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ウォーゲームのサークル・千葉会のblogです。 毎月、第三週の土曜日と日曜日に例会を行っています。 その報告を主に、代表者のyagiが参加したゲームサークルなどについても、アップしています。
J24『SMASHING THE 3rd』
千葉会最後を飾るのは、やっぱりASLです。
組み合わせは、ルセロさん(ロシア軍)vsMMさん(ドイツ軍)と昨日と同じ。
前日に「ASLの大きなシナリオをやろう」と選んでいました。
シナリオの説明から行きましょう。
1944年のバグラチオン作戦当時。ソビエトの第3戦車軍団にヘルマン・ゲーリング師団が反撃を行いました。
守るソ連軍は歩兵が11個分隊、ラッチュバム、T34/76が最初は5輌。そして増援としてT34/76がもう5輌追加されます。
攻撃するドイツ軍は歩兵が15個分隊。それにⅣ号H型が10輌。
これでドイツ軍が「100VPを獲得した時点で勝利。ゲームの最後に占領している建物につき1VP、マップ外に出た部隊にVP」となっています。まあ、大きいシナリオなんで細かくは説明し切れません。
この対戦は横で見ているだけで、ワクワクする好勝負となりました。
写真はルセロさんがセットアップ中。後ろでヤーボ君が遠隔操作中。
MMさんは会場入りはしていたんですよ。
でも、ご母堂の依頼により、森のホールで公開される宝塚のチケットを購入するため、並んでいたのです。
ですから、時間に余裕のあるルセロさんが防御側を担当しました。
ちなみに、チケットを買うために5~6人が並んだそうです。
その前の氷川きよしは、ものすごーく並んだんで大騒ぎだすた。
セットアップが終了した時点です。
Ⅳ号H型のユニットが10輌分ないので、黒いSSのモノを流用しています。
これだけユニットが多いと、良い悪いは判断できません。
さー、ゲーム開始です。
3ターン時点になります。
MM・ドイツ軍は物陰に隠れて慎重に前進しました。
ソ連軍のT34/76が射界に入ったⅣ号へ射撃すると、初弾ピンゾロ!いきなり炎上です。
そこを別のⅣ号が突進し、敵討ちをしました。
序盤から大荒れの展開です。
ドイツ軍の主力は、ソ連軍の立て篭もる村へ前進しています。
そして極端に接近した戦車戦が展開されています。
6ターン時点になります。
もう、何が何やらの激戦です。
炎上している戦車が6輌。
右上に殊勲のⅣ号がいます。これがT34/76を立て続けに3輌撃破しました。
ルセロさんいわく、この戦車1輌に予定を狂わされた、とこぼしていました。
ソ連軍は村の中央部にしか、生き残っていません。
ドイツ軍もそれより少し多いくらいです。それでも最後の突撃を行います。
クライマックスです。
ドイツ軍には戦車が残されていません。
それでも戦意を失わない@千葉会の良心MMさん!
パンツァー・ファストを期待しての歩兵突撃です。
これでT34/76は撃破してしまいました。
最終的には、戦車で生き残ったのはT34/76が2輌のみ。
ソ連軍の歩兵は殆ど壊滅しています。建物も完全にドイツ軍が手に入れ、VPを計算するとMMさんの勝利でした。
カッコ(・∀・)イイ
DW『SMALL WORLD』
この日一番の盛り上がりが『SMALL WORLD』。
ヤーボ君が「僕は学歴や歴史的知識がないからでしょか、意思疎通ができず疎外感でいっぱいでした」とかぬかすもんで。
moritaさんが「ちょっと来ーい!」と呼び出して、タイマンの『SMALL WORLD』。
これを3戦していました。
対戦成績は1分2敗。
ヤーボ君が「会ったことない大御所の話を聞かされたー!」とルセロさんへ泣き付き。
「おんどりゃあ、ウチの若いモンになにすんのじゃー!」と、メンツを加えて対戦となりました。
この日だけで合計7戦とは。持ち込んだmoritaさんも「元を取った」と満足していました。
エポック『日露戦争』
あらー、写真を完全に取り忘れてうー!まあいいや。
とにかく『日露戦争』を熱く語ろう。
この日も山崎さんとsawadaさんの『日露戦争』対戦は続きます。
どっちがどうかは不明ですが、山さんがきっちり勝っていた模様。
さて、私も「古いゲーム大好きなベテラン」。この『日露戦争』には琴線が触れるモノがあります。
山さんのリクエストにより、sawadaさんと対戦しました。
sawadaさんは一年弱の経験値ですが、さすがに「今『日露』では最強」の山さんを相手にしているため、手強ーくなっています。
陣営は、私がロシア軍、sawadaさんが日本軍でした。
結論から言えば、「『日露』のテクニックに知る初心者が、ウォーゲーム知るベテランに封じられ」ました。我ながら、ずいぶんデカイ事を言ってますが、正にそんな展開でした。ゴメン、写真は撮ってないや。詳しい場面をアップできたら、かなり参考になったんですがね。
sawadaさんは山さんに揉まれて『日露』のテクニックは、良く知っていたのですよ。
「山地の1:1アタック」で、ロシア軍から見て、一番左を突破しましてね。私は「1:1アタックでは撃退できるだろう」と暢気に構えていたため、気が付いた時には、抑えるのは不可能。では、どうする?
私の答は「日本軍の攻撃を誘導する」でした。日本軍がどんどん延翼するのは見えていましたので、攻撃を可能な地点を一カ所に絞りました。日本軍がロシア軍の右へ右へと前進する分には、いつかは部隊が足りなくなる。ロシア軍は整然と後退すれば、先々鉄道を利用して部隊を送り込める戦線が張れる。そこまで予想しました。そして、1個旅団を犠牲にして、日本軍の主力を足止めすることにより、貴重な時間を稼ぐことに成功。結局、日本軍は山地を突破に成功したものの、その後に頓挫しました。
「要塞の2:1アタック」sawadaさんは、南山の要塞にこの攻撃を行って来ました。
最初は「要塞への2:1では半分はADだぜ」と首を捻っていて、失敗して28センチ砲を揚げるだけかと思っていました。ところが、それ以降も「2:1アタック」を続けて来ます。不思議に思っていると、EXが出て理解できました。そう、半分の確率でEXが出るのです。
成る程、ロシア軍の補充を削る目的だったのね。
しかし、このテクニックには問題があります。それは攻撃が遅れること。
ね、ちょっと考えて見て。このお陰で旅順攻略と満州平原への進出が遅れたと思わないかな?
さて、最終的に勝敗の差が出たのは、普遍的な戦略と戦術を理解していたこと。
自分の思い通りに行かなかった時の「見切り」とか、ゲームが進んだ際に「どうやって勝つか」を意識できたこと。
そして経験的に「難しいところは考えない」を実践しました。
これは旅順要塞は「完全戦力がスタックしててばいいや」にしておき、危険な山地と満州平原に集中したことです。
だって、完全に全てを思い通りになんかできないんだぜ。それなら焦点となる場所だけに、自分の集中力を持って行ってね。
後は、なるべく最低限の手当てだけにしておくんですよ。そうすれば簡単でしょ。
できれば、『日露戦争』だけでなく、色々なウォーゲームをやってみるといいですよ。
そうすれば、普遍的な考えが、どこにでも応用できますから。
『日露戦争』は大変いいゲームなんです。でも、現状では入手困難。ですから、あんまりお勧めできなかったんです。
でも、CMJがJWCと言って、古いエポッククラシックの再販を予定しています。
これは先見の明がありますね。
でも朝鮮戦争がラインナップされてないのはイカン。
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