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2024-11-24 06:21

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2009-07-21 22:00

『第七十回千葉会の報告』 その3


さて、土曜日の最後になりましたが、私の対戦したAP『1898』のリプレイです。
先月、S&T『REMEMBAR THE MAINE』があまりにも面白くて、かみさんに「キューバで行きましょう!」と誘われまして。
同じスペイン・アメリカ戦争の海戦ゲームを対戦することになりました。
ではでは、ゲームの説明からしましょう。
AP(アバランチ・プレス)は「A GREAT WAR AT SEA」という海戦ゲームをシリーズ化しています。日本でもCMJから『オレンジ・プラン』が発行されています。
この対戦でも、基本的なルールは『オレンジ・プラン』から流用しています。
では、ゲームの解説しましょうか。私も当日に口頭説明されただけなので、完璧ではありませんから了解しておいてください。
まず、幾つかの艦艇で艦隊を編成します。
その艦隊に「輸送」「艦砲」「護衛」「迎撃」「帰還」「機雷敷設」「掃海」「襲撃」「追尾」の命令を発します。
で、ですねぇ。「輸送」「艦砲」「護衛」「帰還」「機雷敷設」「掃海」は、ずーっとプロットするんです。例えば「輸送」の場合は、港から出て目的の港まで、どこを通るか「マス目」を記録しておくのですよ。
それを聞いた瞬間「はぁ?」でした。だって、何十マスを、ずーっと書いて置かなければいけないんですよ。聞いただけで面倒臭そうでしょ。
でも、実際に多い「迎撃」と「襲撃」は2ターン先でいいんです。しかも、シナリオによっては、艦隊が1個とか、多くても6個ですから、そんなに大変ではありません。
それで艦隊同士が同じマスに入ったら、「見つかるかどうかチェック」して、海戦が行われるんですね。まあ、具体的に対戦したシナリオから説明して行きましょう。


シナリオ1「アメリカを恐怖へと陥らせる」
意訳です。かみさんに聞いたところ「アメリカの恐怖を煽る」だったです。でもでもぉ、あんまりカッコよくないの。でも、私の意訳も変わらんですか。そうですか。どうもすみませんでした。
出てくるのはスペインの「レパント」と「あるフォンソ12世」。これを一つの艦隊に編制して、アメリカの民間船を拿捕しまくります。写真を良く見てください。
海に線が書かれていませんかねぇ。これが民間船の航路となるのです。ここで「襲撃」を行うと、民間船を拿捕できて、スペインはVPを稼げます。
アメリカはこのスペイン艦隊を迎撃するんですわ。出て来るのは「テラー」「チャールストン」「フィラデルフィア」「フット級駆逐艦×2」。これがマイアミにいます。
写真はゲームが始まったところになります。アメリカ艦隊はマイアミを出航したところ。スペイン艦隊はキューバ沖で「襲撃」を行っています。襲撃とは聞こえはいいのですが、早い話が海賊を働いているんです。
4093
ああ、説明し忘れていましたが、5/15~5/18の4日間で、ターン数は24になります。ですから、1ターンは4時間ですかね。この間にスペインが10VPを獲得すると勝利になります。それを阻止すればアメリカの勝ち、と。
さて、キューバ沖でのスペイン艦隊跋扈を聞いたアメリカ艦隊は、そいちらへ向け急行します。この頃の艦艇は、ようやく石炭を燃やして動力を得ていて、一部には帆船もあります。今回は出ていませんけど。
速力を上げると石炭の消費が嵩むため、最初は低速で進んでいましたが、民間船の悲鳴を聞いてそんなことは言ってられなくなりました。


石炭による黒煙を吐きつつ、ようやくスペイン艦隊へと接近しました。
ちなみに、艦隊マーカーを切ってなかったので、ASLの捕捉マーカーを流用しています。


ええっとですねぇ。
簡単に言って、スペイン艦隊はアメリカ艦隊をやり過ごして逃げてちゃいました。「襲撃」をやらないと、そのターンは行く先不明になるんですよ。
それを2ターンやられて、気が付いたら後ろにいました。
あらー、です。このまま追い付けないのは見えましたから投了です。
アメリカは艦隊を二手に分けるべきだったんでしょうね。それで挟み込む、と。主力艦艇ではアメリカが圧倒的に強力ですから、スペインは相手にはできない。でも「襲撃」しないとVPはゲットできない。ここら辺りが勝負の切れ目なんでしょう。
このアメリカ艦隊の不手際を知ったアメリカ市民は、マイアミ艦隊指令の自宅へ投石を行っ模様。
これに対して、アメリカを恐怖へと陥れた「ドミニカ襲撃隊」は、ハバナへと凱旋帰港したのであった。
海戦が行われなかったので、隣に広げていた「戦術マップ」は邪魔なだけでした。


シナリオ2「ケルベラ艦隊迎撃」
ではでは、先の対戦が午前中で終わったため、午後から別のシナリオを対戦することになりました。
で、順番にやって行こうという話になり、シナリオ2「ケルベラ艦隊迎撃」を対戦しました。
写真は配置を終えたところになります。艦隊数がグット増えています。
でも、まともに戦えるのはアメリカは「北大西洋艦隊」と「かっ飛び艦隊(原文ではFring sqadron)、スペインは「ケルベラ艦隊」だけ。
他の艦隊は、「これって戦力になるの?」疑問になるほどの「ステキー!」さです。それから、アメリカがキューバの港を封鎖している艦隊は、「艦隊」としても編制していません。だからもっと弱体。
それにしてもそれにしても、変な状況からゲームは始まります。だって、両軍の艦隊が入り乱れているんですもの。まあ、弱い艦隊は相手の主力が来ると逃げ回り海賊を働いているんでしょうね。


この写真は7ターンになりますね。
ここまで盛り上がりに、全く欠ける展開。それが淡々と進みました。
スペインのケルベラ艦隊は積んでる石炭が少ないため、イの先にキューバの港へ入りました。そして、せっせと石炭の積み込みに精を出します。
アメリカはケルベラ艦隊が出航してきたら、両翼から挟むべく北大西洋艦隊をキューバの東へ、かっ飛び艦隊を西へと、振り分けます。これが当たっているかって?そんなこと誰も知らんよ。
その間も、襲撃艦隊と封鎖によりアメリカはVPを溜め込んでいきます。スペインも襲撃を行いますが、数が違います。しかも、このターンに襲撃艦隊が北大西洋艦隊に捕捉されてしまいます。


苦節4時間。ようやく戦術マップの出番です。
ところがところが、スペイン艦隊は艦隊ではありませんでした。だって、1隻だけなんだもん。
それをアメリカの強力な北大西洋艦隊が発見したんですから、あっさり「逃げマース」と。
この頃の主砲では、射程距離に捕らえることはできず、簡単に離脱されてしまいました。襲撃だけは阻止できましたが、苦労してプロットした甲斐がありません。


ろくに戦闘も起こらず、海賊と封鎖だけで動きもせずVPを稼ぐ、という後味の悪い展開は続きます。
今では、正義の味方と何かと五月蝿いアメリカとあ大違いです。
さて、そんなことやっている内に、ドミニカ沖で海賊を働いていた艦隊同士がばったりと出会い、海戦となりました。


またまた戦術マップの出番です。これだけ使えれば、持ってきた甲斐がありますね。
まずは、サイコロを振って主導権がどちらにあるか決めます。そして主導権の無い側が中央へと全ての艦艇を配置します。今回はアメリカが主導権をゲットしました。
そして単陣形でスペイン艦隊へと突進します。このマップスケールでは、陣形などは意味ないんですがね。それが左の写真です。
さてさて、中央の写真がアメリカのAMC(装甲砲艦)とスペインの駆逐艦・巡洋艦とが接近戦しています。
ところが、アメリカのAMCが集中射撃をすると、巡洋艦のアルフォンソ12世があっさり轟沈。二人の頭の上に「???」が浮かびます。
スペインで残ったのが駆逐艦の2隻なのですけど、これが大砲を積んでいません。持ってるのは魚雷が一つずつ。しかも、この頃の魚雷は同じへクスへ入らないと、相手まで届きません。巡洋艦の撃沈に勢いにのるアメリカ艦隊は、不用意にも接近し過ぎてしまいます。そこを勇躍突進し、魚雷を打ち込みます。
どうせ目標が小さいから、当たらないだろうと安易な予想を覆して命中!
「真っ二つに轟沈か!」と覚悟しましたが、AMCは損害は受けたもののケロっとしています。ここでも二人の表情に「?????」が浮かんでいます。
後は、戦う術のないスペイン艦を追っ駆け回して撃沈。
この時点でスペインが投了を申し出ました。
9ターンでしたが、VPに差がつき過ぎです。
正直、テストをしたのか大いに疑問を持っています。スペインの作戦は、どこかの封鎖を解くべく突進するんでしょう。そうしなければ、そのVPが大きいのですから。
でも、主力であるケルベラ艦隊は石炭の都合で、直近の港にしか向かえないのです。で、石炭の積み込みはエラーク時間がかかる、と。石油の偉大さを実感できます。
ケルベラ艦隊の次に強力な艦隊は、先のようにアメリカの民間船に毛が生えた連中にも勝てません。
元々、「A GREAT WAR AT SEA」の名前の通りに、第一次世界大戦の海戦を再現するシステムなのです。
それが人気出て、シリーズ化したゲームです。ですから、大きな過渡期にある当時の艦艇では、再現に無理があり過ぎますね。もしくは、もっと練らないと。
さて、このゲームをやっる方に提案をしておきます。
プロットと言って、通過するマスを事前に記録しておかなければなりません。艦隊が少なければ、大したことはありませんが、その場合はゲームにもならない可能性が高いです。で、大きいと大変です。
そこで、対戦する事前に自宅で記録をして、当日は動かすだけにしておきましょう。そうすれば、かなりの時間を節約できます。それから、付随の記録用紙でなくマップをコピーして、それに鉛筆で矢印を書いておくのもいいでしょう。そっちの方が海戦を指揮している気分は出ますし。

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2009-07-21 21:53

『第七十回千葉会の報告』 その2

ここからは千葉会の主力であるASLの紹介です。

ASL84『ROUND ONE』
ザハさんとふるきゅさんの対戦です。
上から目線でお送りします。シナリオの説明をしましょう。
1939年のワルシャワが舞台です。9月の8日ですから、停戦は間近ですね。
そりゃそうだ。首都のワルシャワで戦っているんだから、この戦争も終わりだ。
第4装甲師団がポーランド第29師団の抵抗を受けます。
攻撃するドイツ軍は17個分隊ですから、増強1個中隊。その1/3がエリート。指揮官は4人と多いのですが、優秀なのが9-2と8-1だけで、残りは7-0のみ。支援火器も市街戦に必要な火炎放射器と爆薬、MMG、LMG4個。それが4号×2、2号×3、1号×3、それに装甲車×3に支援されています。正に、大戦初期の装甲師団らしい編成です。
守るポーランド軍は13個分隊ですから、ちょうど1個中隊。それが9-2の優秀な指揮官が1名いて、やっぱり残りは7-0が二人。支援火機も豊富でHMG、MMG、ATRを持っています。それに大砲5門の支援があり、これはドイツ軍のAFVなど一撃で撃破してしまいます。道路障害と鉄条網も多数あり、ドイツ軍の攻撃経路も狭くすることができます。
マップは市街戦。お肌が黒くなることはありません。石造りの建物ばかりですから、射撃の効果は低くなります。しかも、7個を要塞化建物に強化することはでき、そこでは戦意高揚状態です。これはベテランの方には、「トラクター工場の熱狂」と言ったほうが理解しやすいでしょう。
ROARではポーランド軍が53%の勝利をしていますから、互角と言って問題ありません。まあ、だいたい対戦するシナリオはROARでバランスを確認していますので、互角なものが多いのですが。
さて、ここまで細かく説明しましたが、対戦自体はあっさり終わってしまいます。
ドイツ軍の突進が成功し、2ターンくらいには、ポーランド軍が手の打ちようはなくなってしまったのです。
そこで「お片づけ」となりました。


J42『GREBBE END』
先の対戦が短時間で終わってしまったので、折角なのでもう一戦対戦しました。
ASLは持ち込むユニットを決めていないと、大変な荷物になってしまいます。キャリアーでフル装備の勇者はいますけど、だいたいは攻撃側と防御側の2種類しか持ち込みません。
今回は連合軍中立国とドイツ軍でした。ですから、そのカウンターで対戦でき、しかも配置を考えているものを調べました。
というのは、通信対戦のVASLで配置を決めていて、それをノートPCに保存をしておきます。そうすれば、慌てないで対戦ができるのです。
ただし、VASLのマップと実際のマップでは、微妙に違いがあるので、対戦前に確認が必要になりますけど。
さて、このシナリオは1940年のオランダが舞台となります。
地名を確認すると「GREBBE HILL」とありますから、きっと有名な高地&岡なのでしょう。あれ?その割にマップは森だらけで、どちらかと言えばジャングルに近いですね。このマップはふるきゅさんのお手製です。
攻めるドイツ軍は10個分隊、指揮官は9-1、8-1、7-0、支援火器もMMG、LMG、MTRですから普通の編成。それに装甲車が2輌。
守るオランダ軍は9個分隊、それにHMGとLMGのみ。このシナリオが苦手な人間は、攻撃するドイツ軍では装甲車をLMGに撃破され、守るオランダ軍では装甲車の跋扈を止められない、との印象があります。
さてさて、このシナリオも詳しく説明しましたが、あっさり終わってしまいます。ドイツ軍の攻撃が成功して、押し込まれてしまったのです。
そこで、よーく確認すると、配置したオランダ軍に兵力が足りない。
こりゃダメだ、と中止したのでした。
良い線で戦われていれば続けてもいいんですけど、圧倒されていれば、そうなりますねー。


S7『PRELUDE TO FSTUNG BREST』
二人とも2ヶ月ぶりのホンキチさんとPONTAさんの、ASL-SK対戦です。
久々のルールに覚束ない方では、ASL-SKが手頃でいいんです。
私としては、お二人ともASLの経験が3年近くなるので、フルルールを覚えて欲しいんですけど。やれることが多くなるんですよ。それで作戦や戦術の幅が増えますし、狙撃兵や戦禍など予期せぬ出来事も多くなるんです。
さて、ASLに関してはホンキチさんの方が一枚上手のようでした。往復して対戦していましたが、2戦ともホンキチさんが勝っていましたから。

S1『RETAKING VIERUVILLE』
ASL-SKコンビに割って入ったのがmitsuさん。
SKの一番最初のシナリオを選んでいました。
mitsuさんはASLのシナリオを経験があるものしか対戦しないんです。これは個人のプレイスタイルなんですが、ASLに限らず「ゲームがわかってから対戦したい」んですね。
私は「ゲームなんざやりゃいいんだ」。勝ちを狙う対戦もありますが、それ以外では「やって覚える」を貫いています。ルールブックも読まずにやるんですよ。だって、どうせちょっと位読んだからって、完全に間違いがなくプレイできるとは思えんのです。ASLルールに「やちゃったら続けろ」とあって、それをどんなゲームにも適用しています。皆さんもやってみてくださいな。ゲーム観が変わりますお。あら、ゲーム報告じゃなくなってしまった。
まあ、詳しくはちはら会のblogをご覧になってください。
最後にはギリギリの勝負になっていましたから。そうそう、私が(やってはいけないんですけど)ホンキチさんの有利になるようなことを言っていたら、「止めてちょうだい」って目で見られてしまいました。ゴメンゴメン。


S2『WAR OF THE RATS』
さて、ASL-SKコンビの最終対戦です。
攻撃するドイツ軍をPONTAさん、防御のソ連軍をホンキチさんが担当しました。
うん、このシナリオも詳しく説明しましょう。
ASLはSLの時代から、スターリングラードの市街戦を扱っていて、その再現には適しています。
SL(スコード・リーダー)の「親衛赤軍の反撃」、ASLの「コッミサール・ハウス」や「レッドバリケード」。そしてASL-SKでのこのS2『WAR OF THE RATS』や「パン工場」といくつも数えられます。そして、それぞれ名作・傑作と呼ばれています。詳しい解説はASLのページを参照してください。和訳がアップされていますから。
ではでは、私の記憶から、二人の対戦を解説して行きます。
配置を見た瞬間に、ソ連軍は重大なミスを犯していると感じました。
何故なら、ドイツ軍が火力を密集され、左右から押し込んだら、ソ連軍は太刀打ちできないからです。何より、7-0や8-0の「前線に出ても役に立たない」指揮官が前線でスタックしています。私なら、これらを大火力で沈黙させ、爆薬と火炎放射器で接近戦を挑みます。これをちょっと上手く組み立てられれば、ソ連軍の打つ手はなくなります。
ところが、最初の準備射撃フェイズを終えた時点では、ドイツ軍の射撃は全く効果がありませんでした。
不思議に思ってドイツ軍はと見ると、兵力を平均的に置いていて、密集攻撃を行っていなかったのです。
そして、射撃を行わなかった少数の部隊で前進。しかも煙幕の展開に失敗しており、今度は「ドイツ軍は勝てないだろ」と思い込んでいました。
ところがところが。最終ターンに覗くと「いいとこ勝負」になっています。
ドイツ軍は勝利条件の建物で白兵戦を行い、それに勝てれば勝利という状況でした。しかも、その勝率は80%近くでしたので、PONAT・ドイツ軍は随分と挽回したのです。
しかし、確率通りに行かないのがASL。その白兵戦は勝負がつかず、混戦に留まります。これにより、ソ連軍が再突入に成功して、勝ちを確実にしたのでした。
ホンキチさんはこの日にASLを4戦していました。千葉会に参加する度に4戦していますから、満足げでした。PONTAさんも連敗だったものの、ギリギリ勝負ができて嬉しそうでした。

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2009-07-21 21:50

『第七十回千葉会の報告』 その1


七月十八日(土)
参加者は12+顔出し1+勉強中1の合計14名でした。
プレイされたゲームは以下の通り。
AP『1898』
エポック『日露戦争』×2
エポック『失われた勝利』
GJ『文禄 朝鮮の役』
CMJ『FIELD MARSHAL』
ASLは5シナリオ・5ゲーム
S1『RETAKING VIERUVILLE』
S2『WAR OF THE RATS』
S7『PRELUDE TO FSTUNG BREST』
ASL84『ROUND ONE』
J42『GREBBE END』
以上でした。
写真は昼過ぎの和室1号。
左の奥がASLのSK(スターター)卓。mitsuさんとホンキチさんの対戦を、PONTAさんが観戦しています。
その右がASLの対戦を終えて、片付けているザハさんとふるきゅさん。
手前が周辺のブックオフをガサ入れした後、勉強中の子yagi。そう言えば子yagiは、ブラブラ出歩いて、メシ食べて、ちょっと勉強のフリしてたから、対戦をしていませんでしたね。
ウォーゲーム親父としては、イカン対応っすね。


こちらが和室2号。
午後から、こちらも増強したのです。
それまでは、和室1号だけでしたから人口密度が危険水域まで高まっていました。
さて、この写真では対戦が『日露』しか対戦してませんね。
でも、すぐにできるように『文禄 朝鮮の役』と『FIELD MARSHAL』は広げっ放しです。
右には千葉会名物の「お菓子テーブル」。MMさん愛飲のブレンディが見えています。
それでは対戦順に紹介して行きましょう。


GJ『文禄 朝鮮の役』
最近のmitsuさんがお気に入りゲームです。
詳細なのは「ちはら会」のブログで報告されています。
http://chiharakai2005.at.webry.info/200907/article_8.html
こちらを参照してください。
そのにアップされているマッタリ図の解説をしておきます。
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/004/248/04/N000/000/005/124797838236116412103.JPG
AP『1898』は結構疲れましてね。
私はもう「お腹いっぱいモード」でした。ASL組のザハさんとふるきゅさんも、二対戦を終え時間もありません。
で、3人でマッタリと会話をしていました。ああ、ダベリが正確ですね。
そこで話題になったのが「プラモデル」。これで何を作ったか盛り上がりまして。
アメリカ兵機関銃セットから、ドイツ兵突撃セット。
その格好をや顔を真似ました。
思い出したら、個性的なフィギュアでしたね。


エポック『日露戦争』
『日露マスター』の山崎さんが「朝鮮戦争」に流れましたので、遅れて到着したsawdaさんと断鉄さんが対戦を始めました。
エポックなら何でもこなす断鉄さんが遅れを取るなんて、珍しい情景を目撃しました。
さすがに、「日本で一番『日露』が強い」山崎さんと対戦を重ねているだけあります。


エポック『日露戦争』の二回戦。
山崎さんと断鉄さんの対戦でした。
断鉄さんが日本軍を担当しましたが、山崎さんのロシア軍に上手く押さえ込まれていました。
VPが40点ちょっとですからね。

CMJ『FIELD MARSHAL』
これもmitsuさんがお気に入りゲーム。
ルールもユニットもお手頃。それでもマップは広めで「動いている感」が多く、イベントにより毎回展開が違います。
深く研究するより、2~3時間で楽しむのに適しています。
さて、この対戦では、防御を担当したmitsuさんに空挺部隊が1ターンに増強されます。
これで攻撃をかけてきた精鋭部隊の退路を断ち、壊滅へと追い込みました。
折角なので動画も撮っておきましたが、千葉会らしく笑いが出ません。
http://www.youtube.com/watch?v=B2_BvHBTZk0
「反撃失敗で大笑い」を期待したんですけど。
この攻撃は成功した時点で「ヤメヤメ」と、やり直した方が良かったでしょう。
それからターンを進めましたが、主力を失ったのでジリ貧を確認しただけでしたから。


エポック『失われた勝利』
最後の作戦級ゲームがこちらの『失われた勝利』です。
断鉄さんとKBさんが対戦していました。
さすが断鉄さんで、ドイツ軍を担当してソ連軍の防衛ラインを切り裂いていました。
KBさんも慣れたもので、決し戦列のて崩壊もモラルダウンも起こさず、抗戦していました。
夕方から始めて、千葉会の終わるころには、初年の末まで進んでいました。
断鉄さんは北方と中央に装甲軍団を集中。レニングラードを10月に占領。
ちなみに、その天候が凍結だったので、ちょうどキリが良く「ヤメヤメー!」となりました。
時間切れのでしたから再戦を約束していました。

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2009-06-24 18:14

『第六十九回千葉会の報告』その8

J24『SMASHING THE 3rd』

千葉会最後を飾るのは、やっぱりASLです。
組み合わせは、ルセロさん(ロシア軍)vsMMさん(ドイツ軍)と昨日と同じ。
前日に「ASLの大きなシナリオをやろう」と選んでいました。
シナリオの説明から行きましょう。
1944年のバグラチオン作戦当時。ソビエトの第3戦車軍団にヘルマン・ゲーリング師団が反撃を行いました。
守るソ連軍は歩兵が11個分隊、ラッチュバム、T34/76が最初は5輌。そして増援としてT34/76がもう5輌追加されます。
攻撃するドイツ軍は歩兵が15個分隊。それにⅣ号H型が10輌。
これでドイツ軍が「100VPを獲得した時点で勝利。ゲームの最後に占領している建物につき1VP、マップ外に出た部隊にVP」となっています。まあ、大きいシナリオなんで細かくは説明し切れません。
この対戦は横で見ているだけで、ワクワクする好勝負となりました。

写真はルセロさんがセットアップ中。後ろでヤーボ君が遠隔操作中。
MMさんは会場入りはしていたんですよ。
でも、ご母堂の依頼により、森のホールで公開される宝塚のチケットを購入するため、並んでいたのです。
ですから、時間に余裕のあるルセロさんが防御側を担当しました。
ちなみに、チケットを買うために5~6人が並んだそうです。
その前の氷川きよしは、ものすごーく並んだんで大騒ぎだすた。




セットアップが終了した時点です。
Ⅳ号H型のユニットが10輌分ないので、黒いSSのモノを流用しています。
これだけユニットが多いと、良い悪いは判断できません。
さー、ゲーム開始です。




3ターン時点になります。
MM・ドイツ軍は物陰に隠れて慎重に前進しました。
ソ連軍のT34/76が射界に入ったⅣ号へ射撃すると、初弾ピンゾロ!いきなり炎上です。
そこを別のⅣ号が突進し、敵討ちをしました。
序盤から大荒れの展開です。
ドイツ軍の主力は、ソ連軍の立て篭もる村へ前進しています。
そして極端に接近した戦車戦が展開されています。




6ターン時点になります。
もう、何が何やらの激戦です。
炎上している戦車が6輌。
右上に殊勲のⅣ号がいます。これがT34/76を立て続けに3輌撃破しました。
ルセロさんいわく、この戦車1輌に予定を狂わされた、とこぼしていました。
ソ連軍は村の中央部にしか、生き残っていません。
ドイツ軍もそれより少し多いくらいです。それでも最後の突撃を行います。




クライマックスです。
ドイツ軍には戦車が残されていません。
それでも戦意を失わない@千葉会の良心MMさん!
パンツァー・ファストを期待しての歩兵突撃です。
これでT34/76は撃破してしまいました。
最終的には、戦車で生き残ったのはT34/76が2輌のみ。
ソ連軍の歩兵は殆ど壊滅しています。建物も完全にドイツ軍が手に入れ、VPを計算するとMMさんの勝利でした。
カッコ(・∀・)イイ

 

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2009-06-24 18:11

『第六十九回千葉会の報告』その7

DW『SMALL WORLD』
この日一番の盛り上がりが『SMALL WORLD』。
ヤーボ君が「僕は学歴や歴史的知識がないからでしょか、意思疎通ができず疎外感でいっぱいでした」とかぬかすもんで。
moritaさんが「ちょっと来ーい!」と呼び出して、タイマンの『SMALL WORLD』。
これを3戦していました。
対戦成績は1分2敗。

 


ヤーボ君が「会ったことない大御所の話を聞かされたー!」とルセロさんへ泣き付き。
「おんどりゃあ、ウチの若いモンになにすんのじゃー!」と、メンツを加えて対戦となりました。
この日だけで合計7戦とは。持ち込んだmoritaさんも「元を取った」と満足していました。

 

 


エポック『日露戦争』

あらー、写真を完全に取り忘れてうー!まあいいや。
とにかく『日露戦争』を熱く語ろう。
この日も山崎さんとsawadaさんの『日露戦争』対戦は続きます。
どっちがどうかは不明ですが、山さんがきっちり勝っていた模様。

さて、私も「古いゲーム大好きなベテラン」。この『日露戦争』には琴線が触れるモノがあります。
山さんのリクエストにより、sawadaさんと対戦しました。
sawadaさんは一年弱の経験値ですが、さすがに「今『日露』では最強」の山さんを相手にしているため、手強ーくなっています。
陣営は、私がロシア軍、sawadaさんが日本軍でした。
結論から言えば、「『日露』のテクニックに知る初心者が、ウォーゲーム知るベテランに封じられ」ました。我ながら、ずいぶんデカイ事を言ってますが、正にそんな展開でした。ゴメン、写真は撮ってないや。詳しい場面をアップできたら、かなり参考になったんですがね。
sawadaさんは山さんに揉まれて『日露』のテクニックは、良く知っていたのですよ。
「山地の1:1アタック」で、ロシア軍から見て、一番左を突破しましてね。私は「1:1アタックでは撃退できるだろう」と暢気に構えていたため、気が付いた時には、抑えるのは不可能。では、どうする?
私の答は「日本軍の攻撃を誘導する」でした。日本軍がどんどん延翼するのは見えていましたので、攻撃を可能な地点を一カ所に絞りました。日本軍がロシア軍の右へ右へと前進する分には、いつかは部隊が足りなくなる。ロシア軍は整然と後退すれば、先々鉄道を利用して部隊を送り込める戦線が張れる。そこまで予想しました。そして、1個旅団を犠牲にして、日本軍の主力を足止めすることにより、貴重な時間を稼ぐことに成功。結局、日本軍は山地を突破に成功したものの、その後に頓挫しました。

「要塞の2:1アタック」sawadaさんは、南山の要塞にこの攻撃を行って来ました。
最初は「要塞への2:1では半分はADだぜ」と首を捻っていて、失敗して28センチ砲を揚げるだけかと思っていました。ところが、それ以降も「2:1アタック」を続けて来ます。不思議に思っていると、EXが出て理解できました。そう、半分の確率でEXが出るのです。
成る程、ロシア軍の補充を削る目的だったのね。
しかし、このテクニックには問題があります。それは攻撃が遅れること。
ね、ちょっと考えて見て。このお陰で旅順攻略と満州平原への進出が遅れたと思わないかな?

さて、最終的に勝敗の差が出たのは、普遍的な戦略と戦術を理解していたこと。
自分の思い通りに行かなかった時の「見切り」とか、ゲームが進んだ際に「どうやって勝つか」を意識できたこと。
そして経験的に「難しいところは考えない」を実践しました。
これは旅順要塞は「完全戦力がスタックしててばいいや」にしておき、危険な山地と満州平原に集中したことです。
だって、完全に全てを思い通りになんかできないんだぜ。それなら焦点となる場所だけに、自分の集中力を持って行ってね。
後は、なるべく最低限の手当てだけにしておくんですよ。そうすれば簡単でしょ。

できれば、『日露戦争』だけでなく、色々なウォーゲームをやってみるといいですよ。
そうすれば、普遍的な考えが、どこにでも応用できますから。
『日露戦争』は大変いいゲームなんです。でも、現状では入手困難。ですから、あんまりお勧めできなかったんです。
でも、CMJがJWCと言って、古いエポッククラシックの再販を予定しています。
これは先見の明がありますね。
でも朝鮮戦争がラインナップされてないのはイカン。


 

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