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2024-04-29 13:23

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2010-10-30 17:57

『祭・日露戦争』:坂の上の雲では物足りない

さてさて、はねはねさんの開催している日露戦争の祭に、遅ればせながら参加しましょうか。
まずはゲームではなく、日露戦争と言えば外せない、司馬遼太郎の名著“坂の上の雲”から触れて行きます。
司馬遼は流行り病のような物で、ツボにはまると一気に読んでしまいます。私も一時期ハマって、全作品の読破に精を出した物です。“坂の上の雲”はその中で異色の物語でした。
司馬遼の作としては、最も現代に近い小説で、この明治より後の時代は、嫌悪に近い感情で語られ、エッセイで愚痴を溢しす事はあるものの、小説としては作品にするのは避けられています。その点“坂の上の雲”は、唯一正面から戦争を描いた司馬遼作と言えます。

さて、名著である“坂の上の雲”ですが、私のようにミリオタで、南北戦争や第一次世界大戦へと足を踏み入れると、見方が少々変わって来て、疑問や違和感が沸々と湧いて来るんですね。

まずは、乃木将軍を悪く言い過ぎじゃないか、と。
愚将とまで貶められています。去年、参加した菜の花忌でも、パネリストの皆さんがそのように述べてましたし。
その理由として、旅順要塞の攻略で、無為に損害を出し過ぎた事が挙げられています。
しかし、“坂の上の雲”で司馬遼が述べている、「歩兵では手に負えなく、要塞は大砲により破壊する」というのは、大きな間違い。何故なら、第一次世界大戦で、各国が同じ事をして失敗。いや、もっと酷い失敗を繰り返しているのです。
何ヶ月に亘り砲撃を浴びせ続け、無人の荒野を進む筈が、僅かに生き残っていた小数の機関銃陣地により、前進が阻害されてしまい。防御側が予備を投入する事により、最終的には攻撃が頓挫する事態が多発したのです。しかも、その作戦を立案したのは、乃木将軍が旅順要塞で悪戦苦闘したのを、観戦していた将軍や将校達です。イギリス軍など、カンブレー戦での一日の戦死者が15000人に上ります。

そして日露戦争の陸上戦のハイライトである奉天会戦では、乃木将軍の第三軍の前進により、ロシア軍は撤退を決意するに致りました。司馬遼が日本の名将と呼んでいる黒木や奥、それに野津が指揮する部隊は、奉天の前面で前進を阻まれていましたから、勝利に最も貢献したのは、ドジでのろまな乃木の第三軍と言えましょう。
それらを勘案すると、乃木将軍は日本やヨーロッパの将軍と比べて、名将とは言えないものの、普通の…、いや随分マシな将軍ではなかったかと。しかも、旅順要塞は海軍の要請により、早期の陥落を強要され、歩兵による強襲を行う必要もありましたから。


次は、日露戦争の旅順要塞と第二次世界大戦のセバストポリ要塞の、その攻防戦の違いは何であるか疑問でした。
旅順攻防戦では、第三軍の死傷率は7割に達し、期間も長期に亘りました。実際は、期間が長かったとは言えないのですが、ロシア軍には余力が十分にあり、降伏が早かったと追及され、指揮官がロシアで訴追されたのは有名な話しです。しかし、それから30年ほど過ぎたセバストポリ攻防戦では、それほどドイツ軍が苦戦したとは聞いた事はありませんし、ソ連軍の後詰が無ければ陥落はもっと早かった筈です。

では、その違いは何でしょうか?
まず、ドイツ軍が80㌢や60㌢の巨大な大砲を投入して活躍した、というのは違うでしょう。高々、一時間に2~3発を撃ち込んだとしても、どれくらいの効果があったのでしょうか。

歩兵の兵器が開発されたのはどうでしょうか。軽機関銃が開発され、前進した歩兵の火力が上がったのは確かでしょう。それから手榴弾の性能も格段に上がっています。というより、日露戦争当時の手榴弾は、不発があまりにも多かった、との記述がいくつも見受けられます。

そして、やはり空軍の存在が大きいのではないでしょうか。空軍の爆撃は、砲撃よりも効果を見込めたでしょうし、何より空中からの偵察で、敵情を詳しく知る事ができたのでしょう。

ドイツ軍が煙幕を有効に使えた?
私はASLという戦術級のゲームを、ここ十年近くプレイして続けています。熟練した人間との違いを、最初に実感するのが、この煙幕の使い方です。それまでは、敵の火点を無力化するために、こちらの援護射撃を当てにするしかありませんでした。そして、それはしばしば効果を得られず、無理な攻撃を行う必要に迫られ、損害が嵩む結果となりました。しかし、煙幕を敵の火点へ展開する事により、もっと簡単で確実に無力化できるようになったのです。
それは実戦でも見受けられ、第一次世界大戦では煙幕の使い方は拙劣でしたが、同様の効果がある霧を利用出来れば、その攻撃は成功したのでした。
時代は変わりますが、レイテ海戦で大和を筆頭とする日本海軍の戦艦群が、アメリカの空母隊を発見して壊滅させています。この空母は仮装空母と言われ、ほとんど装甲を施していませんでした。その際の戦いで、アメリカの駆逐艦が決死行動で煙幕を展開し、そのため撃沈が遅れています。硫黄島の戦いでも、上陸前の掃海(正確には、その調査)で日本軍の砲撃を受けた部隊が、煙幕を展開して逃げおおせています。日露戦争から第二次世界大戦までで、煙幕を有効に使う技術は、格段の進歩を見せたのではないでしょうか。

さて、実は私が一番変わったのは、そのような兵器などでなく、戦い方だと思っています。
日露戦争から第二次世界大戦の間に、第一次世界大戦があり、その中でも多くの要塞戦が行われています。そこで最も成功したのが、ドイツ軍によるリガ要塞の攻略でした。
それまでの要塞に限らず、準備された陣地に対する攻撃は、先に触れていますが、多大な損害をもたらしており、多くは失敗に終わっています。一旦は、成功したとしても、防御側の予備の投入による反撃で、最終的には失敗へ帰していました。これは南北戦争の頃から始まっています。
第一次世界大戦の長い戦いの中で、多くの出血を強いられたヨーロッパの軍隊は、ある戦術を開発する事になります。いや、正確にいえば、開発というより、数多の経験で成功した攻撃から、進化したと言った方が近いようですが。

それが浸透戦術です。
これは敵の抵抗が激しい地点は避け、弱体な地点を攻撃し突破口を築き。そこから前進を行う事により、敵の後方まで前進抵抗拠点を無力化する、という考え方です。
この戦術を初めて使ったのは、ロシアのブルシーロフ将軍で、それを経験したドイツ軍がイタリアのカポレットの戦いで大成功を納め、さらに磨きをかけてリガ要塞を陥落させたのでした。
浸透戦術の特徴は、短時間で集中した砲撃により敵を混乱させ、小数で訓練の行き届いた部隊が攻撃を行い、敵の弱体な部分を探ります。そして、その弱点へ兵力を集中して突破、敵の強力な拠点を迂回しつつ前進。敵の後方にある予備や補給、そして指揮を混乱させ勝利を得るのでした。
この浸透戦術を第一次世界大戦の後で各国が研究し、ドイツは装甲部隊とや空軍を組み合わせる事により、電撃戦へと結実させています。
日本軍は、浸透戦術を肉弾で補う事により、長期に亘る中国を舞台にした戦乱を、優位に戦う事ができました。

このような戦術が確立されたセバストポリ攻防戦では、もはや強固な大規模な防備を備えた要塞は、有効な防衛方法とは言えなくなってたのです。
逆に、そのような戦術を、全く知らぬままに戦われた旅順要塞戦では、大損害が出るのは、仕方ない事態であったのでしょう。

ですから、乃木将軍を司馬遼がエンターテイメントで悪く書くのは正しいのですが、その著作だけで乃木将軍を貶めるのは、如何な物だと思うのです。
個人的には、乃木将軍の指揮下での、旅順攻略へ実際に参加するのは御免ですが。

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2010-10-11 21:26

『Paths of Gloryリプレイ7:旅の執着』

『最終ターン・ゲーム終了時点』
ゲーム終了時点
勝てる。
ターンが始まった当初、マップにあるトラックでVPを確認し、自分の勝利を確信していました。現状、7VPでエルサレムとメディナを失っても、BLOCKADEで1VP返るから、と。だから、近東で西南のモスルは仕方ないにしろ、バグダッド以南を維持しておけば問題ありません。
このターンのAPは手番を稼ぐことに専念しました。ギリシャを参戦させ、ソフィアを視野へ入れることにより、そちらへOpsを消化させもしました。
ロシア軍の生き残りも、ドイツ軍の補給を切断出来る地点まで進出させました。完全に補給切れにするには、部隊数が足りないため有り得ないのですが、こうやってCPに手間をかけさせ手番を稼ぐのです。

すると、CPの最終アクションを終えたjoeさんが「VPを計算してみましょう」と。
そう、汎用トラックでは動かし忘れや、物理的な失策があるため、当てにはならないのです。
私も了解して計算する事になりました。計算にはコマンドマガジン付録のDC4.1に、まとめられているので、それを参考にしました。というより、してもらいました。
「マップ上で10、イベントで…」と暗算していたjoeさんの結論は「11VPで僕の勝ちですね」。
そんな、そんな馬鹿な。心の中で叫びつつ、自分でも指折り数えてみた。
しかし、1、2、3、4、5、6と折った指が、ちょっとよそ見をすると、それが6だか4だかわからない。焦って数え直すのですが、今度は7だか3だかわからない。終いには、5まで折ったのか0なのかわからない。これはダメだ。
私の焦る気持ちを知ってか知らずか、辛抱強く計算を続けるjoeさん。納得は出来ないが、どうやら間違いはないらしい。


敗因は戦いの中で、勝負師の魂を忘れてた事に他なりません。
勝つ事は難しくとも、引き分けにする事は、最終ターンの簡単な駒捌きで可能でした。メディアにANA軍団を入れておけば、あの状況ではCPが奪還する事は不可能でした。それをエルサレムで時間稼ぎに消耗させ、結果的にただで奪還を許す事となったのです。
そしてモスルからバグダッドへの布陣も誤ってしまいました。私はモスルからの攻撃による、戦闘後前進を防ぐため、ユニットを縦深な布陣を取りました。しかし、戦闘の結果を考えれば、モスルからの攻撃でバグダッドまでは戦闘後前進は出来ず、逆に投入したユニットでモスルへ攻撃を指向させれば、サイの目勝負でしたが、占領の可能性は残されていたのです。

何より、最終ターンのあの時点でVPを計算しているようではいけません。
最初から、毎ターンに計算する必要はありませんが、5ターン置きくらいにVPを計算して、それがラストの5つのターンは毎ターンで行います。しかも相手には黙って。
そうすれば、自分だけVPの見込み=勝負の行方を把握でき、そのための作戦を組み立てられるます。できれば、2VPくらい余裕を見ておけば、計算間違いがあっても安全て言えます。
私は迂闊にも、トラックチャートで示されているVPで、勝負の行方を占っていたのです。19ターンの時点で7VPでしたから、最終ターンにエルサレムとメディアの2VPを失っても、で1VP取り返せる、と。
以前は出来ていた事ですが、今回は忘れてしまっていました。こうやって自ら勝利への道筋を外してしまったのです。

情けないのですが、年齢による衰えなのかも知れません。対戦を終えた直後は、あまりの無念さに茫然自失の状態でした。
対戦と前日からの仕事により、へとへとになり帰宅しても、深夜に悔しくて何度も目が覚めました。そして情けなくて情けなくて、涙が止まりませんでした。
このリプレイを書くのにも、まあ忙しかったという理由もあるのですが、実は気分が乗らず、なかなか手を付けられませんでした。
半月が経ち、落ち着いたので、取り掛かる事ができました。

joeさんは対戦を終えた直後に、「楽しかった」と言ってくれましたが、私も漸くその気持ちになれたようです。ゴメン、嘘言った。楽しいというより、「やって良かった」かな。
joeさん、本当にありがとう。久しぶりに全力で対戦出来て嬉しかったよ。
それから、君は日本ではこれまで誰も成し得なかった、『パスグロ』での、勝利への道筋を見い出したんだね。心から尊敬するよ。

そういえば、道筋は『Paths of Glory』の題名でしたね。
そうか、このゲームを作った人間は、そこまで考えていたんだ。正に傑作。
10年以上も『パスグロ』の旅を続けていて、それを知るとは思いもよりませんでした。これで長かった旅も、一段落と致しましょうか。



さて、ここまでこのリプレイを読んで、ある事に気が付いた方はいらっしゃるかな?
そう、1ターン分写真が多いのです。
リプレイの写真を撮る手順は、ターンが終わって損耗や補充、それにカードの引きを終えてから「撮影フェイズ!」と言いながら写真を撮り、ターンマーカーを動かしていました。ある時には、ターンマーカーを先に動かしたため、戻す事もありました。
どうやら、どこかの時点でターンを間違えて2度やった模様なのです。多分、4ターンか6ターンになると思いますが。
今回の対戦では、休憩も挟まず、食事も軽食だけで済ませ没頭していました。席を外したのは、トイレと私の会場の写真を撮る間。そして各ターンの写真を撮った時間も、20分程度の経過があり、早くて5ターンの15分、長くて最終ターンの1時間30分でした。
5ターンが短い理由は、両陣営ともイベントを続けたためで、最終ターンが長かったのはVP計算に手間取たため。それに感想戦もありましたしねぇ。

なあ、joeさん。もう一度対戦させてくれないかな?
今更、対戦の結果に有無を言うつもりはないし、お互い気が付かなかったから、仕方がない事です。
でもね。ちゃんと記録を取って対戦してみたいんだ。
以前に、ミドルアースで対戦した際には、各ターンのアクションで使ったカードを、その使用目的とともに記録していたんだ。それをやってみたいんだ。新しい悪巧みも思い付いたしさ。
まあ、ちょっと考えてみておくれよ。
そんな訳で、『パスグロ』の旅は、懲りずにまだまだ続きます。


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2010-10-11 21:22

『Paths of Gloryリプレイ5:近東とロシアの駆け引き』

『11ターン終了時点』
11ターン終了時点
リプレイを仕上げるのに時間をかけ過ぎたため、詳しい内容を忘れてしまいました。
コレ以降は飛ばし気味に行きます。
ドイツ軍のロシア攻勢は順調に進み、リガの目前に到達しています。ガリシアでも失地を回復しています。RUは撤退に次ぐ撤退です。
APは東部戦線の危機を、近東で撹乱する作戦に出ました。
シナイから本命のNE軍が、CP各国で強固に防備されているガザラインへ突撃を行っています。逆に、モスルからBR軍団×3が北上。
WSはCP・APともに13。VPは10。時間は14:24でした。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『12ターン終了時点』 
12ターン終了時点
APは損害を受けているNE軍に攻撃を下命。ここを抜けなきゃ負けなのさ。そしてNE軍は壊滅する。
ガザでは一大消耗戦が繰り広げられていたが、戦局の動きは近東の西部で起こった。
Cau軍とBR軍団の圧力により、トルコの戦線が崩壊の危機に陥ったのだ。トルコ軍は戦力が払底。撤退を決意する。
APは予備の1個を除き、BR軍団の全てを投入しています。本当は、ここまでやる気は無かったんですけどね。Web上での発言を見ていたら、近東の作戦が練られてないみたいなんで、そこを突くつもりで注ぎ込みました。
WSはCPが12、APが11。VPは6。時間は14:53でした。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『13ターン終了時点』 
13ターン終了時点
CPは近東で北上を開始。ガザラインを放棄しました。
そのため近東の東部のVPであるエルサレム、メディナ、ダマスカスはAPのものとなりました。
この近東の対応により、CPはロシア討伐を進められませんでした。こうやって時間稼ぎをしないと、CPに主導権を握られたままになってしまいます。
それを得るためには、無理な行動も覚悟の上でしょう。
WSはCPが15、APが13。VPは6。時間は15:18でした。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『14ターン終了時点』 13:45
14ターン終了時点
近東が安定したので、CPはロシア討伐を再開しました。
ガリシア戦線に展開していたロシアの要塞群を突破。
APはCPの手が回っていないイタリア戦線でちょっかいを出しただけ。
ここらの時間帯は、私自身の対応で今一つに甘い部分が多かったです。
WSはCP・APともに15。VPは10。時間は15:37でした。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
ロシアの防衛計画が甘かったように思っています。
漠然と12個のRU軍を、北部と南部で6個ずつ配備していましたが、それではCPが本格的に攻勢を行うえば、一気に抜かれてしまいます。
対策をもうちょっと練るようにしますわ。


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2010-10-11 21:20

『Paths of Gloryリプレイ4:冷たい手』

『7ターン終了時点』
7ターン終了時点アクションの分類が、この辺りから分からないため止めますわ。
サロニカがSUD軍の波状攻撃で海へ追い落とされています。
近東でもトルコのAoI軍とYLD軍が動員を完了しています。
WSはCP・APともに11。VPは6。時間は12:40でした。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『8ターン終了時点』 
8ターン終了時点
東部戦線でドイツ軍の増強続く。ロシアに攻め込む準備です。APはロシアで先制攻撃を行う。北部で単独の防衛を行っていたGE8thを焼き尽くす。
WSはCPが12、APが11。VPは6。時間は13:03でした。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『9ターン終了時点』 
9ターン終了時点
ドイツ軍のロシア成敗始まる。手始めにポーランドの要塞群を粉砕。その勢いでグロドノまで進出。ロシア軍のウィルナ、ミンスクの防衛態勢が遅れてしまった。あらあら。近東でトルコが攻勢に出ている(これは前のターンかも)。黒海沿いのロシア軍が壊乱状態になっています。APは、この時期にWSが上がるイベントを行っており、「独立空軍」でしょうねぇ。
WSはCP・APともに12。VPは8。時間は13:22。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『10ターン終了時点』 
10ターン終了時点
ドイツ軍のロシア成敗は続き、ウィルナを占領。ガリシアでも攻勢に出て、オーストリア国境地帯に侵入していたRU軍を叩き出す。それでも消耗が目的なため、前進は行いません。
APは「シナイ・パイプライン」と「アレンビー」を立て続けに行う。遂に、近東の帰趨を決めるイギリス・NE軍が登場。そしてAUS軍団を引き連れ、シナイへと進出しました。それを見たCPはトルコの軍を投入し、防御態勢を取る。joeさんの防衛態勢は、ガザにTU・BU・GE軍団のフルスタックで、「ケマル」を握る。隣りのベルベルサリには、TU軍にBU・GE軍団が合流し火力を上げています。面倒臭い。
他には西部戦線でイギリス軍フランス軍が前進。圧力を加える。というより、強制攻撃の解消なのね。西部戦線のドイツ軍は一心不乱に塹壕掘り。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
この辺りで気が付いたのですが、自分の手が冷たいのです。これは緊張とともに、集中している証拠で、この状態で『パスグロ』を対戦して負けた事はなく、「今日も勝てる」と信じていました。
私は、この根拠のない自信が好きなんです。大昔に読んでいたマンガ本がありましてね。「1、2、の三四郎」だったかな。柔道のマンガで、ある時顧問の先生が「」自信をつけるには、どうすればいいか、と主人公達に問いかけるんです。主人公達が色々と「練習する」とか「相手を研究する」とか答ると、それは違う、と。そして答えたのが「勝ってに信じる」。
というのは、下手に練習をしたり研究しても、自信が無くなる可能性があり、それなら最初に自分は凄いと信じてしまう。そうすれば、だから練習も「俺ってスゲー!」とか「天才だー!」とか叫ぶのでした。

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2010-09-17 21:58

『Paths of Gloryリプレイ3:過酷な世界への疾走』

ここからは両陣営とも限定戦争へと突入し、カードの記憶も定かになるため、リプレイも飛ばすようになります。
この方が読まれる側に取って、戦況が理解しやすいでしょう。
何より、両陣営とも戦争状態を上げることを優先し、指し手も早くなっています。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『3ターン終了時点』
3ターン終了時点
アクションの分類から考えると。
CP「ブルガリア参戦」「AH増援」「GE増援」「マタハリ」、そしてOps×2。
AP「BR増援」「ルシタニア」「スパイ」、Ops×3。
でした。
APはイベントの行え分、Opsを行いました。ガリシア戦線で攻勢に出て、AHへ消耗戦を仕掛け、プルゼミスルを攻囲しています。CPはその攻勢をカルパチア山脈で支えています。APの攻勢は西部戦線でも行われ、クラスニックにFRスタックが前進。フランクフルトを攻撃し、その守備隊を退ける。
CPはガリシアと西部で防戦を行っていたが、セルビア戦線で攻勢を行う。セルビアをSUD軍とAH軍の強襲により、セルビア南端まで追い込む。
WSは、CPが7、APが6。VPは8だった。時間は10:48。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『4ターン終了時点』
4ターン終了時点
アクションの分類です。
CP「AH増援」「RP」「SR」「アフリカの戦争」、そしてOps×2。
AP「IT参戦」「RP」「SR」イカン、APのアクションのチットをどかしてしまった。これ以上は分からないや。RPもやったのかな?FRの軍が2個壊滅しているのに、その再編成が進んでませんから。
とにかく、戦況を解説して行きましょう。
APの攻勢は実を結ぶ気配はありません。ロシアによるガリシア戦線の攻勢も、カルパチア山脈で防がれています。せめての戦果はプルゼミスル要塞の攻略でしょうか。これ以上は、CPの増強も考えると、切り替え時なんですけど。背後の支えを受け、CPはイタリア戦線とバルカン戦線で攻勢を行いました。弱体なイタリア軍を撃退し、BR軍の投入を招きます。バルカンでも慌てず、セルビアを追い詰め、モンテネグロへの攻撃態勢を整えます。他には近東へ両陣営とも、増強を行っています。CPはブルガリア軍、APはBR軍が見えます。
WSは、CPが7、APが8。VPは7だった。時間は11:08。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『4ターン終了時点』
4ターン終了時点
あれ、4ターンの写真が2枚あるなぁ。多分、ターンマーカーを動かすのを忘れているのでしょう。気にせず進めましょう。
アクションの分類です。今回は写真が鮮明なので詳しく行けそうですね。
CP「AH増援」「RP」「SR」「アフリカの戦争」、そしてOps×2。
AP「Ops」「RU増援」「BR増援」「SR」「Ops」「RP」
「ツェッペリンの空襲」は使ったのかなぁ。記憶にないけど、これがなければWSが進まないんです。CPは着々と近東のガサラインを強化してます。APは手が進まず、苦戦していますね。本当に苦戦。西部戦線ではドイツ軍の反撃により撤退を余儀なくされていますし、ガリシア戦線でもプルゼミスルを陥落させたものの、反撃により後退を強いられています。
WSは、CP・AP共に9。VPは7でした。時間は11:28。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『5ターン終了時点』
5ターン終了時点
CPは「Ops」「GE増援」「AH増援」「ヴァルター・ラーテナウ」「Ops」「イベント」「イベント」
APは「BR増援」「SR」「RU増援」「Ops」「RP」「Ops」

CPはイベントを2回行っていますが、それが何だかはわかりません。WSは
「ヴァルター・ラーテナウ」で2上がるため、それ以上になっていないため、解析不明なのです。APは遅れを取っていますね。
次のターンから、CPのみ全面戦争で、APは限定戦争です。できれば、同じくらいの進捗状況を目指していましたが、致し方ありません。
WSはCPが11、APが9。VPは7です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『6ターン終了時点』
6ターン終了時点
CPは「GE増援」「RP」「SR」「Ops」後は何だろうか?無理に読み解くより、謎をそのまま投げかけるのがいいでない?
APは「MEF」「サロニカ」「ユーデニッチ」「RP」後は分からないなぁ。
AHによるバルカン侵攻は、一つの目処を立てています。サロニカにはSUD軍を控えさせ、イタリアからの侵攻を予想されるアルバニアにも防御の布陣を敷いています。
近東でも、MEFとCAU軍には前面にトルコのスタックが待ち受けていて、オイソレとは手が出せません。
WSは両陣営とも11。VPは7でした。

これで両陣営とも全面戦争に突入です。
私は、こう言った悲惨なイベントを行う度に、19世紀の優雅な世界から、遥かに隔絶された世界へと離れて行ってしまうように思えるんです。そして、それは30年後に取り返しの付かないくらいに、過酷な行動へと突き進めさせてしまいます。このゲームを対戦して、それを振り返るたびに、もう戻れないんだな、と思ってしまいます。

全体的に見て、カード回りは圧倒的にAPが有利で、それはこの限定戦争で顕著でした。
APはイギリス軍やロシアの増援カードがまとめて来たため、どれかを流す羽目へと追い込まれました。何より、戦争状態を上げるカードがなかなか来ずに、WSで先行され、それが尾を引きました

近東で攻勢を行うつもりでいました。普段以上に。
何故なら、MustAttackでの発言を見ていただけで、近東での動きが乏しい事が読み取れたからです。
APが近東を崩すので、一番簡単なのは、限定戦争に入ったターンで、「ユーデニッチ」が手元に来ており、CPに「ケマル」がない事を、「スパイ大作戦」で確認してしまうのです。後は、CAU軍が裏返るまで攻撃を続ければ、大概はモスルとバグダッドがAPの手に転げ込んで来ます。これでAPの負けは無くなると言っていいでしょう。
次は全面戦争へ入ってから、トルコのYLDやAoIが動員される前に、イギリスのNE軍でガザラインを抜いてしまう事。これで以南のダマスカス、エルサレム、それにメディアはAPの物になります。これが決まると、APの勝ちは動きません。
厄介なのは、戦争状態でCPに先行され、APの近東でのアプローチであるMEFやCAU、それにNEの“軍”が動員されても、CPの防備が整っている場合。
諦める?いやいや、そんな事ではAPの負けが決まってしまいますね。
では、実際にどうするかは、このリプレイでやっています。お楽しみは後で、って事(゜∀゜)。


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