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2012-11-21 19:33

『WWⅠを斜め見する』

遅れましたが、提督さんからのリクエストがあり、WWⅠの魅力から、それについての書籍に触れてみます。
まず、提督さんの読んだ本を確認しますとね。
『第一次世界大戦』『戦略論』リデルハート
 『補給戦』クレヴェルト
『八月の砲声』バーバラタックマン
『ガリポリ戦記 』
歴史群像ムック『第一次世界大戦』
『西部戦線異常なし』
『ルーマニア日記』
コマンドの記事多数。
以上ですから、WWⅠの基礎だけでなく、軍マニアとしても十分な知識はあるでしょう。
 
そこでここではちょっと角度を変えてWWⅠを眺めてみましょう。
私がWWⅠで一番興味深いのが、以下の3点になります。
*ハスプブルグの煌き
*戦争の変質
*大戦の後始末
 
 
*ハスプブルグの煌き
19世紀までの外交の中心だったのが、オーストリアのウィーンでした。それはナポレオン戦争の後始末が、ウィーンでの会議で片付けられた事でも裏付けられるでしょう。
会議自体は各国の思惑が交差し、「会議は踊る、されど進まず」が表すように、なかなか纏まりませんでした。それでも列強国がひしめくヨーロッパに、100年近く大きな戦争を齎さなかっただけでも、この会議が有効に機能していたのが見て取れます。
この会議を主導していたのが、オーストリアのハスプブルグ家でした。
このハスプブルグ家は、現在もヨーロッパの名家として度々耳にする機会があります。
ハスプブルグ家は戦争というよりも、婚姻と外交により領土を広げた一族です。
有名なのはマリア・テレジアで、10人以上の子供を産んで、その子供たちが各国の王族へ嫁いで行って。ハスプブルグの安定に寄与したのです。戦争もしたんですけどね、良く負けて。フリードリッヒ大王やナポレオンの引き立て役になんですよねぇ。
長期間に亘ってヨーロッパに君臨していたハスプブルグ家も、19世紀末になると悲劇が続き、そしてWWⅠが決め手になり帝国は解体されてします。
その雰囲気を良く表した書籍がこちら。
 
塚本哲也『エリザベート』 
  
著者は外交官で主人公のエリザベートが死去する際に、オーストリアへ赴任しており、隠し財産が発掘されるのに立ち会っています。さすがに外交官だけあって、外交の表現が素晴らしく、20世紀初頭のヨーロッパの緊張状態から、WWⅠへ雪崩れ込む状況が、見事に描かれています。軍マニアが手に取りやすい書籍では、この辺りが今一つ分かり難いんですよね。でも、知れば知るほど、この頃のヨーロッパは混沌としていて興味をそそられます。
さて、本書の主人公はエリザベート、英語読みすればエリザベス。
実は、美貌で有名なのは、フランツ・ヨーゼフの皇后エリザベート。この主人公・エリザベートはその孫。分かりやすく、お祖母さんをエリザベート皇后とし、孫をエリザベート皇女とします。
    
写真右がエリザベート皇后で、左がエリザベート皇女。
写真をみるとエリザベート皇后の方が綺麗ですね。エリザベート皇女の写真は若い頃のものなので、若干幼いように見えます。本書には30歳くらいのエリザベート皇女の写真があり、それが綺麗!
Webで探しましたが、その写真は見付けられませんでした。是非、本書で確認してください。エリザベート皇后が身長168cm、ウェスト50cm(!)。エリザベート皇女が身長180cmで9頭身。二人とも、どこのモデルだよ!
 
余談ですが、エリザベート皇后は現在でも大人気。
悲劇的な人生と伝説的な美貌で、ミュージカルの題材になっています。
ウチのヅカファンである奥さんがですね。
10年近く前に、宝塚で初公演した際のビデオを買ってですね。当時エンドレスで流しておったですよ。
すると、フランツ・ヨーゼフとか出てくるから、WWⅠ好きの私もΣ(゚Д゚;)となりまして。マジマジと見直したモンでした。
 
 
*戦争の変質
 
おそらく、このBrogを眺めている方は、2年に亘って放送されたNHKドラマ『坂の上の雲』をご覧になっていますね。良く出来たドラマで、私も久々にちゃんとテレビを見ましたよ。最近のテレビ放送については、文句しか出て来なかったですからね。
 
さて、『坂の上の雲』ですが、「おかしいなぁ?」、と思いませんでした?
大きな流れは合っていますし、多少の演出はあって当然とも思います。でも、ちょっと気になるところがあるので、挙げてみます。
旅順攻防戦で鉄条網を鋏で切っていて、「ああ、痛そうだなぁ」と思いましたね。でも、あれは違います。
だって、戦場の鉄条網は切られちゃマズイから、親指の太さくらいあったのです。だから、人力では無理で爆薬で吹き飛ばすしかなかった。まあ細かいところですが。
実は、それよりももっと違うところがあります。
同じく旅順攻防戦ですが、日本兵の皆さんは一生懸命に走ってましたね。でも、あんなに走れるものではないんですよ。だって、最低20kgの装備は背負ってるものなのです。確かに、最後の100mや200mは走るでしょう。いや、大マケにマケとしても、500mは頑張って走ったでしょう。
でもですよ。
守る側としては、それ以上から射撃できなければ困る。だって当たらないんだもん。だから、1000mは遮蔽物のないところを前進させるように工夫する。要塞ですからね。
で、実際どうだったかと言えば、攻撃側は歩いていた。間違いなく旅順の第一次総攻撃では。しかも、ナポレオン時代の戦術しか頭に無かったから、綺麗な横隊を組んで。
まあ、こちらの動画を見てください。


これは南北戦争で行われたピケット突撃です。
はい、皆さん大きな声で。
「マーチじゃねえよヽ(`Д´)ノ!」
 
ナポレオン時代と南北戦争、それに日露戦争は、50年ずつの年数が離れています。その間に兵器で変わったのは、南北戦争で砲弾が爆発するようになり、小銃の性能が上がった。連射が利くようになり、ライフリングが開発されたんですね。
要は、火力が段違いに上がった、と。
ですから、南北戦争の頃から、攻撃は大損害を出して失敗するようになる。それに産業革命による生産力の向上と、鉄道網の整備により、大量の兵士を戦場へ送り込む事が出来るようになった。そのため南北戦争から戦争は大きく形態を変えていたのです。
そのため南北戦争とWWⅠは非常に似たような経過を辿ります。
そんな貴方にお勧めがこちら。
 
学研M文庫『南北戦争―49の作戦図で読む詳細戦記』
  
この著者は元々アメリカ軍兵学校。いわゆるアナポリスで歴史を教えてきた。その教材として書かれたのが本書になります。その内容が面白いからと、一般にも出版されるようになり、日本でも刊行されたのでした。
ただ、面白いのですが絶版で入手困難なんですよね。
プレミアムが付いていて3倍近くなっています。残念。
 
私が南北戦争で興味深いのが、アメリカの将軍が人間的である事。
無理な突撃をして、味方に大損害が出てしまったら、それを生涯悔いる、とか。南軍に兵力が足りなくなり、少年兵を動員。指揮官が「子供たちに攻撃させろ」と命令しつつ。「神よこの命令をお許しください」と、その場で懺悔したとか。
太平洋戦争時代の日本の指揮官に聞かせてやりたいよヽ(`Д´)ノ!
さて、南北戦争とWWⅠでは結末に大きな差異があります。それは是非本書で確認ください。
長きに亘ったWWⅠでしたが、遂に塹壕戦を打破する術を開発されます。それが浸透戦術で、WWⅡでの電撃戦へと昇華されるのです。
 
 
*大戦の後始末
 
「大戦の後始末」と言いつつ、どのような本を薦めればいいか、私には分からない。
意外と面白いのが、NHK高校講座。
カワイイ女の子に、本物の先生が登場し、その時代を解説して行くのです。それくらいの事なら、もっと詳しい書籍がある、とは言えますよ。
ただ、僅か30分の時間で高校生に分かるように、それでいてテンポ良く映像もふんだんに使い、意外な見方を提示しているのは貴重です。何せ、加藤陽子女史まで登場するんだぜ。しかもちょい役で。
WWⅠ~WWⅡの戦間期では、ドイツだけに焦点を当てて。ベルサイユ条約による賠償金から、海外投資による景気回復。そして世界恐慌、と。それらでドイツ国民が大混乱に陥る。それらがホンの僅かな切っ掛けで混乱から、それからの脱却。それが30分で分かるのですから。
 
そこで去年見たのが、戦間期に於けるドイツの混乱。
まずは、賠償金によるインフレで紙幣価値が大暴落する。その後は海外からの投資により、急激に経済的は回復する。こう言った経済の乱高下が起きると、無一文とスーパーお金持ちだけになる。
何故なら、インフレによる不景気では紙幣価値が無くなり、まずは貯金が0になる。それから仕事も無くなるので僅かに残っていた資産も手放す事となる。これで中間層が壊滅する。
しかし大金持ちは、他国へ資産を避難させられる。というより、目先の利いた資産家は他の国でも商売をやっているので、被害は少ない。そして自国の貨幣が安いので、輸出により利益を確保できる。その利潤で中間層が泣く泣く手放した不動産を買い叩く、と。
そして海外からの投資により、ようやく経済が立ち直り、民衆にもそのオコボレが回って来る頃に、世界恐慌が起きる。海外からの投資が一斉に引き上げたため、またもや経済が大混乱する。これが1930年までの状況。
政治的に面白いのが、右翼のナチスと共に、左翼の社会主義も支持を伸ばしていたこと。中道政権は経済的な混乱に有効な手段を持たなかったので、支持を失い続け。遂に、ヒトラーの登場となるのです。
これが30分で解説できるなんて、凄くない?
平日の午後に、会社を休んだ際には、ちょっと気にしてくだされ。
 
戦間期のトルコにしろフィンランドにしろ、カッコイイのですが、勧められる書物の知識はありません。
 
ちなみにですね。
絶版の書籍でも、近隣の図書館で頼めば、何とかなります。今はネットで全国的な在庫を確認できるので、その図書館になくても取り寄せてくれるのです。
それに意外な書籍が入っていたりするので、近所の図書館は侮れません。
何せ、私の地元では…
『ヒトラー・ユーゲントーSS第12戦車師団史』
 
 
なども発見でき「オレのために入れたのか!」と思った次第です。
 
 

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2012-09-12 19:29

『パスグロとWWⅠを熱く語る』

『CDSの系列』
 
 
まずはCDS全般。それから『パスグロ』と『シフティング・サンズ』について説明しましょう。異論は認めん。
ウォーゲームは長い間システムに大きな変化がなく、千葉会で見られる「移動⇒戦闘」の繰り返しで、マップもヘクスやエリアが主流であり、それは現在も続いています。
それが20年ほど前にCDSが開発され、マップの表現もpoint to pointが採用され、人気を博するようになりました。
千葉会でも、これまでCDSのゲームは色々とプレイされて来ましたが、続いていません。先行プレイヤーに乗り遅れた方が、気が引けてしまい参戦できないんでしょうねぇ。それでもメンバーの中でCDSのゲームを持っていたり、興味がある人間はそれなりにいます。
ですから、喜多川さんには色々なゲームをやってもらい、乗り遅れている人間の起爆剤となって欲しいのです。
 
さて、CDSでも幾つかの「系統」があります。
簡単に言えば、「19世紀以前」と「20世紀以降」です。他にも「冷戦」や「テロとの戦い」、それに「戦術級」などの全く違った「系統」もあるのですが、ここでは省略します。
「19世紀以前」は『ハンニバル』に代表され、その特徴は「将軍が大軍を率いて決戦」。この「流れ」はGMT『For the People』『Here I Stand』『Virgin Queen』など。喜多川さんはハンニバルを覚えているので、これらのゲームはちょっとした違いを押えるだけで対戦可能です。ただ、私はハンニバルしか持ってないんですよねぇ。
「20世紀以降」は『パスグロ』が代表で、特徴は「一大戦線が築かれる」。この「流れ」にはGMT『Paths of Glory 』『Barbarossa to Berlin』MMP『SHIFTING SANDS』。GMT『Empire of the Sun』はちょっと違うかぁ。
私はこれらのゲームは一通り持っており、他のメンバーで持っている方を結構知っています。
GMTのHPにCDSのページがあり、そちらに多数紹介されています。
 
 
『テッド・レイサーの降臨』
 
第一次世界大戦(WWⅠ)は日本ではあまり知られていません。
主戦場がヨーロッパであり、学校の授業でもこの時代付近になると、敢えて触れないようになっているからです。
ウォーゲームでもWWⅠは人気がありませんでした。これは世界的に言えた事です。
ところが、テッド・レイサーというウォーゲーム・デザイナーが現れ、それまでにあったシステムを流用して数々の好ゲームを開発。これまでWWⅡの影に隠れていた、WWⅠへ脚光を与えたのでした。
テッド・レイサーが発表したWWⅠのゲームを幾つか挙げると、『パスグロ』の他に、『1918:Storm in the West』『1914:The Glory’s End』『When Eagles Fight』『Royal Tank Corps』などがあり、これらの評価は非常に高く。そして日本でもコマンドマガジンにより日本語版が販売されたため、プレイの敷居は低いのでした。
 
 
『パスグロの魅力』
WWⅠに知りたいなら、Webで探すと情報を得られます。その中で一番と言えるのが「第一次世界大戦」。ここが当第一の詳しさです。
ただし、あまりにも詳しくて全てを見るのは結構大変だったりします。
書籍についてですが、検索をすれば色々見つかります。それでも最初に読むとすればWWⅠの代名詞と言えるレマルク『西部戦線異常なし』に尽きます。

映画もあり、こちらも傑作です。
反戦的であるとの評価が高いのですが、実際には戦場へ赴いた人間が、その実情を淡々と記述しているに過ぎません。
私はこの小説に触れたのは高校生の頃でした。夏休みの宿題で読書感想文を書く必要がありましてね。
当時は読書の習慣がなかったので、えらく面倒くさくて。やらないままで最終日を迎えて「そう言えば、アニキが昔読んでたな」と思い出し、アニキの本棚から日焼けしたこの本を見つけ出したのでした。
で、最後から読んで行って、テキトーに書いちまうつもりだったんですが。あまりの面白さに、遡って遡ってして、結局最初から一通り読見直してまったのでした。当然、宿題は間に合う訳なく。それでも堂々と「レマルク『西部戦線異常なし』を読んでいたら、書く時間が無くなった」と言ったら、納得してくれました。
 
そうそう、当時部活をやっており、休み中の練習があるのに、NHKで『西部戦線異常なし』の映画をやっていて。
それを見始めてしまい遅刻。担任の先生にそれを話すと、「最後まで見たのか?」と尋ねられ。
「いや、あまり遅れるといけないと思って途中で出てきた」と答えれば、「バカだなぁ。名作なんだぜ・・・。練習なんか何時でもできるじゃないか」と。
今思えば・・・。いや、当時からいい先生でしたね。
卒業後にメシを食べたら、上司と対立して出世はできないと笑ってたっけ。ああ、思い出したら会いたくなったなぁ。
 
WWⅠについてなのですが、戦争になる前だけで長文が過ぎるので、取り止めー。リクエストがあれば考えまつ。
 
 

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2012-03-25 16:09

『日露大戦10番勝負』


まずは経緯を説明しておきましょうか。
コマンドマガジン第100号の記事に、DASRECHさんが『日露大戦』のバランスを述べていて。
それが日本軍とロシア軍は五分五分の勝率である、と。
 
私はそれに納得がいかないため、「じゃあ、実際にやってみんべよ」となったのです。
まあ、その記事を良く目を通すと、DASRECHさんは「若干ロシア軍の方が有利」となっており。それは私と同じ考えでしたから、少々気勢が逸れた部分もありましたが。
でも、こう言った「因縁の戦い」というのは滅多になく。面白いだろ?やっぱり。
というわけで、10番勝負を決行したのでした。
 
陣営は、当然ながら私(yagi)がロシア軍、DASRECHさんが日本軍を担当。
詳細な記録を取ろうかと思いましたが、2人とも早打ちなので、無理でした。
 
その対戦結果は以下になります。
1回戦
◎ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ●
2回戦
◎ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ●
3回戦
◎ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ●
4回戦
◎ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ●
5回戦
●ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ◎
6回戦
●ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ◎
7回戦
●ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ◎
8回戦
●ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ◎
9回戦
●ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ◎
10回戦
●ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ◎
 
最終的にはロシア軍の4勝、日本軍の6勝でした。
一つ負け越してしまいました。残念で・・・、悔しい結果でしたが仕方ありません。
 
その敗因は序盤に4連勝してしまった事でした。
私は全て勝つつもりでいました。
これは普段のプレイスタイルと大きく違ったものでした。上手く言えませんが、私が普段目指しているのは、レベルが高い対戦です
それは自分自身も対戦相手も、そして観戦している人間も満足して貰える戦いです。
 
それを封印し、ガチガチの勝ちだけを狙ったのです。
勝つためには、事前の準備が重要で、ルールの確認。そしてマップやユニット、それにカードの確認が大きく物を言います。特に、『日露大戦』のように、カードを使うゲームは、その詳細を把握するのは、勝負を優位に進められる項目であります。
このゲームに限らずCDSはカードさせ把握すれば、かなりに優位なると言えます。
 
ところが、4連勝した事により、「後一つ勝てばいい」と緊張が切れてしまったのです。
オレは何と愚かだったのだろうか。
その油断により、最後の一勝は遥かに遠くなってしまったのでした。詰めが甘いのはオレらしいなぁ。
 
ちなみに、10番勝負を終えた後に、番外戦として立場を入れ替えて対戦をしました。
番外戦
●ロシア軍(DASRECH) vs  日本軍(yagi)◎
以上のように、この対戦では私が勝たせて貰いました。
 
負け惜しみになりますが、この10番勝負の前に一戦しております。
前哨戦
◎ロシア軍(yagi) vs  日本軍(DASRECH) ●
これで対戦成績は五分となります。
 
さて、このように巷で言われている、「ロシア軍必勝」や
「ロシア軍が8割勝てる」との意見はですね・・・。
おめーらが甘いだけだから!文句があるなら千葉会へ来い!
 
最後にDASRECHさん、アンタ最高だぜ!
 
 
 
 

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2011-12-28 21:25

『イエサブでKOLIN』

今年のリプレイは今年の内にちゅう訳で、写真が残っている『Kolin』のリプレイをアップしておきます。
11月終盤にですね。札幌から友人である“漢”サッポロ辺境伯が降臨するちゅうのです。そこで関東連合が迎撃を計画。早速はアルコールの部を夜半と決定。
その前に軽く一戦となりまして。イエサブにヒマ・・・、いや、戦意の高い人間が雁首を揃えまして。メンツとしては、サッポロ辺境伯御大、YSGAの裏番長・Dublinさん、ウォーゲーム業界のご意見番・市川のたっつあん、そして千葉の迷惑人物の私・yagiでありました。
自慢では有りませんが、『Kolin』がどんな戦いで、ゲームがどんなルールかも知りません。ただ、このメンツなら面白くない訳ない!との一念で参加・・・。いや、乱入した次第です。ええ、千葉の迷惑人物の面目爆発です。
 
『セットアップ』 43

こちらがセットアップを終えた時点でありんす。
当日、手渡されたルールブックとチャートを眺めて、このゲームの感触をですね。それなりに把握しました(嘘)。
で、どう言ったシュチュエーションかというと、オーストリア軍とプロシャ軍の戦いで。
プロシャ軍の右翼は歩兵で、それがKolinという村を攻撃(これがゲーム名の由来なのね)。これを担当するのがサッポロ辺境伯さん。
Kolinに篭る歩兵は、どうやらスウェーデン軍みたいな感じぃーで、それに加えて後々現れる増援も率いるのはDublinさん。
プロシャ軍の左翼は騎兵が出張っており、それを私・yagiが指揮して。
それに対抗するオーストリア軍騎兵が市川のたっつあんが担当しました。
私とたっつあんが騎兵を担当した理由はですね。ルールがワカンネー(・A・)から。歩兵だと射撃があるのですが、騎兵は白兵戦だけですから、簡単との意見でした。
写真でですね。オーストリア軍をイメージ通りの青にして、スウェーデン軍を赤、プロシャ軍を灰色としたとですよ。すると、灰色がわかんねー(´・ω・`)ので、オーストリア軍&スウェーデン軍を青。プロシャ軍を赤で示すこととしました。
さてさて、勝利条件ですが。プロシャ軍がですね。
スウェーデン軍をいてこましてKolinの村で祝杯を上げーの。それから先にある真丸な森を占拠しーの。プロシャ騎兵が突っ走って、オーストリア軍の騎兵をやってけーの、でその向こうまで進出しーのしたら勝てる、ようでした。

 
『1ターン終了時』

要は、プロシャの騎兵はだな。たっつあんのオーストリア騎兵を蹴散らして。その先まで前進すりゃあ勝ちなんだろ、と。作戦砲身@短身を決定。
プロシャ騎兵を密集隊形のまま突進させます。
ここで隊形について説明しときましょう。このゲームでは、当時の戦闘を再現するため、部隊がどのような隊形(陣形だったかな?)であるかが重要になります。それはユニットの向きや、そこから引き伸ばされたマーカーで表します。
例えば、プロシャ騎兵はユニットの頭が、ヘクスの“辺”を向いているから密集隊形。それと比べてプロシャ歩兵やスウェーデン歩兵は横隊。

オーストリア騎兵は横隊でも、戦列を引き伸ばしており、その分ヘクス当りの戦力は減ったりします。他にも縦列隊形があります。
その隊形により、戦闘力やヘクスに進入する際の移動コストが違い。さらに、ユニットの向きを変えるために、移動力が必要なのですが、それも隊形や国別によって違って来ます。国によって隊列の向きを変える練習が違うんだっけかな。とにかく、ユニット数は少ないのですが、そうやって国別の違いを表しており、当時の雰囲気を良く現しているのです。
そうそうマップの特徴から、このゲームメーカーが「クラッシュ・オブ・アーム」というのがわかります。このメーカーは近年のコンピューター・グラフィック全盛を真っ向から否定して。職人の手書きにこだわっています。
そのため村々のイラストがそれぞれ違いますし、森もしっかり書き込んでいてですね。「いい仕事してますねー」との感嘆が似合うのです。私もこのメーカーを知ってはいましたが、今回初めてプレイするため、手が震えました(大袈裟)。
あ、イケネ。余談が過ぎた。
さて、プロシャ騎兵が密集隊形で突進すると、アチコチから驚きや懸念の声が上がります。曰く「積極的だなー」から「反撃を喰らったら危ないのでは」とか。「市川さん、逃げてもいいですよ」との意見も。というのは、プロシャ騎兵の戦力は先行するグループが12戦力、主力が24戦力あったのです。対するオーストリア騎兵は強くても15戦力で、しかもそれが予備の後方にありまして。前衛の部隊は僅かに4~8戦力だったのです。
でも、そんな意見は「だって、攻撃しないと勝てんのだろ。それに横隊を敷いているオーストリア騎兵が攻撃に出ても届かないぜ」と独断専行。逆に、プロシャ歩兵は横隊でジリジリとKolinへと向け前進。
対するオーストリア陣営はほとんど動きがありません。だって、待ち構えているんですもの。唯一、後詰の騎兵が前線へ向けて進んだくらい。
そんな感じで1ターンが終わりました。
 
 
『2ターン終了時』

2ターン入り、プロシャ歩兵は未だにジリジリ前進を続けています。スウェーデン砲兵が「射程に入ったぞ!」と砲撃を開始しましたが、逆に混乱する始末。
この時期の兵隊さんは、指揮官の言うことを聞かないのです。それを再現するため、攻撃や砲撃を行う前に、モラルチェックが必要で。ユニットの裏に記載されているモラルの数値以上(より大きいだったかな?)を出さないと、ダメで混乱してしまうんです。
対するプロシャ砲兵も射程には入っておるのですが、町の地形効果と、射程による火力減退により、ろくな効果が見込めません。と言う訳で、砲撃はせず前進を続けるんですね。
さてさて、そんな歩兵さんとは違い、騎兵さんはやる気満々ですよー。
前進・・・、というより突進を続けていたプロシャ騎兵の先遣隊2個が、オーストリア騎兵にですね。突撃できる距離まで近づいたのです。
で、一番経験のありそうなDublinさんに「突撃したらどうなるんですか?」と尋ねてみたんですね。すると「やってみないと分からないぃ」と歯切れの悪い返事。確かに、戦闘結果表を見ても良く分からない。というのは、オッズの列に+9~-9までの結果が書かれているのです。その意味がさっぱり分からないんですね。
まあ「やんなきゃ、分からんねーんだろ?」と、早速突撃1号。すると、戦闘結果が“S”とあり、「これって降伏じゃねぇ?」と首を捻っていたら、大正解。ルールを確認したサッポロ県境伯が「おおっ!幸先良く敵騎兵を捕らえましたぞ!!」と。
もう、頭の中には布袋寅泰の「サレンダー」が鳴り響き。

内心、得意満面になっておったです。で、サッポロ辺境白が「突撃に成功したら、そのまま止めるのと、さらに突撃を続ける、のどちらかを選べます。どうしますか?」と。
「ぢぁあ、突撃を続けちゃおうっかなー」と、オーストリア騎兵の戦列に割って入っていったのです。でも、それでオシマイ。「アレアレ、何もできないの?」と思いましたが、後の祭り。オーストリア騎兵に取り囲まれているのは、危険で危ないぢぁないかい、という状態でした。

続いて突撃2号の解決です。えー、先ほどは省略しましたが、突撃の解決はですね。まずユニット同士で戦闘力を比べてオッズを出すんです。次に、サイの目修正を決定します。これはユニットの裏に書かれている“白兵戦値”、助走ヘクス数、地形効果などを加味して決めるんです。これはやらないと分かりませんね。Dublinさんの言うとおり。
で、先ほどの突撃と似たようなオッズに、サイの目修正となりまして。そこで両軍のプレイヤーが10面体サイコロを振り合い、攻撃側のサイの目から防御側のサイの目を引いて、結果を決めるのです。こう書くと面倒に感じますが、やってみるとそれほど難しくありません(私は言われるままにサイコロを振っているだけでしたがw)。
前回のように、まあ幸福にはならんけど、圧勝はするだろーと思っていたところ。
市川のたっつあんがですね、“0”を出しやがり、事情がわかっているDublinさんとサッポロ辺境伯さんから悲鳴が挙がりまして。
簡単に言えば、どんな戦闘でも“0”が出るとスペシャルステージでの戦闘となり、これまでのオッズやらサイの目修正やらは無意味になり。で、結果は敗走(´・ω・`)。精鋭のプロシャ騎兵が逃げ出しやがりました。
 
そしてオーストリア騎兵がですね。自軍の真ん中にいるプロシャ騎兵をフルボッコにしーの、逃げ出しているプロシャ騎兵に追撃をかけーの。
「潰走中のユニットが突撃を掛けられたら、どうなりますか?」市川さんが尋ねると、「壊滅します」との返答。聞いてねー ( ̄□ ̄;)!!。
早速突撃を喰らい、プロシャ騎兵が2個ユニット壊滅しちゃたんですー。これでプロシャ騎兵は全兵力の1/3を失い・・・、さてどーしましょー状態(´・ω・`)。ちなみに、降伏したオーストリア騎兵さんは近くに敵がいなくなったので、再武装・・・。でもないか。とにかく、オーストリア戦列へと復帰しますた。
 
 
『3ターン終了時』

さてさて、打つ手が無くなったプロシャ騎兵ですが・・・。いや、オレがそんな簡単に諦める訳がねえ。兵力は減りましたが、それ以上に相手を崩せばいいんじゃろ!と、さらに突撃命令。
ところが、2個の精鋭騎兵に発した命令を、1個がサボタージュしやらかしまして。単独で突撃したプロシャ騎兵は、オーストリア騎兵を蹴散らしはするものの、敵中に孤立し。取り囲まれてフルボッコ・・・。ああ、デジャブってます。しかし今回はお味方の真ん中を逃走しているので、何とかユニットとしては生き残っています。
あまりにプロシャ騎兵の崩れとりますので、サッポロ辺境伯さんが、歩兵を送ってくれて。それでもプロシャ騎兵は4個しかないんすよ。相手は12個以上あるちゅうのに(´・ω・`)。
プロシャ歩兵の皆さんはKolinに向けて前進中。まだ戦闘すら行っていません。それなのに、こちらは崩壊状態。どっどうも、すみませんでした(´・ω・`;)。

この頃にアルコール組が続々集結して来まして。思わず「こんなゲームなんていいから飲み行きましょうよー」と漏らしたところ。
「こんなゲームにしたのはオマエじゃー!!」と大説教されますた。どっどっどうも、すみませんでした(≧w≦)。
 
 
『4ターン終了時』

さて、このターンから市川のたっつあんから、さかみちさんへとオーストリア騎兵の指揮権を委譲。
「ケッ、奴らもう勝ったつもりでいらがる」「では、教育してやるか」と、冗談のような話しが本当になりました(^)
オーストリア騎兵の指揮を取った、さかみちさんが「あっ、これならプロシャ騎兵の側面を突けますね。では、突撃しまーす」と。「オレに何しろちゅうねん」と心の中で拗ねていたら。
オーストリア軍が軽騎兵と重騎兵を組ませて突撃しようとしたところ。重騎兵がサボタージュしやがりまして
それを知らずに突撃した軽騎兵の皆さんは、5倍以上のプロシャ騎兵に揉み潰されてしまいましたとさ。ちょっと写真では分かり難いのですがね。
潰走中のプロシャ騎兵(全ユニット中で最強だったんだよ)は、落伍者を出しつつ逃げ惑っています。ゲーム的にはユニットとして存在していますが、本当ならば「この付近に広がって遁走中」なんでしょうねぇ。
さて、ようやくプロシャ歩兵もKolinへと接近。激しい銃撃を行っています。でも、効果は出ずに、逆に射撃したプロシャ歩兵の一部が混乱?弾切れ?してみたり、と。
さすが、18世紀の戦い。ちゃんと戦争になりません。
そうこうしている内に、オーストリア軍の増援が到着。正確には、オーストリア歩兵は漸く現れたんですね。
 
 
『5ターン終了時』

プロシャ歩兵がKolinへと突撃を開始。スウェーデン歩兵の戦列を一部崩して、突入に成功しています。それでもサボっている連中もいたりして、18世紀してます。
オーストリア歩兵がその後詰に到着。これからガチンコで歩兵同士の戦闘が始まるところ。
さて、ようやく増派された歩兵により、戦列を整えられたプロシャ騎兵は、何もすることがありません。というより、できません。
すると、さかみち閣下が軽騎兵のリベンジを決意。2個騎兵で突撃を敢行!
色々とオッズとサイの目修正を計算していると、プロシャ騎兵には勝つ見込みはありません。
半ばヤケ気味に「0出しゃいいんだろ、0出しゃ」と振ったサイの目は、本当に“0”。スペシャルステージでオーストリア騎兵が潰走となりました。
ええ、決して私のせいではありませんが、それでも勝ってしまいました。
 
さて、この時点で関東連合の飲兵衛連中が集結していまして。もはや、その勢いを止める事は不可能となっておりました。ここから勝負と、参加メンバー全員が無念の涙を堪えながら片付けを開始。撤収となりました(一部誇張)。
 
結論に変えて。
かなり特殊な部類のゲームになりますね。移動はちゃんと行えるのですが、戦闘となるとユニットの戦意によりどうなるか分かりません。
それでも、次回があれば、もっと上手く動かしてみせる!
気分は「僕がガンダムを一番上手く動かせるんだ」状態です。
えー、youTubeで見当たらないので「野郎 ここの一番乗りは俺だってのに!」でガマンしてくだされ。

 
 

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2011-02-13 15:40

『金町でのパシュグロ』 その4

『パシュグロ:10ターン』



このターン早々に珍しいことが起こりました。というのは、強制攻撃で「ENVER TO FRONT」が出たのです。そのため強制攻撃が2回必要となりました。このエンビルというのは、革命家崩れの政治家なのですが。革命を主導する事は出来ても、政治家の技量としては無能でありました。この戦争への参戦もエンビルの影響が大きく、戦争中の失策も多々ありました。そして戦争が実質的な敗戦で終わったため、故郷を追われて客死する運命にあります。
ゲーム的には、補充を節約しなければならないトルコ軍としては、出てきて起こってもらいたくなかった事態です。兵力を失うよりマシなので、強制攻撃は1回諦めて、VPを献上する事にしました。


さらに珍しい事態発生です。U-ボートの跳梁に業を煮やしたAPがフランス軍にギリシャ軍攻撃を下命。攻撃を喰らったギリシャは、CPとして参戦。当然っすね、攻撃されたんだから。フランス軍による攻撃を継続し、アテネを占領しました。これでU-ボートの悪影響を排除できました。


ついに、ロシア革命が始まります。といっても、マップ上には動きは見えないんですけどね。

ロシア革命が起きていると分かるのは、ターントラックにあった「Parus to Berlin」「Revolution」「Long Live the Czae!」が無くなっていることです。それにマップ下にある「RU Revolution」トラックに「Revolutionマーカー」が移行してます。こんな事書かれても分からないでしょうから、このターンと前のターンのターントラック、それに「RU Revolution」トラックをアップしておきます。ロシア革命は「Stage1」になっています。小さい変化ですが、ゲームでは大きいのです。
このターンからロシア軍は戦闘での活性で+1Ops余分にかかります。

アテネの占領をしたものの、APは他への攻撃はできませんでした。ロシア軍は革命で役立たずですし、ギリシャ軍と合流したブルガリア軍やトルコ軍、何よりルーペル要塞やDoiranの大塹壕により、地形が峻険すぎるのです。歴史の皮肉ですが、ギリシャとブルガリア、それにAHはトルコと長年対立状態にありました。それが戦争の流れで共に戦う事となったのです。

ちなみに、APが「ギリシャ参戦」カードを出しても、それを打ち消す「コンスタンチノス1世」をCPはずーっと握っていました。ついでに、ルーペル要塞やDoiranをゲットできる「ルーペル要塞の裏切り」も押さえていましたが、APのギリシャ攻撃により無意味となりました。そこで早速Opsで使っています。
      
ギリシャ侵攻でOpsを取られたため、APは他の戦線で行動は行えませんでした。CPは積極的に行動を起こす意味はありませんからね。じっと耐えるのみです。だから、こうやって平穏な時間が続くのは助かるのです。それでも補充はやってますが。

それでもCPはアフガニスタン反乱軍で北部ペルシャへの攻撃は継続しています。だって強いんですもの。



『パシュグロ:11ターン』


ゲームは終盤へ入ったと言っていいでしょう。残り7ターンですから。

アテネを占領したことにより、U-ボートの悪影響を排除したAPでしたが、今度は峻険な地形に阻まれています。唯一、攻勢に出たルーマニア軍がブルガリアの首都であるソフィアへ隣接。その地の要塞を攻囲しています。やっぱり攻囲なので、陥落はさせていないんですね。1だけ出さなければ、陥落だったんですけど。
   
エジプトにしろ、シナイ砂漠にしろ、APの攻勢停滞中です。戦闘カードを待っているんですね。逆に、CPは「パシャ1」を使ってシナイ砂漠の英連邦軍を撃退しています。それにしてもAPの除去ボックスが満杯です。
  
クウェート戦線なし、特筆すべき件は何もなし。

遂に、インドのジハード蜂起が成功。すでに北インド部族が占領はしてましたが、これでCPの支配は盤石となりました。さらに、インド軍のユニットは各ユニットごとにサイコロを振り、その出目が1か2で除去されるのですが、それは1個だけでした。なーんだ、です。

史実でも、ロシア革命で最も影響があったのは、このコーカサスでした。元々、補給が少なかったのに、本国からの支援やその混沌とした状況により、多数の脱走兵が出たのです。トルコ軍への寝返りもあったようですし。ロシア革命が「Stage2」になり、ロシア軍は全て1ステップを失いました。



『パシュグロ:12・13ターン』

   
12ターンと13ターンでゲームは時間切れとなり、終了となりました。そしてゲームも単調なまま、ロシア軍の崩壊を向かえたのでした。あまり大きな動きがないので、2つのターンを纏めます。左の写真が12ターン、右が13ターンとなります。以下も同じ具合にならんでいます。
   
シナイ砂漠からの攻勢も、地形に阻まれ越えられません。しかも、13ターンにようやく揃った戦闘カードを突っ込んでも、最大の不条理カード「砂嵐と薮蚊」により攻撃は中止。私は、カードを使う手順として、APのカードも無意味となると思っており、それは違うとの金吾さんと見解が違ってしまいました。確かに、何でも無くなるのはオカシイようにも思えますねー。ボードゲームギークやGMTのサイトを見てみましたが、それに関する記述は見つけられませんでした。正直、今でも分かりません。何方かご存知ではないでしょうか?
では、私の見解を詳細に述べておきます。戦闘の手順では、戦闘を行うスペースを決定⇒攻撃側から戦闘カードの提示⇒戦闘決定、となります。攻撃側から戦闘カードを出すため、防御側が「砂嵐と薮蚊」を出した場合、攻撃側の戦闘カードは無意味となる。中止となったから、また手元に戻る事はない、と思っています。ただし、戦闘カードにより、司令部やユニットが現れる場合は、それを受け取る事ができる、とも。そうすると、APがどんなに強力な戦闘カードを準備していても、流されてしまいます。そうは思いましたが、何となくそれも不条理に思うようになっています。
   
結局クウェートでは動きがないまま戦争は終わりました。史実では、バクダットまで英連邦軍は達しました。それはトルコ軍があまり守るつもりがなかったらしいです。
   
アフガニスタン反乱軍の攻撃により、13ターンに北部ペルシャの英連邦軍は壊滅。同地の部族により、CPの支配となしました。金吾さんは、毎ターン繰り返す「弱いもの虐め」に「サイテー」と女子高生みたいな事を言ってました。
   
一番、動きが見えるのが、このコーカサスになります。13ターンになり、ロシア軍が全て除去されています。ロシア革命が最終段階の「Stage4」まで達したためです。

この時点でVPは17です。ロシア軍の保持していたVPスペースをトルコ軍が踏んで回るだけで、サドンデス勝利が決定します。それはルーマニアも含まれるので、この時点でAPはお手上げですね。

さて、今回の反省点です。
やはり細かいルールが多いため、間違いは少々ありました。ちなにみ、GMTで公開されている2版(でいいのかな)ルールをですね。私が訳して反映しました。
金吾さんは、上陸侵攻に拘り過ぎましたね。史実でも、上手く行かなくて、それはゲームにも反映されていました。それよりも、ロシア軍にラッシュを掛けさせるべきでした。ちゃんとペルシャを警戒した戦線も必要で。
カードとしても「アルメニア反乱」や「アラブの離反」を流していました。アルメニア反乱がロシア軍のラッシュと連動されれば、かなりトルコ軍を窮地へ落とし入れられました。アラブの離反が起きたなら、トルコ軍の主力であるTU-Aは戦闘で-1DRMされるだけでなく、補充も行えなくなりました。これは結構キツイのです。
しかし、金吾さんの「やるだけやってみる」という姿勢は立派でした。次回も宜しくお願いします。


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