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2024-04-29 14:07

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2012-12-14 22:49

ガンズ:サークル総力戦 その5

『1915年9月』
天候 西部戦線:泥、東部戦線:泥

西部戦線では、突出したフランス軍を殲滅。AP陣営に損害は出たものの、貴重な時間。何よりCP陣営の集中力を削ぐ。
イタリア戦線では、CP陣営は防戦一方。イタリア軍も兵力が揃わず、部隊ローテーションのみであった。というのは、イタリア軍には全面的に攻勢に出る兵力はない。そのためCP陣営の一角一角と崩して行くしかない。そして敵戦線に入り込んで攻撃正面を増やしたとしても、これは将来の足掛かりであり、維持しなければならない。しかし、山地で部隊の行動が困難なため、攻勢に必要な兵力を集結するのに時間が掛かってしまう。さらに敵ZOCに囲まれているため、そこ足掛かりヘクスは補給が切れてしまい、部隊の入れ替えを行わなければならないのだ。長々書いたが、要は一つ成功しても、それを拡大するには時間と手間が掛かるのだ。
バルカン戦線では、イギリス軍の苦闘が続く。
ガリポリから攻勢はAAと血塗れで撃退される。サロニカも停滞。そしてイギリス軍は3個軍団を派兵。地中海は紅茶を沸かす湯煙が漂うのである。
この状況にMEF指揮官であるBulebear元帥は、コンスタンチノープルへの進撃を一時的に断念。ガリポリとサロニカの合流を目指す事となる。
ルーマニア国内では、SUD軍の攻勢が実を結び、ルーマニア&ロシア連合に後退を強いている。しかしDublin大公もサルもの。延翼を狙っていたドイツ軍を包囲。時間を稼ぎ粘る作戦だ。
東部戦線では、ドイツ軍の拡充続く。その中で、ロシア軍の攻勢が北部で成功。一角を突き崩している。
恐るべき・・・、恐るべきDublin大公!油断も隙も敵方へ許さないのである。
 
 
 
『1915年10月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:泥濘

ドイツ軍はナンシー攻防戦を挑む。前にも書いたが、他戦線の損害を見極めての実施だ。記録によると、ドイツ軍が3個軍団、フランス軍が2個軍団を失って、ナンシーの攻略には失敗。これらを勘案すると、ドイツ軍は、1:1-3DRMと3:1~4:1+2DRMで2回の分散攻撃を行い、1回目はAAかAEで壊滅し、2回目はDX。そしてマップには、この戦闘に関連しないドイツ軍にDマーカーのユニットがある。これは損害を被ったドイツ軍へフランス軍が即時反撃を決行。その一部に後退を強いた。このような戦況が読み取れるのである。
イタリア戦線では、イタリア軍による攻勢が行われる。戦線は動いていないものの、塹壕に入っているCP陣営のスタックが減っているのだ。これは塹壕マーカーが2から1へと減っている事で判別できる。このヘクスにイタリア軍が攻撃を行い、CP陣営が後退を嫌い1ユニットの壊滅で戦線を維持したのである。
イギリス軍はサロニカからの攻勢を実施。ブルガリア軍を攻撃するものの、AAで出血。バルカン方面へイギリス軍は9個軍団と、ほぼ全力を投入している。ルーマニア国内では、SUD軍の攻勢続く。ルーマニア軍とロシア軍も奮闘するものの、AH軍の精鋭とドイツ軍に対抗するのは困難である。
東部戦線では、ドイツ軍の攻勢が継続。ポーランド内のロシア軍を駆逐し始めている。
 
 
 
『1915年11月』
天候 西部戦線:晴、東部戦線:泥濘

西部戦線異状なし。他戦線の出血が激しいため、部隊の入れ替えだけで終わる。マップの手前を見て欲しい。それまでドイツ軍の壊滅したユニットは、殆ど即時に補充されていた。しかし、あまりにも損害が多いため、遂に補充の足りない事態が来たしたのだ。
イタリア戦線・・・。オマイら何してんだよ?戦線が1ヘクス動いているのだが、CP陣営の攻勢が成功した結果か、イタリア軍の攻撃が成功した結果か。その両方かが判然としないのだ。多分、CP陣営がイタリア軍の突出部を攻撃。その排除には成功したのだが、イタリア軍が弱体になったところを即時反撃。失地を別の形で回復したのだろう。
バルカン戦線では、カラフルさは無くなっている。両陣営とも塹壕を掘り巻くっており、似たような色に支配されているからだ。CP陣営はイギリス軍の増強に危機感を覚え、AH軍を投入。サロニカのイギリス軍は攻勢により、ブルガリア軍を後退させる。サロニカとガリポリの合流は長い道のりが必要なのである。
ルーマニア国内では、SUD軍の攻勢続く。さすがに精鋭が投入されているため、ルーマニア&ロシア連合は押し捲られている。
東部戦線で大きな戦果が!ワルシャワが陥落したのである!
 
この報に沸いたベルリン市内では、提灯行列が行き交い、ブランデンブルク門の前では万歳が深夜まで木魂したのである。
しかし、市井の喧騒と違いOKWでは参謀達は沈痛な空気に支配されていた。ロシア軍にワルシャワ陥落の動揺はなく。粛々とポーランド内で戦線を整理。
ガリシア戦線でも攻勢を中断。それらから捻出した兵力により北部で一大攻勢を行ったのである。精鋭ドイツ軍といえど、ロシア軍の波状攻撃には耐え切れず、遂に一角を失う。これによりドイツ軍は北部への攻勢に大きく出遅れるのである。
 
 
『1915年12月』
天候 西部戦線:晴、東部戦線:雪

西部戦線異状なし。この損傷を抱えたままドイツ軍は攻勢なんてできねえぜ。
イタリア戦線では、イタリア軍がジリジリと前進。対抗処置としてドイツ軍が増強さる。
バルカン戦線では、両陣営の攻勢が行われる。APはサロニカからの攻勢を継続。イギリス軍が前進に成功。ベルリン~コンスタンチノープル鉄道へ残り2ヘクスまで接近。逆に、ルーマニア国内では、SUD軍がルーマニア&ロシア軍を圧倒。ルーマニアの最後の都市まで迫っている。ここを失うとルーマニアが崩壊するため、必死な防戦を行っている。
東部戦線では、2年目の冬が到来。ドイツ軍は北部で即時反撃。ロシア軍を撃退し、失地を回復すれば。ロシア軍も負けてなく、さらに攻勢。さらに前進に成功する。シュピールディング湖畔は血に染まったのである。
 
 

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2012-12-14 22:41

ガンズ:サークル総力戦 その4

『1915年4月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:泥濘

西部戦線では両陣営の攻勢が交差する。ドイツ軍が第一次ナンシー戦を仕掛けると、フランス軍はその側面へ攻撃。一角を奪還、ドイツ軍の戦列へ割り込んでいる。
イタリア戦線では、AH領内へ踏み込んだイタリア軍であったが、AH軍とドイツ軍に立ち塞がれて停滞。
東部戦線では、ロシア軍もドイツ軍も兵力を増やして、睨みあいが続く。
バルカン戦線では・・・。あれ?セルビアは崩壊してないのかな。セルビア南端のスコピエに2マーカーが見えるので、その地でセルビア軍が抵抗している模様。
AP陣営は地中海から攻勢を開始。ギリシャやガリポリからイギリス軍が大出血をしつつ進出。バルカン方面にはイギリス軍が5.5個軍団、さらにフランス軍までも投入。バルカンはセルビア、トルコ、AH、イギリス、フランス、ギリシャと各国のユニットでカラフルになっている。戦場では血みどろなのであるが。
ガリポリでの采配に、CP陣営で錯誤が生じる。
もう1ヘクス前で戦線を構築すれば、イギリス軍を完全に封印できたのだが、それをトルコ陣営へ伝達していなかったのだ。これには普段物静かな下総将軍から、強く抗議を受ける。戦況的には悪いのであるが、このような事柄も多くの人数でプレイ際の独特な楽しみなのである。
戦線後方では、再編成と分割により予備が充実し始めている。開戦当時の訓練が行き届いた職業軍人から、民間人を急遽動員して部隊数を増やした状態が現出しているのだ。
 
 
『1915年5月』
天候 西部戦線:晴、東部戦線:晴

西部戦線では、戦列へ侵入してきたフランス軍を、多数で打ち込んで殲滅。しかし、この犠牲でナンシー攻略戦を遅らせたのである。フランス軍は士気旺盛でその隣接地域で攻勢。ドイツ軍に損害を与える。
イタリア戦線では、CP陣営は2級の部隊だけで凌ぐ構えであり、AP陣営もイタリア軍だけでは攻勢に出る勢力はない。
バルカン戦線では、南端の都市で抵抗していたセルビア軍が降伏。セルビアは崩壊。AP陣営の救出は間に合わなかったのである。セルビアの救援には間に合わなかったものの、ガリポリから出撃したイギリス軍は前進。橋頭堡の拡大に成功している。
東部戦線とガリシア戦線では、ロシア軍による攻勢が行われている。これもヘクスに変化はなく、CP陣営にDマーカーが見られるので確認できているだけだ。
 
 
『1915年6月』
天候 西部戦線:晴、東部戦線:晴

前ターンにCP陣営内部で秘匿情報が駆け巡っていた。バルカン戦線指揮官である下総将軍が、ルーマニアへ宣戦布告する、と伝えてきたのである。
攻勢準備が整ってない、との懸念もあったが、彼の決意の様子に他の指揮官も支持に至る。
そして今ターンAP陣営へルーマニア戦線布告を通告。ルーマニア国境線に待機していたCPの大軍が乱入。この状況に危機感を覚えたAP陣営は、バルカン戦線全体の指揮を、イギリス軍のBulebear元帥へ移譲する。いや、Bulebear元帥が簒奪したと言っていい。
西部戦線では、フランス軍による捨て身の攻勢が続く。このターンもドイツ軍の戦列へ割って入っているのだ。
イタリア戦線でも、イタリア軍による攻勢開始。出血しつつも前進に成功する。
バルカン戦線では、イギリス軍の攻勢が続く。ここでも出血と引き換えで前進に成功している。
東部戦線・ガリシア戦線でもロシア軍が一大攻勢を行う。東部戦線ではポーランド内でドイツ軍の戦列へ割って入っている。そしてガリシア戦線では、カルパチア山脈迂回作戦継続し、AH軍へ圧力を加える。おそらく、この作戦は続いていたのだろうが、写真では確認し難い。
 
 
 
『1915年7月』
天候 西部戦線:晴、東部戦線:晴

戦争は苛烈さを増している。
西部戦線では、戦列を崩されたドイツ軍が即時反撃。フランス軍2個軍団を殲滅し占領。するとフランス軍もエランを発揮、逆襲を決行し再奪還に成功する。死の糸車が滑空しているのである。
バルカン戦線でも激戦続く。
ガリポリから前進したイギリス軍へAH軍が反撃。失地を回復するが、イギリスMEFも即時反撃。再奪還に成功。
ルーマニア戦線では、AP陣営は首都ブカレストの放棄を決断。ルーマニア軍とロシア軍は大撤退を敢行。
東部戦線もドイツ軍が即時反撃。史実のタンネンベルクの如くロシア軍を殲滅。ロシア軍も損害を顧みない攻勢を断行。ドイツ軍に損害を与え続ける。
ガリシア戦線では、カルパチア山脈迂回作戦が成果を見せる。遂に、レンベルク~ブタペスト鉄道へ、ロシア軍の砲撃が届くまで前進したのだ。さらにプリミシェル要塞北部へも攻勢、前進に成功する。ガリシア戦線両翼で圧力を加える。東部戦線の消耗戦、ガリシア戦線の両翼作戦、そしてルーマニアでの戦線縮小と見事な手腕!さすがYSGAの至宝Dublin大公!!
 
 
『1915年8月』
天候 西部戦線:晴、東部戦線:晴

危険なバルカンを援護するため、APは全戦線の渡って攻勢を決行す。
西部戦線では、またもやフランス軍がエランを発揮。
再度、ドイツ軍の戦列へ侵入。この突入部隊と、攻撃による損害により時間を、そしてドイツ軍の集中を失わせているのだ。
イタリア戦線でもAPは攻勢。CP戦列の一部を後退させ、意気が上がる。
バルカン戦線では、SUD軍によるルーマニア討伐と、地中海からAPの攻勢が交差。ルーマニア国内では、ルーマニア軍の残余と支援のロシア軍が強力な戦線を築き抵抗。精鋭のSUD軍も手が出ず、延翼作戦を開始。地中海では、ガリポリでイギリス軍が攻勢し、トルコ軍を削る。サロニカでは両軍のハイスタックが睨み合う。
東部戦線では、ドイツ軍とロシア軍の攻勢が行き交う。
カルパチア山脈を越えて、CPの鉄道を扼したロシア軍は、即時反撃を受けて壊滅。CPの大動脈は一先ず安全となる。逆にロシア軍は北部で攻勢。一瞬も気を許させない。
 
 

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2012-12-14 22:34

ガンズ:サークル総力戦 その3

『1915年1月』
天候 西部戦線:雪、東部戦線:雪

西部戦線では、ドイツ軍が攻勢に出る事はなかった。逆にイギリス軍とフランス軍が攻勢に出る。
しかし、APが企画した“NEW YEAR攻勢”であったが、合計5個軍団の壊滅を齎し、実質的な失敗となり中断。
東部戦線では、北部でロシア軍の圧力により、ドイツ軍の一部が包囲に陥っている。逆に、中央部のポーランド突出部ではワルシャワへ向けてドイツ軍が迫っている。
ガリシア戦線異常なし。このような攻勢に適さない山岳地帯は、主戦線である平原で戦闘が活発化すると、放置されてしまうのである。
セルビア戦線では、SUD(ドイツ軍とAH軍の共同部隊)軍が攻勢を継続。セルビア軍を押して行く。
 
 
『1915年2月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:雪

ドイツ軍は攻勢に出た。ベルダン戦の下準備である。重要都市であるナンシーとベルダンを攻略するためには、攻撃正面を増やさなければ、成功は見込めない。
しかしながら、今回の攻撃ではフランス軍を1個壊滅させただけであった。
この消耗戦に於いても、事前に血の算術をしていた。
まず、フランス軍のスタックを4-6-4×3と3-3-3×1個の最強とすれば防御力は21となる。
ドイツ軍の最強スタックは5-7-4×3と3-3-3×1個で合計18戦力。攻撃正面が3ヶ所として、攻城砲兵を2個投入してとしても、オッズは2:1しか立たない。これでは最高の戦闘結果がDXでウマクない。
そこで少し攻撃を工夫する。
フランス軍の4-6-4×1個と3-3-3×1個スタックへドイツ軍の5-7-4×1個が攻撃を行う。オッズは1:1の-1DRMとなり、この5-74が壊滅するのはサイの目が2以下でAAとAEの結果のみ。サイの目が3でADは失敗したものの、Dになって退却すれば問題ない。そしてサイの目が4以上であれば、BDかDDのため、こちらはDで退却してしまえば良く、防御側は退却するしかなく成功と言って良く、さらに3-3-3の砲兵を失う結果となる。
そして残るフランス軍の4-6-4×2個に、ドイツ軍の5-7-4×8個と3-3-3×3個、それに攻城砲兵3-1-1×1個も加えて合計57戦力で攻撃する。オッズは4:1で+2DRM。結果はサイの目が1でDD、2でDX、3以上でDEである。攻撃が失敗する事はないものの、対象のヘクスを戦力できるかは不明。
では、考え方を変えて、この攻撃に於ける損耗度を計算してみる。
ドイツ軍が損害を受けるのは、1:1攻撃の1/3の確率に失う補充ポイント5を掛けて、予想値は1.66ポイント。それに4:1では、1/6確率のDXで失うポイントは10(5-7-4×2と3-3-3-×1個:砲兵ポイントはドイツ軍が圧倒しているため省く)、予想値は1.66ポイント。合計3.33ポイントとなる。
対するフランス軍の受ける損害は1:1では0であるものの、4:1の攻撃では、5/6の確率で8ポイントと、1/6の確率で4ポイント。予想値は7.33ポイント。この攻撃でドイツ軍は倍以上の補充をフランス軍に強いる、と計算できる。
以上を考慮すれば、この攻撃は損耗度といい成功率といい、ドイツ軍の圧倒する攻撃であると言えるのである。
ただし、攻撃するヘクスに塹壕や要塞がある場合は、成功率も損耗率も悪くもなるのだが、それも攻撃に参加させる戦力と砲兵の火力を組み合わせれば改善できる。
長くなりすぎたので、その計算はここでは触れない。
 
では、リプレイを続ける。
東部戦線では中央部でワルシャワへ向け攻勢継続。
ガリシア戦線では、ロシア軍が攻勢に出てAH軍を押している。そこへドイツ軍が急行中。困ったところはドイツ軍、だ。
セルビア戦線もSUD軍が攻勢継続。セルビア軍が戦線を整理している。
そしてイタリア、ブルガリア、ギリシャ参戦。戦争は新たな局面を迎えた。

 
 『1915年3月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:泥濘

ドイツ軍は攻勢により、DXと大出血の末ナンシーへ接敵。
イタリア戦線はイタリア軍が攻勢を開始。AH軍を押して、山岳地帯を前進。急を聞きここへもドイツ軍が到着。
東部戦線では、続々投入されたドイツ軍がワルシャワへ向け攻勢を継続。ガリシア戦線は異常なし、だね。
バルカン戦線では、あれほど善戦していたセルビア軍が崩壊寸前。史実のように、ブルガリア軍に側面を突かれたのが大きい。その後背地では、ギリシャのサロニカにイギリス軍が上陸。
さらにイギリス軍はガリポリ作戦も決行。トルコ軍が1個しか配備していなかった上陸海岸へ、精鋭3個軍団を投入したのである。
これはCPの罠であった。事前の研究では、ガリポリへイギリス軍が上陸したとしても、トルコ軍で十分封じられる。これも具体的に説明してみよう。
ガリポリへイギリス軍の4-6-4×3個が上陸したとしよう。トルコ軍は次のターンに鉄道と徒歩で、ガリポリの隣接ヘクスまで2-4-3×3個を前進させ接敵。すると、イギリス軍は、このスタックを攻撃し、排除しなければ、前進できない。まず1回の攻撃では、オッズが1:1のため全く見込みはない。最高のDXではトルコ軍を全て壊滅させられるが、イギリス軍も全て壊滅してしまうのである。では、攻撃を分割して1:1を3回やったとしよう。その場合でもDDを3連続で出さなければ、このスタックは排除できないのである。
イギリス軍が上陸してきたのを見て、下総さんと私は目を合わせた。彼は誰にも気が付かれぬように小さく頷いた。AP陣営は大きな戦略ミスをした。
しかし、戦況は我々の予想を超えて変質していくのである。
 
 

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2012-12-14 22:29

ガンズ:サークル総力戦 その2

『1914年9月』
天候 西部戦線:晴、東部戦線:晴

1914年9月を終えた時点。
西部戦線異常なし。ドイツ軍は攻勢を行わず、フランス軍も損害の回復に追われていた。そのフランス軍を援護すべく、北端にイギリス軍は展開。
この戦線がゲーム終了まで続くのである。動いたとしても、1ヘクスかどうかであった。それでも激しい戦いは随所で継続されていた。戦争小説の傑作である『西部戦線異状なし』が、文字通りに異常がなかったか。それはこのゲームで体感できる。
動きがあったのは東部戦線。
ロシア軍がドイツ軍へ向け攻勢に出たのである。それでもドイツ軍の守りが堅く、出血を重ねるだけであった。
ガリシア戦線では、ロシア軍の攻勢が続く。カルパチアの山脈へ分け入って、敵側面を突く機動が展開。
セルビア戦線では、セルビア軍が大きく後退。
それでも峻険な地形なため、CP陣営も停滞している。ベルグラードではセルビア軍の砲兵が後衛として、犠牲的な奮闘を行っている。②マーカーが乗っており、判然としないが、ここに砲兵がいる。正確には、セルビアの両翼が後退したのだが、砲兵は移動力の関係で置き去りにされ。CP陣営も主力の前進を優先したために、生き残っているのだが。
 
 
 
『1914年10月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:泥濘

西部戦線異常なし。優先すべき戦線が他にあるため、そちらの損害を見届けたのである。そしてこのターンから行える塹壕を掘り始めている。後に、ユーロエキスプレスが落ちて大迷惑するのである。
東部戦線では若干の異常が見られる。ロシア軍の戦線北端に穴が空いているのだ。これはドイツ軍が攻撃したというより、ロシア軍の攻撃でDXが出た結果であろう。
ガリシア戦線では、ロシア軍がカルパチア山脈突破作戦を展開中。
セルビア戦線ではベルグラード陥落。皇太子の敵討ちができたと、ウィーン市内では提灯行列が行き交った。そのバルカン奥地へのAH軍とドイツ軍の侵攻が悪天候に阻まれて停滞気味。
 
 
『1914年11月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:泥

西部戦線異常あり。他戦線の損害が少ないのを見て、セダンで攻勢に出て、フランスの一角を占領。AP陣営に衝撃を与える。逆に、ベルギー国内でフランス軍が攻撃に出る。ドイツ軍がフランス国内へ侵攻をかければ、フランス軍は別の地点で消耗戦に出て、ドイツ軍の攻勢を停滞させるのである。
東部戦線では、両軍ともに塹壕を掘り始める。そしてロシア軍の戦線に空いていた北部には、ロシア兵達が遠方から徒歩で到着。
ガリシア戦線でロシア軍のカルパチア迂回作戦を進行中。山を踏み分けている。
このターンの最後にトルコが参戦。しかし、戦闘が行われている地帯と隔たれているので異常なし。動員が行われたくらいで、何ら寄与していない。
 
 
『1914年12月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:雪

西部戦線異常なし・・・、じゃないか。ドイツ軍が攻勢に出なかっただけで、フランス軍が攻勢に出ている。しかし、大損害を出しただけ。3個軍団が壊滅すれば、そりゃ大損害っしょ。
東部戦線では、ドイツ軍が突破口を穿っている。そこから騎兵がリガへ届く地点へ進出。この時点でドイツ軍はロシア軍へ圧力を加えているのだ。
ガリシア戦線は動いているのだろうか。
ロシア軍も北部で損耗を被っているので、こちらで積極的に攻勢に出られないだろう。
セルビア戦線では、セルビア軍がスコピエ正面の狭い地域で塹壕を構築。そこへAH軍とドイツ軍が押し寄せている。
私はセルビア軍が最初からこの戦線で守っても良い、と考えている。初手からベルグラードを放棄するため、異論はあるだろう。しかし国境線に近ければ、AH軍だけでなく、鉄道で急進してきたドイツ軍からも、攻撃に晒されるのだ。今回はAPに取り幸運が続きセルビア軍が粘っている。しかし、これが逆運であった場合は、CPに因る攻勢でセルビアは一気に壊乱状態に陥った可能性が高い。
この辺りは、プレイヤーの好みになるのだが。


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2012-12-14 22:23

ガンズ:サークル総力戦 その1

AH『THE GUNS OF AUGUST』

かなり遅れましたが、5月3日4日の連休に、YSGAへお邪魔してAH『THE GUNS OF AUGUST』を対戦した。リプレイをお送りします。このリプレイをアップしなければ、この一年は終えられない。そんな一戦でした。
 
『1914年8月』開戦

写真は両陣営の配置を終えた時点。
まずは、快く出迎えてくれたYSGAの戦友達。
Bulebear、Dublin、もっちひ、もりつちの各氏には、心からの感謝を申し上げます。有難う御座いました。
それからガンズ遠征に付き合ってくれた千葉会の下総、ちはら会のmitsu、ミドルアースから助太刀してくれた西新宿鮫の各氏には、感謝以上に、敗戦の責任を感じ大きく感じている。申し訳ありませんでした。
 
リプレイへ移る前に、ルールについての事前協議があった事をお知らせする。一部ルールの修整を行っているのである。
というのは、使用するルールの範囲に「不確定参戦」があり。これをそのまま使うと、かなり不自然な事態が発生する。例えば、1914年11月にイタリアがCP陣営で参戦したり、1915年2月にアメリカが参戦したりする。
これはあまりにも酷いのでないか、との意見で「参戦チェックはトルコ:1914年、イタリア・ブルガリア・ルーマニア・ギリシャ:1915年、アメリカ:1916年、とそれぞれの年度以降に行う」とした。
正直、アメリカが1915年に参戦しないのは、CP陣営として心の底から安堵した。その代わりに、アメリカ参戦を早める潜水艦戦は行うまい、と千葉会連合の中で決めた。

配置を終えて、記念撮影の図。
皆さん、お仕事の都合で顔をWebで晒すのは勘弁、というので修整済み。
では、担当を紹介して行きましょう。
千葉会+α連合が中欧諸国(CP)を分担。
西部戦線:私・暴君yagi
東部戦線・ドイツ軍:mitsu大帝
AH(オーストリア・ハンガリー):下総将軍
これに西新宿鮫参事が2日目の東部戦線全体を担当。
YSGA組が連合軍(AP)を担当。
フランス:もりつち参事
イギリス:Bulebear元帥
ロシア:Dublin大公
セルビア・イタリア・ルーマニア:もっちひ公使
以上、延べ人数が合計8名となる、豪華な対戦でした。
 

こちらが1914年8月のドイツ軍を終えたところ。シェリーフェン・プランが実行され、ドイツ軍がベルギー蹂躙。
この対戦を行う前に、千葉会の面々で相当の演習と打ち合わせを行い問題点をあぶりだしていた。
その1つが、バルカンへの早期攻勢だ。セルビアへAH軍の精鋭と、ドイツ軍の騎兵を投入すれば、一気に圧倒できる。その勢いのまま、バルカン制圧を狙うのである。
そしてセルビア軍の配置を見た瞬間、AH軍担当の下総将軍と私の目が合い、「行ける!」と2人で確認した。
普段、物静かで感情を出さない下総さんが、後ほど「心が震えた」というのだから、かなり緊張したのだろう。
次ぎの1つはベルギー軍の配置である。
私が担当するこの攻勢に、数十回の模擬演習を行っていた。その結論として、ベルギー軍がアントワープか、リエージュへ3個配置されると、かなり苦戦する。しかも、YSGAでの事前演習を画像解析すると、その配置を行っており、相当な危機感を持っていた。運が悪いと、アントワープにフランス軍の救援が届き得るのだ。
しかし、ベルギー軍の配置はリエージュとアントワープに2個ずつ。表情には出さなかったが、大いに安堵した。
そして事前の演習通りに、リエージュを蹂躙し、アントワープも占領したのである。
 

1914年8月を終えた時点。年月大きい写真をリンクしている。これ以降同じような処理をしている。
では、細部を見てみよう。
西部戦線では、ドイツ軍のシェリーフェン・プランと、フランス軍のエランが交差している。
これも解説しよう。
1914年8月の特別ルールがあり、ドイツ軍は通常の移動と戦闘を終えた後で、メッツ以北のユニットが特別な第2移動を行える。そのため配置で、わざわざメッツ以南のヘクスを空にして、そこを守るべきユニットはメッツの北側へ配置しており、第2移動で入れている。
そして1914年8月のフランス軍は、敵ZOCにあるならば、攻撃に参加しなければならない。これはフランス・プロイセン戦争での敗戦を分析し、その原因をナポレオン以降の厭戦気分であると結論付け。次なる戦いでは、フランス軍は攻撃せねばならない、と思い込んでいたのである。ところが、事前準備もないままに行われた攻撃は、無謀な突撃となり、フランス軍へ大損害をもたらし、ドイツ軍の攻勢を助長する結果となる。
今回のシェリーフェン・プランは、まあ上々の結果だろう。ベルギーは確実に崩壊させられている。そしてフランス軍の反撃だが、序盤の大損害に危機感を持ったロシア軍司令部より、作戦指導が入電。大いに減少させられたのであった。そしてイギリスが参戦。早速BEFを編成してカレーへ上陸。
東部戦線では、当初の予定通りにドイツ軍は防御態勢。ロシア軍も敢えてドイツ軍相手に攻勢へ出なかった。
ただし、ガリシア戦線ではロシア軍はAH軍へ対して攻勢に出る。ここはAH軍担当の下総さんがインスブルグとプリミシェル要塞を鉄壁防御。事前演習でロシア軍に付け入る隙を与えぬよう、散々演習したのであった。そこでロシア軍は無理攻めを避けて、カルパチア山脈を迂回する作戦を決行。これは予期された事であったが、防ぎようがなく、AH軍は耐えるのみである。
予想外だったのが、セルビア戦線。ここに集中したAH軍精鋭とドイツ騎兵であったが、セルビア軍に上手くいなされてしまった。投入兵力に比べて、戦果は多くないものの、それでも前進は地中海まで止まることがないだだろう。
 
さて、CPの全体的な戦略であるが、「ロシアの打倒」が第一であった。そのためにバルカンで早期に攻勢を行い、APに付け入る隙を与えない。1915年の兵力増強を待ち、ロシアへの攻勢を行う。
作戦的には、バルカンを制圧しルーマニアからロシアへ攻め込む。ドイツ軍はリガ方面への攻勢を行い、ロシア軍の戦線を引き伸ばし、本命の中央部へ攻勢移転。ロシアを圧倒する。正直、この手順であれば、初日にある程度の形を作れ、二日はロシアへの攻勢だけなので、担当する西新宿鮫さんも楽に対応できる、と思っていた。
 
ドイツ軍としては、1914年8月の時点で西部戦線での攻勢を中止している。何故なら、私がドイツ軍の補充を担当しており、優先順位としてバルカン⇒ロシア⇒西部戦線⇒その他としていた。
 

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