『1914年9月』
天候 西部戦線:晴、東部戦線:晴
1914年9月を終えた時点。
西部戦線異常なし。ドイツ軍は攻勢を行わず、フランス軍も損害の回復に追われていた。そのフランス軍を援護すべく、北端にイギリス軍は展開。
この戦線がゲーム終了まで続くのである。動いたとしても、1ヘクスかどうかであった。それでも激しい戦いは随所で継続されていた。戦争小説の傑作である『西部戦線異状なし』が、文字通りに異常がなかったか。それはこのゲームで体感できる。
動きがあったのは東部戦線。
ロシア軍がドイツ軍へ向け攻勢に出たのである。それでもドイツ軍の守りが堅く、出血を重ねるだけであった。
ガリシア戦線では、ロシア軍の攻勢が続く。カルパチアの山脈へ分け入って、敵側面を突く機動が展開。
セルビア戦線では、セルビア軍が大きく後退。
それでも峻険な地形なため、CP陣営も停滞している。ベルグラードではセルビア軍の砲兵が後衛として、犠牲的な奮闘を行っている。②マーカーが乗っており、判然としないが、ここに砲兵がいる。正確には、セルビアの両翼が後退したのだが、砲兵は移動力の関係で置き去りにされ。CP陣営も主力の前進を優先したために、生き残っているのだが。
『1914年10月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:泥濘
西部戦線異常なし。優先すべき戦線が他にあるため、そちらの損害を見届けたのである。そしてこのターンから行える塹壕を掘り始めている。後に、ユーロエキスプレスが落ちて大迷惑するのである。
東部戦線では若干の異常が見られる。ロシア軍の戦線北端に穴が空いているのだ。これはドイツ軍が攻撃したというより、ロシア軍の攻撃でDXが出た結果であろう。
ガリシア戦線では、ロシア軍がカルパチア山脈突破作戦を展開中。
セルビア戦線ではベルグラード陥落。皇太子の敵討ちができたと、ウィーン市内では提灯行列が行き交った。そのバルカン奥地へのAH軍とドイツ軍の侵攻が悪天候に阻まれて停滞気味。
『1914年11月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:泥
西部戦線異常あり。他戦線の損害が少ないのを見て、セダンで攻勢に出て、フランスの一角を占領。AP陣営に衝撃を与える。逆に、ベルギー国内でフランス軍が攻撃に出る。ドイツ軍がフランス国内へ侵攻をかければ、フランス軍は別の地点で消耗戦に出て、ドイツ軍の攻勢を停滞させるのである。
東部戦線では、両軍ともに塹壕を掘り始める。そしてロシア軍の戦線に空いていた北部には、ロシア兵達が遠方から徒歩で到着。
ガリシア戦線でロシア軍のカルパチア迂回作戦を進行中。山を踏み分けている。
このターンの最後にトルコが参戦。しかし、戦闘が行われている地帯と隔たれているので異常なし。動員が行われたくらいで、何ら寄与していない。
『1914年12月』
天候 西部戦線:泥濘、東部戦線:雪
西部戦線異常なし・・・、じゃないか。ドイツ軍が攻勢に出なかっただけで、フランス軍が攻勢に出ている。しかし、大損害を出しただけ。3個軍団が壊滅すれば、そりゃ大損害っしょ。
東部戦線では、ドイツ軍が突破口を穿っている。そこから騎兵がリガへ届く地点へ進出。この時点でドイツ軍はロシア軍へ圧力を加えているのだ。
ガリシア戦線は動いているのだろうか。
ロシア軍も北部で損耗を被っているので、こちらで積極的に攻勢に出られないだろう。
セルビア戦線では、セルビア軍がスコピエ正面の狭い地域で塹壕を構築。そこへAH軍とドイツ軍が押し寄せている。
私はセルビア軍が最初からこの戦線で守っても良い、と考えている。初手からベルグラードを放棄するため、異論はあるだろう。しかし国境線に近ければ、AH軍だけでなく、鉄道で急進してきたドイツ軍からも、攻撃に晒されるのだ。今回はAPに取り幸運が続きセルビア軍が粘っている。しかし、これが逆運であった場合は、CPに因る攻勢でセルビアは一気に壊乱状態に陥った可能性が高い。
この辺りは、プレイヤーの好みになるのだが。
[0回]
PR