー!」と。
目出度く2ターンで終了となりました。時間もなかったので丁度いい終わり方でした。
さて、ASLリーグが決まってからASLを6戦続けました。それで1つの負け以外は全て勝っています。負けた対戦も兵力を間違えるなどと、ノーコンテストに近いモノだけです。
こんなに調子がいいなんて、リーグの本戦が始まったら連敗しそうでやな感じぃー、と内心思っています。
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